Canon|デジタルカメラ Power Shot D30 光学5倍ズーム PSD30
カシオ| EX-ZR70YW デジタルカメラ EXILIM
ニコン|COOLPIX A300
ニコン|COOLPIX W100 マリン
富士フィルム|デジタルカメラ XP90 防水 ファインピックス
ソニー|デジタルカメラ Cyber-shot W810 光学6倍 シルバー DSC-W810-S
ソニー |デジタルカメラ「Cyber-shot RX100MV」 [DSCRX100M5]
Panasonic|LUMIX DC-TZ90
コンデジとは?一眼レフとは何が違う?
「コンデジ」は「コンパクトデジタルカメラ」が正式名称です。デジカメと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、このコンデジだと思います。
コンデジは、デジタル一眼レフカメラ(デジイチ)に比べて軽くて携帯性に優れ、初心者向けの便利機能が数多く搭載されていることから、圧倒的に支持されています。 また、1万円以下で購入できるコンデジも多いので、カメラ初心者でも手が出しやすいです。 レンズを交換できるものが一眼レフ、レンズ一体型(レンズ交換不可)のものはコンデジ、と考えると分かりやすいでしょう。
初心者におすすめのコンデジとは?
スマホよりキレイに撮れるコンデジは、非常に多くの種類が販売されているため、何を選べばいいのか分からなくなりますよね。
そこで、コンデジ初心者の方に向けて、選ぶときの気になる疑問点、選び方のポイント、おすすめメーカーの特徴についてご紹介したいと思います。
【コンデジとは:疑問1】画素数は高いほうがキレイな写真が撮れる?
デジカメのスペック説明では「画素数」が目立ちますが、画素数は高ければ高いほどキレイな写真が撮れるのでしょうか? 実は、画素数が高いからといって写真がキレイに撮れるとは限りません。写真の美しさは、レンズや撮像素子の性能によっても左右されます。
ひと昔前は、L版でプリントすると画素数が足りないという問題があったため、画素数の多いカメラを選ぶ人が多かったようです。 現代では、どの製品も十分すぎるほど画素数が多くなっています。ほとんどの機種が1200万~1400万画素台で、1600万画素を超える製品も多く発売されています。 かつて主流だった800万画素は、今ではトイカメラなど一部の製品に限られます。 コンデジを選ぶときに、画素数が足りないことを心配する必要はないでしょう。画素数だけを見るのではなく、買う前に試し撮りをしてみたり、口コミ・評判を調べることが大切です。
【コンデジとは:疑問2】コンデジの手ブレ補正機能はどれも同じ?
ほとんどのコンデジには「手ブレ補正機能」が搭載されています。 ズーム撮影や、夜間・室内など光の少ない場所での撮影、マクロ撮影はシャッター速度が遅いため、手ブレによる失敗が起こりやすくなります。そこで、撮影時の手の揺れを検知してレンズやセンサーを動かし、補正する機能が搭載されています。 コンデジ初心者の方で、三脚なしに夕暮れや夜景、遠くのものをズームで撮影したいという方は、手ブレ補正機能を重視しましょう。
コンデジに搭載されている手ブレ補正機能は、実はどれも同じではありません。手ブレ補正機能には、電子式や光学式などの方式があります。どれも一長一短ありますが、ハイスペックなカメラでは、手ブレ補正機能が非常にすぐれた製品も登場します。 手振れ補正によって、初心者でも簡単にキレイな写真を撮れるのですから、使わないのはもったいないと言えるでしょう。 手ブレした写真は、あとで画像補正することはなかなか難しいです。旅行先で撮った写真がブレていた…なんてことにならないためにも、なるべく高性能な手ブレ補正機能が搭載されたカメラを選びたいですね。
【コンデジとは:疑問3】コンデジの倍率はどのくらい必要?
高級コンデジには高倍率ズームレンズが搭載された製品もありますが、倍率はどのくらいあったほうが良いのでしょうか? 現在普及しているデジカメのほとんどは、廉価モデルでも10倍以上のズームレンズを搭載しており、遠くのものもかなり鮮明に撮れます。 ただ、ズーム倍率が大きければ大きいほど被写体を大きく撮影できるので、20倍、30倍高倍率ズームのほうが写真を撮る楽しさも広がるでしょう。
遠くのものをアップで撮りたい方、運動会などで撮影する機会が多い方、野鳥やスポーツなど望遠での撮影が多い方は、予算と相談しながら、ズーム機能を重視して選ぶと良いでしょう。 一般的には10倍を超えると「高倍率ズーム」と呼ばれることが多いです。
コンデジは「何を撮るか」で選び方が変わる!5つの選び方!
カメラで撮りたいものは何ですか?いつ、どんな場面で使う予定ですか? コンデジを選ぶ際は「何を撮るか」で選びましょう。カメラにも得意・不得意があるからです。 目的やシーンに合わせて、コンデジで注目すべきスペックや選び方も違ってきます。
1.旅行
旅行先に持っていきたい方は、バッテリー持ちを重視しましょう。 旅先でバッテリーが切れた…予備電池や充電器を忘れてしまった…なんてことになれば、せっかくの楽しい思い出も残すことができません。 USB充電ができるカメラなら、モバイルバッテリーやスマートフォンのACアダプターで充電できて便利です。また、種類は少ないですが乾電池が使えるコンデジもあり、電池が切れたらコンビニなどで入手できて安心です。
2.運動会・スポーツ観戦
運動会で頑張る子どもを撮りたい!スポーツ観戦でベストショットを撮りたい!など、動きの激しい被写体を撮影したい方は、オートフォーカスの性能や連射性能を重視して選ぶのがおすすめです。 また、ズーム機能にも注目しましょう。光学20倍以上の超高倍率ズームなら、被写体の顔まできちんと捉えて撮影できます。
3.家族・友人など人物撮影がメイン
家族や友達など、人物をメインに撮影していきたいという方は、「顔認識機能」が搭載されている製品や、「美肌モード」など顔をキレイに撮れる製品がおすすめです。 顔認識機能は、デジタルカメラが人の顔を認識して、ピントや露出を自動的に合わせてくれるので、失敗することなく撮影できます。 顔を検出するとキレイな肌に写るよう明るさを調節してくれる、女性に嬉しい機能もあります。 ニッコリ笑顔になったときにシャッターが下りる「スマイルシャッター」や、家族の顔を優先して認識させるなど、人物撮影機能はどんどん進化しています。
4.お花・料理・文字などをクローズアップして撮りたい
ガーデニングで育てたお花を撮りたい、手料理・スイーツを記録に残したい、ネイルアート・アクセサリーを撮りたい、文字を撮影したいという方は「マクロモード」に注目しましょう。 マクロ撮影(接写撮影)機能があれば最短撮影距離を縮めることができ、被写体にかなり近づいても、クローズアップしてうまくピントを合わせてくれます。 最短1cmまで接近して撮影できるコンデジもありますが、どのくらい近づけるのかを買う前に確認しておきましょう。
5.室内や夜景の撮影が多い
パーティ会場などやや暗い室内で撮ったり、夕焼けや夜景、イルミネーションなどを撮る場合、光が少ないという環境になりますので、撮影の難易度が少し高くなります。 手ブレを防ぐためにもISO感度を上げる必要があるのですが、ノイズが発生しやすいのが欠点。 そこで1型以上のセンサーが搭載されているものを選べば、ノイズが抑えられてキレイな写真が撮影できます。
コンデジの選び方!これだけはチェックしたい4つのポイント
コンデジは価格が比較的安いとはいえ、何度も買い直せるものではありませんので、買い物で失敗したくはないものです。 私も最近、旅行を目的にコンデジを購入したのですが、そのときにチェックした選び方のポイントをご紹介します。
1.重さ・サイズ・薄さ
コンデジはスマホと同じように持ち歩くものですから、重さ・サイズ・薄さは重要です。 自分がラクに持ち運べる重さを超えてしまうと、疲れてしまい撮影する意欲もそがれてしまいます。 荷物が多くなるような旅行では、少しでも軽いほうが助かるものです。 自分の体力に合わせて、どれくらいの重さなら持ち歩いても疲れないかを検討しましょう。気軽に持ち歩けるようになるべく薄くて軽いものがおすすめです。
2.店頭でチェックすること
最近では通販でカメラを購入する方も多いのですが、できれば目を付けたコンデジを実際に手にとって、サイズ感や重さ、画質、操作性、本体デザインなどを確認するのがおすすめです。 店頭であれば試し撮りができますし、他のコンデジと比較することも簡単です。実際に目にすると、カタログとはまた印象が違ってくることもあります。 その製品の良し悪しは個人の感覚によって異なるので、ぜひ店頭で確かめてみてください。
3.価格
価格はコンデジ選びで重要な要素です。カメラというのは廉価モデルから高級品まで、制限しなければいくらでも高価なものが見つかります。 安さだけで選ぶのはおすすめできませんが、高ければ高いほど自分にとっていい製品とも限りません。 機能や装備をしっかり見極めて選べば、2万円以内でも満足のいくコンデジが手に入ります。ある程度予算を決めて絞り込みましょう。
4.どこで買うか
欲しいコンデジが決まったら、それをどこで購入するかが重要となります。 同じカメラであっても、お店によって値段が2~3万円違うこともありますので、損をしないためにも価格を比較しましょう。 ネット通販が安い場合が多いですが、家電店でも価格交渉次第で安く買える場合があります。保証の有無やメモリーカードのおまけなどもチェックしましょう。
人気メーカー6選のおすすめコンデジの特徴をご紹介!
コンデジはメーカーごとにさまざまな特色があります。ラインナップをよく見てみると、メーカー独自の特色があって面白いです。 メーカー別の特徴を簡単にご紹介しますので、比較検討にお役立てください。
1.キヤノン(Canon)
Canon|デジタルカメラ Power Shot D30 光学5倍ズーム PSD30
コンデジの主要メーカーであるキヤノンは「PowerShot」と「IXY」の2つのシリーズを展開しています。 1万円代の廉価モデルから人気の30倍ズーム機、薄型デジカメ、超高倍率ズームまでと幅広いラインアップが揃っています。迷ったらとりあえずキヤノンという選択もアリでしょう。
2.カシオ(CASIO)
カシオ| EX-ZR70YW デジタルカメラ EXILIM
カシオのコンデジは他社にないユニークな機能が搭載されていて魅力的です。 代表的なのは「EXILIM(エクシリム)」シリーズ。例えば「EX-TR100」は自撮りがキレイにできることから東アジアで大ヒットしました。 超高速連写、撮影した写真をスマホに転送する機能、ポップアートな画像が撮影できるHDRアートなど、遊び心満載の機能が搭載されています。
3.ニコン(Nikon)
ニコン|COOLPIX A300
ニコン|COOLPIX W100 マリン
ニコンのコンデジは、顔認識機能やGPS内蔵など、先進機能をいち早く搭載してきました。 デジカメの老舗ともいえるシリーズが「COOLPIX」です。特に業界最高の超高倍率83倍ズームを搭載した「COOLPIX P900」は大ヒットして品薄状態になったほどです。 今こそ他のメーカーに比べて存在感があるとは言えませんが、個性派モデルが続々出ているので注目です。筆者も持っていますが、乾電池式コンデジが揃っていてありがたいです。
4.富士フィルム(Fujifilm)
富士フィルム|デジタルカメラ XP90 防水 ファインピックス
富士フイルムには、手頃な価格の「FinePix」シリーズと高級コンパクトの「X」シリーズがあります。 使い勝手や操作性を大切にしながら、こだわりの機能を搭載し続ける富士フイルムは、写真を趣味とする人たちから絶大な支持を集めています。 世界初の3D写真を撮影できるカメラを発売したことでも注目されました。
5.ソニー(SONY)
ソニー|デジタルカメラ Cyber-shot W810 光学6倍 シルバー DSC-W810-S
ソニー |デジタルカメラ「Cyber-shot RX100MV」 [DSCRX100M5]
ソニーはデジカメのトレンドを作り上げた「Cyber-shot(サイバーショット)」シリーズが代表的です。 薄型コンパクトの「T」シリーズ、高倍率レンズを搭載した「H」シリーズ、大型イメージセンサを搭載した「R」シリーズなどが主なラインナップです。 スイングパノラマ機能や手持ち夜景機能をいち早く搭載し、フルHD動画撮影を搭載したモデルが多いことも特徴となっています。
6.パナソニック(Panasonic)
Panasonic|LUMIX DC-TZ90
パナソニックのコンデジは、4K動画にも対応する「LUMIX」が代表的です。高倍率・高画質のモデルが多い割には価格が手ごろです。カラーバリエーションが豊富なことも、家電色の強いパナソニックならではの特徴といえるでしょう。
まとめ:コンデジとはあなたの相棒です!
初心者でコンデジを選ぶときは、自分にとって必要な性能を把握しておかないと、いくら高性能なカメラを購入しても、その性能を活かせないということになりかねません。 選び方は人それぞれですが、自分が何を撮影したいのか、どこで使用するのかをイメージしながら選ぶことをおすすめします。 コンデジとは、あなたの相棒となって日常や旅先のシーンを色鮮やかに切り取ってくれるものです。お気に入りのコンデジとは長いお付き合いをしていきたいですね。 最後までお読みいただきありがとうございました。