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脱初心者!スノーボードでカッコよく決めたいグラトリ10選!基本の技のやり方も!

スノーボード初心者の中にはグラトリにあこがれているものの、自分は技術不足だと思っている人もいるのではないでしょうか。グラトリの中には誰でもできるような技も豊富にあります。この記事ではスノーボード初心者を脱出するためにおすすめのグラトリを10選で紹介します。
2020年8月27日
海龍
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はじめに

スノーボードのグラトリには、憧れを持つ人が多いかと思います。グラトリは技によっては練習さえすれば誰でもできます。しかし、難易度が高いとも思われがちで、挑戦する前にあきらめている人も多くいます。この記事ではグラトリに必要な知識や比較的簡単な技を10選で紹介します。

スノーボードのグラトリの種類

グラトリには様々な種類があり、難易度も高いものから低いものまであります。ここからはグラトリの基本的な種類について紹介します。

オーリー・ノーリー系

ジャンプをする種類がオーリーやノーリーです。この技はすべてのグラトリの基本とも呼べるため、グラトリを行いたい人は必ず習得しておく必要があります。難易度は低いため、練習さえすれば誰でも簡単にできます。

スピン系

回転する技をスピンといいます。ハーフパイプのように高く跳んで何回も回る技を想像する人もいるかと思いますが、グラトリではそんなに多く回りません。

プレス系

ノーズ側やテールでバランスを取り、再び元に戻る、というトリックがプレスと呼ばれ、プレスの状態で滑ることをマニュアルといいます。一見するとスピンのように派手さはありませんが、基礎となる技なので習得しておきましょう。

スノーボードのグラトリの魅力

かっこいい

技を決めた時のかっこよさが魅力の一つです。グラトリには周囲を引き付けるような魅力があります。始めたきっかけが、他の人の技を見てかっこいいと思ったからだという人も少なくありません。

板のコントロール技術向上

スノーボード板の操作技術が向上することが魅力の一つです。スノーボード板の操作技術が向上すると、スノーボードそのもののレベルが高まります。高速で滑走してもバランスを崩しにくくなったり、バランスを崩してもすぐに建て直したりでき、怪我の予防にもつながります。

スノーボード初心者は板選びが重要

グラトリを行うためには、板選びが非常に重要です。ここからはグラトリに向いているおすすめの板の種類を解説します。

スノーボード板はツインチップボードがおすすめ

テールとノーズが全く同じ形状をしており、その中心に乗る形状のスノーボード板がツインチップボードです。この形状は、スイッチスタンスがしやすいのが特徴です。そのため、グラトリが比較的簡単にできます。

スノーボード板の硬さは柔らかめ

グラトリに使用するスノーボード板は基本的に柔らかめです。柔らかい板は、板をしならせやすく、しなりの反動を利用して豊富なトリックを決めることができます。

キャンバーやロッカーボードがおすすめ

種類にもよりますが、キャンバーボードやロッカーボードがトリックを決めることに向いています。中でも初心者におすすめなのはロッカーボードです。ロッカーボードはソールが、反りかえている形状をしているため、多少エッジが引っかかってもバランスを立て直しやすく、転びにくいというメリットがあります。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.1

オーリーとは

ノーズ側を持ち上げ、その反動でテールを持ち上げるグラトリの基本ともいえるトリックで、難易度も高くありません。そのため、初心者の人はまずオーリーを成功させることから始めると、他のグラトリを覚えやすいです。コツは板のしなりを利用して跳ぶことです。

オーリーの基本的な練習法

スノーボード板をつけずにオーリーの動きを行う

まずは板をつけずにオーリーの動きを行います。まず、まっすぐにしゃがみ、腕を進行方向に上げます。それと同時に前側の膝を引き上げ、後ろ足だけで立ちます。その後、後ろ足で踏み切って、両膝を軽く曲げます。両足を空中で同じ高さまで上げて両足同じように着地するまでがオーリーの一連の流れです。常に膝を軽く曲げ、余裕を持たせておくことがポイントです。


停止オーリー

重心をテール側においてキープできたら、平地で止まって、行いましょう。ノーズ側を浮かして、板のしなりを利用することで、オーリーができます。止まってオーリーをすることで、感覚をつかみましょう。

滑りながらオーリー

ある程度オーリーの感覚に慣れたら、ゆっくり滑りながらオーリーを行ってみましょう。実際に滑りながら行うオーリーは停止オーリーと感覚が違うため、最初は戸惑うかもしれませんが、オーリーの感覚がつかめていれば、比較的容易にオーリーを行うことができます。しっかりと練習して、オーリーを習得してください。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.2

ノーリーとは

ノーリーとはオーリーとは逆で、テールを浮かせてノーズ側のしなりを利用してジャンプするテクニックです。板のしなりを利用する点と、足の使い方が逆になるというだけなので、オーリーを習得していれば、習得するのに、時間がかかりません。コツはリズムよく跳ぶということと、前腕を高く振り上げることです。

ノーリーの基本的な練習法

体の動きを把握する

まずは、スノーボード板をつけずに体の動きを理解しましょう。最初に後ろ腕と方を引き上げ、後ろ足も引き上げていきます。その後、スノーボード板のしなりを利用して、前足を踏み切ります。空中で膝を曲げ、両足同時に着地するまでが一連の流れです。また、空中では両肩を高い位置でキープさせておくことが、ポイントです。

停止ノーリー

オーリーの時と同様に止まった状態で、ノーリーを行ってみましょう。板をつけた状態で、止まったままノーリーを行うことで、板をつけていない時とつけているときの違いがわかります。最初は板があることに戸惑うこともあるかもしれませんが、高度なテクニックが必要なく、難易度もそこまで高くないため、あきらめずに練習すれば、できるようになります。

ゆっくり滑りながらノーリー

ノーリーはオーリーとは違い、進行方向に重心を置くため、滑走速度が速いと、なかなか高く跳ぶことができません。そのため、オーリーよりも比較的高度なテクニックを要求されます。しかし、グラトリ全体の中では難易度は低い方なので、練習さえすれば誰でも簡単にできるようになります。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.3

マニュアルとは

マニュアルとは、軽くオーリーやノーリーをした後で、テールやノーズでバランスを取り、再びオーリーやノーリーで元の体制に戻るテクニックです。ノーズ側でバランスをとるテクニックをノーズマニュアル、テール側をテールマニュアルといいます。このトリックは、スライド系のグラトリやレール、ボックスの基本となるため、レールやボックスを利用したい、という人は習得しておきたいグラトリです。

マニュアルの基本的な練習のやり方

停止マニュアル

まずは平地で止まった状態で、マニュアルを行ってみましょう。オーリーやノーリーができることが前提ですが、軽く跳んで、テールやノーズに身体の軸を置き、再度戻る、という一連の流れを行います。ノーズマニュアルの場合はノーズに乗ろうとするよりも前足を自分の体の真下へと持ってくる、というイメージで行いましょう。これはテールマニュアルも同様です。

ゆっくりと滑りながらマニュアル

停止した状態でマニュアルができるようになったら、次はゆっくりと動きながらマニュアルをしてみましょう。マニュアルは少しでも動いていると難易度が高くなります。しかし、練習を重ねれば必ずできるようになるため、あきらめずに練習をしましょう。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.4

フロントサイド180とは

フロントサイド180とは、オーリーをした後に180度回転しスイッチスタンスで着地するというテクニックです。複雑な動きが多いことから、うまくできない人も多い技でもあります。しかし、あきらめずに練習すれば必ずできるようになるのであきらめずに練習しましょう。次からはフロントサイド180の練習のやり方を紹介します。

フロントサイド180の基本的な練習のやり方

1つ1つの動きを理解する

フロントサイド180は体の複数個所を同時に動かす必要があるため、初心者にとっては難易度が高いテクニックを要求されるトリックでもあります。まずはオーリーをする前の動作ですが、前足のつま先を少し上げ、板を少しひねった状態にします。その状態からオーリーを行うのですが、踏み切ると同時に上半身を進行方向へひねります。この時、回りすぎないように上半身で調節しましょう。その後、スイッチスタンスで両足同時に着地します。

停止フロントサイド180

一連の流れを理解したら、今度は平地で停止した状態でフロントサイド180を行ってみましょう。板を付けていると、どうしても動きが鈍くなってしまうため、なかなか上手にできないかもしれません。しかし、板を付けることで、トーションのかけ方や上体の動かし方が、より鮮明にわかってくるはずです。コツは最初から、180度回転させようと思わないことです。まずは45度や90度回転させることから始めてみましょう。

オーリーと何かの動作を組み合わせる

平地で感覚をつかんだら、今度は実際に滑りながらフロントサイド180を行ってみましょう。しかし、まだ滑りながら行うことは難易度が高いと思うので、オーリーと何かの動作を組み合わせていく練習のやり方がおすすめです。フロントサイド180はオーリーにトーション、上半身の回転、上半身の調節を組み合わせます。そのため、まずはオーリーにいずれかの動作を組み合わせて行っていきましょう。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.5

バックサイド180とは


バックサイド180とはフロントサイド180とは逆の方向へ体を回転させるトリックです。求められるテクニックはほとんどフロントサイド180と同じなので、フロントサイド180のコツさえ分かっていれば、それほど苦労することなくこの技を習得することができるかと思います。

バックサイド180の練習のやり方

1つ1つの動きを理解する

バックサイド180の練習のやり方ですが、一連の流れはフロントサイド180と同じで、まずはトーションをしつつオーリーを行います。バックサイド180の場合は前足のかかとを浮かせた状態にしておきます。オーリーで踏み切る直前に胸を進行方向とは逆方向にむけます。この状態でジャンプすると、下半身を回転させれば簡単に180度回転させることができます。その後両足同時に着地します。

停止バックサイド180

一連の流れを理解したら、板を付けて停止バックサイド180を行ってみましょう。板を付けることでフロントサイド180と同様にある程度感覚をつかむことができます。まずは90度回転や45度回転などから始めてみましょう。

滑りながらバックサイド180

感覚がわかったら実際に滑りながらバックサイド180を行ってみましょう。フロントサイド180と同様にまずはオーリーと他の動作を行うことから始めてみましょう。進行方向とは逆方向を向くことになるため、フロントサイド180よりも難易度が高いテクニックですが、練習を重ねるうちに必ずできるようになります。コツは回転数にこだわらず、動作にのみ集中することです。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.6

テールスライドとは

テールスライドとは、テールマニュアルから板を90度スライドさせるトリックです。フロントサイドやバックサイドのような派手なトリックではないが、マニュアルをしながら板を回転させるため、バランスのとり方が重要になってきます。また、回り方によってバックサイドテールスライドやフロントサイドテールスライドという名称がありますが、ここではバックサイドテールスライドについて紹介します。

テールスライドの基本的な練習のやり方

まずはテールマニュアル

まずはテールマニュアルで、バランスのとり方を確実に把握します。テールマニュアルができないと、テールスライドはできません。そのため、テールスライドを行うためには必ずテールマニュアルができるようにしておきましょう。

流れを把握する

まずはテールマニュアルの一連の流れを把握しましょう、まずはノーリーを行いトリックのきっかけを作ります。この時、進行方向に対して、板を90度回転させるつもりで跳ぶと、着地後に板をスライドさせやすくなります。後ろ足のかかと側で着地し、後ろ足に軸を作ります。その軸を中心に板を回転させ、進行方向に対してスノーボード板が横になった状態で滑走します。その後任意のタイミングでもとに戻ります。

実際に滑ってみよう

最初はゆっくりで良いので、滑走しながらトリックを行ってみましょう。バランスのとり方はテールマニュアルさえしっかりとできていれば比較的簡単にできます。コツは後ろ足の軸とかかと側のエッジに乗ることを意識することです。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.7

ノーズスライドとは

ノーズスライドとはノーズ側でスライドするトリックです。基本的なテクニックはテールスライドと同様です。トリックを決めるためにはノーズマニュアルを習得しておく必要があります。ノーズマニュアルができるようになったら挑戦してみましょう。

ノーズスライドの基本的な練習のやり方

まずはノーズマニュアル

ノーズスライドはスノーボード板のノーズに乗るテクニックがが必要です。まずはノーズマニュアルでコツをつかみバランスのとり方や形を把握しておきましょう。滑走中にノーズマニュアルができたら、スライドに挑戦しましょう。

トリックの流れを理解する

体のどこを動かせばよいのか一連の流れを理解しましょう。まず、オーリーできっかけを作ります。その後前足のかかとで着地します。この着地がこのトリックでは非常に重要です。着地した後、板の後ろを上げ、前足に軸を作ることを意識します。後ろ側上げたまま軸を回転させスノーボード板を横にしていきます。任意の場所で板を止めて滑走し、再び戻ります。

実際に滑ってみよう

流れを理解したら実際に滑ってみましょう。最初はゆっくりで構わないので、オーリーからの着地は前足のかかと、着地後はしっかりと軸を作ることを意識して行いましょう。コツはしっかりと回転軸を作ることです。また、つま先側で軸を作るトリックもあるため、挑戦してみましょう。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.8

ピボットとは

ピボットとはスノーボード板を回転させる種類のトリックで滑走中にノーズを軸に板を180度回転させます。このトリックは他のトリックを行うための前に行われることが多いので、習得しておいて、損はありません。一見すると後ろ足を大きく前に踏み込むようなイメージのトリックで、コツさえわかってしまえば初心者の人でも簡単に行うことができます。

ピボットの基本的な練習のやり方

体の動かし方を理解する

まずは体の動かし方を理解しましょう。まず最初に両膝を曲げ、低い姿勢を作ります。この時、頭を板の真上に持ってきましょう。若干かかとのエッジに乗り、後ろ足に重心をおきます。両膝を伸ばし、回転方向を見ながら重心を前足に乗せ前足に軸を作り回転させていきます。上半身を回転方向と反対側に回転させながら、後ろ足を前に踏み込み、着地します。腕を回転方向とは逆にひねり、回転をコントロールします。

実際に滑ってみよう

ピボットの難易度は高いわけではないので、一連の流れができれば比較的簡単に行うことができます。しかし、速度を出しすぎると、難易度が格段に上昇するため、ゆっくりと滑走しながら行いましょう。コツは焦らずにゆっくりと動作を大きく行うことです。しっかりと練習さえすれば必ずできますよ。


スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.9

アンディとは

アンディとはピボットで勢いをつけ、ノーリーで180度回転する、というトリックです。基本的なトリックと比較すると難易度は高めですが、ピボットで勢いをつけ、回転すれば上手に行うことができます。最初は高いテクニックが必要で難易度が高く思うかもしれませんが、派手さもあり、かっこよく見られるトリックの一つでもあるので、あきらめずに練習しましょう。

アンディの基本的な練習のやり方

まずはピボット

まずは前記でも紹介したピボットを習得しておく必要があります。ピボットで勢いを付けなければアンディはできないので、しっかりとピボットを練習しておきましょう。斜面で確実にピボットを行うことができたら、アンディの練習に入りましょう。

まずは流れを理解する

この技はただ単にピボットをした後に勢いをそのまま、スイッチノーリー180を行うだけです。一連の流れはピボットを行った後、重心をノーズ側に置き、ブレーキをかけます。その反動でバックサイドに180度回転し両足で着地する、という流れです。コツは無理に板を回そうとするのではなく回転方向に目線を送ることです。

実際に滑ってみよう

このトリックはピボットで回転力を付けやすい種類のトリックなのでスピードは必要ありません。ゆっくりと滑りながら行ってみましょう。最初から飛び上がるのは難しい、という人は、板を滑らせるように回転さえるだけでも感覚をつかむことができるため、なかなかうまくいかない人は試してみましょう。

スノーボード初心者におすすめのグラトリ技.10

コンボトリックとは

コンボトリックとは、グラトリのコンボで、自分ができるグラトリの技を組み合わせて行うことです。そのためコンボトリックというグラトリの技があるわけではありません。複数の種類のグラトリができる、ということが前提となりますが、組み合わせることで、よりかっこよく見えるグラトリもありますし、一気に上級者の仲間入りをすることもできます。

コンボトリックの例

スピンの連発

スピンをする種類のグラトリは基本がしっかりとわかっていれば、つなげることに苦労はしません。そのため、スピンをするタイプの技を組み合わせて、連発で決めてみましょう。

ジャンプ+スピン

スピンをする種類の技にジャンプをするノーリーやオーリーを組み合わせてみましょう。高くジャンプして回転することで、かっこよく見せることもできますし、誰もが上級者だと思うはずです。

180度+180度

180度回転を連発するだけでもかっこよく見えますよ。スピンをするわけではないため、難易度も低く、グラトリをやり始めたばかりの初心者の人にもおすすめのコンボです。

おわりに

スノーボードの初心者でもできるグラトリの種類とやり方を紹介しました。スノーボードにおいてグラトリは上級者が行っている、というイメージもありますが、コツさえつかめば誰でもできるようになるのです。また、グラトリを行うことで、スノーボードをより楽しむことができますし、自分をかっこよく見せることもできます。グラトリをマスターしてスノーボードを楽しみましょう。

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