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初心者も手作りできるプラントハンガーの作り方!編み方や飾り方含めて解説!

プラントハンガーはプランターをハンギングして飾る用の道具です。100均などで売られている麻ひもやロープなどで簡単に手作りできます。今回は初めての人でも簡単に編める2種類の編み方でできるプラントハンガーの作り方をご紹介します。
更新: 2021年3月2日
佐藤3
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マクラメでプラントハンガーを作ろう!

手作りプラントハンガーでプランターをハンギング

プラントハンガーで、垂れ下がる植物をハンギングすると、とってもおしゃれなインテリアになります。100均でも手に入る材料で、初心者の人でも簡単に作れるプラントハンガー。ぜひ手作りしてみませんか?

今日は、簡単にできるプラントハンガーの作り方と、素敵なアレンジ方法をご紹介します。後半では、真似してみたいおしゃれな飾り方もご紹介しますのでお楽しみに!

マクラメって何?

マクラメとは

今回作るプラントハンガーは「マクラメ編み」という紐やロープを結んで作る手芸のやり方で作ります。マクラメ編みとは結び方でいろんな模様が出来てくる、簡単なのに素敵な手芸です。

飾りだけでなくおまじないの効果もあるマクラメ

マクラメはいつどこで発祥したのかわからないほど、いろんな国で古くからおこなわれている手芸です。日本でも正倉院に天皇のおまもりとしての「結び紐」が収められているほどです。

戦国時代には、武士の無事を祈った紐結びが流行。比較的最近の話だと、サッカーブームと共に多くの人が知ることになったミサンガも、マクラメ編みのおまもり(おまじない)のひとつの形です。

マクラメの編み方の種類

今回使う編み方は2種類だけ!

まずは、今回ご紹介するマクラメ編みのプラントハンガーで使うマクラメの編み方を覚えましょう。編み方は2種類だけ。それも、ちょっと紐を通す方向を変えるだけのアレンジなので、正確には1種類の編み方がわかれば、素敵なプラントハンガーを作ることができます。

編み方種類①:ねじり結び

プランターハンガーを作るのに、まず覚えたいのがねじり編み(ねじり結び)です。ミサンガを編んだことがある人なら、知っている方も多いでしょう。芯になる糸に両側から紐を絡ませ、編んでいく編み方です。ねじり編みの特徴は、ずっと同じ方の紐が上になること。そのために、自然なねじりが発生します。これがねじり編みの名前の理由です。

編み方種類②:平結び

プランターハンガーに使う編み方、2種類目は平結び(平編み)です。これは、ねじりあみと基本的に同じ編み方なのですが、右、左と上になる紐を交互に変えることで、ねじれずにまっすぐ(平らに)紐が編めます。たいらに編める編み方だから「平結び(平編み)」といいます。

種類も少なく初心者でも簡単

どうでしょうか。とっても簡単な編み方だったのではないでしょうか。こんな簡単な編み方を2種類使うだけで、プランターハンガーはできあがるなんてすぐ作りたい!と思った人もいるんじゃないでしょうか。

マクラメ編みは、使う材料も紐だけ。手軽にはじめられて、素敵な作品がすぐできる手芸です。とても初心者向けのdiyなんですよ!さぁ、それでは、プランターハンガーの作り方に挑戦していきましょう。

簡単!マクラメプラントハンガーの作り方①

今回作るプラントハンガーはこれ!

マクラメ編みのすごい作品を見てしまうと、難しそうと感じるかも知れませんが、今回のプラントハンガーは、吊り下げる部分、プランターを入れる部分ともにシンプルな編み方で作られている初心者向けのマクラメの結び方です。

さきほどご紹介した、ねじり結びと平結びができれば、あとは紐やロープをひとまとめに結ぶだけ。初心者でも1時間あればできますので、気軽に挑戦してみてくださいね。

材料

プランターハンガーを作る材料は、ロープ(麻ひもでも代用可能)、はさみ、丸カン(またはDカン)、手芸用のボンドだけです。ロープはホームセンターや手芸屋、100円均一ショップでも売られています。

ロープの太さによって、出来上がりのプランターハンガーの感じも変わってきますので、自分が作りたいプランターハンガーのイメージで太さを選んでください。1玉あれば十分作れます。

簡単!マクラメプラントハンガーの作り方②


下準備

まずは、プランターハンガーを結んでいくのに、ロープを必要な長さに数本カットしていきます。カットする長さと本数は、340cmを6本、40cmを2本、この長さと本数をはさみでカットして用意しましょう。

ロープの長さと使う部分

長い方は、プランターハンガーの本体となり、短い方は作りはじめと編み終わりのロープをまとめる用のロープとして使います。

ロープが太くて結びにくいときは

とても太いロープを用意した人は、この短いロープだけは細いロープを使うと作業がやりやすいでしょう。もちろん、同じ太さのロープでも出来ないわけではありませんので、やってみて「やりにくくて進まない」という人のための対策として覚えておきましょう。

簡単!マクラメプラントハンガーの作り方③

編み方:編み始めの編み方

まずは、6本の長い紐やロープを丸カン(Dカン)にかけます。6本が掛けられて12本の紐、ロープが垂れ下がるようになればOKです。だいたい半分の長さに合わせて、特別短い紐やロープができないようにしましょう。

丸カンをどこかに吊り下げる

丸カンは、どこか適当な高さに吊り下げましょう。こうすることで、作業がとてもやりやすくなります。また、ある程度引っ張りながら結んでいくことになりますので、ちょっと引っ張っただけでも取れないようなフックがあるところに掛けるといいですよ。

6本のロープをまとめる

ここで、短くカットしたロープを使って、まず6本のロープをまとめておきましょう。短いロープの先端を数センチ折り返して、ロープの端が上にちょっと出るようにしっかり6本のロープに巻きつけていきます。

結びはしの処理

数回巻き付けたら、折り返した輪の部分にもう片方のロープの先端を通します。上に出しておいた紐端をギュッと引っ張ればロープが結べて、その結び目がぐるぐる巻きの中に入り込みます。余ったロープはカットして、手芸用ボンドを塗ってほどけてこないようにしましょう。

簡単!マクラメプラントハンガーの作り方④

編み方:吊るす部分を作る

まずは、12本あるロープの中から、4本を手に取り、2本を真ん中の芯にして、残りの2本でねじり結びにしていきます。右、左、どちらのロープが上でも良いですが、一度右(または左)と決めたら、ずっとそちら側のロープが芯の上になるように結んでいきましょう。

ねじり結びから平結び

ねじり結びを16回結んだら、ここで芯のロープと結ぶロープを入れ替えます。10センチほど間をあけて、今度は平結びを5回結んでいきます。

今度は5センチほど間をあけて、また平結びを1回だけ(左右1回ずつという意味)結んで、吊るす部分の1/3は完成です。残りの8本のロープを2つに分けて、同様に結べば吊るす部分が3本同じようにできます。ここまでやっておきましょう。

簡単!マクラメプラントハンガーの作り方⑤

編み方:プランターを入れる部分を作る

3本の吊るす部分をそれぞれABCとします。A4本とB4本の中から2本ずつとって、10センチ間をあけて平結びを左右一回します。Bの残り2本とCの2本で同様に、残りのCとAのロープでも同様に平編みを左右一回ずつ結びます。

2段めを結ぶ

ABCという結んだまとまりから2本ずつ結び直してA'B'C'というグループになりました。この次は先程と同様に、隣り合っているA'B'、B'C'、C'A'というロープの中から2本ずつとって5センチ開けて平結び左右1回ずつ。これで、プランターを入れる部分は終わりです。

簡単!マクラメプラントハンガーの作り方⑥


編み方:下をまとめて完成させる

最後の仕上げは、6本のロープを最初にまとめたのと同じ方法でひとまとめにして、手芸用ボンドで糊付けして乾けば完成です。下に余ったロープは長さを揃えて切りそろえても良いですし、バラバラなままロープのヨリをほどいてワシャワシャした感じにしてもおしゃれですよ。

切端のアレンジ

ロープは何本もの紐を撚り合わせて作ってある素材です。撚り合わせてあるものをほどくと、三つ編みをほどいたあとの髪のように、細かいウェーブがかかっていてとてもロマンチックな雰囲気になります。切端の始末も、こんなひと手間でまた雰囲気が変わったものになります。

プラントハンガーの作り方アレンジ①

アレンジプラントハンガーを作ろう

基本的な簡単なプラントハンガーの作り方はいかがでしたか?とっても簡単だったのではないでしょうか。それでは、基本にもう少しアレンジして、あなたらしいプラントハンガーアレンジをしていきましょう。ここでは、作り方アレンジのヒントとなることについてお話していきます。

色アレンジ

最近は、ロープや麻ひももいろんなカラーのものがありますね。材料の色を変えるのも立派なアレンジ方法です。植物に合わせたり、プランターに合わせたりといろんな色でプラントハンガーを作ってみましょう。

材料もロープや麻ひもでなくても、流行りのTシャツヤーンや太い毛糸、カラフルな綿ロープならいろんな色がありますので、材料にしてみると良いでしょう。ただし、Tシャツヤーンや綿ロープは伸びるので伸びにくい素材と合わせて使うのがコツです。

2色のロープを組み合わせてアレンジ

ひとつの作品を2色の材料で作るのも素敵なアレンジ方法です。こちらのプラントハンガーは白とブルーでとてもさわやかな印象になっていますね。白いプランターと、さわやかな斑入りの観葉植物がよく似合っています。

材料のロープの色を変えるだけの簡単アレンジだから、すぐできちゃうのも魅力です。お好みの色を組み合わせてアレンジしてくださいね。

プラントハンガーの作り方アレンジ②

編み方でもアレンジしよう

材料の色を変えるだけでなく、編み方でもアレンジできます。こちらは全部平結びのプラントハンガーです。間にウッドビーズが入っているので、編み方が1種類でもメリハリがついた感じに仕上がっていて素敵ですね。

このように、材料のロープは1種類だけでも編み方を変える、装飾としてビーズをプラスすることで違った印象の作品に仕上がります。

編み方アレンジ

マクラメ編みの中でも、比較的一般的に知られている簡単な編み方「ねじり結び」「平結び」だけでできる作り方をご紹介しましたが、それも面倒。もっと簡単に作りたい!という人は、普通に結んだだけでも立派なプラントハンガーができあがります。

結び方がシンプルだから、材料に凝ってみるのもよいですね。色々な作り方、材料アレンジをしてみてくださいね。

プラントハンガーの飾り方①

プラントハンガーの飾り方ご紹介

アレンジプラントハンガーのヒントで、作りたいものが思い浮かんだでしょうか。たくさんできあがったプラントハンガーは、しまいこんでしまわずに、いろんなものをハンギングして飾っていきましょう。ここからは、プラントハンガーの素敵な飾り方をしている写真たちご紹介していきます。

基本の飾り方

まずは、基本となるプラントハンガーのハンギング方法。フックから吊り下げて植物を飾る方法です。写真では鉢(土)の不要なエアープランツをそのまま飾っています。生成りとブルーの色違いのプラントハンガーを2つ並べて飾っています。

プラントハンガーの飾り方②


こんな飾り方も素敵

プラントハンガーでハンギングするものはプランターだけではありません。床に転がっているぬいぐるみ。プラントハンガーを作って吊るしておけば、床をもっと広々と使えます。ぬいぐるみが大好きな人ってたくさん集めてしまいますよね。置き場所に困ったら、プラントハンガーを使ったこんなハンギング収納&飾り方はいかがでしょうか。

トイレットペーパーホルダーに

植木鉢が収まるくらいのサイズなら、トイレットペーパーホルダーとしてトイレで使うこともできます。予備のトイレットペーパーの良い置き場所はないかしら?と考えていた人は、真似してみて欲しい飾り方例です。お客さまに見られても良いように、かわいい紙や布でトイレットペーパーを包みハンギングすると良いですね。

プラントハンガーの飾り方③

インテリア上級者の飾り方を参考に

いろんな吊り紐の長さやロープの色などのプラントハンガーを並べてハンギングしている飾り方例です。同じものをたくさん飾るのも素敵ですが、このように長さが違うとハンギングしたものはじっとしているのに、なぜか動きを感じる飾り方になりますね。飾った方のセンスを感じる飾り方です。

ガラス容器をハンギングして夏っぽく

ひとつのプラントハンガーに複数のガラスの玉や容器をハンギングしている飾り方です。これはプラントハンガーを作るときから何をどのくらい飾るかを考えて作らないと、特にガラスを飾るのは難しくなってきます。

こういったプラントハンガーを作るときは、上からではなく下からガラス玉を入れながら作っていって、最後に吊り下げ部分を作って完成という手順でおこなうと作りやすいでしょう。

まとめ

自分らしいアレンジ作品を作ろう!

とっても簡単なプラントハンガーの作り方をご紹介しました。シンプルで簡単な作り方なので、ビーズを入れたり、材料の色を変えたりとアレンジもやりやすいでしょう。あなたらしい素敵なアレンジをしたプラントハンガーを作って、いろんなものをハンギングしてみてくださいね。

手作りが気になる人はこちらをチェック

マクラメ編みのプラントハンガーの作り方、いかがでしたでしょうか。暮らしのではこの他にもたくさんの手作りDIYの作り方、飾り方、アレンジなどの記事をご紹介しています。手作り大好き!という人も、これから手作りをはじめてみたいという初心者の方も、気になる記事をチェックしてみてくださいね!