検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

トラウトシーズンにOFFは無い。渓流シーズン終了後は冬季釣り場で楽しもう

渓流釣りは9月いっぱいで一部地域を除き禁漁となります。しかし、タックルを仕舞うのはちょっと待った!冬季も自然渓流で釣りを楽しむ事が出来る「冬季釣り場」をご存知でしょうか?管理釣り場と違いより自然に近い環境で冬のトラウトと戯れてみては如何でしょう。
2021年4月13日
木下進二朗
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

冬季釣り場とは?

釣り人の釣り人による釣り人の為の川

「冬季釣り場」とは禁漁期間に突入した河川で、渓魚達の産卵を邪魔しない流域を区切り、特別に遊漁が認められた区間の事をいいます。この取り組みは漁協さんのご厚意でもありますが、私たちが購入した釣り券の代金(遊漁料)は翌シーズンの放流資金にもなる為、楽しく釣って魚も増やせる。云わば一石二鳥の取り組みとも言えるでしょう。
 

禁漁期間とは

浅瀬に産卵するヤマメのペア。奇跡の瞬間を邪魔しない様、秋以降は川と魚達をそっとしておいてあげましょう。

自然河川には禁漁期間が設けられています。これはシーズンを通して遊んでもらったトラウト達に、産卵という生涯最も大きなイベントで命を燃やしてもらうため。未来の釣り場の為にも、この重要なルールを遵守しましょう。産卵期の渓魚は神経質な上、不用意に近づくと産卵床を踏んでしまい兼ねないので、見つけてもそっとしておいてあげることが必要です。

冬季釣り場のルールとマナー

前述の様に冬季釣り場は河川の一部のみを解放してくれています。ですがシーズン中の様に、先行者が居たら別の場所へ移動するという事が出来ません。その為、皆でポイントをシェアする必要があります。自分以外の釣り人が居たら、声を掛けお互いに気持ちよく釣りが出来る様に心掛けましょう。

また、釣った魚は基本的にはリリースをする事になります。その為、出来る限り魚にダメージを与えない工夫が必要。画像にも有る様に、バーブレスのシングルフックを使う事や、ビク、ストリンガーを使ったキープは原則禁止なので注意しましょう。ですが、特別に持ち帰りが許されている区間もあるので、魚のキープをしたい場合はその区間内でのみキープすることができます。
 

お勧めの冬季釣り場5選

犀川殖産漁協


犀川殖産は本流のニジマスに限り周年釣りを解禁してくれている釣り人に優しい漁協です。支流は9月末で禁漁になる為注意して下さい。
 

長野県犀川殖産漁協HP

群馬県神流川

今最も注目を集めている群馬県上野村の神流川は、ハコスチという品種のパワフルな引きを見せるニジマスが魅力。遊漁券は「川の駅」で受け付けています。

上野村漁業協同組合 | 関東一の清流「神流川」の最上流
上野村漁協のホームページです。河川の状態、放流情報やイベント情報をはじめ、上野村の四季の情報を発信しています。

静岡県潤井川冬季釣り場

20年から遊漁区間が延長され、やる気のある漁協の考えに多くの釣り人の支持が集まっています。住宅地を流れる河川なので、釣行の際はマスクの着用など近隣住民への配慮を心掛けましょう。遊漁時間はam7:00~pm17:30となっています。

冬季C&R | 富士宮市非出資漁業協同組合
冬季C&R - 2020NEW!! エリアが青見橋(富士フィルム前堰堤下)~に拡張しました。

静岡県天竜川ルアー&フライエリア

「老舗」と呼べる冬季釣り場で、隔週で放流してくれるところも釣り人として有り難いです。本流ではあるけれど緩い流れはエリアタックルや渓流タックルで釣りが可能。また、河川に居付いた所謂「居着き」個体は本格派アングラーも熱くさせます。
 

静岡県天竜川ルアー&フライ区間でヒットした50㎝クラスのニジマス

静岡県天竜川漁協管轄のルアー&フライエリアHP

静岡県鮎沢川漁業協同組合

御殿場アウトレットの直ぐ近くを流れる鮎沢川フィールドの近くには、東山湖フィッシングエリアも在り。エリアと自然渓流をハシゴして一日中釣りを満喫するプランもお勧めです。

他にも

ここでは紹介し切れなかった冬季釣り場は全国に沢山あります。ぜひ「○○県 冬季釣り場」で検索してみて下さい!

冬季釣り場のお勧めタックル

冬季釣り場の規模は河川によってそれぞれ違います。しかし、支流は天然魚の産卵や発眼卵放流の為大型のニジマスの放流は出来ません。その為、基本的には本流の様な太い流れが冬季釣り場の主戦場となるでしょう。
 

大河川用ロッド

規模の大きな河川では7~8ftクラスの本流ロッドがお勧めです。放流されたニジマスとはいえ、本流の厚い流れの中で生活するマスはパワフルなファイトに対応できる強いロッドが必要不可欠。

Jackson Troutunlimited 72MLは繊細な3gクラスのミノーから18gクラスのメタルルアーまで幅広く使える為一本で色々なフィールドに対応してくれるでしょう。
 

大河川用リール&ライン

7~8ftクラスのロッドには2500番程度のリールがマッチします。ラインはPEなら0.6~0.8号を150~100mがスプールへの収まりが良いでしょう。

リーダーはナイロン8~10lb.。メタルルアーやバイブレーションの様にボトムに特化したルアーの場合は14lb.位まで太くした方がロストも減るはずです。ナイロン直結では8~10lb.を100m巻くのが良いでしょう。

 

大河川用ルアー

ミノーなら7~8cmの少し深いレンジをキープするモデルがお勧めです。本流では渓流域の様に表層までルアーを追う事は稀なのでしっかりと流れを掴むものを選びましょう。

お勧めはJackson アーティストFR70とFR80です。

小規模河川用タックル


小河川の冬季釣り場では、渓流用タックルがそのまま流用出来ます。

お勧めは、ミノーのトゥッチングから巻物まで幅広く対応する、Jackson Troutunlimited 501ULL-AS。オールソリッドの柔軟さでニジマスの激しい首振りやジャンプにも追従してバラシを軽減してくれるでしょう。

冬季釣り場のニジマス特化!ボトム系ルアー

この冬Jacksonから発売される冬季釣り場のニジマスに特化したルアー「ズル引きゴビー」がリリースされます。このルアーは冬季だけでなく、オンシーズンにはイワナの様に底に張り付いたトラウトにもお勧めです。 
 

最後に

自然渓流の釣りをやってみたいけど、少し敷居が高く感じている方も少なくないと思います。ですが、冬季釣り場であればグループやファミリーでも気軽に行けるフィールドで、エリアトラウトの延長として楽しめる筈。

また、文中で紹介した犀川殖産や鮎沢川の様にSNS等でコミュニティが出来ている河川も有るので、そういった場所に参加し情報を共有する事で自身の釣りの幅も広がり新しい仲間も出来るのことも。この冬は是非、冬季釣り場でニジマスに熱くなってみては如何でしょう。

 

トラウトフィッシングが気になる方はこちらもチェック!

この他にも暮らし~のではトラウトフィッシングに関する記事を多数掲載しています。スレたトラウトの狙い方を知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。