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【初心者でも簡単】布ぞうりの作り方講座!編み方のコツを押さえてエコライフを満喫!

布ぞうりは気持ちよい履き心地なのを知っていますか?特に、夏にはこのアイテムが活躍してくれます。使う材料もわざわざ購入しなくても作れる布ぞうり。布ぞうりを自分で作りたい方や、作り方を知りたい方は作り方を参考に実際に作ってみてください。
更新: 2021年6月18日
大石ゆう
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布ぞうりを作りたい

布ぞうりを手作りで編んでみたいけど、編み方が分からないから作らない、というのはもったいないくらい履き心地のいい布ぞうり。材料もわざわざ購入するのではなく、身近なものでも作れるのが環境にも優しいサンダルです。

夏に大活躍してくれるこの布ぞうりの編み方や材料の選び方をご紹介していきます。自分にも子供にも作ってお家で使ってください。

布ぞうりってどんなもの?

布ぞうりとは

布ぞうりとは一体何でしょう。布ぞうりは部屋で使えるスリッパのようなものであり、外で利用する草履や下駄のような形をしています。下駄は外で使いますが、布ぞうりは布で編まれ、部屋で使うアイテムとして利用されています。布ぞうりは布製なのでスリッパよりも蒸れませんし、気持ちよく履くことができます。

布ぞうりのメリットとは

下駄や藁のぞうりと違い、部屋の中で使うものですが、スリッパやサンダルを履く以上のメリットがあるんです。一つ目は先ほどもお伝えしたように、足が蒸れにくいこと。スリッパやサンダルは素材によりますが、蒸れやすいものも。

布ぞうりは布で編まれているので汗を吸い取ってくれますし、床を傷つけにくいというメリットや、布なのでスリッパやサンダル以上に洗いやすいことも上げられます。

布ぞうりの材料の選び方

布ぞうりを編むズパゲッティ

編む材料として使われているのが、このズパゲッティです。ズパゲッティは引用にあるように、オランダで作られている編み糸のことをいいます。

このズパゲッティですが、素材は何で作られているのかというと、不要になったTシャツや洋服を作る工場で余った布だそうです。その布を切って作ったものなのでエコですし、太い編み糸なのですぐに仕上がるという利点もあります。

エコな編み糸、ズパゲッティ ズパゲッティとは、オランダの糸メーカー「Hoooked(フックドゥ)社」が販売している、「Tシャツヤーン」と呼ばれる編み糸の一種です。

余った布やタオルでも作れる

布ぞうりを作るには、ズパゲッティを使わなくてはいけないかというとそういうわけではありません。お家で使わなくなったTシャツやタオルがあれば、それを切って布ぞうりを編む糸としても利用可能です。使わなくなった服は捨てるしかありませんでしたが、布ぞうりの編み糸として使えるなら、再利用して使えるのでいいですよね。

布ぞうりの作り方をお伝えする前に

Tシャツヤーンを手作りするには?

ではまず、いらなくなった服から作る糸である、Tシャツヤーンの作り方をご紹介します。この作り方を知っていれば、わざわざズパゲッティを買うこともないのでお得です。ズパゲッティは一つ千円程度しますので、その分が節約できます。もちろん、カラフルな布を使って作ってもいいですし、タオルを使ってふわふわのぞうりを作ってもOKです。


Tシャツヤーンの作り方

作り方は、まずわきの下とスリット部分をカットし、輪っかの状態にします。それを半分にたたみ、三センチ幅に切っていきます。輪の方から切り取り、端は1㎝残すように切りましょう。

切り終えたらそれを広げ、端を斜めにハサミを入れて一本の糸になるようにしていきます。手繰りながら真っすぐに切ったり斜めに切ったりして一本にしていきます。

間違って切った場合は、繋げたいところに穴を開けて繋ぎます。袖は上下をカットしたら、胴と同じように片方のみを端から切ります。胴体部分と同じように片側を1㎝残して切ったら、それを一本につなげるよう手繰りながら斜めにカットしていきます。

カットし終わったら、そのまま巻いていくのではなく、糸が丸まるように両端を引っ張っていけば完成です。

布ぞうりの作り方をご紹介

布ぞうりの作り方は?

では、作り方をご紹介していきます。履き心地の良いサンダルやスリッパのようなこのアイテム。一体どのように作るのでしょうか。布ぞうりには外で履くぞうりや下駄のように鼻緒が付いています。鼻緒の付け方や、作り方のコツなどもご紹介。作り方は思った以上に簡単です。ぜひ作ってみてください。

布ぞうりの作り方を動画でご紹介

今回はこの動画を参照して作り方を紹介します。布ぞうりを作るには、専用の編み機がないと作れないと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

この動画ではハンガーや洗濯ばさみなど、家にある物を使って編んでいます。編み糸もそうですが、家にあるもので作れるので、まさにエコなアイテムですね。作り方も簡単なので、一度は挑戦してみたいものです。

布ぞうりの作り方①編み方

布ぞうりの編み方

布ぞうりの作り方は、ハンガーを曲げたものを吸盤で固定し、そこにロープを曲げたところに駆けます。ロープを交差させて洗濯バサミで止めたら編んでいきます。先ずはニットを伸ばし、四本のロープを通していきます。

始めは五センチほど折ってロープに通します。きっちりと結んだら、ロープの上から下を通し、四本のロープに互い違いになるように編んでいきます。

作り方のコツは?

次は編み方のコツについて。ロープを使って固定できないようになっているので、糸の引っ張り具合でぞうりの大きさが決まります。ニットを引っ張りすぎると細長くなってしまいますので、自分の足や子供の足にあうような幅でゆとりをもって編んでいくことがコツです。

また、編みながら横の線を揃えていくことも大切なコツ。一度横まで通したら、上から押さえて揃えることできれいな布ぞうりが作れます。

布ぞうりの作り方②継ぎ足し方

布ぞうりの糸が切れた・違う色を足したい

布ぞうりは一色で編むのもいいですが、鼻緒部分が違う色になっていたりぞうりが色違いになっていたらそれがデザインになるので素敵です。中にはズパゲッティの色自体がカラフルになっている者もありますが、使わなくなった服を使う場合はそういうわけにもいきません。

色違いのニットを使ったり、足りなくなった糸にプラスして編んでいくにはどうしたらいいのでしょうか。


布ぞうりの継ぎ足しの仕方

ニットの継ぎ足し方ですが、この動画の3分14分から始まります。ニットの終わりは両端のどちらかでロープの上になったところでその次のロープで下に出し、そのまま新しいニットを重ねて3cm下に出し、続けて編んでいきます。

このまま同じ色で編み続けてもいいですし、違う色を付け足す場合も、同じように重ねてつなげていけばOKです。

布ぞうりの作り方③ぞうり部分の仕上げ

ぞうりをハンガーから外す方法

ハンガーからの取り外し方ですが、動画の4分のところからです。ニットが残り15cmほど残っている状態で、ニットを外側のロープに二階ずつ巻き付けます。ニットの端をしっかり押さえながらロープを外し、ぞうりを押さえながらロープを引きます。

この時足のサイズになるように定規で測りながら行いましょう。ロープをしっかり引っ張ったら、余ったロープをカットして結びます。

余った布やロープの処理方法

ぞうり裏の処理は5分のところから始まります。余ったロープとニットは、裏側のニットの目に入れ込んでいきます。Tシャツヤーンは伸び縮みしやすいので、網目を引っ張りながらロープや飛び出したニットを中に入れこんでいきましょう。長すぎる余分な部分はカットしてから、網目の中に入れて行けばOKです。

布ぞうりの作り方④鼻緒の付け方

鼻緒の付け方

鼻緒は動画の6分37秒から。布で作った鼻緒部分を網目の間を通して裏側で結びます。結んだら両端を左右に分けて上から通し、ある程度余裕を持たせて外れないように外側から通して巻き付け、さらにそれを真ん中部分にしたから通して交差させ、裏側に出します。裏側に出た布を結んで、余分な布をカットしたら完成です。

鼻緒の作り方は?

先ほどご紹介した動画では、鼻緒部分は二枚の布を結んで作る作り方をしていましたが、ちょっと違った鼻緒を作りたいという方はこちらの動画を参考にしてください。

編み方は四本の布を束ねて結んだら、色違い二本ずつを左右に分け、それをフックに掛けて交互に組み合わせることによって鼻緒を織り込んでいきます。手の込んだ花をが作りたい方はこちらの鼻緒の作り方で作ってみてください。

手作り布ぞうりのデザインをご紹介

カラフルな布ぞうり

こちらはカラフル色を使っています。鼻緒部分も柄があるのでちょっと遊び心のあるデザインになっています。使い古しの布を利用して布ぞうりを編むのもいいのですが、やはりズパゲッティを使うときれいな仕上がりになりますね。

手作りで作るなら、子供とお揃いのぞうりを作って家族で履けるといいですね。もちろん、初めはきれいに作るのが難しいかもしれませんが、コツをつかめばきれいなぞうりが作れるようになります。

バスタオルで作った布ぞうり

こちらはバスタオルで作ったという布ぞうり。タオルならシャツなどの服より汗を吸い取ってくれそうですし、分厚いので簡単にできそうですね。

お風呂上りに使っていたタオルも、使わなくなると雑巾や捨ててしまう方も多いと思いますが、かわいい色のタオルであれば布ぞうりにするという手もあります。布ぞうりをタオルで作れば、お風呂上りも気持ちよく履けそうです。ぜひコツをつかんで子供や家族分の布ぞうりを作ってみてください。

スリッパ型の布ぞうり


スリッパ型の布ぞうりです。布ぞうりは下駄や通常のぞうりのように鼻緒があり、どうしても鼻緒が気になるという方は、こちらのスリッパやサンダルのような形の布ぞうりを作ってみるのがいいのでは。

下駄もぞうりも、鼻緒が苦手で履くのが苦痛だという方もいますが、布ぞうりにもスリッパやサンダルのようなデザインがあるんですね。

ちょっとした小物をプラスして簡単にかわいくアレンジ

布ぞうりはいいけれど、デザインがぞうりや下駄のようで嫌だと思う方もいるかもしれません。

そんな方は先ほどのスリッパタイプの布ぞうりを作ってもいいですし、こちらのように鼻緒部分をリボンに縛ったり、ビーズをプラスしておしゃれに仕上げて見るのはいかがでしょうか。また、鼻緒部分に気に入った柄のデザインの布を使うのも素敵です。子供にはキャラクターを付けるなど、アレンジも自由にできます。

大きなリボンがかわいい簡単布ぞうり

こちらは鼻緒部分を大きなリボンで結び、かわいい布ぞうりを作っています。見た目は少し、サンダルのように見えますね。布ぞうりを作ったら、鼻緒部分をすこしアレンジすることでおしゃれなデザインにすることも可能です。

パーツを付けたり、大きなリボンで結んだり、お気に入りの布を使ったり…。アレンジ方法は自由自在なので、作り方をマスターしてかわいい布ぞうりを作ってください。

ポップな柄の子供用の布ぞうりを簡単手作り

色の選び方、鼻緒の材料の選び方で仕上がりのイメージはガラッと変わります。草履や下駄のイメージを持っていると手が出せないという方でも、この写真を見れば作ってみたいと思うのではないでしょうか。

こちらは子供ようのベビー布ぞうり。かわいい色やお気に入りの材料を使って、子供とお揃いのかわいい布ぞうりを手作りしてみてはいかがでしょうか。

布ぞうりの作り方まとめ

今回は、布ぞうりの作り方をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。思ったよりも簡単に作れるというのが分かっていただけたのではないでしょうか。編み方で使う材料も、ハンガーや洗濯バサミなど、身近なもので作れるので、いつでも挑戦できそうです。

夏にはぴったりの気持ちよい履き心地の布草履を、ぜひ自分の手で作ってみてください。

マクラメの編み方が気になる方はこちらもチェック!

今回は布ぞうりの作り方についてまとめましたが、同じ編むジャンルのマクラメの編み方が気になる方はこちらの記事を合わせて読んでみてください。