検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

オイルフィニッシュのやり方とは?正しい6つの手順で仕上がり完璧!

木材でできた作品の仕上げには、オイルフィニッシュがおすすめです。オイルフィニッシュのやり方には、使う油によっていろいろな方法があります。クオリティの高い作品を作るために、正しいやり方を知っておきましょう!今回は、知っておくべき5つの手順をご紹介します!
更新: 2024年4月20日
ysakura3928
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

オイルフィニッシュとは?

木目を残したまま仕上げるやり方

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

家にある木製の家具には、カラー塗料でコートされたものだけでなく、木材の木目がそのままで、表面に薄くコートされているものがあります。これらはオイルフィニッシュと呼ばれる、ごく自然に仕上げる方法です

オイルフィニッシュは、木材に油を染みこませる方法で、カラー塗料のように木目が消えてしまわないため、木材のよさをそのまま味わえます。

ナチュラルなやり方で優しさや高級感がある

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

DIYなどでも、オイルフィニッシュは大変人気です。オイルフィニッシュで仕上げた木材の作品は、木目ならではの暖かさや優しさが感じられます。使っている木材によっては、高級感溢れる仕上がりにもなるので、贈り物にも最適です!また、オイルフィニッシュは外見のよさだけでなく、機能的な仕上がりにも影響が出ます。

オイルフィニッシュはなんでするのか?

外見を整えるため

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

オイルフィニッシュをすると、木材の表面は、油や塗料が染み込んで落ち着いた色合いになります。色がついた種類の油を塗ると、簡単に自分好みに色付けできるのもポイントです。着色することによって、通常できない色合いにもできます。

作品の表面保護のため

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

オイルフィニッシュをすることで、木材の表面には薄い塗膜が作られます。これによって、水や余計な油、紫外線などから守られるため、汚れたり傷ついたりせず、長い間使うことができます。木材独特のささくれも塗り方によっては防げるため、手に持って使う物の安全性の向上も得られます!

作品の安定化のため

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

木材はオイルフィニッシュをしないでいると、湿気を吸い取って歪んでしまいます。歪むことによって、棚が開かなくなったり、隙間ができて、見栄えが悪くなったりする可能性が高いです。そのため、DIYでよい作品を作るためには、忘れてはいけない作業になります。

オイルフィニッシュをやってみよう!

DIYの仕上げに外せないオイルフィニッシュのやり方

オイルフィニッシュは、DIYの仕上げにおすすめです。上記項目でも書きましたが、作品全体のクオリティや安全性、耐久度など、さまざまな恩恵を与えてくれます。やり方も棚や台などを作った経験のある方ならば、なんてことはありません。ちょっとした塗り方に注意すれば、作品を一段階上の仕上がりにできます!

初心者でも簡単にできるやり方もある!

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

DIYだけでなく「ちょっとした木材の補強や塗り直しがしたい」という方にも、おすすめできます。最近では、オイルフィニッシュ用の油も、多くの種類が発売されていますので、初心者にもおすすめできるものが沢山あります。ちょっとだけ手を出して、家具や小物などにオリジナル感を出してみませんか?

オイルフィニッシュに使われる油とは?


自然油と合成塗料

オイルフィニッシュに使われる油(オイル)は、大きく分けて「自然油」と「合成塗料」の2種類です。それぞれに特徴と特性があるので、自分がやりたいオイルフィニッシュに合わせて使いましょう。

自然油とは?

自然油は、その名の通り自然で取れる天然の植物性油となります。自然油には、大まかに乾性油・半乾性油・不乾性油の3種類があり、オイルフィニッシュに適しているのは、乾性油です。

乾性油というのは、乾くと固まる性質があるもので、亜麻仁やクルミ、荏胡麻などがあります。木材の特性や感触を残したままの暖かい仕上がりにできますが、乾燥に時間がかかるのが特徴です。

自然油の塗りやすさ

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

自然油を木材に塗ると、酸素と反応して硬化し始めます。硬化すると非常にツヤが出て、サラサラとした気持ちのいい木材の手触りを味わえますよ。

種類によって、色合いや硬化の具合など特徴があるため、おすすめの配合などを自分で探すのも楽しみの一つです。塗り方は、浸透させるように塗るだけなので、それほど難しいことはありません。初心者にも使いやすく、おすすめできる種類も豊富です。

ウレタン系とは?

WOOD LOVE オイルフィニッシュ

出典:楽天

自然油とは、逆の合成塗料です。木の表面に塗ることで、多少の浸透と薄いプラスチックの塗膜を作り、汚れや傷に非常に強い性質を持ちます。着色剤の混ざったものならば、自分の好きな色に整えることもできるので、作品の幅が広がりますよ。乾燥が早く、木の強度が上がる反面で、木材そのものの特性はなくなってしまいます。

ウレタン系の塗りやすさ

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

主にウレタン系の塗料は、刷毛を使って塗ります。塗り方は、粘性を下げるために、水や専用のうすめ液を混ぜながら、木材の表面に塗布していってください。塗るたびに表面に塗膜を形成するので、非常にツヤが出て綺麗な見た目になります。ただしウレタン系は塗るのが少し難しく、塗り方によってムラができやすいので、注意が必要です。

オイルフィニッシュの油の種類

亜麻仁油

木部用自然塗料オイル 亜麻仁油

出典:Amazon

成熟した亜麻の種子から採れる油です。昔からある伝統的な自然油で、「オイルフィニッシュといえば亜麻仁油!」というほど有名ですよ。亜麻仁油は、木工製品の仕上げから革細工、食用、DIYなど幅広く使われています。

木材へ使うと、濃い目の色で美しく仕上がりますが、亜麻仁油は、完全に乾燥するまで独特なニオイがあるため、好みによって他の自然油と使い分けましょう。

ワトコオイル

ワトコオイル ダークウォルナット W-13 1L

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

ワトコオイルは、亜麻仁油をベースに、浸透力や塗りやすさを調整した製品です。有機溶剤や防カビ剤など化学薬品も混ざっていますが、従来の亜麻仁油の性質も保っているので、自然油の分類に入ります。通常の亜麻仁油よりも扱いやすく、DIY初心者にはおすすめで、いくつかの種類があるので、着色もできる優れものです。

たくみやの和み

たくみやの和みは、乾性油の荏油・桐油・くるみ油が混ざった種類の油です。自然油のそれぞれの特性を活かすために、メーカー独自の配合がされています。それぞれの油を別々に買う必要がないので、おすすめの商品となります。DIYのオイルフィニッシュや木製品のツヤ出しなど、幅広く使えて便利です。

オイルフィニッシュに使う必要な道具


油(オイル)

オイル
Photo byA_Different_Perspective

塗りこむ油(オイル)は、自分の好みや用途に合ったものを使いましょう。着色剤が入っているものは、一度試し塗りしてから、本番に挑むようにしてください。

刷毛or布など

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

刷毛はウレタン系や自然油を塗布する時に、布は自然油を塗る際に使います。布は使い古した衣類などで十分ですが、毛羽立たないものを選びましょう。キムワイプなどのウエス(汚れを拭き取るシート)を使うのもおすすめです。

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

耐水ペーパー

Bigman(ビッグマン) 耐水ペーパーセット400

出典:Amazon

耐水ペーパーは、木材の表面を整えるために使います。通常のサンドペーパーでは、濡れると使えなくなってしまうので、必ず耐水ペーパーにしましょう。油を塗る前は、#400番程度を使い、塗装後の仕上げには、#600~1000番の耐水ペーパーを使ってください。

ゴム手袋など

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

手に付着しても害はありませんが、油独特の強い匂いや着色剤の色などが付いてしまいます。そのため、問題がある場合は、油に強い使い捨てのゴム手袋を用意しましょう。

オイルフィニッシュのやり方:6つの手順!

①:下地作りのやり方

基本的なやり方として、最初に油を塗りこむ前に、木材の表面をならします。この工程が、作品の仕上がりに大きな影響を及ぼすため、#320~#400番の耐水ペーパーを使い、気が済むまで行いましょう。

②:塗りこみ1回目!

自然油の塗り方は、まず布に油をたっぷり付け、木材に塗りながら染み込ませていきます。最初はぐんぐんと油を吸い込むので、表面に油が浮き出るくらいまで塗り込みましょう。ウレタン系は、刷毛で木材にムラができないように、きれいに塗るようにしてください。

着色をする場合は、この工程での塗り方によって、仕上がりに大きな差が出るため、慎重に塗りましょう。

③:乾燥1回目!

塗り終わったら風通しのよい、ホコリの少ない日陰の場所で乾かしましょう。乾燥については、自然油は24時間ほど、ウレタン系はそれぞれ適切な乾燥時間に従って、十分に置いてください。

乾燥が十分でないと、前に塗りこんだ油を剥がしてしまうことになるため、無意味になってしまいます。1回目の塗装では、多少色は変わるものの変化は少ないです。

④:塗りこみ2回目

乾燥が十分できたら、2回目の塗り込みをしましょう。ウレタン系は塗り込みを行う前に、#400番程度の耐水ペーパーで表面を整えると、より一層きれいに仕上がります。1回目よりも木材に染み込む量が少ないため、あまり塗料をつけすぎると、ムラの原因になるので気をつけてください。

自然油の2回目の塗り込みでは、#600番位の耐水ペーパーに油を付けながら研磨しましょう。木材の細かい粉が油と一緒に木目に入ることで、目止めの効果が出ます。研磨が終わったら、軽く油と汚れを拭き取りましょう。


⑤:やり方によって1~3回繰り返す

乾燥1回目から塗り込みと研磨を、1~3回好きなだけ繰り返します。ウレタン系は、あまりやりすぎると塗膜が厚くなりすぎるので、注意しましょう。自然油は、木材の染み込み具合と表面の研磨具合で、塗る回数を調整します。着色している場合は、色のムラが出ないように、満遍なく塗り込んでください。

⑥:最後の仕上げ

十分な塗り込みを終えたら、仕上げに薄く油を塗って表面を整えます。ウレタン系は、これで表面の凹凸をなくすように、塗り方に力を入れてください。自然油は光沢を残すためなので、塗ったらすぐに拭き取ってしまっても構いません。

オイルフィニッシュで注意すること

使い終わったウエスや布に注意

塗り込みをした際に使ったウエスや布は、油を大量に含んでいます。自然油は大変燃えやすく、積み重なって高温になると発火する可能性大です。そのため、使い終わった後には、燃やして処理するか、水に浸して発火しないようにしましょう。また揮発性の液体が混ざったものは、換気にも注意してください。

長年使わないと開かなくなる

オイルフィニッシュに使う塗料は、缶やビンに入っているものの乾燥しやすいため、長い期間置いておくと、中で水分がなくなり固まってしまいます。特に自然油は、ビンの中で固まると、蓋を開けることすら困難になるので、できれば冷蔵庫で冷やしておくと長持ちしますよ。

オイルフィニッシュの製品の手入れ

やり方簡単なメンテナンス

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

オイルフィニッシュをした作品や製品は、年月が経つと徐々に乾燥してカサカサになっていきます。ウレタン系は、風化によって塗膜が剥がれ落ちてしまうので、再度塗り直しが必要です。

自然油は、再び塗布すれば潤いを取り戻すため、適切な量の油を塗り込んで仕上げましょう。程よい光沢が戻ったら、乾燥後に乾拭きしてあげると、さらにツヤが出ます。

オイルフィニッシュのまとめ

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

オイルフィニッシュの正しい5つの手順は、お分かりいただけましたか?正しい手順でできた作品は、きっとクオリティの高い作品になって愛着が湧くでしょう。今までやったことのない方も、作ったものが長持ちするようになるので、是非ともやりましょう!オイルフィニッシュに似た仕上げ方法もあるので、下記のおすすめ記事もご覧ください!