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画像で学ぶ合板の種類と特徴!もうどれを選べばいいか迷わない!

合板の種類と特徴をご存知でしょうか?合板にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。一般的に知られているのは「ベニヤ合板」ですが、その他の合板を知っておくことで日常生活に役立つこともあります。今回はそんな合板の種類と特徴について解説します!
更新: 2021年12月23日
T・S
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合板の種類と特徴は?

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合板はDIYをする方にとってよく使う材料ですよね。そんな合板を購入しようといざホームセンターに行ってみると、色々なものがあって、どれを選んだらいいか分からないとなってしまう方が多い様子。

どの種類にも特徴があり、得意なことや不得意なことがあります。今回はそんな合板の種類と特徴について解説しましたので、是非参考にしてみて下さい!

合板の基礎知識

合板とは?

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まず、合板とは何か?から知っていきましょう。合板とは、その漢字の通り、「板を重ねた板」を表しています。何枚かの薄い板を重ねて作られており、接着剤によりくっついている状態ですね。合板かどうかを判断するのはとても簡単、合板は横から見ると、何枚もくっついているのが分かるかと思います。逆に、ベニヤ板単体は一枚で出来ています。

合板は大きく分けて3種類

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大きく分けて3種類があります。それが「ベニヤ合板」「コンパネ」「構造用合板」です。どれもベニヤ板を貼り合わせて作られているのですが、その作り方、使っている接着剤などに違いがあり、性能も変わってくるので、このように呼び方が違うのです。

ここからはそれぞれの細かな違いを解説していきますので、使う用途に合わせて選んでいきましょう!

合板の種類と特徴

ベニヤ板から作られる

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3種類を解説する前に、元となる「ベニヤ板」について解説します。ベニヤ板と一口に言っても、実は素材がいくつもあり、そこで特性は変わります。シナベニヤやラワンベニヤなどがよく知られていますよね。

ベニヤ板はとても薄く、厚みが大体2.3ミリ程度。ペラペラしていますので、それがベニヤ板なのか合板なのかはすぐに見分けがつくはずです。

種類①ベニヤ合板

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ベニヤ板を単純に接着剤で張り合わせたものがベニヤ合板です。多くのDIYerに使われており、ちょっとした物作りにも最適ですね。強さもそれなりにありますので、上記のような棚を簡単に作ることが出来ます。価格も高くはありません。そんなベニヤ合板にも色々と違いがありますので、後述して解説していきます。

種類②コンパネ

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「コンクリートパネル」を略した呼び方で、画像のように表面が黄色くなっているものが多いですね。ホームセンターで木材のコーナーに行ったことがある方であれば、見たことがあるのではないでしょうか。これはコンクリートを流し込む為の型枠として作られているもので、主に野外で使われることが多いものです。

種類③構造用合板

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構造用合板は最も馴染みのあるものと言えるかもしれません。多くの家に使われている材料で、例えば家の壁だったり、床の下地などに使われているのです。つまり、私達がいる部屋の壁紙の向こうにいつもあるんですね。呼び方の通り、家などの構造を作る際によく使われており、規格も様々です。

合板のデメリット

ベニヤ合板のデメリット

十分な強さと耐水性を持ってはいますが、あえてデメリットをあげるとすれば、他の二種類よりは弱い場合が多いことです。コンパネはコンクリートを流す為に耐水性が高く作られており、また構造用合板も家の下地となるべく作られていますので強さが高め。ベニヤ合板はもっと気軽な用途で使われることが多いものですね。

コンパネのデメリット

コンクリートを流す為の型枠として使われるものですので、おしゃれな見た目をしておりません。使い方によりますが、どうしても工事現場のような雰囲気になってしまいますよね。また、荒々しい使用目的がある為に、表面が美しくなかったり、歪んでいることも少なくないのです。ただし、それを良さとしてDIYで使う方もいます。

構造用合板のデメリット


主に家の内側に使う為に作られた材料ですので、一応木目などはありますが、内装に使われることはあまりありません。それを良さとして使う方もいますが、一般的ではありませんよね。強さも耐水性もある程度強いのですが、最終的に目につく表面の部分には使いにくいというデメリットがあります。

合板の強度

ベニヤ合板の強度

合板の強さは、その種類によってこの強度、という風にシンプルに解説することが出来ません。それは、そのものごとに色々と規格があり、厚みの種類があるからです。薄い他の種類より分厚いベニヤ合板の方が強さがあることもあります。ですので、ベニヤ合板はあまり強度が無く、厚さも薄いというイメージだけ持っておきましょう。

コンパネの強度

使用用途が荒々しいので、それなりの強さで作られています。曲がりにはあまり強くありませんが、一般の方が使う分には十分な強さがあると言って良いでしょう。ベニヤ合板よりも強い合板が欲しい方は選んでみて下さい。

構造用合板の強度

家の中に使われているものであり、強さはしっかりとしています。ですが、色々と規格が用意されており、選んだ規格で強度は変わりますので注意です。基本的には、家に使われているくらいですので強さは高いとイメージしても大丈夫ですね。是非どんな規格があるのかも知っておき、使用用途に合わせた強さのものを選んで下さい。

合板の厚さ

ベニヤ合板の厚さ

厚みも、合板の種類によって単純に解説することが出来ません。と言いますのも、それぞれのものにそれぞれの規格が用意されているからです。

ベニヤ合板の厚さの企画は2.3ミリ(ベニヤ板)~30㎜までが主に流通しており、30㎜までになりますとかなりの厚さで、強さもとても高くなります。30㎜のものはベニヤ板を10枚以上張り合わせたものとなります。

コンパネの厚さ

シンプルな規格があり、厚さは12㎜で統一されている場合がほとんどです。これは「コンクリートの型枠」という限定的な使用目的があるため、それに必要な強さやサイズなどはいつでも決まっている為、シンプルな規格となっているようですね。

構造用合板の厚さ

建築物に使うものですので、色々な規格が用意されています。薄いものは5.5㎜で、分厚いものですと28㎜のものもよく使われていますね。ベニヤ合板は30㎜程度まで流通しているので、意外とベニヤ合板の方が厚さがあることもあるのです。住宅によく使われている厚さは9㎜、12㎜、15㎜あたりのものが多いですね。

合板のサイズ

サイズの種類

ベニヤ合板をはじめとし、土木関係の職業でよく使われているものには大まかな規格が設けられています。大体サブロクと呼ばれるサイズで統一されており、ほとんどのものが「910㎜×1820㎜」の長方形をしていますね。これを尺の単位で呼ぶこともあり、3尺×6尺と覚えておきましょう。

また、1220㎜×2430㎜の規格も使うことがあります。

ベニヤ合板のサイズ

サイズは、大体「910㎜×1820㎜」のサブロクサイズです。ホームセンターに行くと同じ大きさのものが高く積み上げられており、説明欄には大体このサイズが書かれていますよね。因みに、これは畳一畳分くらいの大きさ(畳は182㎝×91㎝)となっています。

コンパネのサイズ

多くのものが910㎜×1820㎜のサブロクサイズなのですが、実は規格サイズは若干小さくなっており、900㎜×1800㎜が一般的です。ですので、畳一畳よりちょっと小さめと覚えておきましょう。他のものと合わせて使う場合、一見同じくらいに見えても少し小さいので注意しましょう。

構造用合板のサイズ

建築に使いますので、使われるものは規格化されており、ほとんどの場合910㎜×1820㎜のサブロクサイズとなっています。住宅でいっぱい使う必要がありますので、あまり他のサイズを使用することは無いようですね。

つまり、ベニヤ合板と構造用合板は「910㎜×1820㎜」で、コンパネだけは「900㎜×1800㎜」で少し小さめと覚えておきましょう。

合板に使われている接着剤


接着剤には種類が色々

合板を説明する上で、接着剤の説明は非常に大切です。合板はベニヤ板を接着剤で貼り合わせてあるもので、その接着剤によって耐水性が変わったり、また私達の体に悪影響を及ぼすこともあるのです。接着剤の分類は、耐水性での分け方が4種類、体への影響度の分け方が4種類あります。

全てをしっかり覚える必要はありませんが、大体どのようになっているか、大まかに覚えておきましょう。

接着剤の種類

接着剤には「特類・1類・2類・3類」があります。特類はフェノール樹脂接着剤が使われており、一番耐水性が高いのが特徴。1類はメラミン樹脂接着剤が使われており、特類よりは劣りますが、湿気に強いものです。2類はユリア樹脂接着剤が使われており、耐水性はあまり高くありません。

3類は今ではほぼ使われていません。人体への影響は「F☆☆☆☆」などの表記が書かれており、星の数が多いほど安全です。

合板の耐水性

耐水性は接着剤で変わる

先述して解説しました通り、接着剤により耐水性が変わっています。使った接着剤によってグレードが変わり、T1とT2に分かれます。T1が耐水性が高いもので、T2は耐水性が低め。水気のある場所で使う場合はT1と書かれたものを使い、そういう使い方で無ければT2のもので十分対応出来るはずです。

コンパネは耐水性が高い

外で使われることがほとんどですので、耐水性はかなり高く作られています。厚さの規格は他二種類と比べて少ないのですが、水への強さだけで言えば一番強いと言えるでしょう。もし外に出しっぱなしにするようなものを作る場合はコンパネを選ぶのがおすすめです。ただし、見た目が工事現場のようになってしまいます。

合板を購入出来る場所

購入出来る場所は、一般の方であればやはりホームセンターがおすすめです。ホームセンターでも十分に、色々な用途を想定した規格が販売されていますし、一枚一枚購入することが出来るのがメリットです。

また、最近のホームセンターは有料でカットしてくれるサービスもありますし、トラックを貸し出ししてくれることも多いので便利ですよね。

合板の価格

ベニヤ合板の価格

DIYをする方にとって大事なのは、強さなどももちろん大切ではありますが、やはり価格が気になりますよね!ベニヤ合板の価格はお手頃となっており、「910㎜×1820㎜」のサブロクサイズで、厚さが3㎜程度のものであれば、大体1500~1600円ほどで販売されています。

厚みが増すと価格が上がってしまいますし、素材によっても変わりますので、一応の目安としましょう。

構造用合板の価格

強度も高く、プロ向けに作られた建築用の材料で、ネットショップでも販売されています。販売価格は「910㎜×1820㎜」のサブロクサイズで、厚さが12㎜のものであれば3000円程度で販売されていますね。厚さが様々ある材料ですので、薄くなれば安くなりますし、厚くなればもっと高くなってしまいます。

コンパネの価格

一定の規格のものがほとんどで大量生産しやすく、また見た目をあまり気にしていない材料というのもあって、安価で販売されています。ネットショップでも購入することが出来、価格帯は大体2000円程度のものが多いですね。ただし、特殊なウレタン塗装をされているものは1万円以上することもあります。

合板を用途ごとに選ぶなら?

ベニヤ合板の使い道

ベニヤ合板は価格が安いので、気軽な用途で使うのにピッタリです。ちょっとしたDIYなどに向いていると言えますね。厚さも様々ありますので、どれくらいの強さを必要とするかで選ぶことが出来ます。

見た目はとても素敵という訳ではありませんが、ベニヤ合板ならではの良さがありますね。耐水性はあまり高く無い場合が多いので、室内用途で使うのがおすすめです。

コンパネの使い道

コンパネは先述して説明してきました通り、屋外で使うことを想定して作られていますので、用途として屋外向きです。見た目が工事現場をイメージさせますので、あまりおしゃれ用途に使うことはありません。とはいえ、上記画像のように使うと素敵な雰囲気に感じますよね。使う方のセンス次第では、コンパネも内装材となり得ます。

構造用合板の使い道

構造用合板は住宅に使われているものですので、強度が高く、しっかりとしたものを作るのにおすすめです。内装材として作られてはいませんので、板の表面がザラザラとしており、おしゃれに使うのにはちょっと不向きと言えます。

それも、ご自分でやすりをかけてスベスベにするのであれば使うことが出来ますので、強さが欲しい場合は検討しましょう。


合板のDIY例

小引き出し

こちらはベニヤ合板を使った小さな小抽斗(こひきだし)です。合板は雑な印象があり、あまりおしゃれでは無いとイメージされる方が多いかと思いますが、このように見てみると、とても素敵に感じませんか?材料は使い方でいくらでも化けるものですので、おしゃれ用途の場合も検討してみましょう!

合板で作った椅子

こちらは合板で作られた可愛らしい椅子です。使った材料は「徳島すぎ合板」というもので、木目や色も美しいですね!表面もしっかりスベスベにされており、角も丸く綺麗に処理されています。元々の合板は殺風景なものですが、ちゃんと加工すればこんなに素敵になるのです。DIYをされている方は是非参考にしましょう!

合板で作ったゴミ箱

こちらは合板で作ったおしゃれなゴミ箱です。ザラっとした合板らしさが、逆に荒々しい良さを出していますよね。これはこの形に切って繋げてあるだけですので、DIY初心者の方でもチャレンジ出来ます。斜めに繋いでいますので、最初の設計に要注意ですね!

合板の種類と特徴に関してのTwitter

合板の種類・品揃えでホームセンターの格が決まる?

こちらのツイートでは、浜松に沢山あるホームセンター争いの中、リニューアルオープンしたお店が沢山の種類を用意していることが書かれています。

ホームセンターはどこもそれなりに品揃えがあるものですが、意外とお店によっては無いものもありますよね。都田カインズ様では圧倒的な種類品揃えをされているそうですので、お近くの方は是非行ってみましょう!

もう一つの種類・OSB合板とは?

こちらのツイートでは、二種類のOSB合板についての解説が書かれています。今回はベニヤ板を貼り合わせたものを紹介させて頂きましたが、こちらは木材の破片をプレスして作られるものです。

無駄な木片を合板に出来るため、環境に優しいのが大きなメリット。また、アメリカンな雰囲気も素敵で、多くのDIYerに愛されています。実は強度も高いのでおすすめです。

合板の種類を学べる博物館

こちらのツイートでは、種類や作り方が学べる博物館が紹介されています。主に使われている種類は先述して紹介させて頂きましたが、もっと色々な種類を知りたい方は是非行ってみましょう!

木材・合板博物館は「東京都江東区新木場1-7-22 新木場タワ―3F・4F」にあり、営業時間は「10:00~17:00」、休館日は「月曜日、火曜日、祝日、年末年始」となっています。

まとめ~合板の種類と特徴~

今回の「画像で学ぶ合板の種類と特徴!もうどれを選べばいいか迷わない!」はいかがでしたでしょうか?

合板の基礎知識から、それぞれの違い、耐水性、サイズや厚さ、価格や使用用途など様々な点から解説させて頂きましたが、目的に応じたものがどの種類か分かりましたでしょうか。一般的な用途であれば「ベニヤ合板」でほぼ事足りるはずですが、屋外で使う場合は是非コンパネも検討しましょう!

合板の種類と特徴が気になる方はこちらもチェック!

今回は合板の種類と特徴について解説させて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」には他にも様々なDIYに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。