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冬のツーリングルートおすすめ12選!寒い季節でも走れる厳選コースをご紹介!

寒い冬はバイクは封印と思っているライダー必見。冬でもライディングを楽しめる温暖な気候の全国おすすめツーリングルートをご紹介。ツーリングルート周辺にある冬の温かい名物グルメや、寒さに凍えた体をほぐしてくれる名物温泉もあわせてご紹介します。
更新: 2023年4月19日
ironman17
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冬のツーリングは魅力がいっぱい

気温がどんどん低くなり、冷たい雨や、場所によっては雪も降る、ライダーにとっては嫌な季節がやってきます。でも南北に長い日本には、冬でも温暖な気候でバイクで走行可能な場所があります。

寒い季節もツーリングを楽しみたいライダーに贈る、冬でも走れるおすすめルートや、冬のツーリングを楽しむコツについてご紹介します。

澄んだ空気ならでは景色

冬は気温が低いことから、空気中のちりや水蒸気が少なくなります。そのため夏に比べ空気が澄み渡るため視界がクリアになり、それだけ美しい空気を楽しむことができます。

冬ならではの名物料理を堪能

寒い季節になると、魚介類をはじめとした生き物は、体温を保つために体に多くの脂肪をたくわえます。いわゆる脂が乗った状態になるため、ふだんにくらべ味がよくなります。

きのこや野菜など冬に旬を迎える食材も多く、地域の名物料理を味わえる機会も増えます。

冷えた体に温泉は最高

火山大国である日本は、全国いたるところに温泉が湧き出ています。温泉の温かさが冬の寒さに凍えたライダーの体をほぐし、ライディングで疲れた体を癒してくれます。

グランピングもおすすめ

冬でもキャンプツーリングを楽しみたいライダーも多いと思いますが、寒い季節のキャンプはそれなりの装備を必要とします。その点、グランピングのできる施設を利用すれば、手ぶらで行って、暖かい場所でキャンプを楽しむことができます。

冬のおすすめツーリングルート①阿蘇縦断コース

冬でも比較的暖かな気候の九州であれば、冬の山岳コースをバイクでツーリングすることも可能です。おすすめは大分から熊本に向かって阿蘇山を縦断する地元ライダーおすすめのコースです。

まずは大分の湯布院からやまなみハイウェイでワインディングを堪能、その後はミルクロードで大観峰を目指し、阿蘇の大カルデラの展望を楽しみます。最後は阿蘇パノラマラインに入り、火山が作り出した自然の絶景を眺めつつ熊本に至るルートです。

周辺情報

阿蘇周辺は火山ということもあって、寒さで凍えたライダーの体を温めてくれる温泉の宝庫です。出発地の大分には別府や湯布院などの世界的に有名な温泉地がありますし、コースの途中にも黒川や小国といったひなびた温泉がたくさんあります。

阿蘇のグルメと言えばやはり馬肉です。コース周辺には馬刺しをはじめとした馬肉料理の店も多くありますし、阿蘇に多い牧場では新鮮なミルクや牛乳を使ったソフトクリームなどもおすすめです。

基本データ

名称:やまなみハイウェイ
総延長:102キロ
料金:無料
区間:大分県由布市水分峠〜熊本県阿蘇市一の宮

冬のおすすめツーリングルート②霞ヶ浦・九十九里海岸コース

茨城県南東部に広がる霞ヶ浦から、サーフィンのメッカとして知られる千葉県東部の海岸である九十九里浜周辺は、寒い冬でも比較的温暖な気候で、冬ツーリングにおすすめのコースです。

常磐道を北浦ICで降りて霞ヶ浦の外周を周り、関東最東端の岬である犬吠埼から九十九里有料道路を走るコースなら、都内から日帰りでバイクを走らせるにもちょうど良い距離の、関東近郊のライダーにおすすめのツーリングルートです。

周辺情報

九十九里周辺には犬吠埼温泉をはじめとして自家源泉を持った温泉が数多くあり、ライディングで冷えたライダーの体を温めてくれます。

また房総でとれた海の幸を食べさせてくれるグルメスポットも多く、海を眺めながら海鮮丼や天ぷらなど海鮮グルメのランチに舌鼓を打つのもおすすめです。

基本データ

名称:九十九里有料道路
総延長:17.2キロ
料金:220円(二輪車)
区間:千葉県長生郡一宮町〜千葉県山武郡九十九里町

冬のおすすめツーリングルート③淡路島一周コース

関西のライダーの定番ツーリングスポットとして知られる淡路島も、寒い冬でも走れるツーリングスポットとしておすすめのコースです。

淡路島へ渡る方法は明石海峡大橋が一般的ですが、125cc以下の小型バイクであれば、高速船のジェノバラインもおすすめです。上陸後は国道28号線から海岸線をたどるように時計回りで島の外周を走れば、瀬戸内の温暖な気候がライダーを守ってくれます。

ノンストップで走れば4時間程度で一周できるので、冬の1日を走るのに最適なツーリングルートです。


周辺情報

淡路島には渦潮や洲本城、牧場など、バイクで走り回るだけでなく、見どころや観光名所も数多くあります。

島の中心部である洲本では温泉で寒さを癒すこともできますし、四方を海に囲まれていることもあり魚介類も豊富なほか、淡路牛を使った料理などグルメも堪能することができます。

冬のおすすめツーリングルート④西伊豆海岸線コース

伊豆半島は温暖な気候で、冬でも比較的寒さを感じずにバイクを走らせることができる地域です。特に観光地化された東側と異なり、西伊豆は漁村など昔ながらの素朴な風景の中を走れる爽快ルートが数多くあります。

なかでもおすすめは、伊豆スカイラインを亀石峠で降り、国道19号、県道18号で修善寺を抜け戸田峠へ向かいます。県道127号から西伊豆スカイラインに入り、県道411号、59号を経て西伊豆に至ります。

ここからはマーガレットラインで西伊豆の海岸線を堪能しましょう。

周辺情報

マーガレットラインでぜひ立ち寄りたいのが”雲見温泉露天風呂”です。無料で開放されている混浴の露天風呂で、太平洋の雄大な景色を見ながら入る温泉は、ライダーの寒さをやわらげてくれます。

天然の魚介類の宝庫である西伊豆は、グルメも豊富です。戸田漁港周辺には名物の高足ガニなど新鮮な海の幸を食べさせてくれる食堂が数多くあります。

基本データ

名称:西伊豆スカイライン
総延長:10.8キロ
料金:無料
区間:静岡県伊豆市戸田峠〜土肥峠

冬のおすすめツーリングルート⑤伊勢志摩コース

紀伊山地が季節風を遮り、沿岸を温かい黒潮が流れているため、伊勢湾周辺の地域も冬の寒さをあまり感じずに走れるルートがたくさんあります。

まずは伊勢志摩スカイラインで伊勢湾の絶景を見ながらワインディングを堪能し、つづいてパールロードでキラキラと光る海岸線を眺めつつゆっくりバイクを走らせるコースがおすすめです。

周辺情報

パールロード周辺は牡蠣の養殖が盛んで、別名オイスターロードとも呼ばれます。新鮮な生牡蠣や牡蠣フライなど、産地でしか味わえない絶品グルメをぜひとも味わいましょう。

このあたりは伊勢神宮や長島温泉、スパーランドなど観光地も数多くあり、バイクで走り回るだけでなく、これらの観光施設をめぐりながらのツーリングもおすすめです。

基本データ

名称:パールロード
総延長:23.8キロ
料金:無料
区間:三重県鳥羽市船津町〜三重県志摩市

冬のおすすめツーリングルート⑥南房総一周コース

一年を通じて温暖な気候の南房総も冬のツーリングに最適な地域です。都内からのアクセスもよく、南房総をぐるりとまわって日帰りも可能なので冬の寒さをあまり感じずに帰宅することも可能です。おすすめコースはアクアラインで木更津に向かいます。

内房なぎさライン(国道127号)を南下、館山バイパス、国道410号を通って南外房市に入ります。房総フラワーライン、外房黒潮ラインを経て鴨川に至ります。そこから房総スカイラインで内陸部を縦断し、君津から館山道で戻ってくると南房を一周できます。

周辺情報

南房地域には漁港が多く、ルート上には漁港直営の食堂など安くて新鮮な海の幸のグルメを味わえるスポットが数多くあります。

鴨川シーワールド近くの道の駅”鴨川オーシャンパーク”では疲労回復効果のある「鴨川温泉なぎさの湯」という足湯もあり、ライダーの疲れを癒してくれます。

基本データ

名称:房総フラワーライン
総延長:22.9キロ
料金:無料
区間:千葉県館山市〜千葉県和田町松田

冬のおすすめツーリングルート⑦日南海岸シーサイドコース

冬でも温暖な気候の南国宮崎の中でも、特におすすめのコースが日南フェニックスロードです。ほぼ全線にわたって海岸線を走るルートで、沿道にはその名の通りフェニックスが植えられ、ビジュアル的にも冬の寒さを和らげてくれます。

宮崎市から終点の都井岬まで走れば総延長80キロを超えるロングコースで、沿線には観光名所も多いことから、冬の一日をのんびりバイクを走らせるのにおすすめのルートです。

周辺情報

フェニックスロード沿線には波に削られた波状岩の絶景である「鬼の洗濯岩」や、神話の世界にひたれる「青島神社」、洞窟の中に作られたパワースポットである「鵜戸神社」などの観光スポットがたくさんあります。

また宮崎といえば決して外せないのが、有名なマンゴーや、黒毛和牛の最高品種である宮崎牛などのグルメです。単にバイクで走り抜けるだけでなく、見て食べて楽しめるツーリングコースと言えます。


基本データ

名称:日南フェニックスロード
総延長:85キロ
料金:無料
区間:宮崎県宮崎市青島~串間市都井岬

冬のおすすめツーリングルート⑧浜名湖一周コース

浜松は「遠州からっ風」と呼ばれる冷たい風が有名ですが、それでも日照時間が長く冬でも比較的温暖な気候で知られています。

中でも日本一の長さをほこる汽水湖である浜名湖周辺は、冬の寒さをあまり感じることもなく、マリンスポーツなどのリゾートエリアとして知られています。

温暖な浜名湖の周りを周遊する道路をのんびり走った後、奥浜名オレンジロードで爽快なワインディングを堪能するコースがおすすめです。

周辺情報

浜松はバイクのふるさととも呼ばれ日本のバイク産業の創業の地として知られています。”ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ”と”スズキ歴史館”はライダーならぜひ訪れたい観光スポットです。

浜松グルメのうなぎに舌鼓を打った後は、”浜名湖リゾート&スパ THE OCEAN”の温泉で冷えた体を温めるのもおすすめです。

冬のおすすめツーリングルート⑨土佐湾黒潮コース

高知は野球をはじめとしたスポーツの冬場のキャンプ地となるほど温暖な気候で知られています。特に暖流である黒潮が流れる土佐湾沿岸部は、冬でも寒さをあまり感じずに走れるツーリングに最適なスポットです。

なかでもおすすめは土佐湾に突き出した横浪半島を走る横浪黒潮ラインです。適度なアップダウンとワインディングの連続は、断崖の上から太平洋のパノラマをのぞむ絶景ポイントも多く、寒さを忘れてライディングを堪能することができる快走コースです。

周辺情報

高知のグルメといえばカツオが有名ですが、旬は春から秋にかけてなので、冬のツーリングにはあまりおすすめできません。冬の高知のご当地グルメといえば、横浪黒潮ラインのある須崎市発祥と言われる鍋焼きラーメンがおすすめです。

土鍋で煮込んだ鳥スープ味の素朴なラーメンが、ライディングで冷えたライダーの体を温めてくれます。

基本データ

名称:横浪黒潮ライン
総延長:18.8キロ
料金:無料
区間:高知県土佐市宇佐町〜高知県須崎市浦ノ内

冬のおすすめツーリングルート⑩紀の国海沿いコース

和歌山のツーリングコースといえば高野龍神スカイラインが有名ですが、冬場は凍結で規制されることもあります。冬の和歌山は、やはり温暖な気候のシーサイドコースがおすすめです。

白浜から海沿いの国道42号線を走れば、真っ青な太平洋が迎えてくれます。そのまま南下を続け本州最南端の岬である潮岬に至るルートを走れば、冬の南紀を堪能することができます。

周辺情報

潮岬から少し足を伸ばしたところにある橋杭岩は、海上に大小40あまりの奇岩が並ぶ国の天然記念物です。11月にはライトアップでその美しい姿を拝むことができ、冬のツーリングで訪れるのに最適なスポットです。

バイクで走った後は白浜温泉で温まり、南紀の海の幸のグルメを堪能するのもおすすめです。

冬のおすすめツーリングルート⑪山口絶景コース

本州の西の端に位置する山口県も温暖な気候で冬のツーリングスポットに最適です。特に下関と角島を結ぶ角島大橋は、多くの自動車メーカーのCMにも使われた海の上の絶景道路です。

その後は秋吉台カルストロードを走れば、日本最大のカルスト台地である秋吉台の絶景や、地下に広がる巨大鍾乳洞である”秋芳洞”を楽しむことができます。

周辺情報

山口には絶景スポットだけでなく、錦帯橋や萩の城下町など観光スポットも数多くあります。絶景を眺めるライディングを楽しんだ後は、バイクを置いてこれらの観光地をめぐるのもおすすめです。

また冬の山口の味覚といえば、下関のフグをはずすわけにはいきません。本場だけあってリーズナブルな価格でフグを味わえる店も多いので、下調べをしっかりとして味わってみるのもよいでしょう。

基本データ

名称:秋吉台カルストロード
総延長:13.1キロ
料金:無料
区間:山口県美祢市美東町赤〜美祢市秋吉町秋吉

冬のおすすめツーリングルート⑫沖縄南部シーサイドコース


寒い冬はいっそのこと一年を通して温暖な気候の沖縄まで行ってしまうのもひとつの手です。沖縄まで飛行機で行き、現地でレンタルバイクを借りてツーリングするという方法が現実的です。

おすすめのコースは南部の海岸線を走るルートで、那覇空港からほど近く、離発着する飛行機を間近に見られる瀬長島や、1200メートルにもわたってエメラルドグリーンの海がのぞめるニライカナイ橋などの絶景スポットが満載のルートです。

周辺情報

沖縄本島の南部は、首里城やひめゆりの塔、おきなわワールドなどのみどころも満載の地域です。ツーリングだけでなく、ぜひこれらの観光スポットも訪れることをおすすめします。

また南城市周辺には美しい沖縄の海をのぞむ絶景カフェである、いわゆる”海カフェ”も数多くあり、ツーリング途中のコーヒーブレイクに立ち寄るのに最適です。

冬ツーリング成功のコツ

温暖なシーサイドコースが基本

冬場の山岳地帯は平地に比べ気温が低い上に天候の急変も多く、冬のツーリングにはあまり適しません。寒い季節は気候が温暖で、路面凍結の可能性も低い海沿いの道がおすすめです。

ただしトンネルの出口や橋の上は、強い風や凍結もありますし、天候の悪いときは高波にも注意が必要です。

遅出早上がりが基本

気温が上がりきっていない早朝は、路面が凍結している可能性も高くなりますし、ライダーの体も縮こまってライディングに支障をきたしたりします。

また日中晴れて気温の高い日でも、冬場は早い時間に気温が下がり始めますし、日没も早いため、すぐにあたりは暗くなり始めます。そのため冬のツーリングでは距離をあまり欲張らず、午前は遅く出掛け、午後は早めにライディングを切り上げるようにしましょう。

コースの情報収集はしっかりと

冬のツーリングでもっとも怖いのは天気の急変です。また山のこちら側は路面が乾いていたのに、トンネルを越えると凍結や積雪があることも珍しくありません。

そのためツーリングコースの天気予報や、ルート上の積雪の状況など、事前の情報収集が不可欠です。進行方向の雲行きが怪しいときは、思い切ってルートを変える柔軟性も必要です。

防寒対策は万全に

冬の寒風を長時間受け続けることは、想像以上にライダーの体から熱を奪っていきます。また天候が悪く体が濡れるとさらに体温は低下し、下手をすると低体温症などの危険も高まります。

そのため外側は防風や濡れに対する対策をしっかり行い、内側は電熱ウェアや保温素材などで熱の放出を防ぐ必要があります。また昼と朝晩の気温差も大きいので、レイヤーで調節できるようにしておくことも大切です。

路面状況には要注意を

冬の路面は凍結や積雪によって滑りやすくなっている場合も多く、注意が必要です。また路面にたまった落ち葉や、海沿いの道では海からの風で砂が吹きだまっている箇所も滑りやすく、路面状況の変化を見落とさないようすることが大切です。

雨の降っているときは路面のペイントや、マンホールの蓋もタイヤをとられるリスクが高いので、得に気をつけて走るようにしましょう。

寒さに負けずツーリングを楽しもう

冬のおすすめツーリングルートについてご紹介してきました。確かに冬場は少し走っただけでも寒い上に、急な天気の変化で濡れてしまったり、滑りやすい路面に気を使ったりと大変な面もあります。

でも澄み渡った冬の空気の中でしか見られない絶景や、寒い季節ならではのグルメや温泉を楽しめるなど、それだけ魅力もたくさんあります。しっかりと防寒対策をして、誰も知らない魅惑の冬ツーリングに出かけてみませんか。