ささめ針(SASAME) W-733 オ!サヨリOK飛バシ用 S 0.8
シマノ リール アリビオ C3000 3号糸付
ハヤブサ(Hayabusa) ひょいひょいサヨリ リール竿用 カゴ付 3.5-0.8
サヨリ釣りを覚えよう!!
サヨリ釣りとは言葉の通り、サヨリを狙った 釣りです。 なぜ、サヨリの名前が付くのかと言うと、 サヨリがほかの魚にはない生態を持っていて そのサヨリを釣るためには、独自の仕掛けが 必要になるためです。 それほど、サヨリという魚は他の魚に比べて 変わっており、人間がそれを狙う特殊な 仕掛けを作ってしまうくらいに美味しく、 魅力的な魚です! 一緒に、サヨリ釣りを覚えていきましょう!
世界のサヨリ
サヨリは世界に12属80種以上が 知られています。
サヨリという名称は、おそらく日本古来の 呼び方だと思いますが、分類学上では 「ダツ目サヨリ科サヨリ属サヨリ」 という風に、科の名前から使われています。
話がそれましたが、サヨリ科に属する魚は 80種います。 その中には、淡水にいる種や汽水域、沿岸、 沖合に生息しています。 つまり、サヨリは結構世界中のいろいろな 環境に適応していることが分かります。
日本にいるサヨリの一生
産卵場所は沿岸域の、漂流物、流れ藻などが 多い所で行われ、孵化後は、閉鎖的な沿岸に 移動し、そこで成長する。
15cmほどになったら、少し沖合の方へ戻り、 8月ごろにまでに、交尾、産卵を行います。
サヨリ釣りのポイント
サヨリのポイントは、15cm以上のサヨリが 生息する少し沖合の海域になります。 寿命は2年で、約1年では成熟して、 産卵が可能と言われているので、 私たちが釣っているサヨリは 生後1年~2年の個体になります。
サヨリ釣りのポイント
大きい漁港や堤防では、内湾側でも 潮通しがいいので、サヨリを釣ることが 出来ます。
サヨリの生態と釣り方
釣り方①【表層付近に仕掛けを漂わします。】
サヨリの口はとても特徴的で、下あごが とても長くなっています。 これは、表層のエサを食べるためだと 言われています。
なので、サヨリよりも上に餌が無ければ なりません。 なので、表層付近に仕掛けを漂わします。
釣り方②【仕掛けを遠投する】
釣り方③【コマセで魚を集める】
最後に、サヨリは群れで行動しています。 効率よくサヨリを釣り上げるためには、 その群れを自分の仕掛け付近に集めなければ なりません。 その為に、コマセカゴを使って、仕掛けを コマセに同調させます。
この3点が基本的にサヨリ釣りを するにあたって、押さえておく サヨリの生態と、サヨリ釣り仕掛けに 必要な条件です。
サヨリの時期
サヨリは、年中釣れる魚です。 そして、時期というものはあまりありません。 個人的には、サヨリにとっては濁りはあまりよくないので、 雨の降る梅雨時期はあまりよくないと思います。 梅雨時期は、雨が降り、川からの濁りが、海まで出て行くので。 そして、寒い時期も、あまり釣れない気がします。 太陽の出て、温かく、天気のいい時期(期間)に釣れるように感じます。 まあ、サヨリには時期があまりないが、人間が心地よい時期 海が荒れてなく、太陽が出て、濁りがないきれいな海の日に サヨリは釣れている気がします。
サヨリ釣りの仕掛け①基本形【サヨリ釣り初心者向け】
ここからが本題です。 下の画像がサヨリ釣りの基本的な仕掛けです
サヨリの仕掛けですが、サヨリの釣り方として ①サヨリの居るところまで飛ばす ②口の小さいサヨリに食わせる ③サヨリの群れを寄せる この3つが必要です。
上の画像の仕掛けは、飛ばしカゴが①③の 役割をして、小さい針を使うことで、 ②を満たします。 これが基本的なサヨリ釣りの仕掛けで、 後はオリジナルの仕掛けを作っていく事に なります。 基本的な釣り方を覚えましょう!
市販の仕掛けを使うと、ワンタッチで仕掛けが作れる!
まだ、糸の結び方などに慣れていない人は、 ワンタッチ式の仕掛けを使うと 簡単に仕掛けが作れます。 作り方は上の動画を参考にしてください。 また、ページの下でも、ワンタッチ式ではない 仕掛け作りを解説しています。
ささめ針(SASAME) W-733 オ!サヨリOK飛バシ用 S 0.8
サヨリ釣りの仕掛け②サビキ
サヨリの釣り方では、サビキも使う 事があります。 サビキと言ってもやはりサヨリなので、 普通のサビキとはすこし違います。
違う所①サビキにオモリはつけない
サヨリは表層を狙う魚です。 なので、サビキにオモリを付けてしまうと、 仕掛けの棚がサヨリの棚よりも、 下に行ってしまします。 なので、サビキにはオモリをつけません。
違う所②針は基本2つ
サヨリを釣るには手返しが必要です。 さらに、合わせることも必要になります。 なので、多く針をつけても、針に着いた餌が なくなる前に、コマセカゴ のエサが空になりサヨリがサビキ仕掛けから いなくなってしいます。 なので、サヨリを釣る時に使うサビキの 針の数は基本的に2つくらいです。
違う所③サヨリは跳ねる
サヨリは、違和感を感じると、飛び跳ねます なので、針外れがとても多いのが特徴です。 そういった針外れを軽減させるために、 柔らかい竿を使ったりします。 ↓はサヨリがジャンプする動画です。 釣れた時にはもっと激しく動き、そして ジャンプします!
サヨリ釣りの仕掛け③三点(二点)玉ウキ
サヨリは表層を泳いで逃げます。 なので、ウキが横方向へ移動し、 普通のウキ釣りのような、ウキが消え去る アタリをとらえるのが難しい時があります。 そのサヨリのあたりの出し方に対応する為に 三点玉ウキを使うことがあります。 この仕掛けは、ウキを三つつけて、 この三つのウキを直線に並べます。
そして、サヨリが横方向へ引っ張ると、 そのウキの直線がくずれ、くの字に 曲がります。また、斜めになったりもします そうやってアタリをとり、合わる釣り方を します。
サヨリ釣りの仕掛け④転倒ウキ
転倒ウキ
サヨリはとても口が小さく、さらに釣り針に 掛かると、ジャンプしたりして暴れるので 針が外れやすいです。 この針を外れないようにさせるためのウキが 転倒ウキです。
画像のウキを使うことで、飲み込みやすく、 きちんと口に針を掛けることが出来ます。 しかし、この転倒ウキ(カゴ付き転倒ウキ) は、あまり売られてなく、自作する必要が あります。 一風変わったウキの反応を楽しめるのも、 サヨリ釣りの特徴です。
サヨリ釣りの仕掛け⑤回転ウキ
回転ウキ
サヨリは表層にいます。 なので、移動は水平方向に泳いでいきます。 なので、上向きの力で浮かんでいるウキには アタリが分かりにくくなります。 またサヨリは口が小さいので、ウキに反応を 出しにくいです。 それを克服するために、回転ウキがあります 回転する力は、ウキの浮力に比べて とても小さいので、普通のウキでは 反応が出なかったアタリをキャッチする事が 出来ます。 その細かいあたりに合わせていく 釣り方になります。
また、ウキのあたりは、ウキの色によって 分かるので、とても分かりやすいです。 微かなあたりに合わせることによって、 釣果を上げることが出来ます。
サヨリの釣れる時期
サヨリは、基本的に1年中釣れるそうです。 特に水温が高く、港内に餌が多い時には、 漁港の中でも釣れるようです、 しかし、基本的には潮通しの良い、釣り場を 選びます。 また、サヨリが接岸する時期というのは 地方によっても異なります。
個人的には、サヨリが接岸するタイミングは 天気が良く、海が透き通っていて、 潮の流れも悪くない時に、サヨリが よく釣れます。
時期に関係なく、サヨリが接岸しない限りは 時期であろうと時期でなかろうと、サヨリは 釣れません。 当たり前ですが、竿を出すまでは釣れるか 釣れないかわからないのです。
サヨリを釣る為の10個のテクニック
サヨリを上手く釣り上げるには、テクニック(コツ)が必要になってきます。 隣の釣り人は数多く釣り上げているのに、自分は釣れていない時。
サヨリがいるけどうまく釣ることが出来ないならば、このテクニックを駆使してサヨリを釣り上げてください! ベテランほど、いろいろなテクニックを持っています。
テクニック①合わせは、基本、即合わせ!
サヨリはエサを口で咥えて、それから 飲み込みます。 飲み込むときには、海水と一緒にオキアミも 一緒に飲み込んでしまいます。
しかし、違和感のあるエサは、 吐き出してしまいます。
つまり、針の付いたエサは、吸い込む際に 違和感があるので、吐き出してしまいます。 なので、その吐き出す前に、ビッシッと 合わせを入れなければなりません。 これはサヨリ釣りに限った話ではなく、 フカセ釣り全般に、言えることです。 ※例外はあります。 飲み込ませた方が状況も もちろんあります。
テクニック②合わせは横方向へ
サヨリは、上顎がとても小さく、 チョコボールの蓋みたいな構造です。 そして、いつものフカセ釣りや普通の釣りの ように竿を立てて合わせると、針が蓋の 中から出てきてしまいます。
なので、サヨリのあたりがあり、合わせる時 には、竿を寝かせて合わせましょう。 走することで、バラシを軽減することが できます。
テクニック③マキエでサヨリを興奮させろ!
上の動画はマキエに興奮している魚です。 自然状態では、こういった餌が降り注いで くることは本当にまれな状況です。 なので、魚はマキエが海面からぱらぱらと 落ちてくると、スイッチが入って、 興奮状態になります。
その状態だと、餌を争うように食べ、 慎重にエサを確かめ、違和感を感じたら放す ということをあまりしません。 なので、咥えたまま走るので ウキにアタリが出やすく、合わせもしやすく なります。 また、撒き餌を巻いても、魚が興奮しない 状況というのもたくさんあります。 なので、そういった時には、針のサイズを 小さくしたり、合わせるタイミングを早く したりして、対応していく事になります。 しっかりと、マキエカゴから撒き餌を 竿をしゃくって出しましょう!!
テクニック④マキエサで手前にサヨリの群れを寄せる
サヨリを短時間でより大量に釣りたければ 手返しを早くしなければなりません。 なので、マキエサを手前にうち、サヨリを 手前に寄せます。 手返しの他にも、ウキが見えやすく、 合わせがしやすかったり、 サイトフィッシングで釣り上げることも 可能になります。
撒き餌を巻いて、サヨリを手前に寄せることが出来れば、カゴを使って遠投する釣りでなくても、サヨリを釣ることが出来ます。
テクニック⑤釣れている時こそ針先をチェックしろ!
それに対して、サヨリの口はとっても硬く サヨリを数匹釣ってしまうと、針先が 鈍る事があります。
テクニック⑥エサだけがとられるなら、、勘で合わせちゃえ!!
サヨリはたくさんいる。エサはなくなる。 針も十分に小さい。・・・・なのに釣れない ならば、勘に頼って合わせてみるのも手です
なぜかというと、このときには 餌を多くのサヨリが取り合い、しかし サイズが小さく、餌だけを食いちぎっている 状態の時が多いです。
なので、こういう時には餌を咥えたサヨリが 餌を食いちぎる前に合わせを入れて サヨリに針を引っ掛けます。 名人ほど、素振りしている時があります。
テクニック⑦仕掛けをゆっくり巻く
サヨリ釣りのコツの一つが、仕掛けを ゆっくり巻いてくることです。 ゆっくり巻くことで、仕掛けが浮き上がり、 サヨリの居る超表層へ仕掛けを持ち上げます
また、この時には、糸が張っているので、 竿で直接アタリを感じることが出来ます。 そこで、合わせると、高確率でサヨリが 掛かります。 ゆっくり巻き取り、サヨリに仕掛けの棚を 合わせ、さらに、竿であたりをとり、 合わせることで、サヨリに針がかりさせる 事が出来ます。
テクニック⑧情報を集める
なので、地元の釣具屋や、ネットでの情報 新聞などをチェックして情報を集め、 サヨリが集まっているポイントを 探しましょう。
テクニック⑨人がいるポイントでやる
「サヨリ釣りをしている人がいる」 ↓ 「サヨリが回遊している」 可能性が高いです。 なので、サヨリ釣りをしている人がいる ポイントに行きましょう。 ⑧番の情報と同じことですが、 回遊魚は、情報が結構釣果に響きます。
テクニック⑩サヨリを暴れさせない
サヨリは口が小さく、そして硬く、 すぐに針が外れてしまいます。 なので、やり取り時には、サヨリが 暴れないようにしましょう。 具体的な暴れさせない方法は、
①サヨリが引いている時には、糸を巻かずに 耐える。 ②引きが止まったら、巻き上げる。 この2つを行うことで、魚を暴れさせずに 釣り上げる事が出来ます。
テクニック⑪釣り座は高く
テクニック@カゴを二つに分けて投げて洗う!
直接、サヨリを釣る事とは関係ありません。 しかし、サビキ釣り全般で使うアミエビは、 とても臭いので、しっかり洗う必要が あります。 簡単なカゴの洗い方の紹介です!
①釣り終わりのカゴを開ける
②そのまま投げて、巻くだけ!
【初心者向け】おすすめタックル【約1万円ちょい】
竿(ロッド)
定価10,800円 シマノの磯竿のエントリーモデルです。 価格も安く、しっかりとした作りなので、 初心者にとてもおすすめの竿です。 また、サヨリ釣り以外にも、フカセ釣りで 十分に使えるので、GOODです。
リール
シマノ リール アリビオ C3000 3号糸付
こちらのリールも、シマノのエントリーモデルになっています。 価格は安いですが、しっかりとした作りで、そうそう壊れることがありません。 最初から、糸付きなので、すぐに使えます。 3号糸は、サヨリならばきれることは殆どありません。 また、フカセ釣りでも、使いやすい号数です。 アマゾンのレビュー評価も高い、お買い得なリールです。
仕掛け
ハヤブサ(Hayabusa) ひょいひょいサヨリ リール竿用 カゴ付 3.5-0.8
初心者の方には、このようなカゴと仕掛けが一体化しているものをお勧めします。 針を結べるようになったら、カゴと針と糸を別々に購入しましょう。 その方が、お得で、仕掛けにバリュエーションを持たせることもできます。
【初心者向け】最低限必要な仕掛け道具
サヨリ釣りは、特殊な釣りなので、 他の釣りとは少し違う道具が 必要になってきます。 なので、基本的なサヨリ釣りをするのに 最低限必要な道具を紹介します!
①飛ばしウキ付きカゴ
②発泡玉浮き(4号~6号くらい)
③糸付きのサヨリ針
④爪楊枝【忘れがちアイテム!!】
⑤エサ(撒き餌のアミエビと刺し餌のオキアミ)
以上の5アイテムがあれば、いつでもどこでも サヨリ釣りが出来ます。
【初心者向け】仕掛けの作り方
サヨリ釣りは、ファミリーフィッシングに 向いているだけあって、仕掛け作りの とても簡単です。 順番良く解説していきます。
①リールを竿に着ける
しっかり、リールシートにリールを固定しましょう。 グラグラ動いたらダメです。
②リールの糸を竿のガイドに通す
以外に忘れることがあります。 とくに、魚が釣れる時間帯に、仕掛けを 作る時には、慌ててしまい、こういうミスを してしまうことがあります。 しっかり確認しましょう!
③道糸に飛ばしウキ付きカゴをつける
飛ばしウキ付きカゴには、糸を結ぶための サルカンが付いていると思います。 (コマセカゴを購入するときには、 サルカンが付いたものを買いましょう!)
このサルカンに、道糸を結んでいきます。
④針付の糸に、玉浮きを通す
針は、サヨリ用の針を買います。 特に初心者の方にとって大事なのが、 【糸が結ばれている針】を買うことです。 下のような、最初から糸と針が結ばれている商品です。
この糸に、発砲ウキの4号~6号くらいの ウキを通します。 そして、爪楊枝で固定します。
⑤針付のウキをカゴが付いたサルカンに結ぶ
発砲ウキを通した糸を、カゴが付いた サルカンに結んでいきます。 そうすると、仕掛けの完成です
⑥完成
あとは、コマセカゴに餌を入れて、針に オキアミをつけるだけです。
↑は、ワンタッチ式の仕掛けを使った仕掛け作りを紹介した動画です。 初心者は、この道具を使うと、簡単に仕掛けが作れます!
↑はロケットカゴの使い方を丁寧に解説した動画です。
サヨリ釣りの動画集
実際に釣りへ出かける前に、釣りの動画を見て、 イメージをふくらましましょう!
↑最もポピュラーなサヨリ釣りの仕掛けを、海に浮かべた動画です。 実際にこのように見えます。 奥の小さいウキに動きがあれば、アタリがあったということになります。
↑ウキの反応が分かる動画です。 この動画は、空合わせで、サヨリを掛けています。 ウキに反応が無くても、撒き餌をカゴから出すために 竿をしゃくったりした時に、サヨリが針がかりすることがあります。
↑はサヨリの中でも、大きいジャンボサヨリを狙った動画です。 仕掛けは、基本的な仕掛けです。 時期になったサヨリは、動画中のサヨリのように、 30cmほどの大きさになります。
↑サヨリを短時間にたくさん釣る動画です。 時期と時合の時間がばっちりあったら、 簡単に数多く釣れます。
↑はマキエサを使いサヨリ釣りをしている動画です。 こちらは、カゴを使わずに、マキエサでエサを寄せて釣る釣り方です。
最後に
サヨリ釣りは、ファミリーで楽しめる釣りです。 釣り本来の楽しみ方である、魚を釣って食べるという面が大きくあります。 老若男女の誰もが楽しめる釣りを知って、さらに身近な人にも釣りの楽しさを教えてあげ、また、そのサヨリを美味しく食べることが出来ます。 ぜひ、サヨリ釣りを覚えて、生活に密着した釣りを楽しみましょう!!
「ダツ目サヨリ科サヨリ属サヨリ」は、 写真の魚で、普段サヨリと呼んでいる魚です。