北沢峠の「こもれび山荘」に泊まろう!登山前に気になる評判や施設をご紹介!のイメージ

北沢峠の「こもれび山荘」に泊まろう!登山前に気になる評判や施設をご紹介!

標高は雲を超えるほどながら、納得の宿泊ができると話題の別天地、こもれび山荘をご存知ですか?南アルプスで知られる名峰甲斐駒ヶ岳の登山者に人気なこの山荘は、真新しい個室と名物料理が魅力です。これから行ってみたい、こもれび山荘の評判と施設のことを追求します。

2019年05月29日更新

はぐれ猫
はぐれ猫
都会から離れた田舎で暮らす、はぐれ猫です。幼少時から地理が好きという特徴も活かしつつ、キャンプやトラベルスポットの紹介が得意分野です。しかし身近なDIY等含め、興味深い話題の紹介も怠りません。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

目次

  1. こもれび山荘とは
  2. こもれび山荘のアクセス
  3. こもれび山荘の歴史
  4. こもれび山荘の宿泊
  5. こもれび山荘の施設
  6. こもれび山荘の食事
  7. こもれび山荘の通常営業
  8. こもれび山荘の冬営業
  9. こもれび山荘からの登山ルート
  10. こもれび山荘へ行こう

こもれび山荘とは

長野県の南アルプスにある

天高く切り立った峰々は3,000mもの高さに達しているのが、いつも登山者の多い南アルプスです。長野と山梨に跨る山脈は、真夏には20度台という涼しさを感じ、冬から春には雪山の風景も迫力があります。こもれび山荘があるのはそんな南アルプスで存在感を示す、甲斐駒ヶ岳の近くです。(当記事は2019年5月28日時点の情報を元に掲載しています。)

北沢峠の山荘

林道をくねくねとバスに揺られ、目指す山荘があるのは標高2,036m地点。ここは甲斐駒ヶ岳の鬱蒼とした原生林が茂っている、北沢峠です。この峠のあたりはこもれび山荘含めて幾つかの山荘が集まっていますが、それは南アルプスの尾根へと向かう、よく知られた登山ルートがあるためです。

改装して個室ができた

以前にこの山荘を利用した人が再び訪ねてみたならば、内部の様子を見て驚くかも知れません。それもそのはず、こもれび山荘は近年になり、1階を中心にして全面的な改装をしているのです。その時に個室が誕生したことにより、女性登山者も安心して過ごせるとして評判をぐっと向上させました。

こもれび山荘基本情報

【所在地】長野県伊那市長谷黒河内北沢峠
【電話】080-8760-4367(営業期間中8:30~17:30)

北沢峠こもれび山荘(旧長衛荘)伊那市観光株式会社

こもれび山荘のアクセス

長野側からのアクセス

もし車で北沢峠を訪れる場合には、必ずやマイカー規制に直面します。長野側では仙流荘の駐車場に車を置いて、現地のこもれび山荘まで林道バスでアクセスするのが一般的です。鉄道を使う場合、最寄りの茅野駅や伊那市駅からは、複数のバスを乗り継いでのアクセスです。

長野側のアクセスルート

【車で】中央道→諏訪IC→国道152号→仙流荘駐車場→林道バス→北沢峠
【電車で】伊那市駅→JRバス→高遠→長谷循環バス→仙流荘→林道バス→北沢峠

山梨側からのアクセス

一方の山梨の側でも、北沢峠まではマイカー規制が存在しています。車は北岳東方の芦安駐車場に置いて、バスを乗り継いでこもれび山荘までアクセスします。電車の場合、甲府駅から山梨交通バスで広河原を目指し、市営バスに乗り換えです。関東から訪れるなら、都心からの直通バスも検討できます。

山梨側のアクセスルート

【車で】中部横断自動車道→白根IC→県道107号→県道20号→芦安駐車場→山梨交通バス→広河原→南アルプス市営バス→北沢峠
【電車で】JR中央本線→甲府駅→山梨交通バス→広河原→南アルプス市営バス→北沢峠
【高速バスで】新宿から山梨交通バスの登山者用直行バス
(山梨側はタクシー移動も可能)

こもれび山荘の歴史

長衛荘としての始まり

その昔に未開の地だった南アルプスを開拓したのが、地元民や登山者の間でもちょっと知られた竹澤長衛(ちょうえ)なる人物でした。その後、彼の息子が1962年になって、北沢峠に長衛荘を建設しました。それが今はこもれび山荘と呼ばれている洋風な外観の山小屋です。

名称問題の勃発と改称

実はこの北沢峠の森には、昭和5年より始まる別の長衛小屋も存在します。こちらは後に北沢駒仙小屋と改称されましたが、近年に竹澤長衛の活動を称え、長衛小屋の名を復活。すると今度は近くの長衛荘(現こもれび山荘)と名前が被って紛らわしいとの指摘が起こります。名称問題の末、2013年に現在のこもれび山荘と改称されるに至りました。

長衛小屋をめぐる歴史 伊那市

こもれび山荘の宿泊

宿泊形態の選択

宿泊を熱望する場合には、3つの選択肢があります。ひとつ目はこもれび山荘での素泊まりで、寝具も付かないので寝袋などを持参します。2つ目は寝具付き素泊まりで、布団があるので寒い思いをせずに済みます。3つ目が個室宿泊で、これが周囲の視線を気にせずに快適とする1番の方法です。

1階個室

ホールと呼ばれる1階の共用空間に接するのが、いま女性の予約も増加しているという個室エリア。こもれび山荘では、以前からのカイコ棚式の宿泊場所を改装し、現在の全体がカーテンで仕切られた個室型となりました。広さは畳1畳半ほどあり寝具も完備していて、予約すれば混雑も無関係となります。

2階大部屋

階段を上がった先に広がるのは、昔と変わらぬ風情を見せる大部屋です。こもれび山荘の屋根裏部屋的な雰囲気を感じられ、全体が畳敷きです。寝具ありの素泊まり、或いは無しの素泊まりで利用します。南アルプスの登山客が多くなる春や夏休みは、かなり混雑しているスペースです。

宿泊基本情報

【収容人員】110人
【1階】個室
【2階】大部屋
【宿泊料金】素泊まり:5,500円、寝具付き素泊まり:6,000円、1泊2食付き:9,500円

こもれび山荘の施設

カウンター

建物に入ると真っ先に立ち寄る場所が、受付のカウンター。こもれび山荘の改築によって新たに作られた場所で、スタッフによる手作り感が出ています。背後にはワインの瓶が並び、バー風な印象もあってなんともおしゃれ。ここでチェックイン・アウトの報告、飲み物や食料の購入、支払いをこなします。

ホール(談話室・食堂)

いつも朝から混雑を見せがちなのが、薪ストーブがあるホールです。象徴的な長テーブルが配置されて、こもれび山荘のお手製の美味しい料理をいただける、食堂としての役割があります。窓際のテーブル椅子の近くに色んな書物を収蔵する本棚が置かれ、登山談義に花を咲かせる談話室としても役立ちます。

屋外テーブル(自炊スペース)

もし食事も希望せずに素泊まりといった質素プランを希望しているなら、自炊が基本です。その時に調理と食事に使えるのが、こもれび山荘の屋外のテーブル。軒先に並べられたテーブル椅子は時期が来れば混雑するものの、個人的な調理用バーナーも使えるし、森を眺めながらの食事をするのに役立ちます。

こもれび山荘の食事

メニューが充実

まるで高原の洋食屋さんと形容されるほど、食事のメニューが豊富なことで知られるのがこの山小屋です。メニューはお昼から夕食まで用意され、評判な料理はラーメン、たこ焼き、蕎麦など10種以上。お酒はかなり種類が揃っています。こもれび山荘は、日帰り客のお食事処として使えることでも評判です。

スープカレーが名物

中でも山荘で評判な名物といったら、スープカレー。単なるカレーと違って、ゆで卵にチキンに各種の野菜が入っているなど他にはない見た目で、店主のこだわりが見て取れます。こもれび山荘のお昼ご飯として絶大な人気を誇るメニューは、1度味わったらもう一度食べたくなります。

地ビールも提供

山荘で大人の楽しみといったらお酒ですが、地ビールを扱っているので味わいもいつもと異なります。こもれび山荘が仕入れているのは、南信州アンバーエールというクラフトビールです。信州の中央アルプスの地下水を使ったビールは格別で、山荘では連日酔っぱらい化する登山者が続出しています。

こもれび山荘の通常営業

通常営業期間

出典: https://www.ina-city-kankou.co.jp

雪解けが進む頃から、こもれび山荘の通常の営業期間が始まります。その時期は例年4月の末頃で、店仕舞いをするのが秋も深まる11月の始め頃のこと。特に混雑するのはゴールデンウィークを迎える春、そして夏休みの時期で、北沢峠の紅葉の見頃にも登山者が多めです。

混雑回避なら予約が必須

まるで混雑していない平日ならば、予約なしで訪れても宿泊できる場合もあります。しかし甲斐駒ヶ岳の登山者や、こもれび山荘利用者で混雑する時期には当日宿泊はできず、予約者限定という場合が少なくありいません。山荘に宿泊するなら予約するのがベストで、例年2月頭から受け付けています。

こもれび山荘の冬営業

年末年始の特別期間

あたりが雪化粧に包まれ出す12月の末からは、こもれび山荘の年末年始営業が始まっています。夏や秋とは違った装いの山荘を訪れると、ストーブをガンガン焚いて暖かく、クリスマスやお正月の気分を高める要素で満たされます。冬の甲斐駒ヶ岳登山を求める登山者も、こもれび山荘を目指してやってきます。

年末年始ならではのサービス

迎える年末年始には飾り付けからクリスマス仕様となりますが、冬のこもれび山荘が夏シーズンと一番違うのは食事面です。クリスマスには特別ディナーが提供され、お正月になれば、まさかのおせち料理までも振る舞われています。年末年始の山荘はふた味も違うので、予約して行く価値ありです。

こもれび山荘の営業情報

【通常営業】2019年4月25日~11月3日
【年末年始営業】2019年12月25日~2020年1月10日(予定)
【予約】例年2月1日~随時

こもれび山荘からの登山ルート

甲斐駒ヶ岳や鋸岳までの登山が人気

ひっきりなしに登山者が目指してやってくる山は、周辺ににそびえている数々の名峰です。標高2,967mの甲斐駒ヶ岳を筆頭格に、その西の鋸岳(のこぎりだけ)、そして南方の仙丈ヶ岳など、南アルプスの名だたる山々。こもれび山荘のある北沢峠は、登山をするには格好の場所にあります。

北沢峠ルート

建物のすぐ真横に、山頂まで最短となる北沢峠ルートがあります。こもれび山荘から出発すればシラビソ林を抜け、双児山からは岩場が多め。甲斐駒ヶ岳の頂上付近は断崖もある難所ですが、頂上からの日本アルプスの絶景は見事。北西へ向かう鋸岳までのルートは、さらに険しさを増して上級者向きです。

登山情報

【登山行程の例】こもれび山荘→双児山→甲斐駒ヶ岳→鋸岳→三角点ピーク
【施設】六郷石室小屋
【時間】北沢峠~甲斐駒ヶ岳山頂:約4時間

仙水ルート

東側へと迂回する仙水ルートは、自然の見どころをさらに増加します。こもれび山荘を出ると原生林の清流を遡り、兄弟分の長衛小屋を経て仙水峠を登ります。ハイマツ林を過ぎれば大岩の名所、六万石です。甲斐駒ヶ岳頂上まではやや時間をかけると言え、何度でも目にしたい風景に満たされたルートです。

登山情報

【登山行程の例】こもれび山荘→長衛小屋→仙水小屋→仙水峠→六万石→甲斐駒ヶ岳→鋸岳→三角点ピーク
【施設】長衛小屋、仙水小屋、六合石室小屋
【時間】北沢峠~甲斐駒ヶ岳山頂:約5時間

こもれび山荘へ行こう

宿泊は登山と共に

雲の上の山荘の評判がどうして上がって来たのか、内容を調べてみると一目瞭然としました。個室が備わった宿泊、普段の食事や年末年始の特別メニュー、そして山荘を取り巻く印象が、登山者が求める山荘を実現していたのです。今度の南アルプス登山は、こもれび山荘で決めてみませんか。

南アルプスが気になる方はこちらもチェック!

当サイトでは年末年始も評判高いこもれび山荘の他にも、南アルプスの情報をまとめています。今度の登山は南アルプスに決めた方はチェックしてみてください。

Thumb「鋸岳」の登山情報!危険な難所もある鋸岳の登山ルートと注意点を解説! | 暮らし~の[クラシーノ]
幾つもの難所を乗り超える登山を希望するなら、鋸岳(のこぎりたけ)に注目です。南アルプスの甲斐...
Thumb北沢峠・仙流荘(甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳)の登山ガイド!バスでの行き方は? | 暮らし~の[クラシーノ]
アプローチに時間がかかる南アルプスにあって標高2千メートルまでバスで入れる北沢峠は甲斐駒ヶ岳...

関連するまとめ

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ