外掛け結びとは?針とハリスの結び方を内掛け結びと比較してご紹介!のイメージ

外掛け結びとは?針とハリスの結び方を内掛け結びと比較してご紹介!

釣りの仕掛け作りでハリスと針の結束はとても大事です。基本の結び方は2つ「外掛け結び」と「内掛け結び」。結束時大切なのは「強度」と「結び易さ」なのですが、どちらの結び方が有利なのでしょうか。今回は結び易い外掛け結びの基本と、内掛け結びの比較などをレポートします。

2019年08月18日更新

kuma10
kuma10
神奈川県の三浦市で漁師の家に産まれ、その後生鮮魚介類問屋として魚に関わる仕事を続けてきたおかげで魚に関しては誰にも負けない知識があります。アウトドア好きが高じて離島に移住して20数年。釣りとカヌーとバイクが好きな不良オヤジです。
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目次

  1. 仕掛け作りは自分の手で
  2. 仕掛け作りの基本
  3. 外掛け結びとは
  4. 内掛け結びとは
  5. 外掛け結びと内掛け結びの比較①
  6. 外掛け結びと内掛け結びの比較②
  7. 外掛け結びのコツと注意事項
  8. 外掛け結びの強度を上げる結び方
  9. その他の結び方
  10. こんな便利グッズも
  11. 外掛け結びを覚えて釣りに行こう!

仕掛け作りは自分の手で

魚釣り初心者の頃は針とハリスが結束済みのものを購入して使う方が多いと思います。しかし中級者以上になると「仕掛けは全部自分の手で」と思いますよね。既製品では長さの調節ができなかったりと、使いにくい部分もあります。また既製品ではバラしたときのショック(怒り)の持って行き場が無いので、自己責任の自作仕掛けは精神的にも有効です。そして何と言っても「安価」で仕掛けが作れること。仕掛けによっては基本の結び方を覚えておくだけで20分の1ほどの金額で仕掛けが出来てしまいます。

仕掛け作りの基本

ラインとハリス

最近のラインとハリスの結束は昔に比べてとても複雑になっています。それは「PEライン」の登場からです。同じような素材の物同士の結束ならば強度のみを考えて結束すればいいのですが、素材の違う物同士の結束では「摩擦力」を使って抜けがないように結束しなければなりません。「最強ノット」や「SCノット」、「FGノット」などさまざまな結び方が開発されていてシーンによって使い分けされています。動画は筆者が好んで使用している「8の字ぐるぐるノット」です。ちなみにエンディングノットは釣り場ではやりません。

ハリスと針

ハリスと針もまた色々な結束の仕方が開発されていて、それぞれ一長一短があります。今回紹介する「外掛け結び・内掛け結び」の他、渓流釣り用の「フィンガーノット」や大物釣り用の「はえ縄結び」、簡単で強い「漁師結び」などがありますが、この他にも針に輪(カン)の付いた「カン付き針」用の結び方など本当にさまざまです。今回はオーソドックスで強度のある外掛け結びの紹介になりますが、使用する針の大きさなどに合わせて幾つか結び方は覚えておいた方が良いでしょう。

外掛け結びとは

オーソドックスな結び方

外掛け結びは一番オーソドックスな結び方だと言われています。つまりハリスと針を結束する方法の原点の結び方です。ほとんどの結び方の基本の結び方になっていて、この結び方を一つ覚えておくとハリスと針の結束の「システム」が分かるために他の結び方を覚えるときにも重宝します。小物釣りから大物釣りまで対応しますので、必ず覚えて下さい。

外掛け結びの結び方

見やすい動画がありましたのでこの動画で解説いたします。まず針にハリスを沿わせて「端糸」を折り返します。実際に結束する時には片方の親指と人差し指で針とハリスを抑え込む感じになります。空いている方の指を使って戻した端糸を本線と針にグルグル巻いて行きます。よく「8回巻く」と解説されている動画などがありますが、針とハリスの太さのバランスがありますので、4~8回くらいと覚えておいて下さい。最後に締め込みますが、ツバで濡らして本線と端糸、本線と針と2回締め込みます。

内掛け結びとは

もう一つの基本結び

内掛け結びは外掛け結びと並ぶもう一つの基本の結び方です。後で簡単な検証動画も載せておきますが、昔から内掛け結びは外掛け結びより強い結び方だと言われてきました。確かに安定感のある結び方なのですが、強いかどうかはまた別の問題で、強さよりも巻き易さと「自分で巻いた感」が外掛け結びより強いので覚えるとこの結び方をメインにする方が多くなります。

内掛け結びの結び方

これもとても分かりやすい動画がありましたので、動画に沿って解説いたします。本線を針の内側に沿わせたら、端糸をクルリと回して輪を作ります。輪の内側と針を一緒に端糸で巻いて行きます。回数はやはり4~8回(針とハリスのバランスで)で良いでしょう。巻き終わったらラインにツバを付けて端糸と本線を締め込みます。締め終わったらハリスの位置を確認(針の内側に来るように)してから針とラインを締め込みます。

外掛け結びと内掛け結びの比較①

外掛け結びはとにかく簡単

出典: https://www.varivas.co.jp

この結び方は他のどの結び方より簡単です。慣れてしまえば一つ結ぶのに20秒も掛かりません。簡単で強いのがこの結び方の特徴であり長所であるといえます。また渓流釣りで使う細仕掛けにも沖釣りで使用する太仕掛けにも対応することができます。太い仕掛けだと巻き数が減りますが、少し慣れれば「ああ、これ以上巻くのは意味が無いな」とか、その巻き数は体感的に分かってきます。早くて何にでも対応できる基本の結び方であると言えます。

内掛け結びの欠点

出典: https://www.varivas.co.jp

内掛け結びもまた簡単で強い基本の結び方であると言えますが、外掛け結びに「輪の中を通す」というひと手間が足されます。実はこのひと手間が筆者的には最大の欠点だと思っています。もちろん慣れてしまえば仕掛けを一つ作るのに20秒と掛からないのは外掛け結びと同じですが、外掛け結びとの違いは「寒さに弱い」ところです。小さな針に細いラインを巻くのに、手がかじかんでいると輪の中を通すひと手間がなんと大変なことか。せっかく回ってきた爆釣タイムを逃しかねません。

外掛け結びと内掛け結びの比較②

気になるのは強度

いろいろな結束の仕方を知っていてもやはり気になるのはその「強度」です。ラインとラインを結ぶ「ノット」の強度比較はライン販売の各社から計測数値が結構発表されていますが、針とハリスの結束強度の計測数値はなかなかありません。金属とラインとの結束ですのでちょっとした角度の差であまり正確な数値が出ないのかもしれません。ですから経験則でしか言えませんが、実釣の経験から言えば両者の強度に違いは感じられません。ただ根掛かりした時に「チモト」から切れる確率が僅かに内掛けの方が高い気がします。

強度比較(参考)

これも正確な数値が出るわけではありませんが、面白い動画がありましたから紹介しておきますね。この方はもともと外掛け結びをメインに結んでいたようで、何回やっても外掛け結びの方が強いという結果が出ても慎重に「結び慣れているから」と結論付けることはしていません。しかしこの動画だけで違いが出るほど外掛け結びと内掛け結びに違いがあるとは言い切れませんが、参考にはなるでしょう。ちなみに筆者がやっても同じような結果になりました。

外掛け結びのコツと注意事項

本線ラインを張っておく

外掛け結びの結び方のコツを一つ。針とラインの結束時は大体そうなのですが、本線にある程度のテンションが掛かっていると比較的楽に巻けます。針先を外側に向け、端糸を針と折り返したハリスに巻いて行きますが、本線を何かに固定しておきます。筆者は足の親指で踏んで固定することが多いのですが、本線に傷が付くこともあるのであまりおすすめはしません。リールのベイルを返してロッドの重さを使うのが一番簡単なのですが、引きすぎて動くこともありますから気を付けましょう。

締め込み時のケガに注意

Photo by dollen

針と糸の結束の最後は「締め込み」をしますが、この時にほんの少しの摩擦でラインが焼き切れてしまったり、パーマが掛かったりとトラブルが起きます。それを防ぐために締め込み時はラインをツバで濡らすのですが、ライン同士の締め込みと違い、釣り針に直接口を持って行かなければなりません。この時に唇や舌を針で刺す危険があります。妙なアドバイスですが、あわてずゆっくり正確に舐めましょう。

外掛け結びの強度を上げる結び方

南方延縄結び

さて、外掛け結びを使ってもっと強い大物釣り仕掛けはできないでしょうか。ちょっとイレギュラーですが、「南方延縄結び」という強力な結び方ができます。この結び方のシステムは外掛け結びでチモト近くを巻き、針先の方を内掛け結びで結びます。映像では分かりずらいかも知れませんが、回転させながら端糸と針を巻くのは手順を変えた内掛け結びなんです。外掛け結びと内掛け結びのダブル巻きなので比較的覚えやすいノットです。

手間は同じでも違いを出したい

先ほどの南方延縄結びのように手間を掛けずにいつもの外掛け結びを強くする方法は無いものでしょうか。実はあります。ただしこの方法は細仕掛けのほうが効果があります。外掛け結びの最後の締め込み前に針の糸留めと本線の間に端糸を掛けてから最後の締め込みをします。この針と本線の間に入った端糸を「マクラ」と呼びます。このマクラが本線と針の摩擦を軽減するために強度が上がると言われています。比較すると約5%の強度アップになります。

その他の結び方

漁師結び

出典: https://www.varivas.co.jp

外掛け結びよりも簡単で強いと言われているのが「漁師結び」です。この結び方で分かりにくいのは「4」の形になるまでなのですが、実はここが一番簡単なんです。漁師は短時間船を係留する時に、もやい綱を港のビットに巻き付けます。その時に一瞬でこの形にします。今回は外掛け結びの記事ですので詳しくは説明しませんが、この結び方を覚えるには「トックリ結び」で調べてみるか、漁師さんに聞いてみて下さい。ここまでできればこの結び方が一番簡単です。

スネルノット

出典: https://www.varivas.co.jp

よく「内掛け結び」と間違えられて説明されている「スネルノット」ですが、この二つは別物です。しかし出来あがりだけ見れば「本結び」と「ネイルノット」と同じです。ですからこの結び方を覚えたいのであれば本結びを調べた方が早いかもしれません。最後の締め込みさえしっかりすれば最強の結び方だと言われていますが、一番の長所は「ほとんどの大きさ、太さの針に対応できる」ことです。外掛け結びの次に覚えて頂きたい結び方だと思います。

こんな便利グッズも

針結び器は楽ですが

もちろん針とハリスは自分の手で結束できることに越したことはありませんが、一つ持っていると便利なのが「針結び器」です。今はこの手の商品も数多く出ていて、500円位の外国製のものから1000円前後の電動式のものなどもあります。使い易い物を購入すれば良いのですが、これに頼ってしまうと、電池が切れたり落下で壊れたりと予期せぬ失敗もあります。基本のノットだけは最低限覚えるようにしましょう。

外掛け結びを覚えて釣りに行こう!

外掛け結びと内掛け結びの違いはお分かり頂けましたでしょうか。釣りのための仕掛け作りの中でも針とハリスの結束はとりわけ大事です。人それぞれ大事さには違いがあるでしょうが、多くの釣り人が仕掛け作りの重要項目として「結束の強さと簡単さ」を求めるでしょう。外掛け結びを一つ覚えておくだけでたいがいの釣りに対応できます。ぜひ外掛け結びを覚えてご自分の作った仕掛けで釣りに出掛けましょう。

仕掛けの自作に興味のある方はこちらもチェック!

今回針とハリスの結束についての記事になりましたが、釣りの仕掛けは最終的には自作の物を使いたいと思いますよね。「暮らし~の」のサイトには自作釣りアイテムの作り方などに詳しい記事がたくさんあります。ぜひそちらにも目を通してみて下さい。きっと興味を引く記事がありますよ。

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