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相模川のサイクリングコースの魅力とは?自然の絶景ロードを走り抜けろ!

もし神奈川でどこより絶景の自転車道を探している時は、相模川のサイクリングコースがおすすめ。県の中央に流れる相模川沿いに伸びている自転車道は、絶景と呼ばれるほどの風景を楽しめるルートだからです。多くの人が走り抜ける、相模川のサイクリングコースの魅力に迫ります。
更新: 2023年8月29日
はぐれ猫
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相模川サイクリングコースとは

神奈川を代表する水辺の自転車道

数ある神奈川のサイクリングロードの中でも、相模川沿いのルートは県を代表するほどの道のりです。全長は片道でおよそ21kmもあり、区間は全体として相模川に沿った形。内陸部の厚木市から海辺の平塚市へ伸びているルートの走破は、ロードバイクでもママチャリでも魅力がいっぱいです。

県道にも位置づけられる自転車道の名称

実はこの相模川沿いのサイクリングロード、ちゃんとした県道として位置づけられています。神奈川県道409号線が正式名称であり、別名として相模川サイクリングコース、あるいはさがみグリーンライン、相模川自転車道とも呼ばれます。いつの間にか色んな名前が付いて、面白いことになっているようです。

基本情報

【場所】神奈川県の相模川沿い
【区間】厚木市関口~平塚市千石河岸
【全長】およそ21km(公式距離)

相模川サイクリングコースの正式区間

座架依橋の近くから出発

始発点に位置づけられたのは、圏央道厚木PAと接する、厚木市関口の国道129号線交差点。ここは相模川の西側(右岸)にあたる場所で、圏央道を越えて東へ少し走れば芝桜で有名な座架依橋があります。交通量が多い道路なので、サイクリングでは河川敷の相模川グラウンドを始発点にするのもおすすめです。

コース地図

全体の地図を見ると、相模川の土手沿いに南方へサイクリングルートが伸びています。しかし実際にサイクリングすると、川沿いの土手区間だけではなく、高速道路沿いの市街地の市道や、国道・県道も駆使して平塚の相模湾へ進みます。途中未整備区間もあり分かりづらいので、手元に地図が不可欠です。

相模川サイクリングコースの絶景

広大な相模川の絶景

現地にたどり着くと分かるのが、相模川のとんでもない川幅と河川敷の広さです。相模川沿いのサイクリングではそんな雄大な大河の絶景がずっと続くので、爽快な気持ちになれること間違いなし。特に土手上は遠方までの見晴らしの良さを感じられ、おすすめなルートになっています。

富士山の絶景

特に晴れている日に相模川沿いを走ってみれば、富士山の絶景に出会えるのも楽しみです。相模川から西方の富士山の山頂までは、およそ58km。場所によってははっきりと富士の巨大な勇姿を見られ、時に笠雲の絶景もあるので、サイクリングは市街地よりも格別なものになります。

高速道路と橋の絶景

この相模川のコースの特徴の1つといえば、川と高速道路に挟まれたコース取りです。全体のうち10kmほどがそんな感じで、巨大な空中迷宮のようなジャンクションをくぐるのも醍醐味。そしてサイクリングでは幾つもの大きな橋を渡っていくことも、他にはない魅力になっています。

海の絶景

雄大な相模川の流れが最後にたどりつく場所が、南端の平塚の相模湾です。海辺にはトラスコ湘南大橋があり、その先ではどこまでも続く水平線と、富士山の共演を見ることもできます。サイクリングでは折返し地点にも選べる平塚の海辺は、きっと走ってよかったと思わせてくれる存在です。

相模川サイクリングコースの整備工事


自転車専用道を整備中

将来的には全区間が開通するという、神奈川県道409号の自転車道。相模川沿いで工事の最中ですが、開通している区間と工事中区間、そして未整備の区間の3種類があります。何度もサイクリングをするならどうなっているのか気になるので、事前に工事の計画地図や状況のチェックはしておきたいところです。

県道409号(相模川自転車道)[さがみグリーンライン自転車道] 神奈川県

現時点での開通区間と開通年は?

公表されている最新情報によると、相模川のサイクリングロードの完成区間は一部だけです。それは東名高速の海老名JCT~新東名高速の海老名南JCTの区間。道路整備は長ければ数十年もかかるもので、この自転車道も近年の完成は望めません。とは言え順調なら10年で完成に近づくと見られます。

相模川サイクリングコースの区間の特徴

座架依橋から相模大橋まで

北の座架依橋の近くからスタートすると、左岸(東側)のサイクリングロードは相模川の土手に沿って進みます。ここはちょうど、座間ひまわり畑が見られる場所。サイクリングでは途中から、住宅地の市道や県道を経由する区間が多くなります。この区間はほとんど専用自転車道が整備されていないのです。

相模大橋から湘南銀河大橋まで

ちょうど圏央道と交錯し、相模大橋を超える所からサイクリングコースの雰囲気はガラリと変わります。ここから先は県道409号の自転車道の工事が進んでいる区間です。利用者の口コミでもかなり広い、走りやすい、相模川の景色が良いと評判。しかし海老名JCTより先は再び一般道になります。

湘南銀河大橋から平塚の相模湾まで

南方の寒川南インターの近くの、おしゃれかっこいい湘南銀河大橋を渡るのが、正式なサイクリング道路のルートになっています。しかし右岸(西側)もまた、自転車道の未整備区間でした。平塚の工業地帯を迂回するように、相模川の河川敷の道路に入ります。あとは川沿いに海を目指すのみです。

相模川サイクリングコースの名所

相模三川(さんせん)公園

新相模大橋のそばの河川敷に、面積13.7haも広がっている神奈川県立三川公園。この名は相模川、中津川、小鮎川の3川が合流する地点なことが由来です。園内はサイクリングの休憩やお弁当にも役立つ施設があります。家族連れなら、子供向け遊具やイングリッシュガーデンもおすすめです。

基本情報

【所在地】神奈川県海老名市上郷2丁目1-1
【電話】046-236-5008
【営業時間】24時間

神奈川県立相模三川公園

海老名運動公園

市民の健康とリフレッシュのために完成した海老名運動公園は、相模川のサイクリングで立ち寄りやすい施設。海老名ジャンクションに近い公園なら、自転車移動の途中で芝生広場でのんびり休憩できます。子供の遊び場やプールもあるので、家族での気軽なサイクリングのついでに遊ぶのも良さそうです。

基本情報

【所在地】神奈川県海老名市社家4032-1
【電話】046-235-7204
【営業時間】9:00~21:00(火曜定休)

海老名運動公園

川とのふれあい公園

神川橋や寒川取水堰に面している、川とのふれあい公園もサイクリングの休憩に使える公園です。相模川の土手に沿う72,000㎡の園内には。広大な芝生広場があってとてもゆったり過ごせます。ここは「寒川宮山の富士」が見れる名所で、相模八景に入るほど讃えられる絶景を確かめてみてください。

基本情報

【所在地】神奈川県高座郡寒川町一之宮3003-1
【電話】0467-74-1111
【営業時間】-

川とのふれあい公園 寒川町

座間ひまわり畑

真夏の時期にサイクリングしてみれば、今や全国でも知られる座間のひまわり畑も鑑賞できます。場所はサイクリングロードの出発地に近い相模川の座架依橋から、新相模大橋(国道246号)までに接する区間です。実に55万本ものひまわりが咲いて、広大な黄色いじゅうたんのような絶景を楽しめます。

基本情報

【所在地】神奈川県座間市新田宿・四ツ谷
【電話】046-252-7604
【期間】8月中旬~下旬
【営業時間】-

座間市 ヒマワリ

相模川サイクリングコースの中流区間

座架依橋から津久井湖まで

公式的な下流のコースのほか、相模川では中流域に沿った非公式サイクリングロードを走ることもできます。始発点となる座架依橋から北の津久井湖へ進路を取れば、距離にして片道19kmほど。下流方面と違って、標高が高い場所へ向かいながらのロングコースが取れます。

中流区間コースの地図

北の津久井湖を目指すとすれば、相模川の右岸(西側)か左岸を走るかにより走行性も違います。右岸のサイクリングなら県道511号が津久井湖までほぼ直通でスピードを出せる反面、交通面で危険を伴いがち。一方で左岸は市道が続いて安全ですが、道が分かりづらいので地図の用意が欠かせません。

相模川サイクリングコースの中流の名所

三段の滝展望広場

下溝駅前で相模川が鳩川と合流する地点に、三段の滝なる見どころがあります。河岸段丘には人工的に作られた三段の滝があり、自然が色濃い場所です。展望広場はサイクリングの休憩地としても好まれている場所で、丹沢山地と平野部の景色が絶景と讃えられています。

基本情報

【所在地】神奈川県相模原市南区下溝
【電話】042-769-8242(相模原市役所水みどり環境課)
【営業時間】24時間

三段の滝展望広場・相模川散策路 相模原市

津久井湖

休日の目的地にも相応しい津久井湖は、相模川の中流を代表する湖です。1965年に完成した城山ダムを擁するダム湖であり、今では水辺のレジャーの名所になっています。サイクリングで訪れると登りは若干きついですが、津久井湖周辺の名所を見られるので、折返し地点に設定するのもおすすめです。

基本情報


【所在地】神奈川県相模原市緑区三井294
【電話】042-780-2420
【営業時間】24時間

県立津久井湖城山公園

津久井湖城山公園 水の苑地

とても芸術的と思わせるスポットが、相模川中流の津久井湖にあります。それは湖の東岸にある、水の苑地と呼ばれる名所。幅の広い人工的な滝は裏側に回り込めて、夏はとても涼やか。球形の不思議な噴水があったり、春はお花見、秋は紅葉が綺麗だったり、本格的サイクリングの休憩にもぴったりです。

基本情報

【所在地】神奈川県相模原市緑区城山2丁目9-2
【電話】042-780-2420
【営業時間】24時間

相模川サイクリングコースの別種

相模川周遊コース

さらにもう1つ相模川沿いには、周遊コースという自転車道が存在します。これは神奈川県自転車商協同組合が紹介している、非公式サイクリングコースです。相模原市の相模川清流の里を起点として、南の高田橋から北の新小倉橋まで、土手の道をぐるっと一周します。

相模川周遊コースの地図

地図を見れば周遊ルート全体が、津久井湖も遠くない相模川の中流部に収まっています。土手道を中心とした1周の全長が16.7km、時間にして1時間40分と紹介されているので、サイクリングには丁度よい距離感です。途中で休憩場所や観光名所などもあるので、こちらも休日の候補にしてみませんか。

相模川周遊コース - 神奈川県自転車商協同組合

相模川のサイクリングコースを走ろう

自転車で相模川の絶景を楽しみに

北の相模原から南の平塚まで、相模川には絶景を備えたサイクリングの道が続いていました。未だ工事中区間もあるとは言え、市道や県道を走ってもきっと楽しめる、相模川の土手沿いの道。今度神奈川のサイクリングをする時が訪れたなら、ご紹介のルートをたどってみませんか?

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