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ベルフラワーの花言葉と育て方!増やし方や手入れのコツ含めてご紹介!

白や紫色のベルの形がなんとも可愛らしいベルフラワー。多年草で耐寒性もあるので、一度植えておくと毎年花を楽しめます。ベルフラワーは種まきや株分けで増やすこともでき、たくさん育てて寄せ植えなどに重宝します。ベルフラワーの育て方やお手入れ方法をご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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ベルフラワーってどんな植物?

ベルフラワーは、ユーゴスラビアを原産とする多年草です。ベルフラワーの草丈は10~20センチと低いもので、寄せ植えの足元などに用いるととても可愛らしいです。ハンギングバスケットに寄せ植えして上からつるすと素敵です。ベルフラワーの花の時期は春から夏と比較的長く楽しめるもの。花を美しく咲かせ続けるためには、切り戻しなどこまめなお手入れが必要です。ベルフラワーの育て方や増やし方のコツをご紹介いたします。

学名「Campanula」の由来

ベルフラワーの学名「Campanula」は、ラテン語に由来します。「Campanula」はラテン語で「釣り鐘」を意味します。ベルフラワーの花姿が、釣り鐘のようであることから名付けられました。和名のベルフラワーも同じく、ベルのような形の花姿に由来します。

ベルフラワーの花の特徴

ベルフラワーの花の咲く時期は、4~7月ごろです。ベルフラワーの草丈はとても低く、横に広がるように茎を伸ばしながら、その先に小さく可愛い花をたくさん咲かせます。ベルフラワーには、紫色のほか白色の花もあります。上品な花色でほかの植物との相性がよいので寄せ植え資材として人気です。

ベルフラワーの葉の特徴

ベルフラワーの葉っぱの色は美しいグリーン色です。ベルフラワーの葉っぱの形は丸みを帯びていて、ふちはギザギザとしています。ベルフラワーの葉っぱはやわらかい質感をしています。

ベルフラワーの基本データ

科名属名

キキョウ科・ホタルブクロ属(カンパニュラ属)

学名

Campanula portenschlagiana Schult

和名

ベルフラワー

別名

乙女桔梗(オトメギキョウ)、ダルメシアン、カンパニュラ・ポルテンシュラギアナ

英名


Dalmatian bellflower

原産国

ユーゴスラビア

ベルフラワーの花言葉

ベルフラワーには、全部で3つの花言葉が存在しています。

花言葉1・感謝

ベルフラワーという花名のとおり、ベルフラワーは釣り鐘のような形をした花を咲かせます。鐘というのは、教会や寺院の象徴とされ、そこからイメージされ「感謝」という花言葉がつけられました。ベルフラワーの鉢植えや寄せ植えを、感謝の気持ちを込めてプレゼントするのもいいですね。

花言葉2・普遍

ベルフラワーは多年草。しかも耐寒性があり一度植えておくと毎年可愛らしい花を咲かせてくれます。そんなベルフラワーの特性からイメージされ、「普遍」という花言葉が生まれました。

花言葉3・誠実

ベルフラワーの白や紫色の花は、とても上品で美しいものです。美しい花姿から「誠実」という花言葉がつけられたようです。

ベルフラワーの育て方1・土づくり

ベルフラワーは、水はけのよい土壌を好む植物です。小粒の赤玉土に、腐葉土やバーミキュライトを混ぜ込んだものを使うとよいでしょう。市販の草花用培養土や山野草培養土を利用しても便利です。なお、ベルフラワーは、弱アルカリ性の土壌を好みます。ベルフラワーを植え付ける2週間くらい前に、土に苦土石灰を混ぜ込んで寝かしておきましょう。

ベルフラワーの育て方2・肥料

ベルフラワーには、はじめの植え付けの際に元肥として、穏効性の固形肥料を少し土に混ぜ込んでおきます。そのあとは、生育の盛んになる春から秋にかけて、1カ月に1度の割合で、同じ穏効性の固形肥料を追肥としてほどこします。ただし、真夏はベルフラワーは少しパワーを落とす時期なので、肥料は控えめに、与えずともよいでしょう。

ベルフラワーの育て方3・水やり

ベルフラワーは、比較的乾燥を好む植物です。ベルフラワーを植えている土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。ただし、真夏の暑い時期の水やりは、朝夕に行うのが鉄則です。気温の高くなる日中に水やりをすると、あげた水が土のなかで温まり、ベルフラワーの根っこを傷つけてしまうことがありますので、注意しましょう。

ベルフラワーの育て方4・場所


ベルフラワーは、日当たりのよい風通しのよいところを好みます。ただし、真夏のギラギラと照り付ける太陽は苦手です。ベルフラワーを鉢植えにしている場合は、真夏の直射日光の当たらないところに移動して風通しよく管理しましょう。ベルフラワーを地植えにしている場合は、寒冷紗を使う、根元にバークチップや落ち葉を敷いて根っこに直接日差しが当たらないようにする、といった工夫をするとよいでしょう。

ベルフラワーの育て方5・植え付け

3~4月か、9~10月頃が植え付けの適期です。鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢に植え付けて、明るい日陰で管理します。地植えは、土作りをしてから2週間後に植え付けましょう。植え付け後に、株元の表面に砂利を軽く被せておくと、水はけがよくなりますよ。

ベルフラワーの育て方6・植え替え

ベルフラワーは多年草ですので、鉢植えにしている場合は定期的に植え替えをおこなって、根詰まりを防ぎましょう。だいたい1年に1度の割合で植え替えをおこないます。ベルフラワーの植え替えに適した時期は、2~3月ごろです。これまでよりひとまわり大きな鉢を準備して、土を入れます。植え替えたいベルフラワーをすぽんと土から抜き取り、新しい鉢に植え替えます。根っこを傷つけないように気を付けましょう。植え替えたベルフラワーがしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

ベルフラワーの育て方7・剪定

ベルフラワーの剪定としては、花がら摘みと切り戻しがあります。ベルフラワーを長く美しく咲かせるためにはこまめに剪定することが大切です。剪定といってもとても簡単ですので、ベルフラワーを鑑賞しながらちょっとお手入れしてあげましょう。

花がら摘み

花が咲き終わったあとのしおれた花や枯れた花は、手や剪定はさみなどで摘み取りましょう。剪定を忘れてそのままにしてしまうとベルフラワーはそこに種を実らせようとします。種を実らせるためにパワーを使ってしまうので、株が弱ってしまうことがあるのです。

切り戻し

ベルフラワーは春から夏にかけての比較的長い間、花を咲かせ続けます。花が咲き終わったら、花茎を剪定はさみで切り戻して剪定しましょう。だいたい花茎についている花が80%くらい咲き終わったころに花茎を半分くらいの長さに切り戻します。切り戻したところからは、また新しい茎が出てきて新しい花が咲きます。

ベルフラワーの育て方8・病気

軟腐病

ベルフラワーには、軟腐病が発生することがあります。軟腐病は梅雨時期などのじめじめとした環境に発生しやすい病気です。ベルフラワーが病気に感染すると、葉っぱや茎、花がしおれたあと腐ったようになり枯れていきます。軟腐病を見つけたら、病斑部をすみやかに剪定ばさみなどで切り戻して処分しましょう。

うどんこ病

ベルフラワーには、うどんこ病が発生することがあります。ベルフラワーにうどんこ病が発生すると、葉っぱや茎、花などすべてに、まるでうどん粉のような白い粉をまぶしたような病斑部があらわれます。うどんこ病の正体はカビで、じめじめとした梅雨時期などに発生しやすいです。ベルフラワーをこまめに剪定しながら、できるだけ風通しよくお手入れしましょう。ベルフラワーをお手入れしながら、もしうどんこ病を見つけたら、病斑部を剪定ばさみなどで切り戻し、すみやかに駆除しましょう。

ベルフラワーの育て方9・害虫

ハダニ

ベルフラワーには、ハダニが発生することがあります。ハダニはベルフラワーの葉っぱの裏に発生しやすく、しかもとても小さな害虫なので、発見が遅れることがあります。ハダニは春から夏にかけての暖かい時期に発生しやすい害虫です。ベルフラワーをお手入れする際には、葉っぱの裏もチェックするようにしましょう。もしもハダニを見つけたら、速やかに駆除しましょう。ハダニは水に弱いので、水をかけて洗い流す、濡らした布巾で直接拭き取る、という方法がおすすめです。


アブラムシ

ベルフラワーには、アブラムシが発生しやすいです。アブラムシは春から夏にかけて発生しやすい害虫です。アブラムシは、ベルフラワーの葉っぱや茎、つぼみや花に寄生して、ベルフラワーの栄養分を吸い取ってしまいます。アブラムシに吸われた部分は、白っぽく変色します。。

アブラムシは群生する

アブラムシは群生して発生することが多く、あっという間に株全体の栄養成分が吸い取られてしまうこともあります。さらに、アブラムシが出す排泄物は、ほかの害虫を呼び寄せる甘い匂いがするので、二次被害を呼び起こすこともあります。ベルフラワーをこまめにお手入れしながら、アブラムシを見つけたらすぐに駆除しましょう

ベルフラワーの増やし方1・種まき

ベルフラワーのひとつめの増やし方は、種まきです。種まきによる増やし方に適した時期は、2~3月ごろです。育苗トレイや鉢に、ベルフラワーの種をばらまきします。ベルフラワーの種はとても小さいので、風で飛んでしまわないように気を浸けましょう。種をまいたら土を薄く被せて水やりします。

種まき後の水やりは霧吹きで

小さな種が流れてしまわないように、種まき後の水やりには霧吹きを使いましょう。水やりを終えたら新聞紙をかぶせておきます。種まきしたトレイなどを日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、乾燥に気を付けて、こまめに水やりを続けましょう。 発芽した本葉が2枚くらいになったら、よいものだけ残して混みあっているところをまびきます。本葉が4~5枚になって安定したら、種まき苗の完成です。寄せ植えなど好きなところに植え替えましょう。

ベルフラワーの増やし方2・株分け

ベルフラワーのふたつめの増やし方は、株分けです。ベルフラワーの株分けによる増やし方に適した時期は、2~3月もしくは9~10月ごろです。植え替えのときに一緒に株分けしてもよいでしょう。育てているベルフラワーが充実してきてから株分けしましょう。株分けしたいベルフラワーを鉢からすぽんと抜き取り、土を軽く落とします。古い根っこや傷んだところを剪定ばさみで切り取ったあと、根っこを株分けしましょう。それぞれの株を植え付け、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、根っこがついて安定するまで水やりを続けましょう。

ベルフラワーは主役にも脇役にもなれるお花

ベルフラワーの花言葉は、「感謝」「普遍」「誠実」ととても印象のよいもの。ベルフラワーの寄せ植えをプレゼントにしても素敵です。ちなみに感謝という花言葉は、ベルフラワーの花の形に由来します。ベルフラワーは名前のとおり、釣り鐘のような愛らしい花姿をしています。釣り鐘は教会や寺院の象徴であり、そこから感謝という花言葉が生まれたそう。白や紫の上品なお花は、寄せ植えの主役にも脇役にもなれる好印象です。

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