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北海道県でホタル鑑賞ができる絶景スポット9選!見頃の時期から穴場情報も!

北海道のホタルは農薬散布や環境の変化等で数を減らしつつありましたが、近年ホタル再生の機運が高まり放流や生育を行う事でほたるの名所が多数生まれています。今回はそんな北海道でホタルの生育に力を入れている名所や穴場をご紹介します。
更新: 2021年7月20日
kanatano
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北海道で見れるホタルの種類

ホタルの生息地域は日本全国に広がっていますが地域ごとにホタルの種類や生息場所に特徴があります。
今回は北海道のホタルに注目し、北海道で生息するホタルの種類や生息地又人気のホタル鑑賞スポットから自然生息した穴場までご紹介します。

光るホタルは十四種類

ホタルにはたくさんの種類が存在し、日本だけでも約50種類存在しています。
その中でも光るホタルは14種類、さらに種類によって活動期が違います。
今回は自然の豊かさからホタルの生育が盛んな北海道に多く生息するヘイケホタルに注目したいと思います。

ヘイケホタルの特徴

北海道の光るホタルはそのほとんどがヘイケホタルという種類になっています。
ヘイケホタルは日本で有名なゲンジホタル、ヘイケホタル、ヒメホタルという三大ホタルの一つです。
その特徴は短く揺れる様な淡い光を放つもので、発光の強い他のホタルに比べて一線を画す風情があります。

北海道のホタルの時期と見頃

ホタルは一般的なイメージからも夏に活発になると思われていますが生息地によって大きく前後します。
今回注目する北海道では夏でも比較的涼しいため関東や関西又は九州等とも若干見頃の時期が違う様です。
この項目では北海道でのホタルの見頃と時期について見ていきたいと思います。

ホタルの見頃、時期は6月~8月

Photo by takot

ホタルの見頃、時期は種類によって違うのですが、およそ6月~8月が多いようです。これらの時期にホタルの鑑賞イベント等もよく開催されています。今回注目する北海道に多く生息するヘイケホタルは7月初旬~8月初旬が見頃になっています。
ヘイケホタルは成虫になってから2週間でその命を終える事から見頃には地域差がありますので訪れる場所が決まったら口コミ等でさらに詳しい見頃を調べてみると良いでしょう。

ヘイケホタルの見れる時間は夜に3回

ホタル全般に言える事ですが、ホタルの活動が活発になるのは夜の時間帯に3回あると言われています。
一回目は19時~21時、二回目は23時頃、三回目は26時頃といわれています。
このホタルの活動時間帯は気象条件や場所等の地域性に左右される部分も大きいので地元の方の口コミや管理者に聞く等して再確認をする事をおすすめします。

北海道のホタルが見れる場所

ホタルは幼虫の間水の中で過ごす事から水が豊富に存在する場所に生息します。
この項目では北海道のホタルのほとんどを占めるヘイケホタルの生息場所についてご紹介します。

ヘイケホタルは水辺に生息

ヘイケホタルは湿地帯や水田等で育つ事が多く、水辺付近に生息しています。
昔は自然に水田の側にも生息していた様ですが今では水辺環境を人口的に整えてホタルを放流して育てるという形式が多く見られ今回ご紹介する場所も環境を整えて育てている場所が多くあります。
生育されている場所では環境も整っており、現状の口コミ等も集めやすいといった鑑賞環境にも配慮されている場合が多いです。

ヘイケホタルが好む気象条件

ヘイケホタルが活発に活動する気象条件は7月~8月に活発になる事からもわかる様に高温多湿の条件を好みます。さらに風が強く吹かない事や雨が降らない明かりが少ないといった事があげられます。端的に言うと夏という季節らしさが上がる程ホタルの喜ぶ環境という事になります。

ホタルが見れる場所は二種類

北海道には人工的に環境を整えている場所と自然に生息している場所の二種類の生息場所が存在します。

放流を行い生育された場所


ホタルは気象条件や環境条件によっては必ず見られるとはかぎりません。しかしできるだけ見れる確率を上げるのであれば放流や生育によって生息している場所をおすすめします。生育された場所はホタルの環境や鑑賞場所としての環境どちらにも配慮されており情報発信も行われているので用意に口コミ等の情報を集める事ができます。
ただ放流や生育に力を入れている場所では観光地としても有名で観光地のメインイベントになっている場合もありますので観光客が多いというデメリットはあるでしょう。

自然に生息している場所

自然に生育されている場所ではホタルが見れる確率は低くなってしまいますが観光地としてはさほど人が集まっていない場所もありますので穴場的にホタルを探してみたいという方はあえてホタルが自然生息する場所にいってみるのもおすすめです。
ただ自然生息しているホタルは時期や環境に左右される部分が大きいため口コミや施設に問い合わせる等して現状を確認しておくと良いでしょう。

鑑賞マナーは大事

ホタルの生息条件がそろうためには様々な要素があります。
これからもホタルがたくさん見られる様にホタルの生息環境を維持するための鑑賞マナーについてご紹介します。
 

ホタルは音に敏感

ホタルはデリケートな生き物ですのでホタルの光を楽しむためには注意点があります。
まずホタルは音に敏感な生き物ですので必要以上に騒がない事が大切です。
写真等を取る際のフラッシュも使用しない方が良いでしょう。

 

ホタルの生息できる環境維持は難しい

ホタルは環境が整わないと中々生息する事が難しく成虫になっても2週間で命を終えてしまいます。
これからもホタルが楽しめる様くれぐれも施設の方や生育している方たちの注意事項に従ってホタルの光を楽しんでいただければと思います。

北海道ホタルの光が楽しめる名所、穴場1/8

沼田町 ホタルの里

沼田町にあるホタルの里は北海道でホタルが見られる名所として有名です。
ホタルの里はホタルが見られる事を中心に据えた複合施設でホタル鑑賞ドームという施設の中で平成2年から放流を開始し、大切に育て現在では自然繁殖にいたるまでになり園内全域に生息場所を広げています。
沼田町ホタルの里は北海道のホタル鑑賞施設としてかなり有名ですので口コミ等も集めやすく現状を把握しやすいという点でもおすすめです。

おすすめイベント

ホタルの里では毎年ホタルが飛び交う7月初旬からホタル祭りが開催されています。
ホタル祭り開催中はゲームイベントやステージライブ等が行われる他ビアガーデンや屋台、縁日等も行われているのでよりリラックスした環境でホタルを鑑賞できます。

アクセス

ほろしん温泉ほたる館
住所: 北海道雨竜郡沼田長字幌新377番地

北海道ホタルの光が楽しめる名所、穴場2/8

十勝が丘公園 ホタルのせせらぎ

十勝が丘公園ホタルのせせらぎは十勝川温泉周辺にある事から温泉水を利用しヘイケホタルの生育に取り組んでいる事が特徴で100%温泉水を利用してホタル再生を成功させた例は日本でも初の事例です。
また美人の湯として名高いモール泉の温泉地としても有名な場所です。

おすすめイベント

ホタルのせせらぎではモール温泉夢ボタル鑑賞会として7月にホタル鑑賞イベントを開催しています。
この期間は付近の施設の中にはホタル鑑賞に合わせた営業時間に設定するお店も存在します。

アクセス

十勝が丘公園ホタルのせせらぎ
住所: 北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目

北海道ホタルの光が楽しめる名所、穴場3/8


ほたるん公園

ほたるん公園は朝里クラッセホテルの敷地内にある公園で森林浴が楽しめる鹿の通い道という遊歩道の側に隣接されており、ホタルの森を作ろうとホテルと市民団体が協力してホタルが飼育されています。
またシーズンの7月~8月には約5000匹のホタルが舞飛び幻想的な空間が楽しめます。
公園はホテル敷地内ですが無料で一般公開されていますのでふらっと立ち寄り楽しむ事ができます。
 

おすすめイベント

ホタルと森の復活祭がほたるん公園内で毎年7月下旬に開催されています。
ホタルの放流、クワガタ・カブト虫のふれあいコーナーや屋台にステージイベント等が催されます。

アクセス

ほたるん公園
住所: 北海道小樽市朝里川温泉2丁目676(クラッセルホテル敷地内)

北海道ホタルの光が楽しめる名所、穴場4/8

札幌市 西岡公園

西岡公園には自然のヘイケホタルが生息しています。
西岡公園は元々旧陸軍の水道施設であった事から水が豊富な水辺の公園でバードウォッチング等の自然観察の場として広く親しまれています。
自然な環境に生息するホタルという事でホタルの数自体は100匹前後と少ないですが、より自然な環境で散策しながらホタルを探すという楽しみ方ができます。

おすすめイベント

自然に生息している事もあってイベント等も特段おこなわれていない様です。

アクセス

西岡公園
住所: 北海道札幌市豊平区西岡187-2

北海道ホタルの光が楽しめる名所、穴場5/8

函館市香雪園 見晴公園

見晴公園は函館市最大の総合公園で茶室風の園亭に渓流や煉瓦造の温室等で飾られた庭園が魅力です。
またカエデ並木や赤松並木等が植えられ自然にあふれホタルが生息しているホタル池があります。
 

おすすめイベント

毎年7月の終わりにホタル鑑賞会が催されています。
イベント開催中は休憩用のテントや足元を照らす懐中電灯等が用意されています。

アクセス

見晴公園
住所: 北海道函館市見晴町56番地

北海道ホタルの光が楽しめる名所、穴場6/8

温根内木道周辺

温根内木道周辺は釧路湿原の西端に位置しその中を散策できる2kmのバリアフリー木道の事を温根内木道といいます。その2kmのバリアフリーコースの中に自然に生息するヘイケホタルが見れるスポットがあります。
自然に生息するホタルになりますので、口コミや施設に問い合わせる等して現状の確認をしてから訪れる事をおすすめします。

おすすめイベント

自然に生息するホタルという事もあって特にイベントは開催されていない様です。

アクセス


温根内ビジターセンター
住所: 北海道阿寒郡鶴居村温根内

北海道ホタルの光が楽しめる名所、穴場7/8

五天山公園

五天山公園は札幌市西区で初めての総合公園でパークゴルフや遊具を備えたこどものあそびばがあり、バーベキューコンロを設けた炊事広場、球技広場、テニスコート等がそろっています。
また札幌市の西野区周辺で一昔前多数存在していた水車小屋を復元しその水車小屋奥にあるホタルの小川でホタルを鑑賞できます。

おすすめイベント

毎年7月頃にホタル鑑賞週間を設け、駐車場の開放時間の延長等を実施している様です。

アクセス

五天山公園
住所: 北海道札幌市西区福井423番地

北海道ホタルの光が楽しめる名所、穴場8/8

長万部ほたるの里

長万部ほたるの里は町内で写真館を営む一人の方がホタルが住んでいた里を取り戻そうと実家の土地1ヘクタールを活用し、 13人のメンバーとホタルの里づくりを始めました。一からホタルの環境づくりに取り組み、毎年ホタルを放流する等して生育し、 年々ホタルを増やして今では約1000匹のホタルが飛び交うまでになっています。長万部ほたるの里は湿地帯となっていますので訪れる際は長靴を用意すると良いです。

おすすめイベント

特にイベント等が開催されている様子はありません。

アクセス

長万部ほたるの里事務局
住所: 北海道山越郡長万部町長万部字蕨岱

ホタルの見頃は環境や気候により変化

今回は北海道でホタルの光が見られる名所、穴場として9か所をご紹介しました。
北海道では広い範囲にホタル生息地が広がっていますので7月初旬~8月初旬という見頃の時期もそれぞれ多少前後する部分はあると思います。
ホタルの光を見に行かれる際はぜひ口コミ等も利用して見頃と時期をしっかり再チェックしていただければと思います。
 

北海道の宿泊施設はこちら

夏でも比較的涼しい北海道はホタル鑑賞におすすめ

北海道でも自然のホタルは水田の減少、農薬散布や環境の変化でかなり数は減っている様ですが定期的に放流を行い生育に力を入れている場所では素晴らしいホタルの光を存分に鑑賞できます。
ぜひ夏でも比較的涼しい北海道でヘイケホタルの淡い光が生み出す幻想的な空間を楽しんでいただければと思います。