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ANCHOR「RNC7」のインプレと評判とは?こだわり抜かれた設計を堪能しよう!

クロモリ素材の中でも特に評判のロードバイク、ANCHOR RNC7についてご紹介していきます。ネオコットフレームの性能や評判・購入者からのインプレまで紹介していきます。ロードバイクの購入を考えているならANCHOR RNC7の評判をチェックしてみてください。
2020年8月27日
水城たんぽぽ
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ANCHOR RNC7とは?

ANCORはブリヂストンの自転車ブランド

ANCHOR(アンカー)というのは、ブリヂストンサイクルが作っているスポーツサイクルのブランド名。今回紹介するロードバイク以外にもマウンテンバイクやシクロクロスなども取り扱っています。ホームページに掲げられたANCHORの思想は「最新の科学解析から生まれるフレーム」というもの。乗り手の可能性を最大限に引き出すため、独自の研究施設での実験検証や乗る人の反応・乗り心地といった曖昧な物まですべてを明確に数値化して理想を徹底追及していくという開発姿勢が利用者から高い評判を得ている理由なんですよ。

ANCHOR RNC7はANCORのベストセラーフレーム

今回ご紹介させていただく「ANCHOR RNC7」は、そんなANCHORの販売している中でも特に評判のいいロードバイク用フレーム。高い性能と強度、振動吸収性などから「クロモリフレームの中では最高峰」とも言われています。ANCHORのロードバイク自体はそれほど多くの人が乗っているわけではありませんが、その存在を知っているロードバイク乗りからは「なぜこんな良いフレームを知らない人が多いのかわからない」とまで言われるほど評価されているほどです。

ANCHOR RNC7の特徴 その1

最適化された形状のネオコットフレーム

RNC7の最大の特徴は、独自の形状をしたそのフレームです。「NEO-Contour-Optimization-Theory」の頭文字を取ってNEO-COT(ネオコット)という名前を付けられています。由来を日本語で言うと「新形状最適化理論」とのこと。1980年代にネオコットが生まれるまでは丸い形をしていたロードバイクのフレームでしたが、ネオコットフレームの誕生によって丸くないフレームがメジャーになったことを考えればその名前も納得です。

工学的な視点で重量も軽く

ネオコットフレームを完成させるため、技術者の人々はもともとのクロモリ製パイプから「どの部位にどれほどの力がかかるのか」と「そのために最も適した形状は何か」を1つ1つ理論として組み合わせていきました。当時はそもそもフレームに使われるパイプの形を変えること自体が難しかったのですが、パイプの厚みを調整する作業を外側から行う「スピニングバテッド」と、パイプ内から超高圧のオイルで型に押し付けて成型する「バルジ成型」の二つがパイプの形状を変形させることを可能にし、同時にパイプ本体を薄くすることで重量も軽くしています。

ANCHOR RNC7の特徴 その2

クロモリフレームならではの衝撃吸収性


ANCHOR RNC7に乗った人の感想で必ずと言っていいほど触れられているのがその乗り心地と、衝撃吸収能力。元々フレームの素材になっているクロモリは衝撃吸収性が高く、乗り心地に優れているのが特徴なのですが、この点に関してもANCHOR RNC7はネオコットフレームがさらに効果を発揮しているんですよ。その乗り心地の良さは、初めて乗った時に路面からの衝撃がなさ過ぎて驚いたという声もあるほどです。

独自の「バネ感」で巡行時も乗り心地良し

クロモリ素材を用いたフレームが乗り心地に加えてもう一つ評判なのは、独自のバネ感というものです。ANCHOR RNC7のバネ感は特に顕著で、ロードバイクに乗り慣れていない初心者でもその感覚はかなりハッキリと感じられるともいわれていますよ。特に平地で走る際にはその感覚がわかりやすく、実際のロードバイク乗り曰く「ぐっと伸びる印象」とのこと。ペダルを漕いだときの進む感覚は非常に気持ちいいと評判なんです。

ANCHOR RNC7の特徴 その3

見た目の機能美も評判

ANCHOR RNC7を購入した人がこのロードバイクを選んだ理由によく選ばれるものとして、そのデザインもかなり重要になってくる点です。ネオコットフレームのヘッド部分からシートチューブ部分にかけての接合箇所はANCHOR RNC7のデザインの中でも特に機能美に優れている部分として挙げられています。前述のバルジ成型によってパイプ同士をつなぐラグ部分に余計なパーツを必要とせず、結果的にこれも重量を軽くすることに一役買っているんですよ。素材を活かし、無駄を削るその設計の機能美こそがこのロードバイクの魅力というのも大げさではありません。

誕生初期のデザインを再現

実はネオコットフレームそのものはRNC7が誕生する前からANCHORのロードバイクによく使われていました。ただしレーシング用のフレームとして使用されるにつれ、軽量化を求めて接合部などのデザインが徐々に変化していたとされています。RNC7への採用にあたってその変化していたデザインを初期の物へと戻してあることも購入者からは評価の高い部分と言えるでしょう。最初期の頃のデザインに戻すだけでなく、タイヤサイズの変更や、最新のパーツを使用できるように見直されている点も注目できる点です。

ANCHOR RNC7の注意点 その1

重量はやはり気になる人も

いくらネオコットフレームがそれまでのクロモリ素材のものと比較して重量を軽くしてあるといっても、もともとクロモリという素材自体がかなり重量のあるものなのが最大の注意点。購入者からも優れた乗り心地と同時に重量の難点について触れられることが多くあります。乗り心地はよく巡行時には伸びる印象もあるものですが、上り坂やペダルの漕ぎ出しをかなり重く感じるため、もしRNC7に乗るのであればその点については常に意識しておく方が良いでしょう。

ANCHOR RNC7の注意点 その2

サビには弱いので要注意

重量もそうですが、クロモリ素材としての最大の難点はあと一つ。水・サビへの耐性の低さですね。というのもクロモリという呼び方こそしているものの、要するに素材は鉄です。雨に降られて濡れた場合や、海沿い・川沿いなどを走った場合など、とにかくフレームが濡れるような状況の後は特にメンテナンスを怠らないようにすることが重要になってくるでしょう。うっかり手入れを怠ってしまうとすぐにサビてしまいますし、そうなるとせっかくの優れたフレームでも台無しになりますのでそこは気を付けましょう。


ANCHOR RNC7の注意点 その3

リアブレーキに関する注意点

RNC7について特に注意が必要なのがブレーキに関する点です。ブレーキを深めにかけた際や、タイヤの付け替えなどでブレーキ部分を解放した際にブレーキアーチがそこに干渉することで、使用時に後輪部分がロックされてしまう場合がごく稀にではありますが発生するとのこと。走っている最中にブレーキの異常で後輪がロックされてしまうと事故にも繋がりかねません。対策としてタイラップを使ってパーツを固定するなど方法はありますので、ショップの店員などに聞いてみるといいでしょう。

ANCHOR RNC7のインプレ その1

安定感が高くサスペンションパーツいらず

RNC7は素晴らしいです。乗り味はシルキーで、路面の凹凸をいなすように吸収し、極上の乗り心地を提供してくれます。まるで我が子を労わる母親が優しく揺らす「ゆりがご」のような安心感です。 しかし、中低速からの加速はズブい…の一言!

実際に乗った方のインプレを見ると、総じてその乗り心地が良いという感想が目立ちます。上の方でも紹介した通り、クロモリ素材特有の衝撃吸収能力が高いことによる安心感は大きな魅力と言えるでしょう。地面の凹凸など気にすることもなく、体にかかるはずの負担をかなり抑えてくれるところが魅力だと、このインプレでは高く評価されていましたよ。パーツとしてサスペンションなどを後付けしていなくても、サスペンション入りと変わらない乗り心地を味わえるとのことでした。

加速の難は気になるところ

RNC7は全体的に高い性能を持っていると評価されていますが、加速性能についてインプレでは漕ぎ出しはまだ比較的ストレスの少ない加速ができるのですが、時速20kmから30kmくらいまでの加速についてはクロモリの重量によりスピードが出にくいんだとか。ペダルを踏む力がしっかりしていないといけないため、その点については乗り手がかなり苦労をする覚悟がいるようです。

ANCHOR RNC7のインプレ その2

高速域でこそ輝くフレーム

硬さはあるしレーシーな雰囲気はあるんですが、とにかく踏み出しが重いですね。 ある程度速度に乗せ、足を止めて味を見ると、おぉなかなか良い、となるんですが、それまでがかなーーーり辛いです。走りだせば鉄の良い味が出るというか、これだよなぁ、となるんですけどね。 何が悪いんでしょうか。硬すぎるのかしら?とにかく重いんです。

こちらのインプレではRNC7のことを「高速域までスピードが出ると楽しい」としていますね。高い剛性のおかげで感じられる点のようで、レーシング用としては申し分ない乗り味なのは間違いないとのこと。RNCという名前を正式に表記するなら「レーシングネオコット」と言うそうで、そういった意味では名前通りの性能を持っているとも言えるかもしれません。高速域のこだわりは非常に優れているのですが、反対にその点にこだわり過ぎているとも評価をされています。

漕ぎ出しが気になるという意見も


実際のところこのインプレはそれなりに辛口で、乗り心地が優れたものであるというのは大前提としたうえで気になる点、実際に乗る場合注意しなければならない点を中心に触れています。低速域においての重たさが一番の難点であり、漕ぎ出しに関してだけは他の自転車よりも扱いが難しいとされていますね。レーシングの名前から高速域に対するこだわりは並々ならぬものですが、そこに至るまでが扱いにくいというのはこの自転車に乗る時に必ず意識せずにはいられない点だと考えましょう。脚力をしっかり鍛えておけば比較的この点は解決が容易とも言えます。

ANCHOR RNC7のインプレ その3

操作性が素直

踏んだ感じも操作感も素直で疲れ難く、長距離走にピッタリな乗り味です。荷物を持って連日長距離を走る遠征ツーリングでも乗りましたが、疲労困憊するようなことがなく、快適に旅を楽しめました。 意外と思われるかもしれませんが、終盤まで脚が残せるため、長時間のヒルクライムにも強いフレームです。

一つ前のインプレとは対照的にこちらはかなりの高評価。総評から先に言ってしまえばRNC7は長距離走向けでヒルクライムにも使えるロードバイクだということです。速度さえ乗っていればペダルを踏んだ分だけ速度で答えてくれて、ギヤなど各種のパーツも回転が軽くなるよう設計されている点も好印象とのこと。素直な操作性が最大の魅力であるとされており、だれでも扱いやすいものだとこちらのインプレでは評価されていますね。

ANCHOR RNC7のオススメな乗り方は?

通勤など普段の長距離移動

長距離に最適なRNC7はレーシングモデルとは言われていますが、その最適な使い方は長距離走であるというのが乗り手の意見に共通している点ですね。乗り心地が優れており、そのため長く乗っても乗り手が疲れにくいという点がその最大の理由です。足の疲労についてもですが、タイヤやブレーキなどのパーツにかかる負担も軽く済むことも長い時間、長い期間乗り続けることができる理由になります。通勤や通学など使用期間が長いものや、ヒルクライムのようにブレーキやタイヤなど各パーツへの負担も大きい使い方にも対応しています。

まとめ

クロモリ素材の特性を最大限活かし、ネオコットによって「クロモリフレームの最高峰」と呼ばれるだけあってRNC7は確かに高性能なフレームです。クセは強いですが、乗り続けて慣れていくうちに普段使いから趣味まで幅広く付き合っていけることは間違いありません。乗り心地に重点を置いたロードバイク探しをするならぜひ選んでほしいロードバイクですね。