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登山用ヘッドライトの選び方は?おすすめ商品を比較しならがら解説!

登山に必要なヘッドライトとは、どのようなものがあるのか。また、多種多様あるヘッドライトの中で、登山用としておすすめなものは何か。それぞれの観点から比較し、2018年の登山用ヘッドライトのおすすめを、いくつかまとめてみました。
2020年8月27日
嵐山 純
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

PETZL(ペツル) NAO+ E36AHR 2B

ブラックダイヤモンド スポット Black Diamond SPOT ヘッドランプ ライト ヘッドランプ ライト <2018 春夏>

ブラックダイヤモンド アストロ Black Diamond ASTRO ヘッドライト ヘッドランプ ライト <2018 春夏>

PETZL(ペツル) TIKKA ティカ E93 AAA ブラック

モンベル(mont-bell) ヘッドランプ パワーヘッドランプ フレッシュグリーン 1124586-FRGN

Ledlenser(レッドレンザー) LEDヘッドライト H8R 防災/作業用 【明るさ約600ルーメン】 【最長7年保証】 充電式 [日本正規品] 500853

GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト USB充電式 【明るさ550ルーメン/実用点灯2時間/防滴】 WS-100H ANSI規格準拠

GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト 【明るさ520ルーメン/実用点灯3時間/防水】 ティーレックス TX-540XM ANSI規格準拠

はじめに

登山が大流行

最近では老若男女問わずに、登山が流行しています。特に若い人たちの中では、登山をする人を「山ガール」や「登山女子」または「登山男子」などと呼ぶこともあり、一度は耳にしたこともあるでしょう。また「ナイトハイク」と呼ばれる夜間登山なども人気がでてきています。

準備は怠らず

誰でも気軽に登山が楽しめるからといって、軽装での登山は危険です。事前の準備をしっかりとしていきましょう。
ここでは、登山用のヘッドライトについてまとめてみました。これで夜間のナイトハイクも安心です。口コミ評価の高いものはもちろん、一般的に人気なものまでをご紹介いたします。

そもそも登山にヘッドライトは必要なのか

登山時にヘッドライトをおすすめする理由

はじめに「登山にヘッドライトは必要なの?」などと、疑問に思った人も多いかと思います。結論から言うと、ヘッドライトは重要です。軽量で防水のものであれば、なお良いです。

たとえ、日帰りの登山であろうと、低山での登山であろうと、事前に準備をしておくことは大切です。理由として、山の上と平地とでは日が暮れるタイミングが違い、また季節によっては日暮れの時間も異なってきます。また、山の天候は変化しやすいです。そのため、夜間に行う登山の予定でなくても、常備しておくことをおすすめします。

おすすめの登山用ヘッドライトとは

一概にヘッドライト(またはヘッドランプ)と言っても、人気の有無を含め評価は様々で、機能性に関しては多種多様な物があります。登山用のヘッドライトとはどのようなものなのか、ご説明いたします。またそれらを基準に比較し、自分なりの選び方を定めましょう。

登山用ヘッドライトに求められる重要な機能は

登山用のヘッドライトで重要とされる機能は

・ルーメン(明るさ)
・照射距離
・電池寿命

の3つです。場合によっては、防水性、耐寒性、耐衝撃性、または軽量なランプであること、などもポイントとなります。これらを比較して、どれが自分にとって一番便利かを決め、選んでいきましょう。

高評価で多くの人からおすすめされているもの

多くのユーザーからの評価が高く、人気のあるものを選ぶことをおすすめします。ただし、高評価であるからといって、信用しきってはいけません。もし周囲の人が持っていれば、実際に夜間に使用することを強くおすすめします。人気だからといって、自分自身に合わなかったら、とても不便なものになり兼ねます。

例えば、明るさに関して高評価でも、電池寿命が短かったら不便です。折角、荷物をまとめ軽量化しても、予備電池で小物が増えてしまうかもしれません。

登山用ヘッドライト:選び方のポイント【1】ルーメン

ルーメンとは光源から放たれる光の総量のことで、数字で明るさを表す単位のことです。漢字で書くと「光束」と表記します。このルーメンに関しては、ランプを選ぶ際に最初の基準として選ぶ人も多いかと思います。

しかし、ルーメンの値が大きければ「明るく、遠くを照らすことが出来る」いうのは、間違っているので注意しましょう。「明るさ」と「照射距離」は必ずしも比例の関係にはありません。ただし、基本的に夜間での使用を考えると、ルーメン値は高い方が良いです。

登山用ヘッドライト:選び方のポイント【2】照射距離

ルーメンが光の「明るさ」総量を示す値に対して、照射距離とはその光が「どこまで届くのか」を示しています。つまり、照射距離が長ければ長いほど、前方の道を奥まで照らすことが出来る、ということです。そして、距離が長いほど、特にルートファインディングにはおすすめです。

ただし、照射距離が長いランプの光は集光タイプのものが多く、近距離で使用すると周囲が暗くなり、かえって不便な場合もあるので注意しましょう。

登山用ヘッドライト:選び方のポイント【3】電池寿命

明るさに関すること以外で、最も重要なことは「電池寿命」です。LEDランプが一般的になってからは、寿命が大幅に伸びました。しかしその反面、ルーメン値の高いものは出力(消費)も高くなってきました。パッケージに、おおよその照射時間(h)が記載されています。購入の前には必ずチェックしましょう。

また、自身が予定する登山の行程時間から、必要なランプを検討し「予備電池を大量に持ち込むな」どといった、無駄な荷物を増やさないよう心がけることも大切です。例えば、軽量のランプを購入したとしても、こういった物で荷物が重くなってしまったら、本末転倒です。

登山用ヘッドライト:選び方のポイント【4】防水性


ランプの選び方のポイントとして、防水性にも注目しましょう。突然の雨や緊急時にも安心して使えます。
防水機能があるアイテムには、必ず「IPX」という、国際基準で防水の保護等級を表す数値が表記されています。

「IPX」の数値は、下記のように大きいほど防水性能が優れています。用途に合ったものを選びましょう。

1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響はない(防滴Ⅰ形)
2級:鉛直から15度程度で落ちてくる水滴による有害な影響はない(防滴Ⅱ形)
3級:鉛直から60度程度で落ちてくる水滴による有害な影響はない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛沫による有害な影響はない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響はない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響はない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防侵形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中系)

おすすめのヘッドライトメーカーについて

人気のある登山用ヘッドライトメーカー

おすすめのメーカーはいくつかあります。
アウトドア用品店で必ずと言っていいほど取り扱っている、登山用ヘッドランプメーカーとして有名なブランドが、ペツル、ブラックダイヤモンド、プリンストンテックの、三大メーカーです。その他では、ストリームライトやシルバ、シュアファイア、なども産業用のヘッドランプメーカーとして認知度は高いです。必ずしも登山用を選ばなくてはならない訳ではなく、機能性で比較するという選び方もあります。

ペツル(PETZL)

産業用のヘッドランプ、登山用またはスポーツ用のヘッドランプの双方を製造販売するフランスのメーカーです。現在は、業務用とスポーツ用のそれぞれでクライミングに必要な用具を幅広く手がけています。
ヘッドライトとしては多目的用のもの、登山用の夜間行動を前提にしたもの、ケイビング用など、多くの商品を販売しています。
複数あるヘッドライトの用途の中から、いくつか比較してみるのも良いでしょう。

ブラックダイヤモンド(Black Diamond)

アメリカの総合登山用品メーカーです。
ヘッドライトに関しては、明るさが200ルーメンのスペックを持つもの、USB充電式のリチウムポリマーバッテリーを採用したタイプ、低温環境・防水性能に特化するタイプなど、機能性に重点を置いたランプを販売しています。
登山用ヘッドライトのブランドとして評価が高く、とても人気があり、おすすめできる商品を多数取り扱っています。

プリンストンテック(Princeton Tec)

アメリカのヘッドランプ、フラッシュライト(懐中電灯)専門のメーカーです。30年以上の歴史を持つ老舗でもあります。
ヘッドライトとしてはスキューバ用やアウトドア用、産業用などの商品の製造と販売を手がけています。苛酷な環境での使用が想定されるシーンでの製品開発を手がけていて、軍用で米軍への納入も行っています。一般用としても、信頼のできるメーカーです。もちろん、登山用として使用することもでき、軽量化にも優れています。

シルバ(SILVA)

スウェーデンの有名なコンパスの大手トップメーカーですが、歩数計やトレッキングポール、ヘッドランプ、双眼鏡などのアウトドア・登山用品のメーカーでもあります。多数あるヘッドライトの商品の中から、比較するにあたいするメーカーです。

その他のブランド

もちろん、スノーピーク、モンベル、マムートなど、国内でも有名なアウトドアブランドからも、ヘッドライトは販売されています。そして、評価も様々です。もしご自身が、お気に入りのブランドで登山用装備一式を揃えているのであれば、それも選び方の一つです。
ただし、機能性にはかないません。上記の「選び方のポイント」の、ルーメン(明るさ)、照射距離、電池寿命、防水性の4つを基準に比較し、選ぶことをおすすめします。また、可能であれば実際に夜間で使用してみたり、手に取って、軽量であるかどうかも含め考慮すると良いでしょう。

登山用ヘッドライト:おすすめ①

ブラックダイヤモンド:スポット

ブラックダイヤモンド スポット Black Diamond SPOT ヘッドランプ ライト ヘッドランプ ライト <2018 春夏>

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの中でも、人気のあるヘッドライトです。ルーメンは最高で300ルーメンで、照射距離は最長80mです。近距離モードの使用ならば40ルーメン程度なので、省エネで電池寿命も長くなります。重量は90gと、単4アルカリ電池を3本使用しながらも軽量です。

ここが魅力


また、防水性能は最高レベルのIPX8です(IPXの数値に関しては、上記の「選び方のポイント:防水」に記載しています)
さらに、バッテリー残量を確認できるメーターが付いていたり、低温対策として「ヒートシンク機能」も搭載しているので、夜間の環境変化なども含め、総合的に信頼性の高いヘッドランプとしておすすめです。

登山用ヘッドライト:おすすめ②

ブラックダイヤモンド:アストロ


ブラックダイヤモンド アストロ Black Diamond ASTRO ヘッドライト ヘッドランプ ライト <2018 春夏>

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの中でもリーズナブルなベーシックモデルとして、知られている人気のヘドランプです。リーズナブルな価格で登山はもちろん、夜間の釣りやキャンプなど、幅広いアウトドアシーンで活用でる、おすすめのモデルです。
 

ここが魅力

明るさは150ルーメン程度なので、軽登山を考えている方、選び方の1つとして軽量またはシンプルなものを探している方におすすめです。重量に関しては、単4アルカリ電池を3本使用していながら、わずか80gととても軽量なのが魅力です。照射距離は約35mで、使用時間は低照度時で約80時間です。
防水性能はIPX4をクリアしているので、雨天や積雪時でも安心してお使いいただけます。
 

登山用ヘッドライト:おすすめ③

ペツル:ティカ

PETZL(ペツル) TIKKA ティカ E93 AAA ブラック

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

シンプルな外見で軽量なもの重視の方なら、ペツルの「ティカ」がおすすめです。
最大ルーメンは200ルーメンと、他のメーカーのベーシックモデルとは比較にならない光量です。重量に関しても、単4アルカリ電池を3本使用して約86gと、軽量なのが魅力です。トレッキングはもちろんキャンプや旅行などにも気軽に利用できるとして、人気です。照射モードはボタン1つで「弱・中・強」と簡単に切り替えることが可能です。

登山用ヘッドライト:おすすめ④

ペツル:NAO+

PETZL(ペツル) NAO+ E36AHR 2B

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

ペツルの「NAO+」は、登山やトレイルランなどのハードユース向けに開発された、パフォーマンスシリーズの一つです。ハイスペックモデルで、各種最新技術を搭載している大人気のヘッドライトです。
スマホの専用アプリをダウンロードし、Bluetoothに接続することで、画面上で電池の残量や照射可能時間・距離などを把握しることができます。

ここが魅力

また、明るさを120〜750ルーメンで手軽に変更することができます。それにより、照射距離は60〜140m、照射時間は1.5〜15時間と変化します。重量は185gと、他のモデルと比較すると軽量化とは言い難いですが、夜間に安心して使えるハイスペックモデルとして、評価も高いです。

登山用ヘッドライト:おすすめ⑤

モンベル:パワーヘッドランプ

モンベル(mont-bell) ヘッドランプ パワーヘッドランプ フレッシュグリーン 1124586-FRGN

出典:Amazon

絶大な人気のアウトドア用品メーカーのモンベルからは、口コミで高評価な「パワーヘッドランプ」がおすすめです。単4アルカリ電池を3本使用しても重量は約91gと軽量でコンパクトに作られています。

ここが魅力

明るさも、20〜160ルーメン、照射距離は5〜110mと、夜間の幅広いアウトドアシーンで活躍できるヘッドライトです。防水性能に関してはIPX6をクリアしているので、登山中の急な雨などにも問題なく使用できるのが魅力なヘッドライトです。

登山用ヘッドライト:おすすめ⑥

レッドレンザー:H8R

Ledlenser(レッドレンザー) LEDヘッドライト H8R 防災/作業用 【明るさ約600ルーメン】 【最長7年保証】 充電式 [日本正規品] 500853

出典:Amazon

本格的なヘッドライトをもう一つご紹介します。
このレッドレンザーのH8Rは、充電式のヘッドライトで10〜120時間もの連続照射が可能です。明るさは600ルーメンと他製品とは比較できないほど高レベルの光度を兼ね備えています。また、防水に関してはIPX4保護ですので、夜間の悪天候でも使用出来る安心感があります。

ここが魅力

ただし、重量に関しては158gと、他メーカーのヘッドライトと比較すると重たいのが難点です。しかし、本格的なヘッドライトお求めならばおすすめです。登山用としてだけではなく、様々なシーンで重宝するモデルとなっています。


登山用ヘッドライト:おすすめ⑦

ジェントス:WS-100H

GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト USB充電式 【明るさ550ルーメン/実用点灯2時間/防滴】 WS-100H ANSI規格準拠

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

日本でトップシェアを誇るLEDライトメーカーのジェントスからは、アウトドア用から業務用までの幅広いヘッドライトを取り扱っています。その中でも、登山用のヘッドライトとしておすすめできるのが「WS-100H」です。
明るさは最高で550ルーメンで照射距離は155mと、さすが業務用と感心してしまうほどで評価も良いです。

ここが魅力

また、ライト本体のベゼルを回すことで、スポットビームからワイドビームまで自由に変更することが可能なので、状況に合わせて使い分けることが可能です。ここが高評価を得ている魅力の一つです。重量は単4アルカリ電池を3本使用して、約105gです。

登山用ヘッドライト:おすすめ⑧

ジェントス:T-REX

GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト 【明るさ520ルーメン/実用点灯3時間/防水】 ティーレックス TX-540XM ANSI規格準拠

出典:Amazon

T-REXシリーズは、ヘッドライトの本体がアルミニウム製で、国際的な防水規格はIPX7をクリアしているヘッドライトです。過酷な環境でも安心して使える優れものです。

ここが魅力

明るさは270〜520ルーメン、照射距離は最高139mと「さすが、ジェントス社」ともいえるハイスペックです。照射時間は約3〜40時間です。登山だけではなく、様々なアウトドアで重宝するヘッドライトです。

まとめ

ルーメン・照射距離・照射時間

一概にヘッドライトといっても店頭にはたくさん並んでいますし、ヘッドライトの選び方は人ぞれぞれです。実際に手に取り、実用的なものを選ぶことをおすすめします。3つのポイントを抑えることは、夜間の登山やアウトドアの際にとても重要です。

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