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DIYで使える銘木とは?その魅力や使い方、販売場所まで詳しくご紹介!

銘木(めいぼく)とは一般的な木材と違って特徴的な柄や色の杢目(もくめ)がある木材で、DIYなどではその綺麗な杢目から高級木材として使われています。今回は世界4大銘木とDIYで使える銘木の魅力や使い方を販売場所まで詳しく紹介していきます!
2020年8月27日
ysakura3928
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杢目とは?

木目と杢目の違い

木目と杢目とは一体何が違うのでしょうか? 木材の表面にある波模様は木が成長したときにできる年輪が断面的になったために見えるもので、基本的にはこれを「木目」と言っています。そしてこの年輪とは別に現れる模様のことを「杢目」と言って分類します。木目はある程度のパターンで全ての木材が同じ模様ですが、杢目は一部の木のみで見られる特殊なもので魅力とされています。

その木ならではの模様

杢目ができる条件には色々な要素がありますが、同じ模様はほぼ存在しません。木が育つ段階で杢目も変化しますので、切り出したりするまで模様はわかりませんし、カットする方向によっても杢目は変わってきます。この同じものがないという貴重性が銘木の魅力や価値を上げている一旦でもあります。使い方によってはDIYのアクセントになるので是非とも使っていただきたいですね!

杢目の種類

筍杢 (たけのこもく)

たけのこのように山なりの杢目が重なっているものです。よく和風の家の天井に使われている杢目で、本物だけでなく、ベニヤ板へのプリントなども行われているオードソックスな杢目です。ケヤキやエンジュが多く取れるようで使い方としてはテーブル材や漆細工によく使われます。落ち着いた均等の杢目が魅力的ですね。

鳥眼杢 (ちょうがんもく)

鳥の目のような小さな模様が出ることから鳥眼杢(ちょうがんもく)と呼ばれる模様です。別名ではバーズアイなどと呼ばれていて、楓に出る鳥眼杢はバーズアイメープルと呼ばれて色々なモノに使われています。木材前面にバーズアイが出ているものは珍しく貴重とされていて高値で取引されています。使い方は家具や仏壇など幅広く使われています。

瘤杢(バール材)

瘤杢とは木の根元にできる瘤を製材した時にできるものです。瘤は複雑に木目が変化していて、その模様は通常の木目とは異なることから瘤杢として扱われます。瘤ができる木材なら出来る杢ですが、その数も段々と減少していて貴重な木材となりつつあります。使い方は多岐に渡っていて、高級品として扱われます。瘤杢は本当に綺麗なものが多いので入手できたら是非とも使ってみてほしいです!

銘木(めいぼく)とは?

稀少な杢の木材

銘木というのは一定の希少な杢目ができる組み合わせの木材のことで有名なものですと、楓の「バーズアイ(鳥眼杢)」・花梨の「瘤杢」・黒柿の「縞杢」などがあります。これ以外にも特殊な杢がなくても木材自体が貴重なことから銘木となっている場合がありますので要チェックです。数多くの銘木がありますが、使い方によってその魅力は格段に変わってくるので販売されているものをチェックして端材でも購入してみましょう!

どのような条件で銘木になるの?


銘木は特殊な杢目が出来るか、年月を重ねた大樹が銘木と呼ばれます。特に産出が減ってきている特殊な杢目や屋久杉などは希少性が高く、高値で取引がされています。また、一部の特殊な銘木には神代(埋れ木)というものがあって、川の底などに埋もれて数百年放置された木材も特殊な色合いや杢目が出ることから銘木に分類されます。

DIYに使える銘木の魅力!

DIYで使う通常の木材とは異なる模様!

通常のDIYに使う木材は杉や松などの単純な木目の木材やベニヤ板やMDF合版のような積層材です。価格が安く多量に手に入るので大きなものを作るときには非常に役に立つのですが、どの木材も同じような外見なのでデザイン性ということでは少しもったいないです。そこで販売されている銘木や銘木の端材を使う事によってアクセントを加えれば作品の魅力が格段に上がるのでおすすめです。

DIYの木材とは色合いや雰囲気が全然違う!

通常の木材は色合いで言えば茶色やクリーム色という単色であることが多いです。オイルフィニッシュなどで色合いの深みは出るものもありますが、銘木の特殊な色合いには圧倒されてしまいます。銘木は芯材には褐色系が多く、辺材には灰褐色などの色が出るなど1本の銘木でも味が変わります。更に杢目によっても雰囲気が全く変わるので端材一つでも様々な表現ができるようになります。

世界4大銘木・ヨーロピアンウォールナット

家具材では最高級素材!

ヨーロピアンウォールナットは暗灰褐色の美しい波目が見れる銘木です。重厚で歪みが少なく、衝撃に強いことからヨーロピアンウォールナットは家具材では最高級品とされています。ヨーロッパでよく取れる木材で中世からヨーロピアンウォールナットは好んで使われてきました。現在では日本への流通販売は数少なくなってしまいましたが、端材などは未だに流通販売があるので見かけたら購入してみるのがおすすめです!

その他のウォールナットも魅力的!

ヨーロピアンウォールナットは非常に素晴らしい銘木なのですが、現在では大量に手に入れることは難しいです。もしもDIYでウォールナットを大量に使うときには他の種類のウォールナットを使うことがおすすめです。似た種類である「ブラックウォールナット」は似た模様や性質を持ちながら多くが安価で販売されているので手に入りやすいです。

世界4大銘木・キューバンマホガニー

今では貴重種のマホガニー

キューバンマホガニーは赤茶色で木目が非常に美しい魅力的な銘木です。キューバで生産されていた銘木なのですが、過去の伐採によって現在では生息数が少なくなってしまって輸入などはされていません。楽器や家具材として非常に優秀で今ではキューバンマホガニーで作られた製品は希少価値がついています。キューバンマホガニーではなく、通常のマホガニーも同様に素晴らしい魅力の銘木で、こちらはDIYでよく使われている銘木になります。

キューバンマホガニーのギター!

キューバンマホガニーの中でも特に貴重な生産品としてはキューバンマホガニー製のギターが有名です。音質なども勿論ですが、独特的な赤みの杢目はそれだけで存在感が素晴らしく、身を引く存在となっています。近年ではキューバンマホガニーを増やそうとする動きも始まっていて少しずつ生産数が増えているらしいので、DIYでも使える日は遠くないかもしれません!

世界4大銘木・チーク

最高級の建築材!


チークは辺材が黄白色で芯材が黄金色と暗褐色の波が見える木材です。割れや反りが発生しにくくて水や湿気に強いことからチークは家具や船舶の高級素材として使われてきました。チークはカットしたときは表面が粗いのですが、時間が経つにつれて自身のロウがにじみ出て独特な味わいを出して色づくために「チーク色」と名づけられます。現在では希少種で伐採などが禁止されている地域があります。

クイーンエリザベス2号にも使われた!

チークは船舶用の素材として最高級で過去には有名な「クイーンエリザベス2号」のデッキや内装に使われたこともありました。その他にもチークは高級列車の「オリエント急行」などにも使われるなど、非常に有名な銘木となっています。チークは日本で現在も販売されている銘木なのでDIYなどでも入手しやすいおすすめの銘木となっています!

世界4大銘木・アッシュ

最高級のDIY材!

アッシュとはアメリカでよく使われていた白色系の銘木です。様々な用途に使われている銘木でアッシュは建築材から楽器、テニスラケットなどにも使われています。強固ですが程よく軽量で加工がしやすいので、アッシュはDIYにはもってこいな素材となっています。ただし木目に沿ってある導管が大きめで柔らかく、加工時にズレたりしやすいので少々加工の難易度は高いです。

DIYで栄えるナチュラルカラーが魅力的!

アッシュの最大の特徴はどこに使っても違和感のないナチュラルカラーです。アッシュの鮮やかな白色はテーブルやタンスなどにすれば高級感と清潔感のあるインテリアに仕上がります。また、導管の目止めに色つきのものを使うことでアッシュの波目の色合いを変えることもできるので、インパクトが欲しい時には様々な色合いのアッシュも出すことができます。

その他の銘木

デザートアイアンウッド

正確にはデザートアイアンウッドというきは存在しなくて、メキシコなどの砂漠地帯で立木や瘤が半化石化したものをいいます。黄土色から濃色まで多くの色合いがあって、鉄のように硬いことからアイアンウッドなどと呼ばれています。非常に固めで重い木材で、ナイフのハンドル材や高級筆記用具のグリップ材などに使われることが多いです。端材でもかなりの高値で取引されています。

スネークウッド

スネークウッドは銘木の王様とも呼ばれています。その杢目は蛇の鱗のような波目が浮き出ていて非常に魅惑的な雰囲気を出しています。質量や密度も銘木の中では最高クラスで、ステッキなどの頑丈さを求められる用途に使われます。銘木の中で端材クラスでも一番価格が高く、入手すらも困難な貴重素材となっています。

銘木はどこで販売されているの?

DIYで軽めに使うにはホームセンターがおすすめ!

銘木はDIYで使うことも多々あります。そんな中で気軽に手に入って見に入るのはホームセンターでしょう。ホームセンターではハガキサイズの銘木と各種端材が販売されています。有名で流通の多い銘木は案外と簡単に手に入りますが、希少な銘木はないことが多いのでほかを当たりましょう。端材の大きさもまばらな事が多いので実際に確認しに行く必要があります。


DIYでガッツリ使うなら木材屋さんがおすすめ!

一番確実でいろんな銘木が手に入るのは木材屋さんです。ネットで検索してみると銘木を専門に扱っている木材屋さんも多くあって入手が困難な銘木も取り扱っていることが多いです。木材屋さんで1番嬉しいのが、大きめの銘木が手に入ることですね。テーブルや棚などには一枚板が必要になることが多いですが、中々手に入るものではありません。しかし、木材屋さんではそういうものも多く扱っているのでDIYでの幅が大きく広がります。

銘木の使い方

DIYの棚や机に!

DIYで作れるものでは一枚板を使った木製テーブルなどが銘木を使うと栄えますね。銘木を使った作品はいかに杢目を綺麗に見せられるかというのもあるので大きく、目に付く場所に使うのが最も適しています。銘木を使った作品は長い間使えるものになるので、じっくりと良いものに仕上げましょう!

彫刻などの芸術品に!

銘木が小さいものしか手に入らない場合はアクセサリーなどに使うのも良いです! 特殊な杢目がアクセントにあるので非常に美しくて魅力的な作品になること間違いなしです。また頑丈な木材でもあるのでカスタムナイフやステッキのグリップにもよく使われています。

銘木のまとめ

銘木のまとめ

DIYで使える銘木はいかがでしたか? どれも綺麗な杢目があって使うことが出来れば作品のクオリティが上がること間違いなしです!まずは手軽な銘木を購入してみてその美しさなどを堪能してみてください!

DIYが気になったらこちらもチェック!

DIYが気になった方は下記に必要な電動工具やオイルフィニッシュのまとめ記事をリンクしておくのでよろしければあわせてお読みください!