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ギョリュウバイの育て方とは?剪定の方法や増やし方のコツをご紹介!

ギョリュウバイは見た目にも美しい花木ですが、育て方はとても簡単。初心者にもおすすめできる花木です。そんなギョリュウバイの育て方をしっかり紹介させていただきます。バイと名前が付く通り、梅の花のように美しい花を咲かせるギョリュウバイの魅力、たっぷりとお届けします。
2020年8月27日
SS
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目次

ギョリュウバイの育て方とは?

檉柳梅とも書かれるギョリュウバイは、漢字表記のため、日本生まれの植物と思う方も多いかも知れないですが、ニュージーランドとオーストラリア産の植物なのです。育てやすさから、取り扱いのお店も多いです。小さい花を咲かせますが、まとまると大迫力で美しい植物です。しっかり育てると、それに応えるようにどんどん大きくなるので、育てていてとても楽しい植物です。

ギョリュウバイの特徴

ギョリュウバイとは?

オーストラリア、ニュージーランド生まれの、フトモモ科ギョリュウバイ(レプトスペルマム)属の、常緑性低木になります。別の呼び方で、レプトスペルムムやティーツリーともいいます。枝はどんどん分かれながら2m程にまで成長します。名前の由来は、キョリュウのような小さい葉を持っていて、花が梅に似ていることに由来します。剪定の作業が毎年必要とはなりますが、とても美し花を咲かせるので観賞価値がとても高いです。

ギョリュウバイの花・開花時期

一般的には花期が11月から6月となっていますが、品種によってことなります。秋から春にかけて咲く品種(11月~2月)、春に咲く品種(3月~5月)があります。花期に入ると、葉の根本や、枝の先に、1~2cmほどの花径の花を咲かせます。基本的には白色で、稀にピンクや赤の花の種類もあります。

ギョリュウバイとマヌカハニー

マオリ語で、ギョリュウバイのことをマヌカと呼びます。マヌカと言うと、マヌカハニーが有名ですよね。美容や健康に大きな効果があると評判のマヌカハニーは、ギョリュウバイから取れる蜂蜜のことを言います。マヌカハニーは特に殺菌能力が高く、様々な感染症の治療に効果が高いと発表され、一時とても話題になりました。

ギョリュウバイの花言葉は?

花言葉は「蜜月」と言います。蜜月というのは、結婚してからすぐ時期、親密な関係である、という意味です。なぜ蜜月という花言葉なのかと言うと、ギョリュウバイの花は枝や葉を隠すほどに、寄り添うように咲くから付いた、と言われています。

ギョリュウバイの育て方①

日当たり・環境

明るく日当たりの良い場所で育てるのが基本になります。じめじめと湿気た所は嫌いなので、できる限り風の通りを良くしてあげましょう。しかし、夏の暑さは苦手なので、夏は西日を避けるようにしておきましょう。冬の寒さには強いようで-5度ぐらいでも平気で冬を越します。


地植えか鉢植えか

冬の寒さに強く、-5度くらいまで耐えれます。暖かい地域では、庭植えで育てることもできます。鉢植えで育てる場合は、日がよく当たり、霜の当たらず、凍ったりしないような所で冬を超えると良いです。鉢植えの際は、鉢底石を入れ、通気性や排水が良くなるようにしましょう。

土作り・用土

本種は湿気の多いジメジメした場所が苦手です。通気性と排水性の良い土に植えてあげると、育ちが良くなります。土の配合のバランスは、赤玉土の小粒(6):腐葉土(3):鹿沼土(1)の割合が基本で、川砂やピートモスなどを混ぜて、色々と調整してみてください。

苗の植え付け

苗を植え付ける時期ですが、4月から6月、9月から10月が良いです。他の季節でも苗の植え付けはできますが、温度などの環境の問題で、枯れてしまうことが多いです。苗の管理もしっかりと注意が必要になります。冬の場合は、苗を外に出したり、地植えをするのは避けたほうがよいです。

水やり

水やりは、庭植えの場合、根付いてからは降雨だけでも大丈夫ですが、夏に乾燥が続くのであれば水やりが必要になります。本種は乾燥を嫌いますが、過湿も良くありません。葉が硬いため乾燥しているかがわかりづらく、水切れには特別注意することが必要でしょう。鉢植えの場合、土の表面を確認して、乾いていれば水やりをします。

肥料

肥料はそんなに多く必要としない花です。十分育つのですが、環境によって多少左右されるため、花数が減るのを防ぐ用に、春(3月)と秋(11月)に緩効性の化学肥料(骨粉入り固形油粕)など根本に置くなどして与えれば、それぐらいでかまいません。

植え替え

本種は根詰まりを嫌います。底の方から根が出てきて根詰まり気味だったり、長い間(2年以上)植え替えをしていないものは、植え替えをしましょう。土は「赤玉土の小粒(7):腐葉土(2):鹿沼土(1)」などで、水がしっかりと掃けるような土に植え替えをすると良いでしょう。時期は、開花してからの6月ほどが目安です。


剪定

ショップに並ぶものは綺麗にカットされていて、とてもかわいらしい姿になって置いてあります。自分で育て、順調に大きくなっていくと、葉が密集し樹形も乱れ、枝も枯れてきたりもします。葉などが密集してきたと思ったら、剪定をしていきましょう。5月ごろに行えば、来年の花数に影響が出にくいので安心です。

増やし方①挿し木

本種は挿し木で増やせます。挿し木を行える時期は、3月~4月、もしくは秋頃の10月です。若く柔らかい枝を20cm切り、先端の方を更に5cmほど切ります。15cmほどの枝を作り、材料にします。挿し木のための土や、鹿沼土などに挿しておいて、水を切らさず与えていると、根が生えます。明るめの日陰に置くのがコツになります。

増やし方②種まき

ギョリュウバイは、種まきで増やすことも可能です。ギョリュウバイが咲き終え、黒い色や褐色の、平べったい種ができます。種まき用に取り、丸1日水に浸けましょう。その土の上に種まきし、上から透明のマルチやラップなどを被せ、乾燥しないよう注意します。ちゃんと発芽するまで、毎日霧吹きなどで水をやり続けましょう。

ギョリュウバイの育て方②

病害虫の心配はいらない?

ギョリュウバイは、オーストラリア産の木の中で、育てやすい方の花木です。害虫の被害の発生はほとんどないと言っていいでしょう。ミノムシに荒らされて食べられてしまう場合がありますが、殺虫剤はあまり効かないので、手で直接とってしまいましょう。

水のやりすぎに注意!

ギョリュウバイは地植えの場合、雨だけで十分です。基本、水やりは必要がない木です。雨がなかなか当たらい場所や、極端に晴れの日が連続してカラカラに乾いてるなどという場合、地植えであってもしっかりと水やりをしましょう。鉢植えの場合、表面の土がサラサラになっていたら、鉢底から溢れるぐらい水をあげましょう。鉢皿に溜まった水は捨ててしまいましょう。

ギョリュウバイの寄せ植え

寄せ植えに適した植物は?

鉢植えで寄せ植えをする場合、大きめの鉢の方が寄せ植えに相応しいです。水の管理が楽になります。寄せ植えを利用する場合、ギョリュウバイだけでなく、同じように乾いた環境を好む植物を一緒に植えると尚良いです。


寄せ植え例①

寄せ植えの例になります。ギョリュウバイだけでなく、ハボタン、スキミア、アリッサム、シクラメン、ストック、カレックス、エリカ、等々様々な花が鉢の中で可憐に輝いています。

寄せ植え例②

こちらも寄せ植えの例です。様々な花との相性も良く、綺麗にまとまり安くなっています。

まとめ:ギョリュウバイの育て方

いかがだったでしょうか?ギョリュウバイは育てやすく寒さにも強い花木なので、チャレンジするのにハードルの低い植物だと思います。水やりの注意などはありますが、肥料をあげることが少ないなど、比較的作りやすい花木になります。ぜひ皆さんギョリュウバイを育てるのにチャレンジしてみてください。

ギョリュウバイが気になる方はこちらもチェック!

今回はギョリュウバイについて解説させて頂きましたが、他にもガーデニング・野菜に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。