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塩船観音寺の5つの魅力!歴史や気になる「つつじ祭り」情報もご紹介!

つつじ祭りでよく知られる塩船観音寺は、都心からもアクセスの良い青梅市にあります。今回は、つつじの開花時期に多くの人が訪れる塩船観音寺の魅力をいろいろとご紹介していきましょう。つつじの見どころ時期やつつじ祭りに関する情報もお届けします。
2020年8月27日
kaorin007
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塩船観音寺の基本情報

つつじの花が魅力の塩船観音寺

塩船観音寺は、東京都青梅市塩船にある真言宗醍醐派の寺院です。関東八十八カ所霊場の第72番札所でもあります。本堂、仁王門、阿弥陀堂は、室町時代後期に建立されたもので、国指定の重要文化財です。また、木造千手観世音菩薩立像や木造金剛力士立像、木造二十八部衆立像などの仏像は、東京都指定の有形文化財にもなっています。寺院の庭では、四季折々の花々を楽しむことができるのも魅力です。特に17,000本のつつじの花が植えられたつつじ園では、つつじ祭りが毎年おこなわれています。 ●住所:東京都青梅市塩船194  ●TEL:0428(22)6677

塩船観音寺 公式ホームページ 花と歴史の寺 新東京百景 青梅塩船 トップページ
青梅市にある花と歴史の寺 塩船観音寺。厄除け・体験修行・重要文化財があります

塩船観音寺へのアクセス

駐車場完備で首都圏からのアクセスも良好

塩船観音寺へのアクセスは、車利用なら首都圏中央連絡自動車道を使うと便利です。最寄りのインターチェンジは、青梅インターになります。インターチェンジからは、約10分ほどで塩船観音寺に到着です。塩船観音寺には、第一駐車場・第二駐車場・名押印駐車場が完備されているので、車利用のアクセスも心配いりません。また、新生児祈願や安産祈願での参拝や足の不自由な方用に臨時の駐車場も用意されています。駐車場の収容台数は、第一駐車場・第二駐車場・名押印駐車場を合わせて200台ほどです。

電車とバスの乗り継ぎでもアクセス可能

電車を利用してアクセスする場合は、JR青梅線河辺駅が最寄駅です。河辺駅北口から西東京バスか都バスを利用します。最寄りのバス停は、「塩船観音入口」です。バス停から塩船観音寺までは、徒歩で約10分程度です。タクシーを利用する場合は、JR東青梅駅からのアクセスがおすすめします。駅から塩船観音寺までは、約15分ほどです。

塩船観音寺の歴史

始まりは大化の時代から

塩船観音寺の歴史は、若狭国の八百比丘尼が大化の時代に紫金の千手観音像をこの地に安置したことから始まるといわれています。塩船観音寺の名前は、天平時代に訪れた行基が名付けたことが由来のようです。小さな丘に囲まれていた塩船観音寺の地形が、船のようだということから仏教の「弘誓の舟(仏が人々を救う大きな願いの船)」に例えて名付けられたといわれています。貞観年間には、比叡山の僧であった安然和尚が観音堂を再考し、その後12もの坊舎をたてるなど隆盛を極めました。

塩船観音寺の逸話とご利益

塩船観音寺の歴史あるご本尊の十一面千手千眼観自在菩薩には、危難や苦悩から人々を救う力があるといわれています。また、塩船観音寺の開祖として歴史に残る八百比丘尼は、人魚の肉を食べ800歳まで生きたという逸話を残す歴史上の人物です。そのため、塩船観音寺には不老長寿や永遠の若さの御利益があるとされています。


塩船観音寺の魅力についてご紹介

つつじ祭りでよく知られる塩船観音寺には、いろいろな魅力があります。国指定の重要文化財や東京都有形文化財、青梅市指定有形文化財に指定されている建物や仏像、東京都天然記念物に指定された大杉など見どころがたくさんです。つつじだけでなく四季折々の花々を楽しむことのできるのも塩船観音寺の魅力だといえるでしょう。そんな素敵な塩船観音寺の魅力をご紹介していきます。

塩船観音寺の魅力①【数多くの文化財】

国指定重要文化財

塩船観音寺の国指定重要文化財は、「仁王門」「阿弥陀堂」「本堂・厨子」の3カ所です。仁王門は、塩船観音寺の山号である「大悲山」の扁額が掲げられた趣のある建物です。阿弥陀堂は、36年の解体修理以降かやぶき屋根から銅板ぶき屋根に変わったものの室町時代の歴史を感じさせます。本堂は、 木造・寄棟作りで茅葺き屋根といにしえの風情があります。ご本尊が安置されている厨子にいたっては、普賢菩薩・文殊菩薩雅うち扉に描かれた精巧な作りが見どころです。

東京都有形文化財

塩船観音寺には、国指定重要文化財以外にも素晴らしい文化財があります。ご本尊の十一面千手千眼観自在菩薩は、東京都有形文化財に指定されています。藤原仏を思わせる豊満な上半身と宋朝様式を思わせるにぎやかな衣文が特徴です。同じく東京都有形文化財の二十八部衆は、京都三十三間堂に並んで28体すべてが揃っている歴史的価値ある仏像です。国指定重要文化財の仁王門に安置されている仁王像は、「運慶」作かと言われ注目された仏像です。

塩船観音寺の魅力②【花の寺】

つつじ祭りの見頃はゴールデンウィーク

塩船観音寺で忘れてはいけないのが「つつじ祭り」です。このお祭りは、塩船観音寺が花の寺と言われるゆえんでもあります。昭和42年から始められたこのお祭りは、つつじの開花時期にあわせ毎年4月中旬の時期から5月上旬の時期におこなわれます。開花の見頃を迎えるゴールデンウィーク時期には、つつじの開花を一目見ようとかなりの人でにぎわいを見せるようです。

四季折々の時期に花の見頃をたのしめる

つつじの開花時期には、観音様が見下ろすつつじ園では、20品種以上のつつじの花が見頃を迎えます。開花時期の異なる早咲きのミツバツツジや遅咲きのリュウキュウツツジなど長い期間つつじの開花を楽しむことが可能です。もっとも見頃を迎えるゴールデンウィーク時期には、すべての山を覆いつくすほどのつつじの見頃を目の当たりにできるでしょう。塩船観音寺では、つつじの他にも様々な花々が時期に合わせて見頃を迎えます。つつじの季節だけでなく四季折々の風情ある姿を楽しめるのもこの寺院の魅力です。

塩船観音寺の魅力③【一日体験修行】

山伏の世界を体験できる


塩船観音寺では、20歳以上の男女を対象に「一日体験修行」の講座をおこなっています。興味はあるけどなかなか体験できないのが修験道・山伏の世界です。山伏といえば「荒行」のイメージが強いですが、塩船観音寺では修験道の入門講座的な修行がおこなわれています。春と秋の時期におこなわれるこの一日体験修行では、経験豊富な行者が丁寧に指導してくれるので安心です。日々漫然と日常生活を送っている人には、ちょっとした刺激体験になるといえるでしょう。

塩船観音寺の魅力④【可愛いマスコットキャラ】

癒し系キャラ「やおびくにちゃん」

「やおびくにちゃん」は、塩船観音寺の開祖である「八百比丘尼」からイメージされた癒し系のキャラクターです。「やおびくにちゃん」の誕生は、平成28年に始まります。つつじ祭り50周年を迎えたのを記念して生み出されたキャラクターです。「人々の願いに少しでも応えたい」という思いを胸に純粋な心で前向きに進んでいくキャラクターのようですね。ちなみに、好きなものは椿とつつじと観音団子だそうです。

塩船観音寺の魅力⑤【御朱印】

塩船観音寺は、関東八十八ヶ所霊場第72番札所というだけでなく、東国花の寺百ヶ寺東京第13番札所、奥多摩新四国八十八ヶ所霊場第59番札所にもなっています。そのため関東八十八ヶ所霊場第72番札所としての御朱印と東国花の寺百ヶ寺東京第13番札所の御朱印をいただくことができるのです。御朱印収集家にとっては、とても魅力的な寺院ですね。御朱印は、本堂手前にある御守所でいただくことができます。つつじ祭りで有名なつつじの開花時期に合わせて訪れるのもおすすめです。

塩船観音寺「つつじ祭り」情報

基本情報

●開催期間:毎年4月中旬~5月上旬 ※つつじの開花状況によって期間が短くなることもあります。見に行く前に期間を確認しておくことをおすすめします。 ●料金:大人300円/小人(小学生以下)100円(平成30年4月現在) ※つつじ祭りの期間中のみ入山料が必要です。

つつじ祭り期間中の行事

つつじ祀る期間中におこなわれる塩船観音寺の行事は次の通りです。 ●4月29日 花お稚児行列 鮮やかな衣装を身にまとったお稚児さんたちが寺院内を練り歩くのが見どころです。 ●5月1日 秘仏御本尊御開帳大護摩修行 国指定重要文化財のご本尊が御開帳される貴重な機会です。 ●5月3日 例大祭柴燈護摩火生三昧火渡荒行 悪魔退散のためにおこなわれたのが始まるの行事です。柴燈護摩御本尊の不動明王を招き護摩供養をおこないます。その火の中を渡る「火渡り」は、当日一般の参拝者もおこなうことができ御利益をえたい参拝者から人気です。 ●5月5日 例大祭結願大護摩修行 例大祭が無事終了したことを報告する行事です。

塩船観音寺に関する口コミ


つつじの時期は平日でも賑わう

つつじの美しさと「つつじ祭り」が口コミサイトでもよく取り上げられていますね。つつじ祭りの際には、やはりかなりの人混みのようです。平日でも人が多いようなので、車を利用する場合は早めに出かける方が良いでしょう。現地には、有料ですが駐車場も完備されています。ただし、駐車場には限りがあるので公共の交通機関で行くと安心ですね。

5月上旬行きました。さすがにつつじの時期とあって観光客が大勢いました。園内は遊歩道もありゆっくりと歩くことができます。

ベストポジションは境内の高台

つつじ祭りでつつじの花を満喫できるベストポジションは、観音様の足元あたりの高台です。この高台からは境内を一望できます。全山を覆いつくすようなつつじの花が咲き乱れる風景をじっくりと楽しむことができるでしょう。ただし、高台へたどり着くまでの道のりが山道になっているのでスニーカーなどの履きなれた動きやすい靴を履いていくのがおすすめです。山道は少し大変ですが、その先にある素晴らしい景色を見るためには多少の労力は惜しまないでおきましょう。

何度、訪れても、その景色に圧倒されます。ここを訪れたら、ぜひ境内の一番高台へ。

まとめ

文化財と花が楽しめる塩船観音寺

塩船観音寺では、国指定重要文化財をはじめとする数々の歴史的価値ある文化財を実際に見ることができます。四季折々の花々に囲まれる花の寺として人気を集まる塩船観音寺では、毎年4月中旬から5月上旬にかけての「つつじ祭り」が人気です。ゴールデンウィーク時期には、全山を覆うばかりのつつじの花が見頃を迎え圧巻の景色を演出してくれます。不老長寿にご利益があるといわれるパワースポットの塩船観音寺へは、つつじの時期に訪れてみるのがおすすめですね。

寺社の御朱印が気になる方はこちらをチェック!

関東八十八ヶ所霊場第72番札所や東国花の寺百ヶ寺東京第13番札所、奥多摩新四国八十八ヶ所霊場第59番札所としても知られる塩船観音寺では、御朱印をいただくことができます。御朱印は、そのお寺独自の趣があり年長者だけでなく幅広い年齢層でひそかなブームにもなっています。そんな御朱印について興味があるという方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。