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新型エクストレイルの燃費は実際どう?旧型との性能比較で徹底解説!

日産から販売されているエクストレイルは価格と性能のバランスに優れたミドルサイズSUVです。新型エクストレイルでは従来の旧型にはなかったハイブリットエンジンを搭載し、さらなる燃費の向上を実現しています。新型エクストレイルの燃費などの性能を旧型と比較しながら解説!
2020年8月27日
石倉
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はじめに

ハイブリットSUVはこれからのアウトドアを牽引する

皆さんはアウトドアに出かける際に、どんな交通手段でお出かけになるでしょうか。スポーツレジャーからアウトドアまで幅広い場面に対応できるSUV自動車は、これから先のアウトドアを牽引してくれる貴重な存在です。

SUV自動車とは?

そもそもSUV自動車とは、「スポーツからアウトドアまで多目的に使用できる車」をコンセプトに開発された自動車で、今ではいろいろなメーカーからさまざまな車種が販売される一大ジャンルとなっています。

自動車を購入する際に気になるところは?

ただ、自動車を購入するとなると気になるのは「コスト」です。購入費用はもちろん燃費、とりわけ実際の走行でかかるガソリンの実燃費が気になるところです。アウトドアに使用するとなるとどうしても長距離を走行することになるので、より低燃費で乗り心地のよい車両が望ましいですよね。

新型エクストレイルの疑問に答える

現行販売されているエクストレイルは三代目で、代を重ねるごとに磨きがかけられています。今回は、新型エクストレイルの性能を旧型と比較しつつ解説し、「実際のところ新型エクストレイルってどうなのだろう」と購入を躊躇している方に向けてアンサーを示していきますので、どうぞお付き合いください。

新型エクストレイルとは?

エクストレイルってどのような自動車なの?

そもそもエクストレイルとはどのような自動車なのでしょうか。この自動車は、日産から販売されている車両で「200万円台で購入できるハイクオリティなSUV自動車」をコンセプトに設計されています。皆さんはSUV自動車と言えば「価格の高い自動車」であるというイメージがあることでしょう。

エクストレイルはコストパフォーマンスのよい自動車

しかし、このエクストレイルについては一般の普通乗用車と変わらぬ価格、むしろ普通乗用車よりも車種やグレードによっては安い価格で購入できます。

世界にはいろいろなエクストレイルが存在する

ちなみにこのエクストレイル。日本だけで販売されているわけではなく、世界160以上の国々で計80万台以上の数が販売されている人気の車種なのです。日本以外の地域で販売されているエクストレイルについては外観から内装までその国の国民性にあったものに整えられています。もちろん、日本で販売されているエクストレイルも、日本人のニーズにあった性能を備えているのです。

新型エクストレイルを生産している日産自動車とは?

エクストレイルを販売している日産自動車とは?

日産自動車は神奈川県に本社を置いている世界的な自動車メーカーで、日本国内だけでなく世界に向けて何百万台もの自動車を販売している有数の企業です。日産は日常のちょっとしたお出かけから、本格的なレジャーにまでさまざまな場面で抜群の活躍ができる車種を数多く開発しています。

ハイブリットの他にもエンジン技術に定評がある

日産自動車と言えば、他社と比較してエンジン性能が優れていることで有名です。ドライブを彩るのはインテリアだけではありません。エンジンから出るワイルドで均一のとれた音はパワフルなだけでなくしっかりとした走り心地をドライバーに提供してくれます。

日産の自動車は憧れの的?

昭和の時代には「日産スカイライン」は日本のサラリーマンにとってまさに憧れの車両でした。家族を連れて休日に日産の自動車で外出することは、それだけでレジャーと呼べるほどの楽しい時間だったのです。平成に暦が変わった現在でも、日産自動車は世の人々に楽しい時間をもたらしてくれます。

新型エクストレイルの開発経緯を見てみよう

エクストレイルの開発経緯とは?

それでは以下で日産自動車が生み出した「新型エクストレイル」の開発経緯について見ていきましょう。

エクストレイルが販売開始されたのは2000年から

この自動車が世にその姿を現したのは2000年のことです。その3年前の1997年に東京で開催されたモーターショーに展示されていた「トレイルランナー」から着想を得た日産の開発者は「低価格で購入できるファミリー向けの四輪駆動車」をコンセプトにエクストレイルを新規に設計開発しました。

エクストレイル以外のSUV自動車の価格とは?

ところで、皆さんはSUV自動車と聞くと車両価格はいくら程度を想像するでしょうか。例えば、トヨタのSUVは約300万円からの車両価格で販売されています。

エクストレイルの価格は約210万円から

おおよそ各社、この程度の価格帯でレジャーに使用できるSUV車を販売していますが、日産エクストレイルの価格は約210万円からと驚異的なコストパフォーマンスの高さを実現しているのです。

代をかさねるごとに改良されるエクストレイル


現行販売されている新型エクストレイルは三代目です。初代が2000年に市場に出回ってから、入念な改良が施されてついに2007年に二代目となる自動車が正式に販売されました。

2013年に三代目エクストレイルが販売開始

出典: https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/exterior_interior.html

そして、2013年には二代目までの野性味溢れるパワフルな魅力をそのまま生かして街乗りにもそのまま赴けるようなスタイリッシュさを加えた三代目、新型エクストレイルがついに世にその姿を現します。

ガソリンを効率よく使用できるエクストレイル

自動車を取り巻く環境は2000年から凄まじい変化を生じさせています。馬力や軽快なエンジン音を追求する時代から、よりクリーンでガソリンを効率よく消費する実燃費に優れた車両がもてはやされる時代が訪れたのです。

ガソリンと電気を組み合わせたハイブリット自動車

さらに、ガソリンだけでなく電気とのハイブリットでさらに環境に配慮した仕組みを採用した車両が、ユーザーに求められるようになりました。エクストレイルは世のニーズに適合する形で年を追いながらその姿を変化させていったのです。

実燃費にまでこだわったエクストレイル

ただ、それでも「低価格でファミリー向けの四輪駆動車」というコンセプトには何の揺らぎも生じてはいません。カタログ燃費だけでなく実燃費にまでこだわったコストパフォーマンスに優れたSUV自動車が日産の新型エクストレイルなのです。

新型エクストレイルの燃費は実際どうなの?

実際のエクストレイルの現状とは?

二代目のエクストレイルは日産自動車が販売している自動車のなかでも随一の人気を誇った車種でしたが、実際のところ三代目の新型エクストレイルの燃費はどうなのでしょうか?もともと、ガソリン動力の自動車であったエクストレイルは三代目からついにハイブリットモデルが開発されました。

カタログ燃費は驚異の向上を見せる

まずは、簡単に新型エクストレイルの燃費を概観してみましょう。もっともポピュラーな2リッターエンジンを積んでいるモデルのJC08燃費はリッターで16キロにまで向上しています。もともとの旧型ではリッターで11.8キロでしたので、この向上幅は驚愕すべき数字と言えます。

燃費の向上は日産技術者の努力の賜物

エンジンをチューニングしてより効率よく燃料を消費できるように設計を洗練し、さらに今では当然のように備え付けられているアイドリングストップ機能を採用したことが燃費向上の理由と考えられます。旧型と単純比較で3割以上もの燃費向上を達成しているのは日産の技術者らの開発努力の賜物です。

ハイブリット自動車はさらに燃費が向上している

さらにエンジンのみのモデルではなく、電気動力を組み込んだハイブリットモデルの場合にはさらに燃費は向上しています。その数値はリッターで20キロ。この数値は、国内販売されているミドルサイズSUV自動車のなかでは破格の数値です。

エクストレイルは燃費に優れた自動車!

総じて、新型エクストレイルは「燃費」という面で言えば、旧型よりも向上している車両であり、国内でのSUV自動車のなかでも優秀な燃費性能を備えた自動車であると言えるでしょう。

新型エクストレイルのカタログ燃費でない実燃費は?

そもそも燃費って?

ここで少し「燃費」について解説を加えておきましょう。皆さんは自動車を購入する際にカタログに記載されている「燃費」をご覧になりますよね。この数値は、国が策定している方式で計測された数値です。エアコンやライトを点けずに舗装された平坦な道を渋滞もなくスムーズに走行した場合の数値となっており「JC08」と併記されカタログに記載されます。

実燃費とは「実際の走行時の燃費」

ただ、それでは実際の交通状況とは大分乖離がありますよね。あくまで自動車を購入する方にとって興味があるのは実際の走行時の燃費、すなわち「実燃費」です。実燃費の求め方は、カタログに記載されている燃費の7割程度だとされています。つまり、リッターで16キロのカタログ燃費であれば、実燃費はその7割程度のリッターで11.2キロほどになるのです。

エクストレイルはカタログ燃費も実燃費も向上!

つまり、新型のエクストレイルはカタログ燃費も実燃費も旧型のものより大幅に向上していると言えますね。

新型エクストレイルの燃費以外の性能は?

実際のところ燃費以外の部分では悪いところもあるのでは?

カタログの燃費、そして実際の実燃費については旧型と比較して大幅に向上しているエクストレイルですが、自動車の性能は燃費だけではありません。エクステリアやインテリアにはじまり、乗り心地や価格などの他の項目については旧型と比較して悪いと評価できる部分もあるのかもしれません。

新型エクストレイルの悪い部分


と言うのも、エクストレイルは二代目の評価が特に高かった車種なのです。ガソリンで動くSUV自動車として、国内でもトップレベルのシェアを獲得し、エクストレイルの名前を一気に広めた二代目、つまり旧型エクストレイルと比較した場合には悪い部分も当然出てくる可能性があります。

エクストレイルの燃費以外の部分を徹底解説!

そこで、今回は燃費以外の部分にもスポットを当てて新型と旧型を比較しながら徹底解説していきます。レジャー用のリーズナブルなSUV自動車を探している方は、これから先の自動車選びに是非お役立てください!

新型エクストレイルと旧型との燃費以外の性能比較①:エクステリア

旧型エクストレイルはマッシブなボディラインが魅力

外装にあたるエクステリアも自動車選びには重要です。自動車を見るときにはまずボディに目が行きますよね。旧型がマッシブな角のついた趣向で仕上げられているのに対して、新型はよりシャープで流線型の趣向を取り入れたボディラインをしています。

エクストレイルのデザイン変更は「悪い」のか?

SUVはレジャーで使用する自動車ですから、あくまでその本質を重視するユーザーにとっては新型の丸みを帯びたボディは悪い方向への変化だと感じられるかもしれません。

新型エクストレイルは視界が悪い?

また、全体的に全長や車高が少しだけ大きくなっています。2リッターエンジンのSUV自動車としては国内で現行販売されている車種のなかでも大きな部類にあたり、旧型よりも運転席からの景色が変わっているため視界が悪いと感じられる方も存在します。旧型の感覚で運転されると、おそらく違和感を覚える方が多いのではないでしょうか。

エクストレイルは小回りのよいボディも魅力の一つ

もともと旧型エクストレイルを愛していた方は運転時の小回りのよさにも惹かれていた方が多かったため、外装の大型化は悪い方向への変化であると残念がる方も多いかもしれませんね。

新型エクストレイルと旧型との燃費以外の性能比較②:インテリア

新型エクストレイルはより上質なインテリアに昇華

インテリアなどの内装については、旧型がシンプルに簡素な素材でまとまっていたのに対して高級感のある重厚な質感と色調の素材に変更されています。

新型エクストレイルのやわらかいデザインは賛否両論

旧型は外観と同じくインテリアもマッシブな角のついた趣向で整えられていたのに対して、新型エクストレイルはやはり外観同様に丸みを帯びたやわらかい趣向へと変わっています。

新型エクストレイルと旧型との燃費以外の性能比較③:エンジン

ガソリンを効率よく燃やせるエンジン

エンジンの原型は同じですが、チューニングを変えてあるためより効率のよい動力駆動が可能になっています。また、車両の全体重量が軽量化しているため、長距離を走行すればするほど燃費の向上を体感できるでしょう。

ガソリンと電気を組み合わせたハイブリットエンジン

ハイブリットモデルについては、さらにエンジンから伝わる動力の駆動効率がよく、パワフルなモーターがエンジンの駆動を巧みにサポートします。

無駄なくガソリンを使える新型エクストレイル

ハイブリットモデルの場合には、エンジンを始動してからすぐの間はエンジンが暖まるまでモーターで駆動し、その後はアクセルを踏み込みスピードを上げた際にモーターが回ってエンジンを補助してくれるのです。無駄なくエネルギーを使えるため実燃費の向上が見込めます。

新型エクストレイルと旧型との燃費以外の性能比較④:乗り心地

オフロードでの乗り心地は?

運転時の乗り心地については例えば、オフロードの未舗装道路を走行する際にシートに伝わる振動などはかなり軽減されていますので、アウトドアに赴く際には旧型のものよりも快適な乗り心地を味わえるでしょう。

凸凹道では乗り心地が悪いとの声も

ただ、旧型と比較して足回りが頑強な分だけ走りが硬くなっているため、凸凹の激しすぎる路面を走行する際には乗り心地が悪いと感じる方もいるかもしれません。

新型エクストレイルと旧型との燃費以外の性能比較⑤:運転性

運転時の安定性は向上している

旧型と比較して車体が大きくなっており、またホイールベースも長いものに変更されているため運転時の安定性も新型の方がより安定しています。

新型エクストレイルは足回りも安定!


サスペンションなどのクッション部品も旧型の正規品と比較してさらに弾性のある製品に改良されているため、特に高速運転時のシート揺れは軽減され、カーブの際に足がぐらつくことも少なくなっています。

新型エクストレイルと旧型との燃費以外の性能比較⑥:安全性

新型エクストレイルは安全性も向上!

旧型とのもっとも大きな違いは安全性です。ガソリンモデルとハイブリットモデルの両方に、エマージェンシーブレーキを装着しており、緊急時にオートでブレーキを作動するように設定できます。

安全運転をアシストしてくれる新機能

周囲の歩行者をオートで検知して警告してくれる機能や、アラウンドビューモニターの他、後方の様子を確認できるバックモニターなど安全に配慮した機能を装着できるのは旧型との大きな違いです。

新型エクストレイルと旧型との燃費以外の性能比較⑦:価格

新型エクストレイルはガソリンかハイブリットの二択

現行販売されている新型エクストレイルは、2リッターエンジンのモデルとハイブリットモデルの2種から選択して購入することになります。

旧型よりも動力のバリエーションは減っている

旧型にあったディーゼルエンジンモデルや、より大型のエンジンを積んだ2.5リッターモデルは新型エクストレイルでは選べません。これは旧型から乗り換えようとしているユーザーにとっては悪い方向の変化と言えますね。

新型エクストレイルの方がコスパは優れている?

価格は2WDモデルで2,197,800円から。4WDモデルの場合は、2,404,080円からグレードやオプションによって変わっていきます。旧型の価格帯もほぼ同様であったため、新機能を追加して実燃費の向上している新型の方が価格あたりのコストパフォーマンスはよいと評価できるでしょう。

まとめ

新型エクストレイルの総評

ディーゼルエンジン特有の音や乗り心地、運転性に価値を見出していた方は少なくありません。旧型エクストレイルにあった個性のなかには、残念ながら新型エクストレイルに継承されなかったところも見受けられます。

安全な運転をサポートする新世代エクストレイル

しかし、新世代の安全運転に役立つさまざまな新機能の数々や足回り部品の改良によってもたらされる乗り心地の向上もまた、新型エクストレイルの新たな魅力と言えます。「低価格なファミリー向けSUV自動車」という根本は何ら変わっていないエクストレイルはきっとユーザーに抜群の満足感を与えてくれるでしょう。

新型エクストレイルでアウトドアライフを快適に!

新型エクストレイルはこれからのアウトドアライフを快適にしてくれる新世代ギアです。SUV自動車の購入を検討している方は、一度是非この車両を試乗して実際の乗り心地を体験してみてください。コストパフォーマンス以上の快適な乗り心地を感じられることでしょう。

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