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キッシュロレーヌとはどんな食べ物?本場フランスの本格レシピもご紹介!

キッシュロレーヌは、キッシュの中のひとつの種類です。野菜が多く入る、日本でよく食べられるキッシュとは少し違って、非常にシンプルなのが特徴的な食べ物です。キッシュロレーヌの本場フランスの作り方を知ったら、少し驚かれるかも知れませんね。そのレシピをご紹介します。
2020年8月27日
佐藤3
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目次

キッシュロレーヌて何?その作り方は

本格的キッシュロレーヌを手軽に作る方法教えます

キッシュロレーヌという料理をご存知でしょうか。キッシュと聞くと思い出すのが、カフェなどでも人気の、たまごとチーズを使った野菜がたくさん入ったタルトです。西洋風厚焼きたまごやき?といった感じですね。キッシュの具材として野菜をたっぷり入れると栄養バランスが良いので、筆者の家でもよく作って、朝食にいただきます。満腹感があって、経済的で、その上美味しい!三拍子揃ったキッシュのベーシック、キッシュロレーヌについて詳しく説明するとともに、意外と簡単に作れる本格派キッシュロレーヌの作り方レシピをご紹介していきましょう。

キッシュロレーヌとは

フランスの家庭の味キッシュ

キッシュは、フランスの郷土料理。キッシュにはよくほうれん草やトマトが入ることから、なんとなくイタリアっぽいイメージをされていた人もいたのではないでしょうか。実はそんなことはなくて、フランスのロレーヌ地方で作られはじめた、経済的な家庭料理からキッシュ端を発しています。

中でも古典的なキッシュロレーヌ

キッシュは古くから作られているポピュラーな料理ですが、その中でも特にベーシックで基本的、古くからレシピがあったのが、シンプルなキッシュロレーヌです。具材を工夫し、アレンジが加えられたニューウェーブキッシュもいろいろとありますが、キッシュといえば、シンプルなこのキッシュロレーヌを差していう人も多いのです。

フランス語キッシュの語源とその意味

フランス語で「Quiche(キッシュ)」


さて、フランスに古くからある郷土料理・家庭料理であるキッシュロレーヌ。フランスではキッシュのことを"Quiche"と書きます。実はロレーヌ地方でのキッシュの呼び名はこれとはちょっと違っていて、「küechen」キューシュといいます。キューシュと小さな声で良いので口にしてみてください。なんだかフランス語とは少し違ったニュアンスを感じませんか?ロレーヌ地方のキューシュという言葉には、ベースとなる他国の単語がありました。

キッシュの語源はお菓子から?

フランス語でQuicheと書く、キッシュ。この語源はドイツから来ているといわれています。ドイツのお菓子「クーヘン(kuchen)」。ロレーヌ地方のキッシュの呼び名(küechen)と、とっても似ていますね。このドイツ語のクーヘンは"ケーキ"という意味。これがフランス語になってキッシュと呼ばれることになりました。フランスでは料理であるキッシュが元々はケーキという意味だったなんて、ちょっとおもしろいですね。

キッシュとロレーヌ地方

なぜドイツから影響をうけたの?

キッシュが生まれたフランスロレーヌ地方。このロレーヌ地方とは、フランスでもドイツとの国境近くにある場所です。日本は島国なので他の国の影響を受けるということがピンとこないかも知れませんが、ひとつの県であっても広い県だと、端の方にいくにつれて少し訛りや習慣が変わっていくと感じたことはないでしょうか。それと同じで、ロレーヌ地方はフランスでありながら、近くにあるドイツという国に影響を大きくうけていたのです。それが、ロレーヌ地方の家庭料理「キッシュロレーヌ」になった…というわけなんですね。

キッシュのレシピはひとつじゃない?

作られはじめた頃のベーシックなキッシュロレーヌの具材は、ベーコンのみだったそうです。でも、キッシュはかしこまった料理ではなくて、いわゆる「節約料理」的な意味合いがありました。余っている材料、その家に伝わる家庭の味など、本格的キッシュの具材は、実はとっても自由。タイトルでは"本格的"とは言いましたが、どちらかというと"基本的な"キッシュのレシピといった方が正しいですね。一番古く、昔からフランスで作られている、本格的基本のキッシュレシピの作り方をご紹介していきましょう。

キッシュロレーヌの作り方レシピ

本格派キッシュロレーヌを作ろう!

キッシュとは、簡単にいうと"オーブンで作るたまごタルト"。フライパンでも作ることができますが、タルト型を使って作る方が簡単で綺麗に仕上がりますので、オーブンがある方は、ぜひこの方法で試してみてくださいね。


フランス大使館のキッシュレシピ

日本のフランス大使館のサイトでは、キッシュロレーヌのレシピを「古典的なフランスの郷土料理」として紹介しています。下記分量は、その材料一覧。中身には野菜などなく、とってもシンプルなものだというのがよくわかりますね。

練り込みパイ生地1巻き ベーコン230グラム おろしたグリュイエールチーズまたはコンテチーズ160グラム 流し込む生地 牛乳250cc 生クリーム400cc 全卵3個 卵黄2個 ナツメグとおろし金 塩、挽きたてコショウ

今回作るキッシュロレーヌの材料は

中に入る具材はポピュラーなキッシュなら、ほうれん草やトマト、きのこ類などヘルシーなもの。でも、ロレーヌ地方のキッシュは野菜は少なめ、メインはチーズと生クリームとベーコンです。野菜は少なめで良いので、ベーコンと相性の良いものを選びましょう。「野菜はサラダなどがあるから要らないよ」という方は、もちろん、シンプルなベーコンのみのキッシュでも、立派なロレーヌ地方のキッシュ、キッシュロレーヌになります。詳しい分量は、上記、または下の動画内でご確認ください。

冷凍パイシートで出来る本格的なキッシュロレーヌ

タルトといっても、使っているのはバターを練り込んだパイ生地です。これは、ロレーヌ地方がパティスリーで有名な地方だから。フランスのママンたちは、半日くらいかけて、タルト生地をこねて、キッシュを作ったそうです。本格的に作りたい方は、手作りのタルト生地を作られてももちろんOKです。でも、手軽に簡単に作るには、冷凍パイ生地を使うと便利ですよ。今回はこちらの冷凍パイ生地で作るレシピをご紹介していきます。

作り方①キッシュ用のパイ生地を先に焼く

一度、パイ生地を好みの薄さに伸ばして、タルト型に敷き、焼けて膨らまないようにフォークでプツプツと穴を開けていきます。忘れがちな側面もしっかりフォークを差してくださいね。クッキングシートをタルト型に合わせて丸く切り、パイ生地の上に乗せます。そのうえから重しをして、焼いておきます。オーブンの温度は250度。10分焼きます。重しをのけて、さらに5分ほど焼けばパーフェクト!

作り方②具材を入れてキッシュを焼き上げる

そのあと、火を通したベーコンや野菜などの具材、材料を合わせたたまご液を流し入れ、トッピングにプチトマトの半切りを。粉チーズをふりかけて、200度のオーブンで13分。竹串を差してみて中がまだ液体だったら、少しずつ加熱時間を足して、火が通ればできあがりです。キッシュを作るのは、とっても簡単ですね。

キッシュロレーヌの食べ方


焼き立てのキッシュはやけどをしてしまったりして扱うのが大変。少し冷まして、手で触れるほどにな冷えてから、三角切り分けていただきましょう。たまごとベーコンの香りが食欲をそそる。ロレーヌ地方のキッシュ「キッシュロレーヌ」のできあがりです!キッシュロレーヌは、フランスでは甘めのフレンチドレッシングをかけたサラダや、辛口の白ワインや少し若い赤ワインと一緒にいただくことが多いそうです。本格的なキッシュができたら、こんだてもフランスリスペクトで、ぜひ食べ方も真似してみてはいかがでしょうか。

簡単キッシュでフランス風のディナーを

本格的キッシュロレーヌの味をご家庭でも

いかがでしたでしょうか。日本人にもおなじみになってきた美味しい「キッシュ」。キッシュは最近の料理と思われがちですが、実は古い歴史があり、長く愛されてきたフランスの料理だということを、初めて知ったという方も意外と多かったのでは?そんな、本格的なキッシュを作るのはとっても簡単です。材料もたくさんの種類は要りませんので、卵焼きを焼く感覚で、毎日の献立にキッシュを役立ててはいかがでしょうか。

その他のレシピが気になる人はこちらもチェック

オーブンで作る本格的なキッシュの作り方の他にも、フライパンで作るキッシュのレシピも暮らしの内でも解説しています。下記リンクからぜひ見に行ってみてくださいね。キッシュ以外のおすすめ料理レシピも、よろしかったら。