検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

リュウキンカとは?その特徴や育て方を解説!増やし方はどうやるの?

リュウキンカは黄色い小花が可愛らしい植物で、水辺に自生しています。育てる方法のコツは湿地の環境に近づけることです。腰水という水やり方法を実践しましょう。リュウキンカは病害虫に強い植物です。リュウキンカに肥料を施す方法などの育て方や増やし方をご紹介いたします。 
2020年8月27日
Yukari.S
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

フマキラー カダンプラスDX 1100ml 活力成分配合の殺虫剤(家庭菜園・ガーデニング・園芸 殺虫剤・病害虫対策)

トヨチュー 病害虫予防スプレー(900mL)【トヨチュー】

粒状荒木田土 14L 園芸 ガーデニング 用土

ハイポネックス 肥料 マグアンプK 中粒 1.3kg

ハイポネックス プロミック 草花・鉢花用 150g

リュウキンカってどんな植物?

リュウキンカは、日本やアジアなどに自生し、水辺や湿地に生育するという特徴を持つ多年草です。日本では、おもに九州や本州に生育しています。また、北海道などの一部地方では、リュウキンカの若い芽を食べる習慣があるそうで、とても美味なのだとか。ただし、食べ過ぎると下痢になることがあるので注意も必要です。春の芽吹きの時期、清流のほとりで、きらきらした光のなかに映し出されるリュウキンカの黄色い小花は、大層かわいらしいものです。

リュウキンカの花の特徴

リュウキンカの花の咲く時期は、5~7月の気候のよい頃です。田んぼの近くの水のほとりなどで、リュウキンカと知らずとも、可愛らしい黄色い小花を見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。リュウキンカは、およそ2.5~3センチくらいの小さく黄色い花を咲かせます。ただし、花びらに見えているのは実はガクの部分であり、リュウキンカには花びらはありません。リュウキンカのガクは5~7枚です。ガクの真ん中には、無数のおしべと4~12個のめしべが存在しており、まるでぼんぼりのような丸い形を作っています。

リュウキンカの葉の特徴

リュウキンカの葉っぱの色は明るいグリーンです。リュウキンカの葉っぱは丸みを帯びた形をしていて、葉っぱのふちは、とても細かいぎざぎざ状になっています。

リュウキンカとヒメリュウキンカは別の植物

「リュウキンカ」と「ヒメリュウキンカ」は、同じキンポウゲ科に属する植物で、名前も似ています。ただし、属名は別です。「リュウキンカ」はリュウキンカ属に分類される植物で、「ヒメリュウキンカ」はキンポウゲ属に分類される特徴を持ちます。「ヒメリュウキンカ」はヨーロッパ原産の植物で、リュウキンカの特徴と同じく湖の近くなど湿った場所に生育しています。初心者にも比較的育てやすいのは「ヒメリュウキンカ」です。ただし「ヒメリュウキンカ」は、灰色かび病などの病害虫対策が必要です。

フマキラー カダンプラスDX 1100ml 活力成分配合の殺虫剤(家庭菜園・ガーデニング・園芸 殺虫剤・病害虫対策)

病害虫対策におすすめ。いろいろな植物にオールマイティに使え、さらにさまざまな病害虫に対応しています。病害虫がついてしまったあとの殺虫殺菌効果のほか、病害虫がつく前の予防効果ももたらしてくれます。また、駆除しにくい葉っぱの裏などのすみずみまで薬剤が行きわたる工夫がなされています。

トヨチュー 病害虫予防スプレー(900mL)【トヨチュー】

りんご有機酸配合のスプレーです。食品用のりんご酢由来なので安心です。微生物や益虫といった必要な生き物に影響をあまり与えません。殺菌剤ではなく予防のための薬剤なので、こまめに塗布することがポイントです。

リュウキンカの種類

リュウキンカとヒメリュウキンカは、同じキンポウゲ科の植物。ただし、属名が違うので、厳密には種類が違います。ヒメリュウキンカはリュウキンカより育てやすいとされています。ヒメリュウキンカには、多くの品種があります。一重咲き、八重咲などの花や、黄色や白色の花色、また斑入りの葉っぱの品種もあります。育てやすさの度合いでの選び方のほか、花姿での選び方、花色での選び方、葉姿での選び方など、お好みの選び方ができるでしょう。

リュウキンカ

リュウキンカ属に分類されるリュウキンカです。育てやすさの度合いでの選び方ではヒメリュウキンカに負けてしまいますが、シンプルな花姿は上品なもの。ぜひトライしてみたいですね。

ヒメリュウキンカ「リトルソウゼイ」

「リトルソウゼイ」は、極小型のヒメリュウキンカです。小さな鉢にちょこんとミニマムに植えてお部屋に飾っておくのも可愛いですね。ヒメリュウキンカは、ガーデンやお部屋のイメージに合わせた選び方をするのも素敵です。

ヒメリュウキンカ「サラダボウル」

「サラダボウル」は、黄色とグリーンの入り混じった丸い花模様がキュートでポップ。見た目に楽しいヒメリュウキンカです。個性的な選び方をしたい方におすすめの品種です。

八重咲ヒメリュウキンカ


同じヒメリュウキンカでも、一重咲きと八重咲きでは印象が変わります。八重咲のヒメリュウキンカは、一重咲きのものよりも華やかなイメージをもたらしてくれます。お庭をぱっと明るく演出したいといった選び方におすすめです。

ヒメリュウキンカ「ブライトエッグ」

「ブライトエッグ」は、とても珍しい白色のヒメリュウキンカです。ほかにはないタイプのリュウキンカをお探しのかたに、ぜひともおすすめしたい品種です。

リュウキンカの花言葉

花言葉1・「富」

リュウキンカの花の黄色は、まぶしいくらいに鮮やかなカラーで、黄金色とも称されるもの。そんなリュウキンカの花色からイメージされて、「富」という花言葉が生まれました。

花言葉2・「必ず来る幸福」

リュウキンカは多年草。寒い冬を乗り越えて、春の時期に美しい小花を咲かせます。山のなかの清流のそばに自生しているリュウキンカの花に出会うと、その可憐さのあまり、はっと息をのんでしまいそうです。そうしたリュウキンカの特徴から、「必ず来る幸福」という花言葉がつけられました。

花言葉3・「あなたに会える幸せ」

毎年春になると、可愛らしい花を咲かせて見るものを楽しませてくれるリュウキンカ。春を待ちわびて春を喜んでいるのは植物も人間も一緒。春の温かい陽気のなか、リュウキンカの花に出会う時間は嬉しいものです。そんなリュウキンカへの愛おしい気持ちを込めて「あなたに会える幸せ」という花言葉がつけられました。とてもロマンティックな花言葉ですね。

リュウキンカの花名の由来

和名「立金花」の由来

リュウキンカの茎は、すっくとまっすぐ上にのびる特徴を持っていて、直立しています、リュウキンカは春の時期の訪れとともに、すっと伸びた茎の先に黄金色の花を咲かせます。このリュウキンカの花姿から「立金花」という和名がつけられました。

学名「Caltha」の由来

リュウキンカの学名は「Caltha palustris」。学名の一部である「Caltha」は「強い香りのする黄色い花」を意味するラテン語です。リュウキンカの花姿の特徴に由来する学名となっています。

リュウキンカの基本データ

科名属名

キンポウゲ科リュウキンカ属

学名

Caltha palustris

和名

立金花(りゅうきんか)

別名


馬蹄草(ばていそう)

英名

Kingcup

原産国

日本、朝鮮半島、中国

リュウキンカの育て方・土づくりと肥料

育て方1・土づくり

リュウキンカは、もともと水辺に生育する特徴を持つ植物なので、水持ちがよくて、なおかつ水はけのよい土壌を好みます。小粒の赤玉土に鹿沼土を混ぜたものや、田土を準備しましょう。なお田土は、園芸用に販売されていますので、田んぼに取りに行けない方も大丈夫です。

粒状荒木田土 14L 園芸 ガーデニング 用土

山野草や水生植物に利用できる用土です。水田の下層などから採取される土で、保水性と保肥性に優れています。粘土質なので重いです。

育て方2・肥料

自然に自生しているリュウキンカは、肥料がなくとも毎年美しい花を咲かせ群生しています。その姿からすると意外なのですが、実は、リュウキンカは、やや肥料を好む植物です。リュウキンカの生育時期である春から秋、だいたい3~9月の時期には、しっかりと肥料を与えます。リュウキンカには市販の緩効性の固形肥料を施すとよいでしょう。3~6週間に1度のペースで肥料を与えるのが目安です。

ハイポネックス 肥料 マグアンプK 中粒 1.3kg

暖効性の固形肥料です。元肥として追肥として、オールマイティに使えて便利です。

ハイポネックス プロミック 草花・鉢花用 150g

速効性の成分と緩効性の成分がミックスされた、とても便利な固形肥料です。

リュウキンカの育て方・水やりと場所

育て方3・水やり

リュウキンカは、水辺や湿地に生育する特徴を持つ植物なので、栽培の際の水切れには細心の注意が必要です。地植えの場合には、はじめに植えつける際に、湿地に植えつけるとよいでしょう。そしてリュウキンカが水枯れしていないかこまめにチェックしながら、必要に応じて水やりをしましょう。

リュウキンカには「腰水」という水やり方法を

リュウキンカの鉢植えの場合には、「腰水」という水やり方法がおすすめです。腰水とは、リュウキンカを植えている鉢を、水を張ったバケツや洗面器などにつけておく水やり方法です。

育て方4・場所

リュウキンカは、日当たりのよい風通しのよい場所を好みます。そして、太陽が照り付ける真夏の時期には、半日陰の場所で管理します。また冬の時期は、凍結や霜からリュウキンカを守りましょう。リュウキンカは、冬の時期には地上部分がなくなり枯れてしまったのではないかと心配になりますが、多年草なので根っこは生きています。春の時期になると、また新しい芽を出すでしょう。

リュウキンカの育て方・植えつけと植え替え


育て方5・植えつけ

リュウキンカの植えつけに適した時期は、春3~5月です。土を入れた鉢にリュウキンカを植えつけます。リュウキンカの根っこは細かく枝分かれしているので、できるだけ傷つけないように注意しながら植えつけましょう。

育て方6・植え替え

リュウキンカの植え替えに適した時期は、春3~5月です。リュウキンカは株を増やしながら群生する特徴を持つ植物です。植木鉢に植えているリュウキンカが増えてきたら、植え替えをしましょう。そのままにしておくと、リュウキンカは、根詰まりにより枯れてしまうことがあります。またリュウキンカの植え替えの際に、一緒に株分けすると便利です。

リュウキンカの育て方・病害虫

育て方7・病気

リュウキンカは、病害虫の心配はあまりありません。これといったかかりやすい病気は見当たりません。

育て方8・害虫

リュウキンカは、病害虫の心配はあまりありません。つきやすい害虫は見当たりません。

リュウキンカの増やし方・株分け

増やし方1・株分け

リュウキンカの増やし方の方法としては、株分けによる増やし方が一般的です。リュウキンカは自生地では、リュウキンカはぐんぐんと株を増やしながら群生しています。リュウキンカの株分けによる増やし方は、比較的簡単な方法です。株分けしたいリュウキンカを、鉢からすっぽりと抜き取ります。そして抜き取った株の根っこを、清潔なハサミや手で切り分けます。

ひとつの株を小さくし過ぎないのがポイント

あまりひとつひとつの株が、小さくなりすぎないように注意するのが増やし方のポイント。また、リュウキンカは水を好む植物なので、根っこが乾かないように、できるだけ速やかに植えつけるのも増やし方のコツです。植えつけたリュウキンカの株がしっかり根を張るまで、こまめな水やりを続けましょう。

リュウキンカの魅力に目覚めよう

リュウキンカは、多年草で病害虫にも比較的強い植物です。栽培のコツさえつかめば、育て方や増やし方は比較的簡単です。リュウキンカの育て方のポイントは、水やりと肥料です。リュウキンカはもともと水辺に生育する植物なので、水を絶やさないようにこまめに管理をすることが、リュウキンカ栽培を成功に導くポイントです。リュウキンカの花言葉は「富」「必ず来る幸福」「あなたに会える幸せ」といった素敵なラインナップ。リュウキンカの黄色い小花を鑑賞しながら、希望に満ちたリュウキンカの花言葉を思い浮かべれば、自然と笑みがこぼれてしまいそうですね。

リュウキンカが気になる方はこちらもチェック