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「インスタントセメント」とは?強度や固まる時間などの特徴や使い方をご紹介!

お店でインスタントセメントを見たことがあるけど、自分でできるのか分からず手に取ることができなかった方もいると思います。でも、思っているより簡単に使えるんです!今回はインスタントセメントの使い方から選び方、強度や固まる時間、塗り方までご紹介していきます!
更新: 2024年4月27日
大石ゆう
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インスタントセメントとは?

ホームセンターでインスタントセメントを見たことがある方もいると思いますが、そもそもインスタントセメントとは一体なんのことなのでしょうか。モルタルやコンクリートという言葉もありますし、違いが分かりませんね。まずはそのご説明からしていきたいと思います。

セメント・モルタル・コンクリートの違い

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まず、セメントについてご説明します。セメントとは、水や液剤などにより水和や重合し、硬化する粉体を指します。セメントだけではペースト状で固まっていません。セメントはただ、モルタルやコンクリートを作るときの接着剤の役目をするだけものになります。このセメントに砂や砂利を混ぜることで強度が上がり、モルタルやコンクリートができあがります。

モルタルの作り方はセメントが1に対し、砂が3入っているもの。コンクリートの作り方はセメント1に対し、砂が3、砂利が6入ったもののことを言います。

インスタントセメントとは?

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では、インスタントセメントとは一体何なのでしょうか?それはあらかじめ砂が配合されており、水と混ぜるだけでモルタルとして使うことができるものです。インスタントという言葉通り、自分で砂や砂利を配合しなくても、モルタルを作ることができます。

水を混ぜるだけでできるので簡単ですね。ですから、家庭でモルタルを使ってDIYをしたいという場合も、このインスタントセメントが活躍するんです!

今回はこのインスタントセメントの使い方や選び方、塗り方などをご紹介していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。

強度や固まるのに必要な時間は?

モルタルと同じぐらいの強度

インスタントと書かれていると、強度があるのか心配になってしまう方もいるかもしれません。でも心配はいりません。適正な水の量を使い均一に拡販されていれば、強度も耐久性も、通常のモルタルと同じになります。

ですが、インスタントセメントとして売っているものにさらに砂や砂利を混ぜてしまうことで強度が落ちてしまうので、他のものは混ぜないように注意してください。売っているものだけで、十分強度があるんです。

インスタントセメントの固まる時間

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インスタントセメントにも種類がたくさんあり、30分速乾セメントや60分速乾セメントという短時間で固まるタイプのインスタントセメントもあります。

また、早く固まるものだけでなく、1時間や2時間、5時間かかるというものもあります。気温の違いでも固まる時間が変わるので、よく確認してから購入するのがいいですね。

インスタントセメントで使う道具

手袋

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セメントは超アルカリ性です。素手で作業すると手が荒れてしまうので、必ず軍手やゴム手袋を着用して使用して下さい。


コテ

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コテは見たことがある人も多いと思います。コテを使って、セメントをきれいに成形していきます。このコテで、必要な量のセメントを取り、壁に塗っていきます。このコテは小さい物から大きなもの、さらにレンガ用のレンガゴテなどがあるので、使う場所に合わせて購入するのがいいですね。

コテを使うことで、簡単にきれいなセメントができあがります。これからセメントでDIYに挑戦しようと思っている人は、数種類用意しておくと便利ですよ。

トロ舟

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このトロ舟の使い方は、インスタントセメントの粉を入れ、水を混ぜて使います。インスタントセメントを練るのは、もちろんプラスチックケースやバケツなどでも代用できるのですが、量が多い場合や何度も使う場合は強度のあるこのトロ舟を使うのがいいですね。
 

練り鍬

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この練り鍬は、インスタントセメントを混ぜる際に使います。もちろん、この練り鍬の代わりにスコップでも代用できますが、隅まで取り出す場合にはこの練り鍬が便利ですよ。

インスタントセメント選び・3つのポイント

塗る場所によっての選び方

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インスタントセメントの選び方は、塗る場所によって決めるのがいいでしょう。インスタントセメントには、写真のようにコンクリート補修材など用途が書かれたものがあります。

他にも補薄塗り用、ひび割れ用などがあるので、塗る場所に合ったインスタントセメントがあるのであれば、それを選んで購入しましょう。

固まる時間によっての選び方

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例えば速乾性のセメントだと、早く固まるのですが伸縮率が高いので、ひび割れを起こす場合があります。よく使う駐車場などで使う場合は速乾性は向かないでしょう。

また、時間がかかるほど広い場所を速乾性のインスタントセメントで作るとなると、作っている間に固まってしまうので向きません。ですが、子どもと作る工作の場合ではすぐに固まってしまった方がいですよね。その場合は速乾性のセメントを使用するのがいいですね。

塗る量によっての選び方

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インスタントセメントには、量もさまざま。百均には少量のインスタントセメントが売っていますし、実際に業者で使っている大量のものも売っています。

どんな場所をどれくらいの時間で成形するのか、また、どれくらいセメントを使用するのかを考えてから購入するのがいいでしょう。


インスタントセメントの作り方・使い方

作り方

インスタントセメントの作り方は、購入したインスタントセメントに書いてある水の量を加えて混ぜるだけです。使いたい量を袋からトロ舟などの入れ物に移し、水も少しずつ入れて混ぜていきます。この時、水を入れすぎないように注意してください。

そして、接着性を上げるために施工する箇所を水であらかじめ濡らしておきます。その上から、セメントを塗っていきます。また、レンガなどを積み重ねる場合は、あらかじめレンガを水につけておくといいですよ。

なお、インスタントセメントの作り方は、購入した袋の後ろに書いてあることが多いので、それを見ながら作れば確実です。

使い方

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インスタントセメントの使い方はさまざま。例えば、駐車場や家のコンクリート部分がひび割れた場合にはその補修ができますし、一から駐車場を作ってしまうこともできます。レンガを積み上げてレンガの壁を作ることもできますし、庭にある水道の下に水を受けるガーデンシンクをDIYすることもできます。

また、子どもとの工作にビー玉などを混ぜて手作りの鉢をDIYすることもできるんです。色々な使い方ができますので、ぜひ挑戦してみたいですね。

塗り方のコツを解説

床を塗る場合の塗り方

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床の塗り方は、仕上げでは2~3センチほどの深さがあった方がいいです。あまりに薄いとひび割れてしまうこともあります。もちろん、もう少し深いといいですがその場合はコストがかかります。また、練ってからどんどん固まっていくので、水を加えたらすぐに混ぜるようにしてください。

床を塗るときは、厚く塗る場合は一度に塗らずに、一度塗り、二度塗り、三度塗りと、少しずつ塗っていくときれいに濡れます。その場合、一度、二度塗りの仕上げをきれいにしない方が三度塗りの仕上げがきれいに接着します。

三度塗りはまっすぐきれいになるように、コテできれいに仕上げてきましょう。

レンガを作るときの塗り方

まずはレンガを敷く場所の地面にレンガと同じ幅の穴をあけ、路盤材を敷き詰めます。そして、平らになるようにスコップやゴムハンマー、ガーデニングトントンなどで平らにしていきます。暑さは2~3センチ。その次にセメントをコテで塗っていきます。

コテはレンガ用のレンガゴテを使うといいですよ。セメントは1~2センチ程度塗ります。1段目のレンガを敷き詰めます。レンガとレンガの間は敷き詰めず、少し間を開けます。

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レンガとレンガの間をセメントで埋めていきます。レンガの周りが汚れても、後でふき取ればいいので気にせず塗っていきましょう。塗り終わったらセメントを塗り、次のレンガを乗せていきます。この際は水平になるように水糸を張りながら作業するといいでしょう。水平器を購入し、一段一段水平かを確認しながら行った方が、きれいに仕上がります。

そして、好みの高さまでレンガを積み終わったら、余分なモルタルをふき取り、目地をきれいに整えていきます。レンガについたモルタルは、濡らしたスポンジできれいにふき取れます。できあがったら、乾燥するまでシートをかぶせるなどしておくといいですよ。

インスタントセメントを使ったDIYアイデア

塗りムラをあえて作って壁を仕上げています。おしゃれな壁ができあがりますね。インスタントセメントも、塗り方によって仕上がりも見た目も変わるので、いろいろな方法を参考にして作ってみるといいですね。


こちらは鉢植えをDIYしたもの。この作り方はとても簡単。牛乳パックやペットボトルの入れ物で型が取れるので、簡単に好きな形の鉢が作れます。インスタントセメントを作って型に流し込むだけでできるので、子どもでもできそうですね。このセメントの中にビー玉などを入れるときれいな鉢植えができますよ。

こちらのアルファベットの作り方も簡単。インスタントセメントを型に入れて流し込めば、こんなに可愛いアルファベットも作れます。インスタントセメントは百均でも売っているので、型と一緒に購入して可愛い形のセメントが簡単にできちゃいますね。

こちらは結婚式で使う席札だそうです。この作品の作り方も、セメントで形を成形し、ゴールドで文字と色が塗ってあるだけ。セメントにゴールドで色付けするだけでとてもおしゃれに仕上がりますね。

こちらはセメントで作った一輪挿しやアクセサリーを飾るものです。ただのセメントですが、とてもおしゃれに見えますね。

こちらは蚊取り線香ホルダーです。ただの蚊取り線香も、セメントで作った蚊取り線香ホルダーに置けばおしゃれなインテリに早変わりですね。

インスタントセメントで作ったテーブルライトです。網が貼ってあって、その周りにセメントが付いています。こちらもおしゃれなインテリアにぴったりですね。

まとめ

さて、今回はインスタントセメントの使い方や選び方、固まる時間や塗り方などをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。思ったよりも簡単にインスタントセメントを使ってDIYができることが分かっていただけたと思います。

ひび割れの補修だけでなく、一から駐車場などを自分で作ることも、インスタントセメントなら簡単にできてしまいますね。

また、インスタントセメントで鉢やおしゃれなモニュメントが工作ができます。お子さまと一緒に楽しむのもいいですね。ぜひ、インスタントセメントを使っておうちのDIYに挑戦してみてくださいね。

モルタルのDIYについて知りたい方はこちら