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灘の酒造巡りに行こう!神戸観光にもおすすめな酒造の魅力と楽しみ方をご紹介!

時代を経ても日本酒シェア1位を誇る、神戸は灘の酒処へと観光旅行をしたことありますか?灘には幾多の老舗酒造があり、江戸の昔より培われた伝統製法を活かして酒造りをしています。魅力的な灘の酒造に行ったらどんな楽しみがあるのか、その楽しみ方とおすすめ酒造をご紹介です。
2020年8月27日
はぐれ猫
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神戸の灘の酒造とは

やたらCMの曲が耳に残る

「さわ~の~つる~♪」とか「きくま~さ~むうね~♪」等というCMソング、昔から耳にしていませんか?全国に酒処は幾多もあるなか、兵庫沿岸の灘地区は江戸の昔から日本酒シェアが高い、日本一の酒処でした。知名度の抜群な大酒造が多いため、時代を経ても必然的にCMでも露出が多かったのです。

灘の酒造の歴史

そんな兵庫の海に面した西宮~神戸にまたがる灘地域で、地酒づくりが始まったのは室町時代の頃。本格的に酒造が開業し、その数を一気に増やしたのは江戸時代初期~中期の頃です。海運にも恵まれた今津・西宮・魚崎・御影・西郷という5つの土地は、酒造が集中するので灘五郷と呼ばれるに至ります。

現在の灘の酒造

むかしと違って、機械化と大規模化を進めた酒造も多くなったのが現在です。特に違っているのは、酒造に行けば日本酒や地酒作りの見学ができて知識を得られたり、試飲などの体験イベントが色々あるといった観光のサービス面です。灘では無料で見学をしている酒造が多いので、注目度も高めです。

灘五郷の場所(都市・駅別)

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阪神 5000系 普通 高速神戸行き。 . . ピアノのように磨きあげた あの黒い車はどのあたり? こんなにも あなたのことを想ってるのに 一秒針が進むほど強くなる あなたの瞳の奥がのぞけたなら… (By ポルノグラフィティ / 瞳の奥をのぞかせて) . . 映り込む電車の前面の窓を見ると、 どうもこの曲が頭を回る😅 んで、ちょっとフフってなるw どんどん鉄化してる自分ってか〜ww . . 今日は立派な大根が激安、 近所のお肉屋さんもセール中。 こりゃおでんでしょ♥ というわけで、絶賛仕込み中のオカンです🙆✨ . とりあえず牛すじ茹でこぼして、 現在、圧力鍋で煮込み中。 お出汁は昆布とカツオで取り中。 おでーんデンデンでんでん一座🎵ってか〜😄 おでん種セットにおでん出汁付いてるけど、 いつも結局使わず…😑イランガナ さて、今日は頑張って仕込んで、明日食べよ♥😋 . . #おでん #作成中 #ポルノグラフィティ #瞳の奥をのぞかせて #阪神電車 #西宮駅 #青胴車 #ジェットカー #ママ鉄 #子鉄 #電車 #鉄道 #train #railway #электропоезд #treno #기차 #電車好きな人と繋がりたい #鉄道好きな人と繋がりたい #写真撮ってる人と繋がりたい #写真好きな人と繋がりたい #カメラ上手くなりたい #カメラ初心者 #ファインダー越しの私の世界 撮影日:2018年10月7日 撮影場所:西宮駅 #阪神沿線フォトコン

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【今津郷(西宮市)】今津駅の南側
【西宮郷(西宮市)】西宮駅の南側
【魚崎郷(神戸市)】深江駅・魚津駅の南側
【御影郷(神戸市)】住吉駅・御影駅・石屋川駅・新在家駅の南側
【西郷(神戸市)】大石駅の南側

灘の主な老舗酒造一覧(阪神電鉄の駅別)

【今津駅】大関、扇正宗、日本盛
【西宮駅】喜一、金鷹、島美人、寳娘、徳若、灘自慢、灘一(松竹梅)、白鷹、白鹿
【深江駅】道灌
【魚崎駅】菊正宗、櫻正宗、浜福鶴
【住吉駅】白鶴
【御影駅】剣菱、戒面
【石屋川駅】大黒正宗、仙介、酒心館(福寿)
【新在家駅】甲南漬
【大石駅】金盃、沢の鶴

灘の酒造の見学の流れ

①見学の場所を決める

ひとまずは兵庫県のどちらの酒造へ観光に行くか、決めるところから始めます。決め手は見学や試飲やショップ利用が可能かどうかです。西宮から神戸にかけての灘は酒造が多いとはいえ、見学と試飲ができる酒造、見学できない酒造、ショップ利用だけ可能な酒造という3タイプに分かれています。

②少人数なら予約はいらない

けっこう特殊な会社施設の見学なので、思わず予約が必要かと考えてしまいます。しかし神戸の灘でけっこう大手の酒造の場合、少人数で見学をするのであれば、予約を入れなくても問題ない施設が意外と揃っています。営業の時間内であれば、いつでも構わないのです。

③大人数では予約が必要

その一方で灘の大きな酒造でも、大人数で見学に訪れる場合には、予約を受付てから訪れる施設が多いようです。例えば大人が6人以上や、修学旅行などで見学をするということになれば、予約必須な施設が増えてきます。施設によって対応が異なる点なので、公式サイトや電話での確認が不可欠です。

④見学コース巡り

世に知れた大酒造の場合には、見学コースが設定されていることも通常です。多くの灘の酒造では、決められている順序どおりに内部を巡ります。たとえば酒造博物館では伝統的な酒づくりについての工程を、コース順に見ていくなどです。コースでは試飲やお買い物もセットになる場合も多めです。

灘の酒造でできること①

伝統的な酒造の工程が分かる

釜場での洗米や精米から始まって、麹(こうじ)仕込みや醪(もろみ)仕込みなどの複雑な工程を経て、樽詰めに至る日本酒造り。それを目にできる灘の貴重な博物館系施設は、日本酒や地酒を好んでいる人ならば興味津々です。博物館が併設されている施設が人気な理由がこれです。

伝統的で貴重な道具の展示

しかも伝統の酒造りの博物館を併設している灘の酒造では、その実際に昔から使われていた建物を保存し、活用している場合も多々あります。そうした伝統空間のなかで、江戸~昭和初期の頃まで地酒造りに使われた道具を展示していたりするのです。歴史に人一倍こだわる歴女の観光にもおすすめです。

実際に製造する様子を見られる酒造も


数は少ないほうですが、工場内で伝統の日本酒製法を今に残し、リアルタイムで工場で実行して見せる酒造も灘には存在しています。そんな酒造の場合には香りや熱気も加味されてくるので、見学のときの臨場感も違ってきます。

灘の酒造でできること②

試飲ができる

実際に灘の現地を訪ねてみたとき、酒造でも一番のお楽しみといえば、それは生酒の試飲かもしれません。できたてホヤホヤな搾りたての、日本酒や地酒を口にできるのです。灘の各酒造で提供される生酒の味わいや香りも違っているので、他の酒造の試飲に行ってみたい気持ちも湧き上がります。

試飲ならではのメリット

出典: https://www.shushinkan.co.jp/toumyou/

まだ絞ったばかりの酒造の生酒は、出荷されて時間が経過した灘の地酒とは、違った風味を感じ取れます。また、大樽から取り出される様子は自宅では不可能な要素であり、お酒の試飲の特別感を印象づけてくれます。別の種類のお酒を飲み比べたりするのも、可能な場合もあるので楽しみです。

お酒は20歳になってから

とは言え灘方面にお出かけする時、忘れてならぬルールもあります。それは日本酒や地酒などあらゆるお酒は、20歳にならないと飲めない法律の存在です。試飲は僅かな量ですがこの決まりは譲れません。10代の場合はコース巡りやイベント参加の観光に注目するようにし、無茶を考えてはいけません。

灘の酒造でできること③

法被のコスプレができる

施設を訪ねてみれば、江戸時代以来の伝統的な法被を準備している灘の酒造も珍しくありません。この場合は観光に訪れたみんなが、法被に身を包み込むことになります。酒造巡りの気分を高める上でも、そんな酒造を選ぶこともおすすめです。

コスプレで記念撮影

そんな法被の姿にコスプレできる灘の酒造であれば、記念撮影してみたい気持ちが湧き上がるのも当然です。博物館の前や内部の樽の前など、色んな所で撮影してみれば、法被により見栄えが違ってかなりハッピーです。酒造でに法被があるかどうか、事前の下調べや問い合わせをしてみてください。

灘の酒造でできること④

ショップでのお買い物

確実に欲しくなるのがお土産ですが、見学コースを用意している灘の酒造は、博物館などにショップを併設していることが通常です。酒造巡りや地酒の試飲が不可能な会社でも、ショップだけは開設している施設もあります。そこが免税店だったりすれば、観光に来た外国人の姿も目立っています。

酒造だけのオリジナル製品

出典: https://www.shushinkan.co.jp/toumyou/

いまや小売店のみならず、自宅からの通販でも入手できるのが当たり前となった、灘の酒造の日本酒です。しかし小売店で手に入らないタイプの地酒や、オリジナルのおすすめ商品が存在します。酒造の本店のショップならば、そんな入手困難な商品も棚にズラっと並べられていて、よだれが止まりません。

灘の酒造でできること⑤

酒造ならではのイベント

内部の様子を見学したりお酒の利き酒ができたり、そうした楽しみ方で充分とも言える灘の酒造ですが、他にも施設によってはイベントも注目どころ。酒造ならではのイベントの中には、公式サイト上では確認できないような種類もあるようです。

注目のイベントとは

過去に灘五郷の各地の酒造で開催されていたイベントを調べてみれば、内容は独特で多彩です。併設ギャラリーでお酒に関する美術品展示、酒造コースで特別解説をするトークイベント、ホールでの寄席、日本酒と特別料理の提供イベントなど。面白そうな種類のイベントが色々です。

灘の酒造での外国人対応

外国人に酒造がやたら人気な理由

近頃になっては海外方面でも、日本産の地酒や日本酒を好む人々も増えたといいます。そのためか、日本一の酒処な灘の酒造では、外国人のツアー客の姿もひっきりなしです。昔からの伝統の技法を垣間見られたりと、身近な日本酒の正体を知れる貴重な場所なだけに、人気が出ていて当然だったのです。

多言語対応な酒造が増加


出典: https://www.shushinkan.co.jp/kurakengaku/

そうした外国からのニーズが増加したことので、灘の大手の酒造では外国語での対応も日常的になりました。英語、中国語といった多言語に対応するサイトも開設しています。コースのガイドさんや免税ショップの店員などのスタッフも外国語が堪能だったりすることも、外国からの観光客を集める理由です。

灘の酒造のスタンプラリー

各地の酒造巡りがおすすめ

名の知れ渡る灘五郷の酒造と、神戸市や西宮市などの自治体が共同で、酒造巡りのスタンプラリーイベントを毎年実施します。これは灘のお酒の販売と、観光旅行を兼ねた試み。バス移動だから、あちこち分散した酒造を一度に巡るにも好都合です。あまり飲みすぎて、酔っぱらいを加速させぬようご注意を。

達成するとプレゼントあり

この大注目となる酒造巡り、スタンプラリーを全て達成すれば、素敵なプレゼントもゲットできてしまいます。抽選でしか貰えない場合もありますが、はずれても余興として楽しめます。もし当選すれば貰えるのは、入手が困難なオリジナルのお酒グッズや、灘の有名酒造の地酒など魅力の品です。

灘の酒造の見学におすすめの場所①

白鶴酒造資料館

レトロな大正時代の酒造所を今に残す白鶴酒造は、寛保3年(1743年)に創業した、灘五郷の御影郷に位置する老舗酒造。大規模な工場を有し、国内では松竹梅などと並んで清酒のトップシェアを維持する大御所です。灘では住吉駅前の大規模な工場の中に、昔の展示物でいっぱいの資料館を設置しています。

酒造の見学コースの特徴

本店壱号蔵は大正初期に建設された古風な酒造所の建物で、昭和44年に閉鎖されて以降、昭和57年より灘を代表する資料館となりました。内部では昭和まで実際に使われた道具と等身大人形を使用、酒造りの工程を1から順に映像を交えて見たり、試飲と買い物ができるコーナーもあります。

白鶴酒造資料館の詳細

【所在地】神戸市東灘区住吉南町4丁目5-5
【電話】078-822-8907
【営業時間】9:30~16:30(年末年始休業)
【料金】無料
【アクセス】阪神電鉄の住吉駅から、南へ徒歩5分。

白鶴酒造資料館 白鶴酒造株式会社

灘の酒造の見学におすすめの場所②

櫻宴 櫻正宗記念館

幾多も肩を並べる灘の酒造でも、江戸初期の寛永2年(1625年)からの最古の老舗といえば、魚崎郷で酒造を営む櫻正宗。宮水の発見者だった6代目当主の名を冠する、純米大吟醸荒牧屋太左衛門などが人気銘柄です。魚崎駅前の本社工場の中に、櫻宴(さくらえん)・櫻正宗記念館を併設しています。

酒造の見学コースの特徴

古風な江戸末期の門を抜けて櫻宴内に入って2階へ行けば、400年間続いた櫻正宗の酒造の歴史を把握できる蔵町通りです。懐かしの展示のほか、オリジナル酒ラベルの制作体験もできます。見学コースでは酒造ダイニングやカフェで美味しいものを食べたり、ショップで灘土産を選ぶこともできます。

櫻宴 櫻正宗記念館の詳細

【所在地】神戸市東灘区魚崎南町4-3-18
【電話】078-436-3030
【営業時間】11:30~22:00(火曜定休)
【料金】無料
【アクセス】阪神電鉄の魚崎駅から、南へ徒歩5分。

櫻宴 櫻正宗記念館

灘の酒造の見学におすすめの場所③

沢の鶴資料館

一度聞いたら離れないメロディーでお馴染みの沢の鶴は、灘五郷の酒造の中でもいちばん西の西郷に所在している老舗です。創業して300年を過ぎる沢の鶴の敷地では、江戸末期に建築され文化財指定されている貴重な酒蔵を昔のままに活かし、かなり見応えある資料館を生み出しています。

酒造の見学コースの特徴

地下構造で全国的になかなか見られ無い槽場(ふなば)跡や、灘からお酒を江戸へ運んだ樽廻船の模型など。昔のままの酒蔵の見学コースでは、沢の鶴が幕末より維持してきた、そんな酒造りの世界観が広がります。ショップに向かえば、他では手に入らない沢の鶴のお酒アイテムの宝庫です。


沢の鶴資料館の詳細

【所在地】兵庫県神戸市灘区大石南町1丁目29番1号
【電話】078-882-7788
【営業時間】10:00~16:00(水曜定休、お盆・年末年始休業)
【料金】無料
【アクセス】阪神電鉄の大石駅から、南へ徒歩10分。

沢の鶴資料館

灘の酒造の見学におすすめの場所④

菊正宗酒造記念館

出典: http://www.kikumasamune.co.jp/kinenkan/about.html

清酒のシェアを見ても日本の上位10社に含まれるのが、文句ない知名度の菊正宗。創業は灘五郷でも古く、加納家が万治2年(1659年)から酒造を開始したことに由来します。灘の魚崎郷の魚崎駅に近い場所に、大規模な工場と見学してみたい古風な菊正宗酒造記念館を構えています。

酒造の見学コースの特徴

記憶に新しい震災により江戸初期の旧酒造記念館は倒壊の憂き目を負いましたが、平成11年に旧館の部材と収蔵品を用いて復興開業したのが、東灘区の菊正宗酒造記念館です。展示では国の重要文化財である酒造りの道具の数々と、菊正宗の昔の酒造りの極意が見られ、試飲や物販コーナーのお土産も人気です。

菊正宗酒造記念館の詳細

【所在地】兵庫県神戸市東灘区魚崎西町1丁目9-1
【電話】078-854-1029
【営業時間】9:30~16:30
【料金】無料
【アクセス】阪神電鉄の魚崎駅から、南へ徒歩10分。六甲ライナーの南魚崎駅から、北へ徒歩2分。

菊正宗酒造記念館

灘の酒造の見学におすすめの場所⑤

神戸酒心館

魅惑に負ける灘の酒造巡りのなかでも目立った人気を誇っているのが、御影郷の福寿の名で江戸時代より知られる神戸酒心館です。創業は宝暦元年(1751年)まで遡る老舗ですが、蔵見学は勿論、コンサートやアートの展示から酒造ウェディングまで手広く手がける、観光の複合施設になっています。

酒造の見学コースの特徴

しめ縄の門をくぐれば、ほかの灘にある酒造より外国語対応が進んだ酒造です。スウェーデン語やベトナム語など含め、世界16言語にもなります。蔵見学では全3種が用意されています。予約不要で福寿のお酒作り見学と試飲などを主体とする、AとCコース。それにフルプランで見学できるBコースです。

神戸酒心館の詳細

【所在地】神戸市東灘区御影塚町1-8-17
【電話】078-841-1121
【営業時間】10:00〜19:00(年末年始休業)
【料金】無料
【アクセス】阪神電鉄の石川屋駅から、南へ徒歩8分。

神戸酒心館

神戸の灘の酒造巡りをしてみよう

酒造1つでも酒造巡りでもおすすめ

海を眺める灘の陸地で存在感を知らしめる老舗酒造には、こんなにも長い歴史と伝統があることが実感できました。各種のお酒や地酒が大好きというなら、歴史的な見学や試飲やイベントなどの魅力にやられてしまいそうです。今度の旅行は灘五郷の日本酒観光で決めてみませんか。

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