検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

ヒグマの日本最大記録がヤバい!巨大な体長や体重と生態などをご紹介!

クマの中でも最大の大きさを持つのが、ヒグマです。世界的に見ても、ヒグマは陸上で最大の動物とも言われており、恐怖の対象だったり神様として祭られていることもあります。今回は、そんな最大級の動物ヒグマについて様々なことを語って生きたいと思います。
更新: 2024年4月25日
木下雄太
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

日本最大の動物ヒグマ

日本でもっとも巨大な生物といえば、ヒグマです。いわゆるエゾヒグマとも呼ばれる巨大な動物のヒグマですが、日本でも限られた地域でしか住んでいないのでなかなか目にかける機会は少ないといえます。

エゾと頭に付く動物はたいていが巨大なのですが、特にエゾヒグマは日本最大の陸上動物とも呼ばれています。ヒグマと聞くと、農作物への被害などが毎年話題になっていますが、われわれにとってはニュースで見聞きする程度なのでなかなかイメージが付かないものです。

日本最大最強の陸上生物ヒグマ

巨大なエゾヒグマは、単に大きいだけではありません。嗅覚は犬以上で非常に執念深く、自動車と同じくらいのスピードで走ることが出来ます。また、その嗅覚と持久力を駆使して、一度狙った獲物をとことん追い詰めていくのです。

ゆえに、エゾヒグマは日本でもっとも強い陸上生物と言われているわけです。巨大でかつ日本最強、なかなかそそるワードではないかと思います。日本でも限られた地域にしか住んでいない日本最大の生物、エゾヒグマですがではいったいどこに生息しているのでしょうか。

ヒグマの生息地や生態

エゾヒグマの生息地は、日本の最北の都道府県であり最大の面積を誇る北海道です。エゾと頭についているヒグマなのですから、当たり前といえば当たり前です。日本のヒグマに限らず、実は哺乳類は寒い地域に住む種は体重も重く巨大であることが多いです。

たとえば今は絶滅してしまったエゾオオカミも、体長は大体130cmほどとなかなか巨大で、大型犬くらいあります。またヒグマが食料とするエゾシカのサイズも、体長が2メートル近くあります。

北海道とヒグマの関係性

北海道とヒグマはには特殊な関係性があります。北海道は肉や乳製品、野菜などを多く生産しています。その北海道の食料品に打撃を与えるのが、ヒグマです。たとえばヒグマが北海道農家の畑に出来た高級メロンを食べてしまったり、といったものです。

ヒグマはサイズも大きく体重も重いため、出くわしたら立ち向かうこともできませんからね。しかし、サイズや体重も最大級のヒグマが農作物を漁ったということは、農作物のサイズや熟度が食べごろであるということも意味しますので、ヒグマが出る頃に収穫するという農家さんもいるようです。

日本最大の熊ヒグマの生態

北海道に住む最大の動物、ヒグマは実は非常に知能が高く、また狡猾です。サイズや体重が最大と聞くとのんびりしたイメージがありますが、そんなことはありません。

ヒグマは北海道においてもっとも恐れられている動物で嗅覚は犬以上、またそのサイズや体重からは想像できませんが時速60キロで走ります。ヒグマに追いかけられるのは、自動車に追いかけられるのと同じなのです。

そしてそのサイズや体重でそれだけのスピードを出せるということは、ヒグマは筋肉も発達しているということを意味します。なので、北海道でもっとも恐れられているのです。

ヒグマの冬眠


北海道に生息するヒグマも、他のクマと同じく冬眠をします。体重の重いヒグマは、そのサイズを保つために秋口から大量の食料を食べる生態があります。しかし、場所は北海道です。北海道は秋ごろから急激に気温が下がり、冬が訪れるのが早いのです。

そのため、その冬眠の生態があるがゆえに本州に住むクマに比べると、ヒグマは食料に対して非常に貪欲であるという生態があります。そのあたりも、ヒグマが恐れられている理由でもあるといえるのです。

ヒグマに関する記録

ヒグマは地域の生態系に影響を与えたり、農被害も深刻です。それゆえに、昔から狩猟を生業とする人たちとの戦いがあります。

生態系の頂点に存在するヒグマですが、海外の記録に目を向けると、なんと1トン以上の重さと体長3メートルほどの大きさを誇るカムチャッカオオヒグマというおそるべき生態のヒグマがいたことが記録されています。

最大級の大きさを誇ったこのヒグマは、今では毛皮目的で乱獲された結果生態系が崩れ、絶滅したということです。このヒグマが、記録として最大の大きさを誇るヒグマだったといえます。

今現在最大のヒグマは?

記録的な大きさを誇っていたカムチャッカオオヒグマ亡き今、最大級の大きさを誇るヒグマというとコディアックヒグマがあげられます。平均記録として、500キロほどの体重があります。

カムチャッカヒグマより軽い体重であるとはいっても、とんでもない大きさであることがわかります。そして体長の平均記録を見ると、大体240~250センチはあります。この記録的な体長を見ても、コディアックヒグマはかなりの大きさがあることがわかりますね。

ヒグマを見られる施設がある

日本でヒグマを見る方法としては、北海道に行くという選択肢がまず挙げられます。もちろん野生のヒグマにあうというわけではありません。いわゆるクマ牧場という施設で、ヒグマを見ることが出来ます。各ヒグマの体長や体重などの記録を知ることができ、安全に大きさを知ることもできます。

このクマ牧場は北海道以外ですと岐阜県にある奥飛騨クマ牧場が有名で、同じく体長や体重などの記録が見れます。また、サーカスを見に行くと芸をするヒグマに会える可能性もあります。安全なヒグマですが、その体長や体重は野生のヒグマの遜色ありません。

ヒグマの食事

その体長から見ても、ヒグマは一見すると肉食動物であるかのように思います。しかし、ヒグマの食事は7割が植物なのです。そのためクマ牧場でヒグマの餌やりを観察していると、果物や野菜などの量が多いということがわかります。

もちろん肉も食べるので、ヒグマは雑食と言えるでしょう。あの大きく鋭いツメも、実は地中を掘り起こしてキノコなどを食べるために進化したものなのです。

日本最大の熊ヒグマに関する事件

ヒグマに関する事件でもっとも有名な事件といえば、三毛別ヒグマ事件が挙げられます。袈裟懸け、あるいは羆風と呼ばれる巨大なヒグマが引き起こしたこの事件は日本史上最悪のヒグマ被害ともいわれています。

事件の全貌自体がかなり悲惨な物なので割愛させていただきますが、この事件によってヒグマの狡猾さや生態、習性などが広く知られるようになったきっかけの事件ともいえます。例えば、一度襲った家屋に再び戻ってくるという点はそれまで知られていなかったことで、ゆえにヒグマを語る上では欠かせない物となっています。


メタボなヒグマ

この2000年に入って、太りすぎのヒグマが報告されるようになりました。例えば2015年北海道の紋別市にあるトウモロコシ畑で、なんと体重が400kgという巨大なエゾヒグマが猟友会によって射殺されました。

そのトウモロコシ畑を所有する農家の人はヒグマの被害に悩んでいたそうですが、巨大なヒグマが自分の畑を荒らしていた犯人だったとは夢にも思わなかったでしょう。

また、なんと2005年に同じく北海道の日高市にて520kgという日本史上最大のヒグマが討ち取られています。人口増加に加え、農作物が多く作られるようになったことも要因だと思われます。

万が一ヒグマに出くわしたら

ヒグマが目の前に現れた場合、よく言われるのが「目を合わせたまま後ずさりをして逃げる」という方法です。ヒグマは4足歩行であるため人間よりも目線が低いです。それゆえに、ヒグマは人間を見ると「自分より大きい生き物」と錯覚してしまうわけです。

ゆえに、威嚇をすることはあっても積極的には襲ってきません。この習性を利用し、目線をそらさず逃げるわけですがこれに加えて「荷物を道の脇に捨てる」という方法も有効です。荷物を漁らせることで、時間をかなり稼ぐことができます。漁っているうちに、早めの後ずさりをして逃げましょう。

ヒグマとの遭遇を防ぐ

先述のように、ヒグマは人間を積極的に襲うということは基本的にはありません。ですので、事前にヒグマに居場所を知らせる事でヒグマの側から避けてもらうという方法が有効です。この方法は昔から広く利用されており、特に猟師の方の間では有名です。

それを可能にするアイテムが、いわゆる「熊よけの鈴」ですね。もちろん普通の鈴でも大丈夫です。北海道の山々を登山する機会がある場合には、必ずバックパックに鈴をつけておきましょう。こうすることで、自分の命を守ることにつながります。

日本最大の熊ヒグマを模した服

実は、ヒグマに模したジャケットというものが存在します。それが画像にもある「グリズリージャケット」です。グリズリーはヒグマのことを指す英語なのですが、このグリズリージャケットは別にヒグマの毛皮が使われているわけではありません。

牛や馬のレザーで作られたジャケットの表面に、ボアが施されている様をヒグマにたとえて名づけられているのです。ちなみに、ヒグマの毛皮自体は敷物に使われることが多いようです。

グリズリージャケットはどこで買える?

グリズリージャケットは、ネットショッピングサイトでも購入することができますがヴィンテージの物のほうが味わい深く、よりヒグマっぽいです。

なぜかというと、かつてのアメリカはレザーやウールなども自国内で大量に生産しており、それがふんだんに使われている場合が多くモコモコ度合いが高いからです。主に1930年代がグリズリージャケットのピークという人が多く、この年代のものは値段も数十万円する場合があります。

ヒグマは食べられる?


実は、ヒグマの肉はジビエ料理の材料として使われています。とはいうもののかなりの高級食材で、ヒグマの手の肉は大体10万円ほどします。そして味はというと、非常に臭みの強いことが多いです。

これは、ヒグマが雑食であるがゆえに草食動物に比べると臭みが強くなってしまうことが理由として挙げられます。しかし昔から薬効や精のつく食材として扱われていたので、一度は口にしてみるのも悪くないでしょう。

カレーがベスト

ヒグマのようににおいの強い動物の肉は、カレーとの相性が抜群です。なぜならスパイスの香りと肉の臭みがマッチして、食欲を増進させてくれるのです。実際に、熊肉の入ったレトルトカレーも発売されており、手軽に食べることができるのでオススメです。

日本最大の熊ヒグマのまとめ

View this post on Instagram

@55sappiがシェアした投稿 -

今回は、ヒグマについてお話させていただきました。ヒグマは、普通に暮らしていると北海道以外の人はなかなか触れることの無い動物です。ですので、これを機会にヒグマのことに興味を持っていただけたのであれば幸いです。

北海道が気になる方はこちらもチェック!

ヒグマのいる北海道へ行く機会があるという方は、これらの記事も参考にして見ましょう。より有意義な北海道旅行になると思います。