アスクレピアス(トウワタ)とは?特徴や育て方などの基本情報を解説!のイメージ

アスクレピアス(トウワタ)とは?特徴や育て方などの基本情報を解説!

アスクレピアスとはどのような植物かご存知でしょうか?アスクレピアスは赤とオレンジの派手な花が咲く植物として人気がありますが、暑さに強く寒さに弱い点に気を付けて育てる必要があります。今回はそんなアスクレピアスの特徴や育て方などの基本情報を解説します。

2019年10月13日更新

T・S
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元農家で農業検定を持つライターです!植物に関すること、海のこと、DIYについて主に書かせて頂きます!
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目次

  1. アスクレピアス(トウワタ)とはどんな植物?
  2. アスクレピアスの特徴
  3. アスクレピアスの種類
  4. アスクレピアスの花言葉と名前の由来
  5. アスクレピアスの販売価格は?
  6. アスクレピアスの育て方①環境
  7. アスクレピアスの育て方②用土・植え付け
  8. アスクレピアスの育て方③水やり・肥料
  9. アスクレピアスの育て方④植え替え・増やし方
  10. アスクレピアスの育て方⑤手入れ・支柱立て
  11. アスクレピアスの育て方⑥病気・害虫
  12. まとめ

アスクレピアス(トウワタ)とはどんな植物?

派手な色の、夏でも楽しめる花を育てたいと考えている方におすすめなのが「アスクレピアス」です。アスクレピアスは暑さに強いので夏越しは問題ありません。ただし、寒さには弱いので、一年草として育てるか、種類を選んで冬越しをさせる必要があります。強健な性質で育てやすいので、初心者にもおすすめです。今回はそんなアスクレピアスの特徴や育て方、名前の由来などの基本情報を解説します。

アスクレピアスの特徴

アスクレピアスとは?

アスクレピアスとは、キョウチクトウ科トウワタ属に分類される植物です。キョウチクトウ科ではなく、ガガイモ科とされることもあります。トウワタ属はアメリカやアフリカ、アジア等に300種以上が分布しており、多年草の種類が多いのですが、日本でよく育てられている種類は一年草として育てる場合が多いのがポイント。草丈も種類によりますが、背が高い種類が多いので、庭に植える際は後景に向きます。

アスクレピアスは初心者でも育てやすい?

初心者の方が気になるのが育てやすさですが、比較的育てやすい植物と言えます。元々の性質は強健ですので、多少放っておいても育ってくれる為、初心者の方には安心です。ただし、夏の暑さには強いのですが、冬の寒さで枯れてしまうことが多く、本来は多年草でも一年草として育てられることが多い植物です。特にクラサヴィカという種類は一年草として扱われますが、ツベロサという種類は寒さに強いので冬越し出来ます。

アスクレピアスの開花時期

開花時期は6~10月と、暑い時期に花を見せてくれます。花色は赤と黄色のツートンカラー、もしくはオレンジや黄色だけのものなどがあります。一般的によく知られているのはツートンカラーのタイプです。花期になると葉の付け根から花序が出てきて、画像のような面白い形の花が咲きます。花は1㎝程度と小さいのですが、色味が強いので目立ちます。また、花は沢山咲きますので見栄えします。

アスクレピアスの白い汁

育てる際に知っておかなければいけないのが、危険性です。実はアスクレピアスは少し危険な白い汁を持っています。茎に傷が付くと白い汁が出てきますが、この白い汁は毒性があり、肌の弱い方はかぶれる恐れがあります。白い汁は直接触らず、手袋をして扱うと良いでしょう。また、切り花として飾る際も、しおれる原因になってしまいますので、白い汁はしっかり拭き取って下さい。

アスクレピアスの種類

アスクレピアスの種類①クラサヴィカ

切り花として人気があるのがクラサヴィカです。こちらは画像のようにツートンカラーとなっているのが特徴で、すらっと伸びる為、切り花にもよく利用されています。自生地はメキシコや南アメリカですが、現在はアジア圏やオーストラリアなどでも野生化しています。葉の長さは6~15㎝で、花序には10~20個の花が咲きます。耐寒性がありませんので、日本では春まき一年草として育てられることが多い種類です。

アスクレピアスの種類②ツベロサ

こちらはオレンジや黄色の一色のみで咲くタイプです。こちらももちろん切り花に出来ますが、クラサヴィカに比べると流通量は少なめとなっています。自生地は北アメリカの東部で、葉がヤナギに似ている為、「ヤナギトウワタ」という和名を持っています。最大のポイントは耐寒性で、クラサヴィカよりもはるかに寒さに強く、-15度まで耐えられますので、冬越しをさせて育てたい方はこちらがおすすめです。

アスクレピアスの種類③インカルナタ

こちらも葉が細いタイプで、「ヤナギトウワタ」と呼ばれることがある種類です。また、切り花としても利用されています。花の色が画像のように美しく、可愛らしい花を育てたい方におすすめです。

アスクレピアスの種類④シリアカ

こちらは「オオトウワタ」という和名でも知られている種類です。自生地は北アメリカで、60~90㎝ほどの草丈になります。花の色はビビッドではありませんが、優しい色合いなのが良さです。気になる方はチェックしてみましょう。

フウセントウワタは違う属の植物

トウワタと聞くと「フウセントウワタ」を思い浮かべる方も多いかもしれません。フウセントウワタは画像のように、とてもユニークな植物です。名前は一部被ってはいますが、フウセントウワタはフウセントウワタ属という別の属の植物です。

アスクレピアスの花言葉と名前の由来

アスクレピアスの花言葉

派手な色の花を咲かせますので、花言葉も持っています。アスクレピアスの花言葉は「私を生かせて・心変わり・小さな恋・健康な体」の四つがあります。「私を生かせて」は綿毛のついた種が風に乗って飛んでいく様から、心変わりは毒性のある白い汁を持つことから付けられた花言葉とされています。健康な体だけは少し方向が違う花言葉となっており、どなたかに贈られる際は花言葉の意味を添えて贈ると喜ばれるかもしれません。

アスクレピアスの名前の由来

花言葉と共に気になるのが名前の由来です。少し不思議な響きの名前となっていますが、これはギリシャ神話に出てくる「アスクレピーオス」という医学の神、もしくは医師の名前が由来とされています。トウワタという和名は漢字で書くと「唐綿」となり、綿毛が種に付いていることが由来です。英語では「Milkweed」や「Bloodflower」とも呼ばれています。

アスクレピアスの販売価格は?

アスクレピアスの販売価格

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気になる販売価格ですが、手を出しやすい価格帯で販売されており、大体800~1000円ほどでポット苗が流通しています。アスクレピアスやトウワタ、また「パンヤソウ」などの名前でも販売されていますのでチェックしてみて下さい。苗から育てるのがおすすめですが、種も販売されていますので、もし苗が見つからない時は種の購入も検討しましょう。

アスクレピアスの選び方

選び方で特別なポイントはありませんので、なるべく元気そうな苗を選びましょう。葉の色が青々としていて雰囲気の良いもの、かつ病害虫の被害が無いものを選びます。お店だと選べますが、ネットショップで購入する時はどの苗を買うか選べないことが多いので、信頼出来るお店を利用して下さい。

アスクレピアスの育て方①環境

アスクレピアスは地植え?鉢植え?

育てる際にまず悩むのが地植えにするか鉢植えにするかですが、どちらでも育てられますので、お好きな方を選びましょう。地植えにすれば管理が簡単にはなりますが、耐寒性が低い種類ですと冬越しが出来ません。耐寒性が高い種類であれば地植えでも問題無く冬を越せます。もし耐寒性が低い種類を冬越しさせたい、または移動出来るようにしたい方は鉢植えをおすすめします。

アスクレピアスに適した生育環境

日光を好みますので、日当たりの良い場所で育てていきます。春から秋までは日なたでしっかり日光を当ててあげて下さい。葉焼けの心配もありませんので、直射日光を浴び続けても大丈夫です。また、水はけが悪いと病気になる可能性がありますので、水はけの良い場所に植え付けることも大切です。

アスクレピアスの夏冬の管理

暑さには強い植物ですので、夏はあまり心配いりません。耐寒性が低い種類を冬越しさせる時は、鉢植えで育てて、11月~12頃に室内に入れてあげると良いでしょう。-1度を下回ると枯れますので注意して下さい。無理に冬越しをさせず、種を採取しておいて、毎年種まきから育てていく方が簡単です。また、耐寒性が高い種類も、凍結の心配がある場所では、凍らないように株元を敷き藁などで保温した方が良いでしょう。

アスクレピアスの育て方②用土・植え付け

アスクレピアスの用土

使用する用土は、水はけが良く、肥えた土が適しています。市販されている草花用の培養土を使うのが最も簡単ですが、自身で混ぜたい場合は、赤玉土の中粒を5割、腐葉土を3割、ピートモスを2割の割合で混ぜた用土を使うと良いでしょう。また、用土には元肥として緩効性肥料を少し混ぜておいて下さい。地植えの場合は、植え付けの際に腐葉土を多めに混ぜておくことで、環境が良くなります。

アスクレピアスの植え付け

植え付けの適期は4~7月の春~夏時期です。霜が降りなくなってから植え付けしましょう。植え付けのポイントは特にありませんので、地植えであれば植穴を大きめに掘って植え付けます。鉢植えの場合は鉢底ネット、鉢底石を敷いてから植え付けましょう。最後に水をたっぷりと与えれば完了です。

アスクレピアスの育て方③水やり・肥料

アスクレピアスへの水やり

鉢植えにした場合は、土の表面が乾くのを待ってからたっぷり水やりしましょう。乾く前に水やりをすると腐ってしまいますので、乾燥させては水を与えることが大切です。冬越し中は土の表面が乾いてから数日待って水やりをして下さい。地植えにした場合は雨水がありますので、ほぼ水やりは必要ありません。よほど乾燥している場合のみ水やりをします。

アスクレピアスへの肥料

鉢植えの場合、植え付け時に緩効性肥料を用土に混ぜておいた上で、5~9月の成長期に追肥をします。真夏は肥料を与えないで下さい。緩効性肥料があれば緩効性肥料を、液体肥料があれば液体肥料を使いましょう。どちらでも大丈夫です。液体肥料であれば10日に1回のペースで与えます。地植えの場合は追肥は必要ありません。

アスクレピアスの育て方④植え替え・増やし方

アスクレピアスの植え替え

鉢植えで育てているといずれ混みあってきますので、植え替えが必要になります。2~3年に1度は植え替えしましょう。植え替えの適期は春、4月頃です。一回り大きな鉢と新しい用土を用意して、植え付けと同様に植え替えていきます。地植えにした場合も、混みあっている様子であれば植え替えた方が良いでしょう。

アスクレピアスの増やし方①種まき

アスクレピアスは種まきで増やせる植物です。花後に果実が付き、果実が熟すと綿毛の付いた種が出てきますので採取しましょう。クラサヴィカは4月中旬~5月に、ツベロサは9~10月に種まきをします。発芽適温は20~25度です。播種箱などに種をまいて、3㎜ほど土をかけ、7~10日ほど水を切らさないよう管理して下さい。発芽して本葉が4枚ほどになったらポット上げして育てていきましょう。

アスクレピアスの増やし方②挿し木

挿し木でも増やせます。挿し木の適期は4~6月です。茎を2節ほどの長さで切り、切り口から出てくる白い汁はすぐ拭き取りましょう。切り口を1時間ほど水に浸けて水揚げしたら、挿し木用の土に挿します。あとは明るい日陰で水切れしないように管理して、発根させます。

アスクレピアスの増やし方③株分け

植え替え時に大株になっていれば、株分けして増やすと良いでしょう。掘り上げた株の土を落として、新芽が付くようにして株を分けていきます。分ける際に汚いハサミを使うと雑菌が入りますので、清潔なハサミを使用して下さい。

アスクレピアスの育て方⑤手入れ・支柱立て

アスクレピアスの手入れ

花が咲いたあとは種が付きますが、種を採取して種まきをしない場合は、花房ごと茎の下で切ってしまいましょう。切ってしまうことで栄養が種に行くことを防げます。また、傷んだ花を切り戻すことで脇芽が伸び、また花を咲かせてくれます。

アスクレピアスの支柱立て

背が高く、すらっと伸びる植物ですので、草丈が高くなると倒れる危険性が出てきます。もし倒れそうであれば、支柱を立てて支えてあげましょう。草丈が伸びてくるのが6~9月ですので、その時期に支柱を用意して下さい。

アスクレピアスの育て方⑥病気・害虫

アスクレピアスの病気

アスクレピアスは病気になりにくい、強い植物ですので安心です。ただし、夏に白絹病という糸状菌による病気にかかることがありますので、土壌殺菌剤を散布しておくと防げます。

アスクレピアスに付く害虫

害虫被害は、ハダニやアブラムシ、カメムシといった一般的な害虫の被害を受けます。いずれも春から秋まで長く被害を受けますので、酷くなりそうな様子であれば薬剤を使って防除しておくと良いでしょう。もし細かく管理できる場合は、見つけ次第補殺して対応します。

まとめ

今回の「アスクレピアス(トウワタ)とは?特徴や育て方などの基本情報を解説!」はいかがでしたでしょうか?切り花での注意点や名前の由来など細かな点まで解説させて頂きましたが、生命力が強く魅力的な植物ですので、気になった方はぜひ育ててみて下さい。茎から出る白い汁は毒性がありますので、扱う際は注意しましょう。

アスクレピアスが気になる方はこちらもチェック!

今回はアスクレピアスについて解説させて頂きましたが、他にも植物に関する記事が沢山あります。気になる方はぜひ見てみて下さい。

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