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アガパンサスの育て方・栽培方法を解説!花が綺麗で意外と育てやすい?

アガパンサスの花は青や白のとても清涼感のあるカラーでその花姿も上品。育てやすい植物なので初心者でも栽培が容易でおすすめ。アガパンサスの花を地植えや鉢植えにする場合の育て方から切り戻しなどの剪定方法・病害虫や肥料・耐寒性など解説します。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

アガパンサスは育てやすい草花

アガパンサスは地植えや鉢植えでも育てやすい人気の花です。その花姿は美しく品があり庭を素敵に彩ってくれるでしょう。今回はそんなアガパンサスの栽培方法を植え方から水やりや肥料やりの方法・少し難しく感じる切り戻しなどの剪定のやり方・増やし方を交えて詳しくご紹介していきましょう。

アガパンサスについて

育て方をご紹介する前にこの植物についての基本情報とその性質・花の様子をご紹介します。これから栽培をはじめるにあたってお役に立つでしょう。

アガパンサスの基本情報

科・属:ユリ科アガパンサス属
原産地:南アフリカ
英語名/学名:Lily-of-the-Nile・African lily・Agapanthus/Agapanthus africanus

性質や花の特徴

原産地は暖かい南アフリカですが以外と耐寒性は強く、日本で育てても常緑の品種や冬場は葉は枯れるけれど春になるとまた芽吹く多年草となっています。背の高さは30センチから大きなものになると女性の身長くらいまで伸びるものも。茎の先に紫や白色のラッパ型の花をたくさんつけ上品さや見応えもあり人気。

アガパンサスの育て方:準備

それでは早速育て方のご紹介をしていきます。まずは植物栽培をするにあたって用意したいもの、おすすめの手間のかからない培養土もチェックしてみましょう。

アガパンサス栽培に必要なもの

Photo bycongerdesign

この植物は関東より西の地域であれば地植えでも育てやすいのが特徴。用意するのは苗や種・土と肥料・ジョウロ・植え替えなどに使う移植ゴテ・鉢植えにする方は株を植え付けて窮屈に感じない程度のサイズの合った鉢もご準備ください。

初心者におすすめの培養土

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この植物は一般的な土の配合で十分健康に育ちます。配合割合でいうなら赤玉土7に腐葉土3を合わせたもの。それに元肥として緩効性肥料などをすき込んで用いると用でしょう。土を自分で作るのが大変。準備の時間が取れないという方は市販の培養土が簡単でおすすめ。買ってきてすぐにアガパンサスを植え付けることができます。

栽培ポイント

水はけの良い土であれば、地植えの場合硬くなっている土を掘り起こし腐葉土や鹿沼土などをすき込んで使用することができるでしょう。庭のないマンションなど集合住宅の場合は市販の土を買ってしまった方が楽であり手間もかかりません。

アガパンサスの育て方:植え方植え替え

アガパンサスの植え方


アガパンサスには常緑の品種と冬になると葉を枯らすものの大きく分けて2種類ありますが、どちらも植え方については違いはありません。強いていうならば常緑品種は耐寒性が少し劣る傾向にあるので、地植えの場合は寒さ対策をしてあげるかいっそのこと鉢植えにして軒下に入れるようにすると良いでしょう。

植え付け時期とやり方

買ってきたアガパンサスの苗は春(3-4月)か秋(9-10月)が植え付け時期。根をくずさないようやさしくポットから出しそのまま土に植え付けてあげてください。根腐れや水はけ対策として少し株元の土は盛り上げるくらいにしておくのがおすすめ。鉢植えの場合は土は7-8割りくらいまで、ウォータースペースとして残します。

植え替え方法や時期

一度植え付けた株は地植えであれば5-8年くらいはそのまま放置でかまいません。鉢植えであれば次第に根詰まりして花つきが悪くなってくるので、そう感じたら植え付け時期と同じく春か秋に株分けしながら新しい鉢にそれぞれ植え付けてください。

栽培ポイント

植え替えの目安は花付きが悪くなってからでも良いのですが、先手を打って植え替えたいという方は3-4年ほどを目安にしておこないましょう。

アガパンサスの育て方:肥料

アガパンサスの肥料時期とやり方

Photo by salchuiwt

この花はやせた土地でもよく育つので特別肥料を与え続けなければいけないわけではありません。地植えの場合は植え付け時に元肥として腐葉土や堆肥をすき込んでおく・春と秋に緩効性肥料を少量株元に置く程度で良いでしょう。鉢植えの時は土の量が少ないので水がわりに水溶性肥料を月に2-3回ペースで与えることで花付きが良くなります。

おすすめ肥料

ハイポネックス 原液 〜Newレイシオ〜 450ml 追肥 液体肥料 速効性肥料

鉢植えならば花用の水溶性肥料としてポピュラーなハイポネックスを水で薄めて与えるのがおすすめ。どこのホームセンターや園芸用品店でも扱いがあり手に入りやすいという点でも使いやすさ・選びやすさがあります。

栽培ポイント

地植えの場合は特に肥料を与えなくても良いくらいです。育ちが悪い・株がなかなか大きくならない・花付きが悪いと感じる場合のみ時期を見て少しだけあげてください。

アガパンサスの育て方:耐寒性

多年生の植物なので冬越しについても注意していきましょう。品種によって寒さに対する耐性が少し変わってきます。お住まいの地域によっての選び方ポイントや寒さ対策についても是非チェックしてください。

冬のアガパンサス栽培

ここではアガパンサスの冬の管理についてお話しましょう。主に耐寒性についてです。冬の寒さにも比較的強い植物ですが、地域によっては防寒に気をつけなければいけません。

多くの品種が耐寒度が高い

Photo by MiNOL__000

常緑の品種は耐寒性がやや他のものよりも劣る傾向にあります。関東よりも西の地域では地植えも可能です。鉢で育てている場合は霜だけに注意すれば良いので軒下ならばずっと屋外に置きっぱなしでも問題ないでしょう。

耐寒性は高いが防寒は必要


地植えにしている場合は霜が降りるような場所でも根元に敷き藁などをすることで防寒効果が期待できるでしょう。鉢植えでも念のためバークチップなどを土が見えないように置いておけば冬の霜対策も万全。

栽培ポイント

温暖地域より暖かいところでは半耐寒性の常緑・耐寒性のある落葉どちらの品種に対しても地植えが可能。それよりも寒い地域で地植えにしたい場合は耐寒性が強い落葉品種を選ぶことで、冬の間は葉は楽しめませんが春になると復活するでしょう。

アガパンサスの育て方:剪定

アガパンサスの剪定・切り戻し時期

通常の切り戻し剪定とは少し勝手が違うのですが、どんどん新しい株を増やしていくこのような植物をコンパクトに育てるために株の大きさを整えるという形で切り戻し剪定をおこないましょう。時期は花がすっかり終わった秋から冬が適期です。

剪定・切り戻しのやり方

剪定の仕方としては花が終わった花茎・枯れた葉を取り除く・新しく脇から出てきている新しい株芽を不要ならば切り戻ししてしまうという3つとなります。花茎は種が不要なら枯れてきたら根元に近いところからカットしてください。内側に新しい芽が出てきますので外周の葉から取っていきその根元にある新しい小さな芽も株が大きくなりすぎる原因ですので剪定してしまってください。

栽培ポイント

鉢植えでもそうですが、特に地植えは長ければ8年くらいは植えっぱなしが可能なので株の形をコンパクトに美しく保つ切り戻しは必要です。掘り起こして株分けしないのであれば年に1度で良いので剪定をして姿を整えてあげましょう。

アガパンサスの育て方:病害虫

アガパンサス栽培で気をつける病害虫は

アガパンサスはどちらかというと湿ったところよりも乾燥を好むので、湿気により発生した病害虫に株が負けてしまうことがあります。基本的に丈夫なのでひどく心配するほどではありませんが、根腐れとアブラムシに注意しましょう。

病害虫対策は農薬と湿気

病害虫対策にはこれから害虫が出てくるという暖かくなる春先からオルトランなど根元に散布します。アブラムシには有効です。そのほかには土の水はけをよくすることで根腐れは予防できますので、もし地植えで土が適していないようであれば掘り起こして水はけのよい培養土を使い鉢植えに植え直すなど対処することで枯れかけた株も復活することがあるでしょう。

栽培ポイント

農薬については事前に対策をしておいて悪いことはありませんが、強い植物なので病害虫についてはそれほどナーバスに考えすぎることはありません。アブラムシは見つけたら指で捕殺するというやり方で対処しても良いでしょう。

アガパンサスの育て方:増やし方

この植物には増やし方がたくさんあります。気に入った株を複数植え付けたくなったときなど、自分で増やしてみるとよいでしょう。

アガパンサスの増やし方は3種類


アガパンサスの株の数を増やしたいならその増やし方は3通りあります。時期はどのやり方もだいたい同じですが、花が咲くまでにかかる期間が変わってきますのでとにかくたくさんの株をじっくり育てたい・すぐに花が咲く株が欲しいなどご自分のニーズに合わせて選ぶと良いでしょう。

増やし方1.種まき

種まきは花が咲き終わり種ができた9-10月にとりまきします。発芽しても株が大きくなるまで花は咲かないので、開花までは3-4年を見た方が良いでしょう。ただし種を蒔いただけ株を増やすことができるのでたくさん欲しいときにはこの方法で。

増やし方2.挿し木

挿し木は剪定で取り除いた脇芽などを土に挿しておこないます。株分けで小さく分けすぎた根がない茎も挿し木にしておけば根が出て成長する場合もあります。種まきよりも開花までの期間はかかりませんが、1-2年は株を育てる時間と思った方が良いでしょう。

増やし方3.株分け

株分けは春3-4月か9-10月におこないます。鉢植えの植え替え時や地植えで大きくなりすぎた株を複数に分けて植え直すやり方と考えてください。掘り起こした株を2-3個に分けて植え直してください。手で割るのは難しいので、ハサミやのこぎりなどを使用して分けると良いでしょう。

栽培ポイント

株分けならば、分け方とおこなった時期によってはその年花芽があがってきて開花する場合もあります。そのほかは花は翌年以降のお楽しみとなりますが、数を一度にたくさん増やすことができるでしょう。

まとめ

アガパンサスは育てやすい植物

出典: https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/komoriya-nursery/cabinet/02554373/02875564/img58758506.jpg

美しく綺麗な青や白の目立つ花を咲かせるアガパンサス。基本情報から日常管理・気になる病害虫から増やし方まで解説してきましたがいかがでしたか?とても育てやすい植物で植えっぱなしで数年そのままで良いというのも手軽に栽培できるポイントです。単色の他にも複数の色がまじったもの、白に青のラインが入るものなど見た目もいろいろ。お好みのものを選んで愛情込めて育てていきましょう。

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