検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

PRノットの決定版!ノッターも含めて詳細まで図解で説明!

PRノットは、ラインの強度を100%生かすことのできるノットです。主に、オフショアのジギングなどの大物を狙った釣りで使われます。通常、PRノットには、専用の道具が必要になりますが、今回は、その道具を使わずに、自宅にあるリールを使った方法を紹介したいと思います。
2020年8月27日
siosaikouen
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

バレーヒル|PRノッター ワイドレンジボビン

PRノットとは

100%の結束強度が出せるノット!として有名なリーダーとPEの直結方法です。 ジギングや、GTなどの大物と対決するときに使われることが多いです。 下のサイトで測定された値は、なんとリーダーの強度を上回る数値が出ています(115%) 平均値でも、90%以上の結束強度が出ています。

噂の検証②「PRノット」の巻きつけ回数の違いによる強度テストもやってみた! | ジギング魂

ノッターを使わないPRノットの結び方

しかし、このPRノットの結び方は、道具(ノッター)が必要になり、それが少々釣り人をこのPRノットから遠ざけている気がします。 なので、今回は、ノッターを使わない方法を紹介します!

準備するもの

・リール (できるだけ小さいサイズ) ・ライター ・ハサミ (PEラインを切れるペンチ) ・リーダー(フロロカーボン)

PRノッターの自作?代用?

小型リールで、ハンドルを外したものを、PRノッターとして使います。 ハンドルを外すのは、ラインが絡まるのを防ぐためです。

①PEをリールに固定する

この時、スプールに結ぶ必要はなく、糸止めに引っ掛けるだけで大丈夫です。

②ベールを10回転分くらいさせて、PEを巻き付ける。

巻きすぎるとPEラインがもったいないですし、巻くのが少ないと、リールを振って回しているときに、PEが抜けて、リールが飛んでいく可能性があります。


試したところ、10巻きで、大丈夫でしたが、リールが大きくなると、もっと巻き付けたほうが安全かもしれません。

③ラインの方向を確認する

ここから、リーダーにPEラインを巻き付けていくのですが、この時、ラインの向きを確認しましょう。 メインラインを巻いているリールと、リーダーのボビンを、一緒の方向に置きます。

④リーダーの【ボビン側→リーダーの先端】に向かってPEラインを巻いていく。

大体20回ほど巻きます。

⑤巻いた糸を少し締める

爪を使って、軽くぎゅっとすると、詰まっていきます。 リーダーには傷をつけないようにしましょう。

⑥リールを振り回し、PEラインを巻き付けていく

下の動画を参照してください。 ノッターを振り回すのと同じように、リールを回していきます。

※注意 ドラグの調整が、難しいかもしれません。コツは、上の写真のように、リールがリーダーに密着させながら回転させます。 完全に密着した時に、ラインが引き出されるくらいのドラグ調整で、きれいに巻けます。

キレイに巻くコツ①

リーダーには、少したるみを持たせ、リールの重みが巻き付け部分に、かかるようにしましょう。 こうすることで、きれいに巻きやすくなります。

⑦40回~50回ほど巻き付けた後に、リールからPEラインを引き抜く

リーダーに巻いたPEラインを固定するために、余分なPEラインが必要なので、リールからラインを引き抜いてください。 もし、リールに巻き付けたラインの量が多い場合は、切断しても大丈夫です。 写真のパソコンに写っている動画を参照して、結んでいきました。 ↓の動画になります。


⑧ハーフヒッチで巻いた糸を止めていく

きちんと、今までリールを振り回して巻いてきたPEラインの回転方向を確認しましょう

そのPEラインと同じ方向にハーフヒッチをしていきます。 ハーフヒッチの方向は、少しややこしいかと思いますが、そのコツは【巻き付けながら、自身のラインで出来た輪に、糸をくぐらせる】ことです。 一回一回しっかり絞めましょう。 また、絞めこむ部分は、きちんと湿らせるのが、強くきれいに結束するコツになります。

※ハーフヒッチの方向を、交互にしていく方もいます。 ハーフヒッチは、巻き付けたPEラインが解けないようにするための部分なので、好きな方法や、やりやすい方、使ってみて解けにくい、と思った方法で、ハーフヒッチを行ってください。 わたしは、FGノットでも、同じ方向に巻いてます。 交互に巻かない理由は、巻いた方向をたまに忘れてしまうから、それだけです。

↓の方から、少し動画のPRノットと少し違ってきます。余分なリーダーを極力なくした結び方です。

⑨余裕をもって、リーダーを切断

1㎝ほどあれば十分です

⑩リーダーをライターで加熱し、ボッコイを作る

リーダーから、巻き付けたPEラインが抜けないようにするための、突起を作ってあげます。

決して、リーダーを焦がさないことがコツです。 焦がしてしますと、ボッコイが取れてしまうことがあります。 また、焦げるようなほど、火をラインに近づけてしまうと、PEラインが燃えてしまう可能性が高くなります

⑪ボッコイの部分まで、しっかりとハーフヒッチで絞めていく

先ほどまでのハーフヒッチと同じ方向で巻いていきます。

キレイで強い結び方

しっかり絞めこめる範囲で、ボッコイまでハーフヒッチで巻いていきます。 巻きすぎ注意です!!

⑫PEライン(メインライン)にもハーフヒッチをしていく


5~6回程度、ハーフヒッチを行ったら、最後は3巻くぐりのハーフヒッチで絞めこみましょう。

⑬PEラインの余りを焼いて、溶かし、塊を作る

最後の仕上げになります。 PEラインが解けないように、PEラインの方にもボッコイを作ります。 ※メインラインを焼かないように!!

完成!!PRノットの全体像

自作PRノッター(ただの小型リール)を使ってPRノットをやってみて

まず、この自作ノッターは(ただの代用と言ったほうがいいかもしれませんが)リールを使うので、精巧にPRノッターを自作する手間がかかりません。 また、キレイに結ぶことは出来ました。その点はとても満足いきます。 しかし、慣れるまでは、絡まることが多かった。手足を駆使し、絡まるのを防ぎながら、結んでいきました。 また、海に実際に持っていく道具としては、この小型リールはこのノットを結ぶ道具として以外には使わないので、荷物になります。 (実際に使えるリールを自作ノッターとして使うのもアリですが、、) そのようなことから、この方法は、自宅での準備として行い、海にはこの小型リールはもっていかずに、 ラインブレイクなどをして、再び仕掛けを組み直さなければならない時は FGノットを使うことが、楽ではないかと思います。

PRノッター

バレーヒル|PRノッター ワイドレンジボビン

アマゾンで、1,555円の商品もあります。 一番高い道具(ノッター)は20000円近くします。 実際に、海で、船で結ぶ際には、やはり、リールは邪魔になるので、 FGノットが不安な方は、PRノッターを持ってたほうがいいですね。

Amazon.co.jp: PR - フィッシングツール / 釣り: スポーツ&アウトドアストア
アクセサリー, フライ用品, ネット・ギャフ, ルアー材料, メイキングツール, 竿掛け・ロッドホルダー の優れたセレクションからの スポーツ&アウトドアストア のオンラインショッピングなどを毎日低価格でお届けしています。
ナチュラム本店 商品検索 - PR ライン:ラインメンテナンス・アクセサリー:結束ツール -