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ジャッキアップポイントのやり方は?正しい位置やあげ方のコツを車種別に解説!

愛車のジャッキアップポイントを知っていますか。車に詳しい人でなければ、愛車のジャッキアップポイントは知らないかもしれません。急に起きたトラブルにも対応できるよう、ジャッキアップポイントは知っておくべきです。車種別でも解説しますので、ぜひチェックしてください。
更新: 2023年12月21日
ユウキ
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ジャッキアップポイントを知ろう

さまざまなことに役立つ

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E7%94%B7-%E8%BB%8A-%E4%BF%AE%E7%90%86-%E8%BB%8A%E3%81%AE%E4%BF%AE%E7%90%86-362150/

自分の自動車のジャッキアップポイントを知っていますか。車に詳しくない人は、いままでジャッキアップポイントなどを意識したことがない人も多いかもしれません。しかし、それほど車に興味がない人でも、ジャッキアップポイントは知っておくべきです。

ジャッキアップポイントを知り、自分でジャッキアップができることでさまざまなメリットを得ることができます。タイヤ交換など、緊急時のトラブルにも対応することができるようになりますので、とくに自分の車のジャッキアップの位置、ジャッキアップのやり方は理解しておきましょう。

ジャッキアップポイントとは

車体をアップさせるための場所

ジャッキアップポイントの位置やジャッキアップのやり方を知る前に、まずはそもそもジャッキアップポイントとはどういったものなのかについて解説します。ジャッキアップポイントとは、その名の通り、自動車をアップさせるための位置です。

自動車をアップさせるには、ジャッキやウマを使用する必要がありますが、どの位置でもいいというわけではありません。車種別により異なる場合もありますので、その位置ややり方、方法をしっかりと理解しておく必要があるのです。

ジャッキアップポイントに扱うアイテム

パンタグラフジャッキ

ジャッキアップポイント用に使うジャッキには、大きくわけて2つのタイプがあります。最も身近なものはパンタグラフジャッキでしょう。このジャッキは自動車を購入したときにタイヤと一緒に付属していることが多い、もっともポピュラーなジャッキです。

自分でタイヤ交換などを行うときには、大抵はこのジャッキを使うことになりますが、やり方は少しコツがいります。ネジを回す要領で使いますので、力も必要になるジャッキです。ただ、中には小さな力でも扱える、油圧式のパンタグラフジャッキも販売されています。

ガレージジャッキ

ガレージジャッキは、先ほどのパンタグラフジャッキに比べ、サイズが大きいのが特徴です。しかし、このジャッキは油圧式のため、自動車の上げ下げがとても楽になります。タイヤ交換などは、このジャッキを使えばとても楽なやり方で行えるでしょう。

ただし、サイズが大きいこともあり一般家庭でこのジャッキを所有していることは珍しいです。置き場所も選ぶことになりますので、マンションなど住んでいる人は現実的なジャッキではありません。

車止め

ジャッキアップポイントにジャッキをかけるときには、車止めも用意しておくことをおすすめします。ジャッキアップポイントでの作業は、平らな場所で行いましょう。しかし、緊急時など、どうしても傾いた場所で作業をしなければならないこともあります。

そうしたときに、少しでも車の動きを安定させるために、車止めを使いましょう。また、平らな場所でもジャッキアップポイントにジャッキをかけたときに、前後に車が少しだけ動くことが予想されます。微妙なズレもトラブルに繋がることがありますので、車止めは必ず使用しましょう。

スペアタイヤ


出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4-%E5%86%85%E8%A8%B3-76563/

もし、車載されている場合は、スペアタイヤも上手に活用しましょう。タイヤ交換の場合、タイヤを外した瞬間に振動でジャッキアップポイントがずれて車が落下する可能性があります。もし、スペアタイヤがあり、事前に車体の下に敷いておけば、落下しても止まるでしょう。

スペアタイヤがない場合は、それに変わるものでも構いません。また、それでも用意するものがない場合は、外したタイヤをすぐに車体の下に敷きましょう。そうすれば最悪のケースを防ぐことができるのです。大切な愛車が破損しない、または怪我を未然に防ぐためにとても重要なアイテムと言えるでしょう。

基本的なジャッキアップポイントの方法やコツ

ジャッキアップポイントのチェック

基本的なジャッキアップポイントの方法として、まずはジャッキアップポイントチェックから行いましょう。一般的にはジャッキアップポイントは、自動車のタイヤ周辺にあります。前タイヤなら少し後ろ側のフレームにあり、後ろタイヤなら少し前のフレームに設けてあるのが一般的です。

車種別により若干異なりますが、フレーム部分を横から除くと段が付いた部分があります。その段が付いた部分がジャッキアップポイントです。ジャッキは必ず、この場所に付ける必要があります。

まっすぐにジャッキをかませる

そして次に、まっすぐにジャッキをジャッキアップポイントに当てます。必ずまっすぐな位置で取り付けるようにしましょう。位置が曲がってしまうと、自動車からジャッキが外れて落下してしまう可能性があります。

ジャッキを回転させる前に、有る程度の高さまでジャッキを上げておき、ジャッキアップポイントの位置に当て、手でジャッキを回転させてかませれば安定するでしょう。一度固定させ、さまざまな角度からチェックして、自動車に対してまっすぐにはまってるのかの確認をします。

ジャッキを回転させてジャッキアップさせる

そして、専用の付属のジャッキを回転させる道具を使い、ジャッキアップしていきます。上げ方によっては、大きな力がかかりますが、それは上げ方が悪い場合がるのです。ジャッキのネジがスムーズに回る角度でジャッキアップすれば、実はそれほど大きな力は必要となりません。

自動車をジャッキアップさせるときには、途中まで上げてやり方が間違っていないか、位置や場所は正しかったかを再度チェックしましょう。タイヤをゆすったりしながら、ジャッキがずれないかなど、やり方が間違っていないかの確認を都度行うことも大切です。

下すときは逆の手順

そして、自動車を下げるときには、逆の手順で行います。もし、自動車のタイヤ交換を行う場合は、ジャッキを下げるときに安全かどうかを必ずチェックしておきましょう。自動車のタイヤのボルトの取り付けが甘い場合は、ジャッキを下げているときに大きなトラブルになることもありますので注意します。

ジャッキを下げるときは、自動車の車重の関係でとても楽に下げることができるでしょう。ここまで自分でできるようになれば、自動車のタイヤのトラブル時でも一人で対処することができるようになります。

ゆっくりとジャッキアップさせるのがポイント

急いで作業を終わらせたいと考えて、全ての工程を急ぐことは禁物です。ジャッキアップするときの一番のコツは、徐々にアップさせることだと言えるでしょう。ジャッキアップ自体は、それほど難しいことではありません。

女性でも簡単にできますが、一番注意するべきことはトラブルです。ジャッキアップさせてタイヤが完全に浮くまで、徐々にアップさせるようにしましょう。そうすれば、トラブルが起こる可能性に気が付いて回避させることができます。

車種別ジャッキアップポイントチェック

86


トヨタの86は、一般的な位置にジャッキアップポイントがあります。前後バランスの良い自動車のため、とくに変則的な位置ではなく、通常の車の場所にあるのです。ジャッキアップポイントの場所にしっかりと切り欠きがありますので、すぐにわかるでしょう。

また、86は馬をかける場所も同じ場所で問題ありません。上げ方についても、とくに意識することなくしっかりと安全な場所を確保すれば問題のない上げ方になるでしょう。比較的車が軽いため、ジャッキアップポイントにしっかりと固定すれば安定します。

クラウン

クラウンの場合も、一般的な自動車のジャッキアップポイントと同じだと言えます。タイヤ交換などを行うときには、クラウンのこの場所にジャッキを当ててジャッキアップしましょう。

また、クラウンは車の中心のでデフ部分もジャッキアップポイントです。この場所に油圧式のジャッキを当てて、サイドをウマで固定する上げ方なら、安定した状態でタイヤ交換などが行なえます。正しい上げ方、そしてウマのかけ方なども知っておきましょう。

プレマシー

ちょうどいいサイズのミニバンとして人気のあるマツダのプレマシーのジャッキアップポイントも、一般的な位置にあります。ただし、ウマをかけるために車体の中心をジャッキアップさせるときには、少し奥まった場所にありますので、注意が必要です。

プレマシーは車重がありますので、ジャッキアップポイントにウマにかけた方が間違いなく安全で作業が楽になります。こうした大きな画像車は、必ずウマをかける上げ方を意識して作業するべきです。

エスティマ

エスティマは、ガレージジャッキをかける上げ方の場合、位置がはっきりとしていますので、ウマでのやり方が簡単かもしれません。方法としては、まずはガレージジャッキにて車体を上げます。そして、サイドにウマを当てるやり方なら、安定させてタイヤ交換などが行えるでしょう。

エスティマはミニバンのため、車重があります。そのため、サイドへのジャッキアップポイントよりも車体中央へのジャッキアップのやり方の方が安定するでしょう。ウマをサイドに当てれば、安心して作業ができます。

ヴォクシー

ボクシーは、車体の中央にあるけん引用のフック周辺にガレージジャッキを当てるやり方をおすすめします。先程のエスティマと同じく、ボクシーも重量がありますので、このやり方の方法が安心だと言えます。

どの車も基本的にはサイドにジャッキアップポイントが設けられていますが、車種別でやり方や方法を検討しながらタイヤ交換などを行うことが大切です。タイヤ交換などを行う場合、楽なやり方や方法を検討することも大切ですが、車種別に安全を考慮した上げ方を意識することも大切だということを知っておきましょう。
 

アルト

アルトは軽自動車のため、車種別に見てもそれほど車重を意識しなくても安全にタイヤ交換などが行なえます。ウマを使った上げ方でもいいですが、車載されているパンタグラフジャッキでも十分安定させた方法でタイヤ交換などが行なえるでしょう。

もし、ガレージジャッキを使うやり方の場合は、車体下のクロスメンバーの中央のボルトをジャッキアップポイントとします。この上げ方でウマを当てれば、かなり安定して作業がやりやすくなるでしょう。

ノア

ノアは、先程のボクシーと兄弟車のため、同じ方法での上げ方で問題ありません。ただ、車種別に見ても、大きなサイズの自動車のため、軽自動車と比べればできるだけ安全を考慮して作業をするようにしましょう。

また、このノアもウマをかけたジャッキアップを想定しておくことも大切だと言えます。ジャッキアップポイントは、ボクシーと全く一緒です。車種別でもノアやボクシーは人気の高い自動車のため、インターネットでの情報はかなり多いと言えます。

ジャッキアップポイントの注意点

必ず平らな場所でジャッキアップする


出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E6%95%B4%E5%82%99-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD-2267350/

ジャッキアップポイントを活用してジャッキアップをする方法で、最も注意するべきポイントは、必ず平らな場所で作業をすることです。車種別に限らず、坂になった場所でジャッキアップを行うと、ジャッキが傾き自動車が落ちてくる可能性が高くなります。

緊急事態においても、できるだけ平らな場所を確保して作業を行いましょう。また、もしジャッキが外れてしまった場合のことを想定して、タイヤを外す場合は外したタイヤを即座に車の下に設置します。そうすることで、もし自動車が落下してもタイヤで落下が止まるでしょう。

必ずエンジンを止める

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また、エンジンをかけたままジャッキアップすることも必ずしないようにしましょう。こうした方法でも、パーキングにギアを入れ、サイドブレーキもかけているから安心と考えるかもしれません。しかし、車種別によっては、エンジンの振動でジャッキアップポイントがずれて落下することもあります。

こうした作業を行うときには、思いつく全ての危険要素は排除して行うことが危険です。無意味にエンジンをかけた方法で作業を行えば、ジャッキアップポイントがずれて落下するかもしれないと想定をして、安全に作業をしましょう。

必ず周囲への注意喚起を行う

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また、身の安全などを守るのは、自分自身だけではありません。作業をするときには、周囲への注意喚起も忘れてはいけないのです。もちろんこれも、車種別に関係なく行う必要があります。ジャッキアップポイントの何らかのトラブルにより車が落下したときは、被害を受けるのは自分だけではありません。

状況によっては近くを歩いている人にも被害が及ぶ場合も想定できます。できるだけそうした可能性を排除させるには、作業をしていることを周りに周知させる必要があるのです。タイヤ交換など、ジャッキアップポイントを利用する作業はとくに、さまざまことに注意しましょう。

ジャッキアップポイントでタイヤ交換に挑戦

愛車がもっと好きになる

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自分の自動車のジャッキアップポイントをチェックして、自分でタイヤ交換などが行えれば、突然のトラブルも自力で回避することができます。また、タイヤ交換などの作業でも、専門業者に依頼をすれば工賃が発生してしまうのです。

しかし、ジャッキアップポイントの場所を確認できれば、この工賃もかかることはありません。ただし、ジャッキアップポイントのチェックを含めて、注意事項などは必ずご紹介下内容を厳守して作業してください。自分で全ての作業ができるようになれば、きっと愛車とのカーライフが大きく変わるでしょう。

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