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ベースレイヤーの役割と選び方!登山初心者向けにレイヤリングの基礎から解説!

過酷な環境下における登山では体温調節をいかに効率的に行えるのかは重要です。レイヤリングという重ね着は効果的で、その中でも肌に直接触れて体温調節をしてくれるベースレイヤーはとても重要な役割になります。このレイヤリングとベースレイヤーについてお伝えしていきます。
更新: 2021年6月14日
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レイヤリングとは

人間は適切な体温が維持できなくなると数時間で死に至ってしまいます。とくに登山中に起きる天候の急変など過酷な状況下において刻々と変化していくのが体温です。この登山という過酷な行動中に効率よく体温調節行うためにレイヤリングといわれる重ね着が効果的になります。このレイヤリングの基本は、肌に近い部分からベースレイヤー・ミッドレイヤー・シェルレイヤーの3種類が基本でおすすめのレイヤリングになります。
 

ベースレイヤーの役割

このレイヤリングの中でも肌に直接触れる部分がベースレイヤーと呼ばれるレイヤーになります。直接肌に影響ををもたらすのでとても大切役割のレイヤーなので選び方も慎重におこなう必要があります。
 

ベースレイヤー・ミッドレイヤー・アウターレイヤーの特徴

ベースレイヤー

ベースレイヤーの特徴

レイヤリングの中で肌に直接着るのがベースレイヤーになります。ベースレイヤーは登山などで大量にかいた汗をすぐに吸収して発散してくれる機能が必要で、肌面の環境をいつでもサラサラの乾いた状態に維持をして体温調節をしてくれる役割を担っています。半袖か長袖かの選び方は自分アウトドアライフスタイルに合わせて使いやすい方を選んでください。
 

ベースレイヤーの効果

ベースレイヤーは肌の保温を直接管理してくれるので、冬山では低温症からの保護を担ってくれます。また夏の登山では大量の汗を効率よく吸収、発散させてくれて体温の上昇を抑えてくれる役割を担ってくれます。安いものであってもこれらの効果を十分理解した選び方をすればベースレイヤーの効果は十分あるので登山などにおすすめです。
 

ミッドレイヤー

ミッドレイヤーの特徴

ミッドレイヤーはベースレイヤーとシェルレイヤーの間に着るレイヤーで、ベースレイヤーから発散された汗を効率よく吸収して発汗処理を行うのと同時に、外部からの冷気を遮断する役割も担っています。半袖か長袖かの選び方としては基本的には長袖の方が使い勝手もよくおすすめです。
 

ミッドレイヤーの効果

冬の登山などで外部からの冷気を内部に通さない壁の役割を担ってくれて、外気温による体温の低下を防いでくれます。また夏の登山では、ベースレイヤーから発散された湿気を効率よく外部に排出してくれる役割もしてくれて体温の上昇を抑えてくれます。これらの効果をシッカリと理解した選び方を考えれば安いものであっても効果は実感できるので登山などにおすすめです。
 

シェルレイヤー

シェルレイヤーの特徴

レイヤリングの中で一番外側に着るのがシェルレイヤーになります。シェルレイヤーは外部環境の雨や風、冬期登山での雪や厳しい寒風などから体を守ってくれるアウターとも呼ばれるレイヤーになります。さらに、ミドルレイヤーから発散された湿気を効率よく外部に排出してくれる役割も担っています。
 

シェルレイヤーの効果

冬の登山では外部からの寒気を遮断して体温の温存をする役割を担ってくれるので体温の低下を防いでくれます。また夏の登山では、雨などで体が濡れることから守ってくれる役割を担ってくれます。これらの効果を考慮したシェルレイヤーの選び方をすれば安いものでも効果を十分発揮してくれるので登山などにおすすめです。
 

ベースレイヤー素材による比較

登山で使うベースレイヤーには、吸汗性や速乾性といった性質をもとめられます。よく使われている素材としては、メリノウール、化学繊維、ハイブリッド素材などが多く使われている素材になります。
 

メリノウール素材

メリノウールは、ウールの中でも最高級品とされているメリノ羊からとれるウールのことです。吸汗性に優れていて保温性能が高い素材なので、とくに秋から冬の登山には吸湿性と保温性高い素材なのでおすすめです。

 

化学繊維素材


化学繊維では、ポリエステルなどの加工技術により効率のよい空気の層をつくりあげて保温性能を高めたり、吸汗性能や吸着した汗の素早い放出性能などをつくりあげることによって肌の温度調節をしてくれる素材になります。春、夏、秋の3シーズンに使えるベースレイヤーとしておすすめの素材になります。
 

ハイブリッド素材

ハイブリッド素材は、ウール素材と化学繊維のよい特徴を組み合わせた機能を作り出した画期的なおすすめの素材になりますが、各製品の特長をよく理解した選び方をしないと思ったような効果が期待できないこともあります。
 

ベースレイヤー型による比較

ベースレイヤーには、袖なしや半袖、長袖などの種類がありますが、それぞれの使うシチュエーションによって使い分けたり、それぞれの好みによって使い分けたりされています。
 

袖なしベースレイヤー

袖なしのベースレイヤーでは、お腹や背中にかく汗の処理や温度調節することを目的とした、動きやすさを優先させたい方へのおすすめのベースレイヤーになります。
 

半袖ベースレイヤー

半袖のベースレイヤーは、袖なしと比較すれば脇汗の処理や温度調整もしてくれるメリットがあります。基本的に冬期以外の比較的暖かい季節での使い方がおすすめのベースレイヤーになります。
 

長袖ベースレイヤー

長袖のベースレイヤーは、体全体の腕も含めた汗処理や保温調節を考えたベースレイヤーになり、冬期などの寒い季節に多く使われるおすすめのベースレイヤーになりますが、夏でも腕などのサラサラ感をもとめて長袖のベースレイヤーを愛用している方も多くおります。
 

ベースレイヤーメーカーによる比較

ベースレイヤーをはじめとしたレイヤーは、いろいろなメーカーからたくさん発売されていて高価なものから安いものまであります。ベースレイヤーをはじめとした各レイヤーの選び方は、そのレイヤーの役割をよく理解したうえで各メーカーの製品が持つ性能を比較していけば、自分の登山スタイルにピッタリ合った安いレイヤーを見つけ出すことができます。
 

ベースレイヤーとモンテインのレイヤリング

モンテインのベースレイヤー「PRIMINO®(プリミノ)」には、140シリーズと220シリーズの2種類があります。
素材はメリノウール50%+PrimaLoft®25%+ポリエステル25%で作られたベースレイヤーで、140シリーズはPRIMINO®を140g/㎡が使用され生地の厚さはやや薄手になっています。220シリーズはPRIMINO®を220g/㎡使用されているのでやや厚手になっています。これらの性能を比較しながら季節に合わせた選び方をすれば快適な登山ができるのでおすすめです。
 

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出典:Amazon

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モンテインのベースレイヤー

夏にはやや薄めのPRIMINO®140シリーズを着用した登山がおすすめです。たくさんかいたの汗をシッカリと処理してくれて快適さを増してくれます。冬には厚手のPRIMINO®220シリーズがおすすめで、さらに寒いときにはPRIMINO®220シリーズとPRIMINO®140シリーズとのレイヤリングによって、シッカリと汗処理をしてくれ保温もシッカリとしてくれてます。長袖なので腕の汗処理と防寒もしてくれるので、年間を通して登山に対応することができるおすすめのレイヤーです。
 

ベースレイヤーとファイントラックのレイヤリング

ファイントラックのレイヤーでは、基本の3レイヤーに2つのレイヤーがプラスされています。その一つはベースレイヤーの下に着るドライレイヤーで、二つ目はミッドレイヤーの上に着るミッドシェルになり、全てをそろえて5レイヤーというシステムになっています。この各レイヤーの特徴を比較検討しながら季節に合わせた選び方をすれば、オリジナルでより快適な体温調節ができるおすすめのレイヤリングをつくることができます。
 

ファイントラックのドライレイヤーⓇ

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ドライレイヤーⓇを一枚肌に着ることにより、肌から瞬時にして汗を離してくれてベースレイヤーに送り込ンでいくという画期的なシステムができあがるので、肌感をいつもドライに保ってくれるおすすめのレイヤーになります。
 

ファイントラックのベースレイヤー


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出典:Amazon
出典:Amazon

ベースレイヤーだけの時と比較してドライレイヤーⓇとの組み合わせることによって、肌への感触をいつでもサラサラにさらにしてくれ快適な着心地を保ってくれ、さらに長袖なので腕の汗処理と防寒もしてくれるおすすめのレイヤーです。
 

ファイントラックのミッドレイヤー

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出典:Amazon

保温性はもとより発汗の処理能力にも威力を発揮するように作られているので、過酷な登山中でも体のオーバーヒートをシッカリとコントロールしてくれます。
 

ファイントラックのミッドシェルⓇ

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出典:Amazon

防風性と耐水性に加えて汗の湿気をスムーズに排出してくれるウェアです。このレイヤーだけでも多少の雨や風を防いでくれる優れものですが、ミッドレイヤーとのレイヤリングによってウェア内での保温と湿気の処理を徹底的に行ってくれる効果が高くなります。
 

ファイントラックのアウターシェル

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出典:Amazon

防水性や透湿性を守りながらも徹底的にストレッチ性にもこだわった素材を開発して、動きを妨げるアウターシェルの概念を排除したストレッチ性に富んだ動きやすいウェアになっています。
 

ベースレイヤーとモンベルのレイヤリング

モンベルのベースレイヤーには速乾性に優れているジオラインや夏は涼しく冬は暖かく保ってくれるスペリオルシルクがあり、さらに上質な暖かさを作り出してくれるスーパーメリノウールなどがあります。ミッドレイヤーにはロッシェルジャケットなどがあり、アウターレイヤーにアルパインクロージングなどがそろっているので登山スタイルに合わせたレイヤリングができます。
 

モンベルのベースレイヤー

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出典:Amazon

やや厚手のアンダーウェアになっていて優れた保温性と伸縮性をもったレイヤーになっています。長袖になっていて肌ざわりとてもよく吸汗性に優れていて吸汗した汗を放出してくれるので汗冷えから体をシッカリと守ってくれるのです。冬期のあらゆるスポーツに使うことができ、また日常のアンダーウェアとしても着用することができます。
 

モンベルのミッドレイヤー

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出典:Amazon

裏面に速乾性に優れた素材を使用していて、さらに起毛加工を施すことで優れた保温性を作りだしています。しかも防風性や撥水性はもとより抜群のストレッチ性を備えたジャケットになっています。登山中に摩擦が多い肩と腕には耐久性に優れた生地で補強をしてあり、冬季の氷壁登攀などでも高いパフォーマンスを発揮してくれます。
 

モンベルのアウターレイヤー

モンベル mont-bell ドロワットパーカー Women's #1102454 nocu

出典:Amazon
出典:Amazon
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前面と背面には極めて高い透湿性と軽量性を備えた素材を使用していて、袖部分にはストレッチ性に優れた素材を使用しています。冬季登山やアイスクライミングなどでも素晴らしさを実感でき、夏などの無雪期の登山時にも防風性能が活躍してくれるアウターレイヤーになっています。
 

ベースレイヤーとユニクロのレイヤリング

ユニクロといえば良い品がたくさんあり、しかもお値段も安く手に入れることができるので嬉しいかぎりです。このユニクロで探せば夏などの無雪期登山用のレイヤリングを安くそろえることができるので、レイヤリング初心者にとっておすすめのメーカーになります。
 

ユニクロのベースレイヤー

ユニクロのエアリズムメッシュは、素材をメッシュ編みにしてあるので通気性も高く、夏の暑い日でも爽快な着心地をズーッと保ってくれます。さらに、きめ細かいマイクロ糸で作り込まれていて肌触りもやさしい感触なので過酷な登山中でも快適な着心地を約束してくれます。また、お安く買えるインナーレイヤーの選び方として登山などのアウトドアでも十分威力を発揮してくれるおすすめのインナーレイヤーになります。
 

ユニクロのミッドレイヤー

ユニクロのエアリズムパーカーは、着用した瞬間ヒンヤリとした感触を実感できます。夏の暑い日に大量の汗をかいてもすぐ乾きサラサラな肌触りをいつまでも維持してくれる素材であって、さらにUVカット機能もプラスされた長袖なので安いミッドレイヤーとして登山に使うことができるお安いおすすめな一品です。
 

ユニクロのアウターレイヤー


 

ユニクロのブロックテックパーカは、安いのに防水や防風や透湿や撥水機能をシッカリと備えていて、さらにストレッチ性にも優れたパーカになっていています。さらに内部から発生した湿気も効率よく逃がしてくれるなど快適な着心地を実現しているので、夏などの無雪期の登山用アウターとして安くそろえることができて初心者にはおすすめです。
 


ベースレイヤーとパタゴニアのレイヤリング

パタゴニアのベースレイヤーは、キャプリーン・ベースレイヤーが優れた保温性と通気性を発揮してくれます。さらに伸縮性を持たせたポリエステル92%/ポリウレタン8%という素材が使われていて、外表面はレイヤリングしやすい滑らかな仕上げに作られているのレイヤーになります。
 

パタゴニアのベースレイヤー

パタゴニア アンダーウェア キャプリーンTWクルー 43647

出典:Amazon

このウェアは、激しい登山中であっても、常に優れた保温性や通気性を作り出してくれます。しかも長袖なので腕の部位の汗処理もしてくれるのでいつまでもサラサラの感触を保ってくれるベースレイヤーです。
 

パタゴニアのミッドレイヤー

パタゴニア アウトドア R1フルジップ・ジャケット

出典:Amazon

このウェアは、伸縮・通気・吸湿発散・保温の性能を持ち合わせたウェアで、ミッドレイヤーとして過酷な登山環境下であってもウェア内の温度調節や湿度調整に威力を発揮してくれるレイヤーになっています。また夏などの無雪期には軽量なアウターとしても使うこともできます。
 

パタゴニアのアウターレイヤー

パタゴニア ジャケット ウィンドブレーカー パーカー

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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出典:Amazon
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パタゴニアのこの製品は、DWRという耐久性撥水加工が施された超軽量なアウターレイヤーになります。ベースレイヤーと軽量なミッドレイヤーとの組み合わせにより、天候の悪化による外部からの雨や風から体温を守ってくれ、内部の湿度の調節もシッカリとしてくれるレイヤーです。
 

ベースレイヤーとレイヤリングの選択

各メーカーからは多種にわたるレイヤーが所せましと販売されています。レイヤリングの選び方としては何を比較して選ぶのかは重要で、安いとか高いとかを比較して選ぶのか性能を比較して選ぶのかなどを考えていかなければなりません。
 

ベースレイヤーとレイヤリング 選択時の注意①

ベースレイヤーを中心としたレイヤリングによって、ウェア内部の湿度や温度変化を防いでくれて常に一定の体温をいかに効率よく保つかに特化したシステムをレイヤリングだということをしっかり覚えていてください。
 

ベースレイヤーとレイヤリング 選択時の注意②

メーカーによって素材や独自の製法などいろいろな種類のものがあります。その特徴をよく理解していない初心者の方は、とにかく安いものより高いものの方が間違えないでしょうと値段だけで買ってしまう傾向がありますが、たとえば高価であっても高保温性能のベースレイヤーを低山の夏登山に使用すれば全く逆効果になってしまいます。
 

ベースレイヤーとレイヤリング 選択時の注意③

まずは自分の登山スタイルと自分自身の体の特徴をシッカリと把握して、どの季節に行くのかそこは高山なのか低山なのか、さらに自分は寒がりなのか暑がりなのか、汗を大量にかいてしまうタイプなのかなどを整理したうえで、自分の登山スタイルに合わせた安いレイヤリングから試していって、本当に自分に合ったレイヤリングを追求していくことが必要です。
 

まとめ

ベースレイヤーとレイヤリングについてお伝えしてきましたが如何でしたでしょうか?外部環境の変化が大きい登山においてレイヤリングの大切さが分かっていただけたと思います。このレイヤリングも個人差が大きくありますので、お安いものからはじめてご自身のスタイルに合ったレイヤリングを見つけ出せば、その組み合わせによって季節ごとの登山がより快適なものになります。ぜひ素晴らしいあなた独自のレイヤリングを発見して快適な登山をしてください。