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シマノのサイクルシューズの選び方!種類別のおすすめモデル含めてご紹介!

2018モデルからデザインを一新し、新たなラインアップとなったシマノのサイクルシューズ。プロ選手にも愛用者が多いシマノサイクルシューズの基本的なスペックをおさえ、その選び方を解説します。あわせて2019モデルのおすすめシューズも紹介します!
2020年8月27日
sierra14
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この記事で紹介しているアイテム

シマノ RP9(SH-RP901)ブラック:ワイドタイプSHIMANO ロード用 ビンディングシューズ [FALCON BIKE]

SHIMANO】(シマノ)RP4(SH-RP400)ホワイト ロードシューズ(自転車)spd/SLシューズ 4550170221430

シマノ ビンディングシューズ RC9 ブルー ワイド SH-RC901

シマノ RT4(SH-RT400) グレー ノーマルタイプ SPD シューズ

SHIMANO シマノ XC7(SH-XC701)WIDE SPD ブラック シューズ

シマノってどんなブランド?

シマノは大阪に本社を置く、自転車用パーツや釣具などを扱うアウトドア用品メーカーです。特に自転車用パーツに関しては世界最大で、圧倒的シェアを誇るコンポーネントのほか、ハンドル、サドル、ウェアなども製造・販売しています。

サイクルシューズとは?

サイクルシューズとは、ペダリング効率を最大化するための自転車専用シューズのことです。そのためシューズはペダルと固定する機能を持っており、ロードやMTBではクリートをクリップインで固定するビンディングが主流となっています。とりわけロードレース用の軽量なビンディングシューズはパワーロスを最小限に抑える高剛性のソールを備え、自転車を降りて歩行することは考えられていません。

また、サイクルシューズにはロード用、MTB・シクロクロス用、ピスト用などいくつかのタイプが存在し、それぞれペダルとの固定方法が異なります。ロード用シューズは3穴(もしくは4穴)クリート、MTB用は2穴クリート、ピストはクリートを使用しないトークリップでの固定方式を採っています。

サイクルシューズの種類

シューズにはビンディングシステム以外に足とフィットさせる留め具によって種類が分けられ、大まかに以下の4種類となります。

種類① ダイヤル

強度がある軽量なワイヤーをダイヤルで巻き取ってフィット感を調整するタイプ。以前はハイエンドモデルに採用されていましたが、現在ではミドルレンジモデルにも多く普及し始めています。ダイヤルがカバーするゾーンには均一なプレッシャーがかかり、ライド中でも片手で調整が可能なものやダイヤルを複数搭載するシューズもあります。

種類② シューレース(ひも)

普段履いているシューズと同じようにシューレースで締めつけるタイプ。スタイリッシュなうえ軽量性に優れ、足全体でフィット感の高さを感じることができます。その人気から近年のトレンドとなっていて、きっかけとなったGIRO社以外にも数社がシューレースタイプをラインアップするようになりました。ただし、走行中の調整や部分ごとの調整はできません。

種類③ ラチェット

以前は主流だった、ラチェット機構でストラップを締めて固定するタイプ。簡単に固定でき安定性は高いシューズですが、緩める方向に調整しづらい点がネックとなっています。

種類④ ベルクロ

ベルクロで固定するため着脱が簡単に行えるタイプ。何より軽量に仕上げることができるため、ヒルクライマー向けのシューズに採用されています。現在ではベルクロのみの製品よりも、ダイヤルやラチェットとの併用で見ることが多い種類です。

シマノのサイクルシューズに対する考え方

シマノは以前からペダリング時のエネルギー伝達効率やパワーロスを考慮し、ペダルとシューズのインテグレーテッドデザインを進めてきました。それぞれを別の要素として捉えるのではなくトータルに設計することで、性能を最大限発揮できるような思想です。

シューズを含めたシマノのウェア類はここ数年で刷新され、その思想をより強めていこうとしているようです。シューズとペダルに加えソックスもトータルコーディネートしており、それらのバランスに配慮したデザインにすることでライダーのペダリングを最適化しようとしています。つまり、単体で使用しても高性能なシューズであることには変わりませんが、ロードバイクでもMTBでもシマノのソックスとペダルをあわせればさらにハイパフォーマンスになるという考え方です。ウェアやコンポーネントも取り扱う総合メーカーだからこそできる強みだと言えます。

シマノサイクルシューズの特徴


さまざまな技術が注ぎ込まれてデザインされるシマノのサイクルシューズ。例えばスタックハイトを低くして足底とクリートを近づけたり、ワンピース構造を用いたりして、軽量性とダイレクトなペダリングフィールを追求しています。足全体を包み込むようなアッパーとシマノ独自の足底形状であるダイナラストは高いフィット感を生み出し、モデルごとにソールの剛性を細かく設定することによってライダーにかかわらず快適性をもたらしてくれます。

また、足の幅が広いライダーや甲が高いライダーを考慮してワイドサイズがきちんと用意されている点、クリートの調整幅が非常に広い点はユーザーフレンドリーな設計と言えるでしょう。

シマノサイクルシューズのデザイン

数年前まではシマノのロゴが大きく配置され、カラーの配色も相まって、高性能だけれども外観が野暮ったいと言われることがあったようです。しかし先に述べたモデルチェンジによってシンプルな洗練された外観デザインとなり、現在のトレンドに追いついてきた印象を受けます。これでスタイルを求めるライダーにも、シマノのサイクルシューズが選択肢に入ってくるようになるのではないでしょうか。

シマノサイクルシューズの種類

シマノには2種類のサイクルシューズがラインアップされています。SPD-SL(ロードバイクなど3穴クリート)対応のビンディングシューズとSPD(MTBなど2穴クリート)対応のビンディングシューズです。

SPD-SL対応シューズ

SPD-SLはシマノ ロードペダルの呼称で、3穴クリートでビンディングするため、シューズもそれ専用のデザインになっています。無駄な機能は極力排除して軽量化が図られ、ソールの剛性も高く歩行については考えられていません。SPD-SL対応では、ロードレースに特化したコンペティションモデルとオールラウンドなパフォーマンスモデル、ウィメンズモデル、トライアスロンモデルの4種類が展開されています。

SPD対応シューズ

SPD対応はMTBなどで使用する2穴クリート専用のビンディングシューズ。MTBのほか、シクロクロス、トレイルライド、グラベルライドなどのシーンを想定し、快適性と耐久性を重視したモデルで、歩行についても配慮されています。アーバンライドのためのスニーカーライクなものを含め8種類が用意されており、ハイエンドはレースにおける使用を見据え、軽量化・高剛性化が図られています。

サイクルシューズの選び方

サイクルシューズの選び方は、スニーカーの選び方とは若干異なります。サイズが合っていないシューズを履いている場合、円運動を繰り返すペダリングで酷い痛みが発生することがあるので、フィット感には注意した選び方をしましょう。

サイズによる選び方

サイズの適合はフィット感を得るために最も重要な点です。ソール剛性が高くクッションもほとんどないサイクルシューズにおいて、サイズが合っていないと非常に不快でストレスがたまってしまうからです。

レングス(足長)

サイクリングシューズを履くときには、余計な隙間は必要ありません。ペダリング中に足がシューズの中で動いてしまうとパワーロスになるうえ、痛みが生じてしまいます。レングス(もしくは足幅)は使用するインソールに足を載せて、隙間がないかを確認することで簡単にサイズを知ることができるようです。

ウィズ(足囲)

基本的には親指のつけ根部分と小指のつけ根部分を通る周囲の長さです。ペダリングの際にはちょうど該当部分がパワーを伝達する箇所になるため、圧迫されたり動いたりしないよう慎重なサイズの選び方をしてください。

自分にピッタリのサイズを見つけられないときは、インソールを交換することで対応できる場合があります。カスタム可能なインソールを含めさまざまなインソールが販売されていますので、サイズが合わなければ試してみるのもよいでしょう。

留め具による選び方


留め具に関しては個々人の好みでよいと思いますが、足幅が広い方・甲が高い方は留め具に干渉して痛みや圧迫感を感じないようなものを選びましょう。また、ベルクロのシューズでは、ストラップの折り目できちんと折り返して締めることができなければ(マジックテープが見えてしまうようであれば)足に合っていない可能性があります。

着脱のしやすさを考えた選び方

SPD-SL対応のビンディングシューズはペダリングの効率性を追求しているため、着脱のしやすさと歩行のしやすさは考えられていません。悪路を行くMTBや頻繁に乗り降りを繰り返すシクロクロスでの用途を前提としたSPD対応ビンディングシューズでは、それらの点で差が出ます。街中を走る通勤・通学やポタリングをメインに考えているのであれば、着脱のしやすいビンディングシューズの方がおすすめです。

モデルによる選び方

どのメーカーでもそうですが、モデルによって素材や留め具、重量が変わってきます。もちろんそれは価格とも関係していて、一般的には価格が高くなるほど軽量で、剛性があり、快適なシューズになるはずです。自身の予算ともよく相談して最適なシューズを選びましょう。

次項では、シマノの豊富なサイクルシューズの中からおすすめのシューズを紹介します。

おすすめのシマノサイクルシューズ SPD-SL ①

RP9(SH-RP901)

シマノ RP9(SH-RP901)ブラック:ワイドタイプSHIMANO ロード用 ビンディングシューズ [FALCON BIKE]

出典:Amazon

ミドルレンジながらもシマノのロード用ビンディングシューズでは最軽量を誇り、剛性が高すぎないカーボンソールとBOA社製のフィッティングダイヤルを採用する、レーシング性能と快適性のバランスがよいモデルです。BOA IP1ダイヤルは走行中でも締める・緩めるの微調整が可能なダイヤルで、シマノではハイエンドのRC9とXC9にしか装備されていません。

足底形状はもちろんダイナラスト、ワイドタイプも標準で用意されているため、初心者からエキスパートまで扱いやすいシューズでしょう。

おすすめのシマノサイクルシューズ SPD-SL ②

RP4(SH-RP400)

SHIMANO】(シマノ)RP4(SH-RP400)ホワイト ロードシューズ(自転車)spd/SLシューズ 4550170221430

出典:Amazon
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BOA フィッテングダイヤルを装備しながら、素材などを見直すことによって圧倒的なコストパフォーマンスを実現したモデル。採用されるBOA L6ダイヤルは緩める方向に微調整はできず、その点がRP9のIP1ダイヤルとは異なっています。ダイヤルのほか2つのベルクロでフィット感を調整する機構となっており、ストラップを折り返す位置をずらすことで圧迫感を分散させる工夫がされています。

ソールの素材はグラスファイバーコンポジットナイロンとなり、剛性を抑えながらも耐久性と軽量性は申し分なく、初めて購入する方におすすめのモデルだと言えます。

おすすめのシマノサイクルシューズ SPD-SL ③

RC9(SH-RC901)

シマノ ビンディングシューズ RC9 ブルー ワイド SH-RC901

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

シマノロードビンディングシューズのハイエンド、RC9。トッププロ選手が過酷なレースのなかでテストを繰り返し、その意見がフィードバックされたまさしくコンペティションモデルのシューズです。シームレスなワンピース構造のアッパーと2つのBOA IP1ダイヤルがもたらす包み込むようなフィット感、高剛性のカーボンソールによるペダリングのダイレクト感は旧モデルから大幅に向上しているとのことです。

ワイドタイプを含めて幅広いサイズがラインアップされていますが、ソールの剛性があまりに高く非常に高価なため、初めてのサイクルシューズには向いていないかもしれません。

おすすめのシマノサイクルシューズ SPD ①

RT4(SH-RT400)

シマノ RT4(SH-RT400) グレー ノーマルタイプ SPD シューズ

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

シマノビンディングシューズの中でもひときわスタイリッシュなRT4。昨今のトレンドであるシューレースを採用し、シックなカラーリングも相まって、MTBやシクロクロスといった本気のオフロードだけではなく、アーバンライドなどでスタイルを気にするライダーにもおすすめです。


サイドとバックに配置された大きめのリフレクターや最適化されたソール剛性など、実用性も兼ね備えています。ただしRT4にはワイドサイズが用意されていないため、その点には注意してください。

おすすめのシマノサイクルシューズ SPD ②

XC7(SH-XC701)

SHIMANO シマノ XC7(SH-XC701)WIDE SPD ブラック シューズ

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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ミドルレンジのSPD対応ビンディングシューズ。しなやかなアッパーと2つのBOA L6ダイヤル、ミシュラン社製のアウトソールは快適性、軽量性、耐久性を確保しています。

カラーが少なくほぼ選べないことを除けば高性能で、もちろんワイドタイプのラストが用意されています。シマノのホームページによると、剛性感やスパイクマウントなどはレース向けに設計されているようなので、MTBだけではなくシクロクロスにも適しているのではないでしょうか。

シマノサイクルシューズ 他社との比較

近年では、ミニマルでスタイリッシュなデザインの高性能シューズがトレンドとなっていて、各社がその潮流にのったシューズをリリースしてきました。ロードバイクやMTBなどスポーツ用バイクの利用者が増えたことで、ウェアに対するファッション性のニーズが高まってきたのではないかとも考えられます。ジャージに関しても同様で、どこかスポーツウェア然としていないスマートなものが好まれる傾向にあるようです。

シューズで言うと、GIROやSpecializedといったメーカーのシューズとシマノのシューズは、機能性で見ると差がなくどちらもよいとされています。ただしこれまで、シマノサイクルシューズの機能だけを追求した、よくも悪くも「スポーツ」を感じさせるビジュアルに対して賛否両論だったことは否めません。

繰り返しになりますが、最新のアップデートによってシマノサイクルシューズは外観についても大胆にモデルチェンジし、高い評価を得ています。そのレビュー通り、他社と比較する際に必ずと言っていいほど対象となっていた外観デザイン面での差が縮まっているのであれば、性能を含めた総合的な評価でも差はないと言えるのではないでしょうか。

シマノサイクルシューズの選び方!まとめ

ここまで、シマノサイクルシューズの特徴やおすすめなどを紹介してきました。最近ではどのメーカーも軽量な高性能シューズをラインアップしており、見た目で選んだとしても大きく失敗することはないかもしれません。しかし、最も重視すべきはフィット感です。ロードバイクかMTBかに関わらず、サイズが合っていないと足だけでなく膝などに悪影響を及ぼしかねず、楽しいサイクリングがそうではなくなるでしょう。可能な限り試着してフィット感を確認したうえで、お気に入りのシューズを購入してください。

サイクルシューズが気になる方はこちらもチェック!

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