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塗料の種類と特徴まとめ!塗装の塗料選びで大切な仕様用途や耐朽性などを解説!

自宅の壁の塗装やDIYでの製作品の塗装を行いたい場合、なんの塗料を使用していいかわかりませんよね。塗料の種類により、耐久性や上塗りのしやすさなど、案外特徴があるものなのです。今回はそんな塗料の種類と特徴をいくつかご紹介します。
2020年8月27日
ryuuryuu.rrr
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【塗料:はじめに】

塗料と言えども初めにイメージするのはペンキや絵の具といったようなものだと思います。しかし、塗料には意外と種類があり、種類によってその用途や特徴、耐久性などにも違いがあります。塗料に使用されている樹脂の種類や成分により用途は違います。
外壁に塗装する場合には耐久性というものも重要であり、落ちにくいものだったり、汚れがついても取れやすいような素材が多く使われていることが多いです。また内壁ではDIYなどで塗料を塗るのですぐ乾きやすいという素材やこちらも汚れがつきにくく目立ちにくいものなどが多くあります。

そもそもペンキって?

よく外壁や内壁などに限らずなにか、塗料を考える際「ペンキ」という言葉を耳にしますよね。そもそもペンキとは何のことを言うのでしょうか。材料の樹脂として植物性のオイルを使用した塗料のことをいいます。こう聞くとあまりピンと来ないかもしれませんが、これから紹介する塗料のそのほとんどがペンキと言えるでしょう。昔はあまり塗料の種類がなく塗料=ペンキというイメージが強かったのでペンキという言葉が広まり、イメージとして強く残ったと考えられています。

【塗料の種類】外壁塗料4選

家の外の塀や、ベランダ、外で使用する家具・DIY品で制作したものなどは雨風を防ぐことができるように耐久性をあげる必要があります。そのためには塗料選びが重要です。イメージとしてはペンキが真っ先に思い浮かぶと思いますが、実はペンキ以外にもペンキのような同じ効果があるものや、それ以外に特徴があるものなどその、配合されている樹脂の種類などによって用途は様々なものがあります。大きく塗料を分類すると4種類に分けることができます。塗料のほとんどのものが樹脂を材料として配合しているものが多く、購入する際はその塗料の材料に注目して購入するのもコツです。

【塗料の種類】外壁塗料1:アクリル系

この種類の塗料はとても主流で昔から使用されていた塗装の際の必須アイテムです。リフォームなどでは今でも塗料として塗装されることも多いです。材料として樹脂にアクリル系のものが配合されています。しかし最近では利用されることが少なくなっています。その理由は昔から利用はされていますが、その分新しい塗料に比べると耐久性がとても低くすぐに塗り替える必要があります。しかしメリットももちろんあります。

【塗料の種類】アクリル系:メリット

この種類のメリットはまずは塗料自体の単価が他の塗料に比べ安価だということです。おうちで家具を塗装する際やDIYで何か制作する際などコスパを考えた時には最高です。また、この塗料は色にツヤが出やすく、塗装した際にパキッとした印象の色になります。色の種類が豊富ということや重ね塗りがしやすいということもメリットです。以上のことから外壁やDIYなどでこの塗料を使用する方はあまり長期放置するのではなく、なんども塗り替えることを考えており、はっきりとした色合いにしたい場合はこの種類がオススメです。

【塗料の種類】アクリル系:デメリット

デメリットとしては上記にも述べたようにこの塗料は劣化がすぐにおきてしまい、塗り直しが必要になるということです。また、その際にこの塗料の特徴としては塗ったところの塗膜が固いので劣化した際にひび割れになり見た目が綺麗ではありません。遊具などの動きがあるものに塗装するのは、何度も塗り直しの必要性があり材料費がかさむので、オススメできません。

【塗料の種類】外壁塗料2:ウレタン系

この種類は材料の樹脂にウレタン系のものが使用されています。また上記のアクリル系に次ぎ普及率が高く昔から使用されている塗料で、価格もアクリル系の次に安価になっています。ウレタン系樹脂を用いている塗料は木材から鉄まで幅広い材料に適応しており、家具やDIYなどの用途にしも使用できます。しかし、耐久性が少し弱いというてんや日光があまり良くなく、切り口などが黄変しやすいというデメリットも存在します。

【塗料の種類】ウレタン系:メリット

この種類の塗料の最大の特徴はその弾力性です。塗装する際はもちろんのこと塗装した後の塗膜も柔らかく動きに強いので、家具や遊具など動きのあるものにも対応できます。特に外壁などはひび割れが目立つようなものですので、外壁塗装にはちょうどよい種類です。また、樹脂にウレタン系を使用している塗料の配合されている硬化剤に注目して、材料となっている硬化剤の種類を変えるだけで、一気に用途を変えたり、耐久度を増したりすることもできます。価格がとてもコスパ良くなっておりウレタン独特な光沢のおかげで見た目もツヤツヤになります。

【塗料の種類】ウレタン系:デメリット


ウレタン系塗料はアクリル系と同じように塗料自体の耐久性が低いということもデメリットとしてあげられます。また、以前から定番で使用されていたウレタン系塗料は現在良く用いられているものとはその合成樹脂の種類が異なり、以前の合成樹脂は紫外線に大変弱く直接日光が当たるとすぐに黄変してしまうという特徴がありました。現在のものは樹脂の改良を重ね紫外線を浴びても劣化しにくい樹脂になっています。

【塗料の種類】外壁塗料3:シリコン系

「シリコン」という言葉はシリコンゴムなどでよく聞いたことがあるかもしれません。シリコン系塗料はシリコン系の合成樹脂からなっており、この樹脂でできている塗料のことをいいます。シリコン系は種類が豊富で、一様に「シリコン系」という言葉だけで塗料を選ぶと耐久性や弾性が全然違うこともよくあります。そのためにも購入する際はその材料や配合されている成分、価格をよく見て塗料のグレートを確認することが大切です。先ほどのアクリル系やシリコン系に比べると耐久性が格段に高いので多くの家具や建物の外壁に使用されていることが多いです。

【塗料の種類】シリコン塗料の種類

シリコン系塗料にはその用途に応じて用いられる種類が大きく2種類あります。外壁用などの塗装に使用される塗料は原液を使用するのではなく他の液体と混ぜその後塗布します。その際に水と混ぜるようにできているものが水性(水性1液型)、シンナー等の溶剤混ぜて一度溶かし、その後使用するのが油性(溶剤1液型、溶剤2液型)です。実際には内壁には水性しか使用できず、さらには油性はシンナー独特の臭いがきついなどのことから水性の利用が増えています。しかし、ある程度耐久性があり、防汚性や防水性も優れているのは油性なので、その使用する用途に応じた使い分けをすることが重要です。

【塗料の種類】シリコン系:メリット

この種類は上記の他の種類の塗料に比べ耐久年数が8〜15年ととても長く、塗料の機能性など、あまり条件がなくこだわりのない人の多くが使用する定番の塗料です。シリコン系の樹脂からできる塗膜は非常に撥水性がよく雨や汚れなどを弾く効果も期待でき汚れにくい塗料でもあります。また、上記でも述べたように水性と油性がありますので、用途に応じて種類を使い分けることもできます。

【塗料の種類】シリコン系:デメリット

その一方この種類の塗料は粘土が非常に低く塗っている最中に何度も塗料自体を攪拌しながら作業を行わないと沈殿が怒ったり、塊ができたりします。ですのでDIYには向いていないと思われます。また、粘土が低く撥水性が良いので塗り直しがしにくく前の塗装後に塗ろうとしても弾かれることも多いです。

【塗料の種類】外壁塗料4:フッ素系

この塗料は合成樹脂にフッ素が配合されており他の種類よりも値段は高価ですがその分性能も良いです。フッ素を配合した合成樹脂はその耐久性に優れており「高耐久性塗料」とも呼ばれています。また、フッ素は他の塗料に比べ日光などの熱に強い耐熱性が高いといわれています。ですので、用途としては外壁にも使用はできますが、屋根としての使用がおおいです。その際に防水性やカビを防ぐ効果も高いので、その力を発揮できます。

【塗料の種類】フッ素系:メリット

上記での述べている通りこの種類の最大の特徴はその耐久性です。他のどの塗料よりも長い間外壁などを守ってくれ長い間塗替えなどは一切しなくても良いというのは助かりますよね。外壁などは業者の人に工事を頼むことも多いとは思いますが、このフッ素系の塗料は一度塗ると塗り替えがそんなに必要ないので、その分工事の保障の期間も長く設定されていることが多いです。

【塗料の種類】フッ素系:デメリット

この種類は今回紹介する塗料の中で一番高価なものになり、一度塗装すると長い間塗り替えを行わずとも大丈夫ですが、その分一回の工事で塗装する際の値段がとても大きく、その点が負担になります。また、フッ素系の塗料を用いて塗装を行うとその特徴の一つとして独特のツヤが出てしまいがちです。一般的にはツヤがある方が綺麗かもしれませんがDIYで作る家具や和風な外壁などにはツヤが似合わないこともあると思いますので、ツヤを出したくないときにはこの種類は合わないです。

【塗料の種類】内壁塗料3選


DIYで何か家具を作る際や部屋の壁紙を塗り直したい時など内壁を塗装する際にはどんなものを使ったら良いでしょうか。やはり部屋の中側なので、人体に影響が少ないものが良いのか。それは長く持つのか。それはとても高いのか。このように用途や材料により部屋の中で塗装する際も
いろいろな種類があるので、その特徴を理解したうえで使用する必要があります。
ここからはそんな内壁の塗装の際にオススメな塗料をご紹介します。

【塗料の種類】内壁塗料1:自然塗料

DIYで家具を作った時や部屋の内装を変える時に使用する塗料で重要なのは人体に無害で匂いなども少ないものですよね。こんな時はこの自然塗料がオススメです。これの特徴は他の塗料のように材料の樹脂に石油系や合成樹脂系などが無使用の塗料のことで、人や環境に悪影響がなく安心安全ということで現在注目されています。しかし上記で紹介した科学系の塗料に比べ高価という点と、乾燥までの時間が長いので塗装したあとはしっかりと乾かすことが重要です。

【塗料の種類】内壁塗料2:AEP

AEP(アクリルエマルションペイント)は大雑把に説明するとホームセンターなどでも普通に売っているアクリル系の樹脂を使用している水性塗料のことです。昔から室内の塗装やDIYの際に使用されてきており、塗装する際はよく混ぜてから使用するという注意点に気をつけましょう。

【塗料の種類】内壁塗料3:オイルステイン

こちらの種類の塗料は名前の通り材料にオイルをベースとした塗料で、木材に染み込ませて着色する塗料です。こちらは塗装した後、塗膜を作らないので木部をガードするというよりは着色に重きを置いた塗料です。普通の塗料を使用した場合は木目は消えてしまいますが、オイルステインを使用した場合はその木の木目までもそのまま活かしてくれるので、家具等の木目をそのまま見せたい場合はこのオイルステイン塗料がオススメです。

注意点

注意としては塗装する対象の木材の木目を綺麗に出しこの塗料を塗るためにはある程度指紋などがつかないように木材を研磨し綺麗に磨いておく必要があります。また、オイルステイン単体では木材をガードする効果はないのでこれを塗装したあとニスなどの保護するためのものを上から塗る必要があります。
自然そのままの木目を生かすことができ、家具を自分好みにカスタマイズすることができオススメです。

【塗料の種類】ユニークな塗料3選

上記のように塗料には様々な種類が存在します。その中でも最近は変わった塗料もたくさん登場しています。ここからはそんなユニークな塗料をご紹介していきます。 特殊な塗装を行うことで普段のDIYの幅も広がりますし、便利で快適な空間を作り出すことに繋がるはずです。
また、もともとある家具に使用し、新たな使い方や良さを見いだすこともできますよ。

【塗料の種類】ユニークな塗料1:マグネット塗料

この塗料は別名「マグネットペイント」とも呼ばれている最近流行りの人気塗料です。これは簡単にいうと塗装した部分が黒板のように磁石がくっつくようになるというものです。こちらは塗料自体に重みがあり、薄く塗るだけだとあまり磁石がくっつくようにならないので塗装する際のポイントとしては硬めのハケでかき混ぜてから塗料を使用し、一度だけでなく二度塗りや三度塗りなどを行う方が効果を発揮します。

【塗料の種類】ユニークな塗料2:黒板塗料

こちらの塗料は油性塗料でこの黒板塗料を壁や棚に塗るだけで不思議なことに黒板に変身してしまいます。家の子供部屋の壁に使用し、子供がお絵描きできるようにしたり、家族の集まるリビングの一箇所を黒板にし、コミュニケーションのツールとしても使用できます。塗装後は黒板ならではの光沢も出て良い仕上がりになります。注意点としては黒板塗料はなかなか乾きにくいので黒板として使用する際は塗装後1週間前後あけてチョークなどを使用するようにしてください。

【塗料の種類】ユニークな塗料3:スケッチペイント

上記のような磁石がくっつくようになったり黒板と同じ機能を果たすようになるのではなくこの種類の塗料は塗った対象物がホワイトボードと同じ機能を持つことが特徴です。スケッチペイントは平らな場所に塗料するだけでその場所をホワイトボードとして使えます。匂いもなく乾燥中に部屋の中に塗料が拡散することもないのでお子様がいるお部屋でも簡単に塗装ができます。

磁石がつくホワイトボードを作る方法


ホワイトボードといえば磁石もくっつく機能がついているものが多いですよね。そのような機能をつけたい場合にはスケッチペイントだけではダメです。ではどのようにして磁石がくっつく機能をつけたら良いのでしょうか。

それはスケッチペイントの下に先ほど紹介したマグネットペイントを重ね塗りの下地として塗るのです。つまり組み合わせることによってお互いの機能を両方活かすことができるということです。まず最初に磁場の機能をつけたホワイトボードを作りたい対象物の上に、最初にマグネット塗料を塗装します。その際は一度塗りだと磁石がくっつきにくいので3回ほど繰り返し塗ると良いでしょう。その後しっかりと乾かし、その上にスケッチペイントで塗装します。このようにすることで磁場の機能のついたホワイトボードが完成します。

人気の塗料会社は?

ここまで上記では外壁や内壁の多くの種類の塗料やその特徴をご紹介しました。しかし、自分で塗るのも良いが、業者に頼みたいという人も多くいるともいます。そのような人のためにここからはいくつかの、現在日本で人気な大手塗装会社をご紹介します。塗装会社を利用することはお金がかかりますがその分専門の会社が綺麗に塗装をしてくれ、保障制度などもしっかりしています。

【おすすめ塗料会社】ACGコーテック株式会社

このACGこーテック株式会社という塗装会社は高耐候性フッ素樹脂塗料の会社であり、様々なニーズに対応するクオリティの高いとそう技術と商品を提供しています。
この会社は外壁塗装を専門としており、ビルからマンション・一戸建てや住宅などいろいろなところで活躍しています。

ボンフロンという塗料

この会社ではボンフロンという塗料が使用されています。1983年の発売以来長い間利用されており、このボンフロンにはこれには太陽光の反射率が高く熱をこもりにくくする機能が備わっています。また、紫外線や赤外線も反射してくれるので塗料自体の寿命も長いという特徴があります。

【おすすめ塗料会社】日本ペイント株式会社

この会社はホールディングスグループの一員で、総合メーカーにより自動車から大型建築など様々なニーズに応えられるような塗装展開をしています。この企業は日本の塗装会社の中でも古い歴史を持っており築きがげてきた信頼と安心は大きなものがあります。アクリルからウレタン、シリコン系など様々な塗料を扱っております。

【塗料の種類】まとめ

塗装聞くとペンキというイメージがありますが、実はペンキ以外にもたくさんの塗料が存在し、種類はたくさんあり、その場所が外壁なのか内壁なのか、DIYで作成した家具やインテリアということで使用する際の材料により塗料を変えて用途による使い分けが大切だということが言えます。また、その塗料に含まれている樹脂の機能や注意点をよく確認することが大事です。