検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

カーフェリーでキャンプに出かけてみよう!メリットや魅力をご紹介!

カーフェリーは、キャンパーにおすすめしたい移動手段です。当記事では、実際にカーフェリーを利用したライター自身の体験を元にメリットから注意点、乗船方法までご紹介します。ポイントを知って、移動手段のひとつとして検討してみてください!
更新: 2023年1月4日
ソウカワ ヨウスケ
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

カーフェリーはキャンパーに最適な移動手段

出典:ライター撮影

3泊4日の車中泊・キャンプ旅で、最終日に選んだ移動手段カーフェリー。初めて利用しましたが、ソロ・ファミリーキャンパーにとって魅力的な移動手段だと体感しました。当記事では、カーフェリーの魅力や注意点、航路についてご紹介します。キャンプ旅を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

カーフェリーとは?

車と人をまとめて運んでくれる大型フェリーです。海上を航行するため、トラブルがなければ現地までノンストップ。さらに、車と人をまとめて運搬してくれるだけでなく、お風呂やレストランなど船内施設が充実しており、移動中も快適な時間を過ごせます。

手続きも簡単で、事前にネット予約しておけば、カーフェリー乗り場まで行き、車検証の提示などの乗船手続きを済ませて乗り込めば、目的地まで眠っていても到着する移動手段です。

カーフェリーを利用するメリット

1:荷物は車に載せられるだけ!

Photo bypixel2013

キャンパーは、いつも車に荷物をたくさん積み込んで出かけるでしょう。公共交通機関を使ったキャンプでは、バックパックに入れられるだけのギアしか持ち運べず、ミニマムな装備でしか楽しめません。しかし、カーフェリーの場合は、車にいつも通りのキャンプギアを積載して、長距離移動できるのが大きなメリットです。

2:スケジュールを立てやすい

旅のスケジュールを計画しやすいのもメリットです。飛行機であれば保安検査を受ける必要がありますし、新幹線なら乗り換えなど乗り込む前に時間がかかります。しかし、カーフェリーを利用するときに考えなければならないのは乗船時間だけです。

カーフェリーなら出航時間までに乗船場所に行き、受付を済ませて車ごと乗り込めば、ゆったりとくつろぎながら目的地まで向かえます。

3:体力と時間を節約できる

カーフェリーでの移動は、12時間以上かかる場合がほとんどです。しかし、乗船してしまえば勝手に目的地まで運んでくれるので、体力を消耗しません。フェリーのダイヤによっては、夜中に移動して朝に現地到着と設定されていることがあります。今回の旅を例に出して、移動にかかる時間を比較すると

ノンストップで運転して約6時間30分

フェリー

何もしなくても約13時間

到着するまでに時間は倍ほどかかりますが、船内でくつろいでいれば目的地に到着しているのは大きなメリットです。

4:リーズナブル

カーフェリーでの移動は、飛行機や新幹線よりも移動にかかる費用を抑えられます。また、自分の車で現地まで訪れられるため、レンタカーを借りる必要もなく、荷物もいつも通りのものを自由に持っていけます。

ここでも今回の旅で往復(兵庫ー北九州)に掛かった移動費用をまとめましたが、ほとんど差がありませんでした。

行き(高速+ガソリン)

帰り(フェリー乗船料)

21,317円

22,040円

5:移動している時間も楽しめる

長い移動時間となりますが、船内設備が充実しているため、楽しみながら移動時間を過ごせます。阪九フェリーの場合、レストランの食事は美味しいものばかりでしたし、デッキから海を眺められるのは貴重な体験です。

また、一番うれしかったのは露天風呂。夜は潮風しか感じられませんが、朝風呂に入ると海を眺めながら贅沢な気分を味わえます。

ほかにも、キッズスペースも設置されているので、小さな子どもがいても退屈せずに済むでしょう。

車でフェリーに乗るまでの手順

1:搭乗予約

Photo bygeralt

ネットで予約、もしくは当日チケットを購入します。可能な限り事前に予約しておくと、スムーズに乗船可能です。また、ネットを利用して予約すればポイントが貯まったり、割引が適用されたりとお得になります。さらに、乗船申込用紙への記入を省けるなどメリットが豊富です。

2:フェリーターミナルへ

出典:ライター撮影

出航時間の1時間前までには、フェリーターミナルに到着しておきましょう。ネット予約をしていても窓口でチケットの発行・受付が必要です。

そのため、少し余裕を持って到着するように計画すると安心。また、車で乗り込む場合は、車検証の提示を求められるので、カウンターに持っていくのを忘れないように注意しましょう。

乗船までしばらく時間がありますので、このときに持ち込む荷物をまとめておいてください。

3:乗船

出典:ライター撮影

自分で運転して、フェリーの車室まで移動させます。スタッフの指示・誘導に従って、スムーズな乗船に協力しましょう。また、同乗者がいる場合、運転者以外はターミナルから乗船します。待ち合わせ場所を決めておきましょう。

4:チェックイン

出典:ライター撮影

個室を予約した場合、船内の受付で部屋の鍵を受け取ります。手荷物を部屋に置いて、船内での時間を楽しみましょう。当然のことですが、部屋を出るたびにきちんと鍵をかけるようにしてください。また、個室を取らない場合は、貴重品などは常に持ち歩くか、ロッカーに預けておくと安心です。

気をつけておきたいポイント

1:現金を持っておく

Photo bystevepb

船内では、クレジットカードや電子マネーを使用できませんでした。(阪九フェリーの場合)レストランでの食事や売店での買い物、自動販売機で使う分くらいの現金は準備しておきましょう。不足した日用品や飲み物、食事のために1人あたり3,000〜5,000円程度準備しておくと安心です。

2:電波が弱い

船内にフリーWi-Fiもありましたが、ほとんど使えませんでした。スタッフの方に聞いたところ「陸からの電波が届かない場所では、使えない状況もあり得る」とのことです。

所有しているWi-Fiも電波がほとんど届かず、辛うじて接続できる場所で映画をダウンロードしました。時間を潰すための映画や動画などは、乗船前にダウンロードしておくことをおすすめします。

3:出航すると車へ行けない

安全のため、フェリーが出航すると駐車スペースへの立ち入りが禁止されます。そのため、必要な荷物は乗船前にまとめて持ち出し漏れがないように準備しておきましょう。ライター自身が「忘れてはいけない」と思ったものは以下の通りです。

・現金
・貴重品類
・スマホ
・充電器
・歯ブラシセット
・バスタオル

4:酔い止めを準備

人によっては船酔いしてしまうことも考えられるでしょう。私は乗り物酔いしないので問題ありませんでしたが、少しでも不安がある人は酔い止めを準備しておくと安心です。航行中は、ゆっくりと動いている感覚が眠っていても伝わったので、苦手な人もいるかもしれません。

実際に乗船してみた感想!

1:内装が綺麗

出典:ライター撮影

フェリーの内装は、ホテル並に整備された落ち着きのある空間でした。リラックスして座れるソファスペースやレストラン、潮風を浴びれるデッキもあります。

個室はネットが完全に届かないため、テレビ以外の娯楽がありません。そのため、眠るとき以外は室外で過ごしました。注意点として、お酒を飲むときは静かにレストランや個室で楽しむようにしましょう。

2:食事が美味しい!

出典:ライター撮影

阪九フェリーは、九州から関西までを航行しているフェリーなので、九州風の味付けの料理が充実していました。ほかにも、期間限定のメニューがあるなどグルメも楽しめます。また、売店では事前予約で翌朝に焼きたてパンを提供してくれるなど、食に関して高い満足感を得られるでしょう。

3:露天風呂が入り放題!

出典:ライター撮影

個人的に一番うれしいポイントです。入り放題のお風呂があれば、ご飯を食べたあと、眠る前、朝風呂と最低でも3回は湯船に浸かりたい私にとって癒しの時間となりました。夜は暗闇に揺れる水面と潮風を感じながら、朝は遠くに見える本州を眺めながら入浴するのは至高のひとときです。

国内のカーフェリー航路

北海道・北陸へ

出典:ライター撮影

・新日本海フェリー
舞鶴〜小樽
厚賀〜苫小牧東
新潟〜小樽
・太平洋フェリー
苫小牧〜仙台
苫小牧〜名古屋
仙台〜名古屋
・商船三井フェリー
大洗〜苫小牧

九州・四国へ

・オーシャン東九フェリー
北九州〜徳島
徳島〜東京
北九州〜東京
・宮崎カーフェリー
宮崎〜神戸
・名門大洋フェリー
大阪〜北九州
・阪九フェリー
北九州〜大阪
北九州〜神戸
・フェリーさんふらわあ
大阪〜別府
神戸〜大分
大阪〜鹿児島

プランは無限大!こんな楽しみ方ができる

出典:ライター撮影
 ​​​​​​​

今回は、行きを車中泊とキャンプ、帰りをフェリーとして、3泊4日の日程となりました。しかし、利用するフェリー会社を変えて、フェリーで現地へ行き、車中泊・キャンプ旅行・フェリーで帰路に着くなどの計画も可能です。

こんなプランも計画できる

阪九フェリーで九州へ(1日目)。数日かけてゆっくりと九州を縦断。鹿児島まで行き、最終日にフェリー「さんふらわあ」に乗って帰阪する計画です。

ほかにも、新潟県・大洗まで車中泊、「商船三井フェリー」に乗船して苫小牧まで、道内を楽しんでから、小樽から舞鶴まで「新日本フェリー」で帰るなどの組み合わせも考えられるでしょう。全て自家用車と思いのままのギアを持っていけることから、計画できる楽しみ方です。

フェリーでキャンプに出かけてみよう!

出典:ライター撮影

フェリーを移動手段に選ぶと、荷物の積載を気にしなくてもいい、リーズナブル、移動時間もゆっくり過ごせるなどメリットがたくさんあります。

また、マイカーだけでは訪れらない場所でも気軽に訪れられますし、自分のお気に入りのギアをいつも通り持ち運べるのが魅力と言えるでしょう。

当記事では、ライター自身の体験を元にカーフェリーを利用する魅力や注意点を解説しました。参考にしてキャンプ旅のプランを立ててみてください!

こんな記事を書いています

ソロキャンプ未経験者が冬キャンプデビューまでの道のりや、読者さんからの質問にお答えした記事を担当しています。気になるトピックがあればぜひチェックしてみてください!