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腐葉土の作り方とは?簡単に手作りできる落ち葉を使った方法などをご紹介!

腐葉土の作り方をご存知でしょうか?畑作りやガーデニングによく使われている腐葉土ですが、購入して使っている方も多いのではないでしょうか。実は腐葉土の作り方は難しくないので、誰でもチャレンジ出来るんです。今回はそんな腐葉土の作り方についてご紹介します!
更新: 2022年1月18日
T・S
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腐葉土は作れる?

畑・ガーデニングに欠かせない腐葉土

腐葉土とは、その名前の通り葉が発酵・腐敗して出来た土のことです。園芸用腐葉土はホームセンターなどに行くとよく販売されていますよね。園芸用腐葉土は畑作りやガーデニングによく使われており、すくすくと植物を成長させるのに欠かせないものです。

少量であればそんなに大した金額ではありませんが、大量に使う場合はいくつも園芸用腐葉土を買うことになりますので、お財布を圧迫することもあります。

腐葉土は作れる!

そんな腐葉土ですが、実は腐葉土は誰でも作ることが出来ます。手作りの園芸用腐葉土となれば、最初は作り方も分からずとまどいながら作ることになりますが、慣れてくればとても簡単。

今回はそんな腐葉土の作り方から、腐葉土と堆肥の違い、腐葉土の効果などについてもまとめましたので、是非チャレンジしてみて下さい。手作り腐葉土を使うとガーデニングなどもより楽しくなりますよ!

腐葉土と堆肥の違い

腐葉土と堆肥は原材料に違いがある

まず、よく誤解・勘違いされがちな「腐葉土と堆肥の違い」についてです。腐葉土も堆肥もガーデニングなどによく使われていますが、原材料が違います。

腐葉土は主に広葉樹の落ち葉が積み重なって発酵して出来た土のことですが、堆肥は落ち葉などに加え、その他の有機物も混ざって出来た土のことです。落ち葉だけで出来ているのか、それ以外のものも混ざっているのかの違いがありますね。

腐葉土と堆肥、どっちがいいの?

腐葉土と堆肥の違いが分かったところで、「腐葉土と堆肥はどっちが効果が高いの?」と思いますよね。これはどっちが良い悪いということではなく、使い方や期待する効果で違ってくるのです。

腐葉土は保水性や排水性・保肥性などを増すために混ぜて使われますが、堆肥はその効果に加えて微生物の数を増やしたりする効果があります。また、堆肥には腐葉土よりも栄養が豊富。栄養を加えることなく、保水性などだけを高めたい場合には腐葉土を使うのが一般的です。

腐葉土の良し悪しは?

良い腐葉土は大地の香り

良い腐葉土の判断基準として、臭いがあります。後述しますが、販売されている腐葉土にも粗悪なものがありますので、臭いで判断するのはとても大切。良い腐葉土はしっかり発酵・熟成されているため、嫌な臭いがせず、大地の良い香りがします。

逆に、しっかりと発酵されていない腐葉土はすっぱかったり、嫌な臭いがするのです。販売されているものでもそういったものがありますので、臭いの違いを嗅ぎ分けましょう。

落ち葉の形が残っている?

腐葉土の良し悪しの判断基準としてもう一つあるのが、葉の形・崩れ具合です。しっかり発酵された腐葉土は分解が進んでいるので、落ち葉の形がしっかり崩れています。ですので、見た目が土のように変わっていくのですね。

逆に、発酵が不完全な腐葉土は枯れ葉の形がかなり残っていたり、黒ずんだ葉が沢山あったります。この二つの判断基準で腐葉土の良し悪しを見てみましょう。

腐葉土の作り方①枯れ葉・落ち葉を集める

腐葉土に向いている葉は?

園芸用腐葉土を作ってみたいと思ったら、まずは枯れ葉・落ち葉を集めるところからです。腐葉土は基本的に広葉樹の枯れ葉を使いますので、クヌギやナラ、ケヤキやポプラなどの葉を集めましょう。

公園などでも沢山拾うことが出来ますので、出来るだけいっぱいとってきます。広葉樹の葉は腐敗が進みやすいので、お近くに広葉樹が沢山ある方はラッキーですね!

腐葉土に向いていない葉は?

腐葉土に向いていない葉は、主に針葉樹です。針葉樹の葉は広葉樹の葉と違いがあり、腐敗が進みにくいのであまりおすすめではありません。水分が多い・腐りにくい葉も作りにくいですね。

サクラやヒノキ・スギ・マツ・イチョウなどの葉は腐りにくいので、最初は作りやすい葉から園芸用腐葉土作りを始めていきましょう。腐葉土作りになれてくると、枯れ葉集めがとても楽しくなってきますよ。

腐葉土の作り方②容器を用意する


堆肥枠を使う

腐葉土を発酵させる為の容器を用意しましょう。ホームセンターやネットショップなどで、上記のような堆肥枠が販売されています。堆肥枠ではなくても、コンポストや何か別の容器でも構いません。

ふたも必要になりますので、ふたも合わせて用意します。大きな堆肥枠は結構値段が高いので、お財布と相談しながらどんな容器にするかを考えましょう。容器さえ用意してしまえば、あとは簡単です。

落ち葉の入れられる容器なら何でもOK

値段の高い堆肥枠やコンポストなどを用意しなくても、腐葉土は作れます。要は葉がちゃんと腐敗していくための入れ物になってくれればいいだけですので、木の枠をDIYで作ったりしてもいいのです。

枯れ葉を沢山集めても、腐葉土となった後はかなり容積が小さくなってしまいますので、沢山作りたい方は大きい枠を作ると良いでしょう。

腐葉土の作り方③発酵を促すものを投入

ミミズ・米ぬかを入れる

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容器に枯葉を入れたら、発酵・熟成を進めてくれるミミズをいれましょう。ご存知の方も多いと思いますが、ミミズは良い土を作ってくれる強い味方です。ミミズはネットショップでも販売していますので、ミミズが近くにいない方は購入しましょう。

ミミズの代わりに米ぬかを入れても発酵・熟成します。米ぬかを使う場合は、腐葉土と米ぬかを順番に堆積させましょう。

ピートモスを入れる

瀬戸ヶ原花苑 ピートモス 10L

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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腐葉土とミミズが入った容器の中に、ピートモスやおが屑などを入れると発酵・熟成が早くなります。ピートモスとは、主にコケ類を原料とし、植物を細かく砕いて乾燥させた土のこと。

水分の吸収力が高く、10~30倍もの保水性を持っています。このピートモスなどを入れることにより、発酵・熟成が早くなりますのでおすすめです。

腐葉土の作り方④発酵中の管理

週に一回は混ぜる

枯れ葉やミミズ、ピートモスなどをいれたら、あとは発酵・熟成していくのを待つだけです。ですが、ただ放っておくのではなく、効率よく発酵・熟成させる為に管理をしましょう。

週に一回、または二週間に一回くらいのペースで中身をかき混ぜることで、腐葉土の中に新鮮な空気が入り、状態が良くなります。ただ放っておくスタイルの方もいますが、混ぜてあげた方が上手くいきますのでおすすめです。

水を足す

腐葉土になる過程では発熱が起こります。これは発酵・熟成することにより熱が出てくるのですが、熱が出ることにより水分が抜けて乾燥してしまうのです。

ですので、定期的に土を混ぜるなど管理をする際に、水分が抜けていると感じたら水を入れましょう。湿り気を常にキープすることで発酵・熟成がスムーズに進んでいきます。もちろん、乾燥していなければそのままで構いません。

腐葉土の作り方⑤完成の見極め

完成までは二か月~

定期的に管理をしたら、あとは完成を待つだけです。腐葉土が完成するまでの期間は早くて二か月、色々重なって遅くなると一年間ほどかかることもあります。投入したミミズや米ぬか、また枯れ葉の種類、管理などによって変わってくる部分ですね。

どれくらいで完成するかは技量により差が出てきますので、経験を重ねて腐葉土作りマスターになりましょう!

葉の具合で判断

「ある程度の期間が経ったけど、完成しているのかが分からない」と思った時は、先述した「良い腐葉土の条件」を確認しましょう。良い腐葉土は臭いが良く、かつ葉が崩れており、しっかりと土の状態になっています。

まだ変な臭いがする、または葉の形がしっかりと残っており、ただの腐った葉のようになっているなら、まだ発酵・熟成させる必要があるでしょう。

腐葉土の作り方⑥庭がある場合は簡単

庭に穴を掘って落ち葉を入れる


容器に枯れ葉を入れて作る方法をご紹介しましたが、家にお庭がある場合はとても簡単に腐葉土が作れます。まず、お庭の空いているスペースにある程度大きな穴を掘って、腐葉土作りに向いている枯れ葉を入れていきましょう。

この際、枯葉の間に米ぬかの層を作るのがおすすめです。ミミズなどを入れなくても作れますので、米ぬかを用意しましょう。

土をかけてシートで覆う

大きな穴に枯葉と米ぬかを入れたら、ビニールシートや画像のようなブルーシート類をかけて雨よけをします。そしてこのまま放置しておくだけで発酵・熟成が進み、園芸用腐葉土が完成するのです。

お庭がある場合はとっても簡単なので、是非チャレンジしてみて下さいね。米ぬかがなくても作ることが出来ますが、米ぬかを入れた方が早く完成しますのでおすすめです。

腐葉土の使い方

使い方①用土に混ぜて使う

簡単な腐葉土の手作り方法を紹介させて頂きましたが、使い方があまり分からないという方もいるのではないでしょうか。腐葉土の使い方は基本的には園芸用、または畑に撒く用に作られており、先述した「保水性・排水性・保肥性」を上げる為に用土に混ぜて使います。

作ろうとしている植物・野菜によって、どれくらい腐葉土を混ぜれば効果的なのかは変わってきますので、作りたいものに合わせて混ぜる量を変えましょう。

使い方②表面に敷いてマルチに

腐葉土の使い方は土に混ぜるだけではなく、植物周り・土の表面にかけて使う使い方も効果的。この使い方の目的は土の保温、つまり防寒対策ですね。

防寒対策によく使われるのが、畑でよく見かける穴の空いた黒いマルチシートですが、土を覆えば防寒効果は生まれますので、腐葉土でも防寒出来ます。それに加えて、嫌な病原菌が増えるのを防いでくれる効果も期待出来るのです。

腐葉土は販売されている

粗悪品もあるけど販売されている

プロトリーフ 腐葉土 5L

出典:Amazon

園芸用腐葉土の簡単な作り方を紹介させて頂きましたが、説明を見てあまり作りたくないと思われた方、作れないと思われた方は、ホームセンターなどで購入するのがおすすめです。

ただし、少し先述しましたが粗悪品も混じっていることがあります。販売されている腐葉土をよく見て、葉が大きく残っていないか、臭いがおかしくないかなどしっかりチェックしましょう。使い方や効果の違いなどはありませんので、お手軽さを求める方は購入した方が手間がかかりませんね。

カブトムシ腐葉土と間違えないように

腐葉土と言えばカブトムシにもよく使われていますよね。ホームセンターには、カブトムシの幼虫専用の腐葉土も販売されているでしょう。その際はパッケージに書かれていますので、念のためにチェックしてくださいね。

逆に、園芸用の腐葉土をカブトムシに使うことも危険な場合があります。園芸用腐葉土には殺虫剤が混ざっていることがありますので、カブトムシの幼虫が死んでしまうかもしれません。

堆肥の作り方①原材料

堆肥に出来る、向いているもの

今回は手作り腐葉土の簡単な作り方を書かせて頂きましたが、合わせて堆肥の作り方も見ていきましょう。堆肥の作り方も基本的には同じですので、腐葉土作りに慣れた方なら簡単に作れます。

腐葉土は枯れ葉だけを使いましたが、堆肥は枯れ葉や、乾燥した雑草や芝、野菜、卵の殻、魚の骨、コーヒーカスなども入れて作成。家庭で出る生ゴミをごちゃまぜにして堆肥にするイメージですね。

堆肥に出来ない、向いていないもの

家庭で出る生ゴミを堆肥に出来るのが堆肥の大きなメリットですが、堆肥作りに向かないものも。例えばお肉や動物系の骨、あさりなどの貝殻類、調理済みの食品などがそれにあたります。

お肉も堆肥に出来たら嬉しいのですが、向かないのでやめておきましょう。また、調理された食品も向きませんので入れないようにしてください。

堆肥の作り方②発酵作業

堆肥枠やコンポスターで


まずは枯葉のように枠を用意します。そこに落ち葉などの堆肥作りに使える原材料をいれていきましょう。先述しましたが、堆肥枠は購入すると結構な金額になることもしばしばですので、DIYで作ってしまうのがおすすめです。

枠の中に落ち葉などの原材料を入れたら、ミミズなどを投入してブルーシートをかけておけば、数か月で堆肥が出来上がります。

生ゴミ処理機で

現代らしい生ゴミ処理機での堆肥作りもおすすめ。生ゴミ処理機を使えば特に細かく管理する必要がなくなりますので、手間を省きたい方にはとても良いですね。本体価格と電気代がかかるというデメリットがありますが、お手軽に堆肥を作りたい方におすすめとなっています。

ペットボトルで

大きな枠を作るほどの堆肥を作りたい訳ではない方におすすめなのが、ペットボトルを使ったやり方です。2リットルペットボトルを用意して、底から三分の一くらいでカットしましょう。

切り取ったペットボトルの底部分に、キャップのついた上部部分を、キャップを外してから下を向くように立てて入れて、その中に腐葉土を敷き、堆肥の原材料を入れていきます。あとはガーゼなどで蓋をし、ときどき混ぜることで発酵・熟成が進んでいくのです。お手軽でおすすめの方法となっています。

腐葉土の作り方に関してのTwitter

腐葉土の作り方を覚えるとハマる!

こちらのツイートでは、、腐葉土作りをとても楽しんでいる様子が書かれています。手作り腐葉土を作るなんて、とても趣きがあっていいですよね。手作り腐葉土作りの醍醐味である落ち葉集めも、やってみるととても楽しいもの。是非チャレンジしてみて下さい。

それなら買った方が

園芸用に手作り腐葉土を作る方法を紹介させて頂きましたが、手作りだから効果があるという訳ではありません。ツイートの方は手作り堆肥を作っていますが、この場合だと確かに購入した方が良さそうですよね。使い方なども考えて、手作りするかどうかを考えてみましょう!

まとめ~腐葉土の作り方~

今回の「腐葉土の作り方とは?簡単に手作りできる落ち葉を使った方法などをご紹介!」はいかがでしたでしょうか? 腐葉土を手作りするなんて大変そうに思う方も多いかもしれませんが、実は結構簡単に作れるんですね。

腐葉土は使い方が広くて効果も高いので、是非チャレンジしてみて下さい。慣れればどんどん上手になり、コツが掴めますよ!堆肥との違いも解説させて頂きましたが、腐葉土作りが出来れば堆肥作りも出来ますので、合わせてチャレンジしてみて下さい。

ガーデニングが気になる方はこちらもチェック!

今回は腐葉土の作り方についてまとめさせて頂きましたが、当サイト「暮らし~の」には他にも沢山のガーデニングに関する記事があります。下記に一部を用意させて頂きましたので、気になる方は是非見てみて下さい。