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藤原岳のコースガイド!登山ルートを徹底解説!福寿草の見頃の時期は?

藤原岳は、鈴鹿山脈の中でも人気の山です。1月の積雪時期より、有名な福寿草の群落が顔を見せ、それ以降しばらく花の時期が続きます。地元自治体のバックアップもあり、登山道も整備されている素晴らしい山です。この記事を参考にして、みなさんも藤原岳に行ってみませんか。
2020年8月27日
kawana yukio
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藤原岳はどんな山なのか

藤原岳(フジワラダケ)は、三重県いなべ市と滋賀県近江市の行政境界にまたがっている、標高1,144mの山です。鈴鹿山脈の北部に位置しています。鈴鹿国定公園に指定された風光明媚な地域に、藤原岳は雄大にその姿を現しています。

 

日本三百名山や関西百名山に選ばれていますが、花の百名山にも選定されています。花の中でも福寿草の群生は有名で、時期になると福寿草の可憐な花が咲き乱れ、登山者・観光客の目を楽しませてくれます。

 

藤原岳登山のコース・ルート

藤原岳登山するためのコース・ルートは複数存在します。昔からのコース・ルートや縦走コース・ルート、それらを繋ぐように走る尾根道コース・ルートがあります。それらのコース・ルートは、初心者や子供でも歩けるコース・ルートや経験者向きのコース・ルートなど様々なものがあり、登山者の技量にあわせて計画がたてられます。

初春から初夏まで、福寿草をはじめ様々な花達がコース・ルート脇に咲き、登山者の目を楽しませくれ、登山疲れを癒してくれます。

藤原岳登山コース・ルート 大貝戸道

表登山道と呼ばれる登山道です。登山口付近は、いなべ市が整備し、トイレや休憩所、そして舗装された駐車場があります。20台くらい駐車できます。満車の場合、少し離れてた駐車場を利用します。近くに鳥居がありますので、ここが登山口となります。

案内板が整備されていますので、案内板に従って進むと、聖宝寺道と合流します。その先の藤原小屋には、トイレがあります。藤原小屋を過ぎれば、頂上となります。
 

この登山道の周辺は、初夏の福寿草の黄色い可憐な花から初夏の花まで、時期に合った花が咲きそろいます。

藤原岳登山コース・ルート 聖宝寺道

裏登山道とも呼ばれる登山道です。駐車場付近が登山口となりますが、ここにトイレはありません。島谷神社の鳥居をくぐり、右手に登山口案内看板があります。神社境内に簡易トイレがあります。登山道を上り、池をすぎるとダムに出ます。

花の時期だと、このあたりが福寿草などの花畑となります。登山道途中にも案内板が整備され、迷うことはありません。

滝の付近や沢を過ぎ、大貝戸道と合流し、登って行くと藤原山荘が現れれば、山頂までは後一息です。駐車場から2時間半もあれば登頂できます。

藤原岳登山コース・ルート 北側縦走路

いなべ市と多賀町を結ぶ国道306号線上にある鞍掛峠を起点とした縦走路です。鞍掛トンネル脇に登山道があります。鈴北岳から日本庭園・間ノ池・御池岳・カタクリ峠・天狗岩・藤原岳と続く縦走路です。要所には案内がありますが、地図は必ず必要となり、簡略地図は、いなべ市HPよりダウンロードできます。
 

歩く場合は、初心者だけでは行かず、経験者同伴・地図必携のコース・ルートとなります。藤原岳・御池岳周辺は花がかなり咲き揃ます。いなべ市ダウンロード地図には、咲く花も示してあります。

藤原岳登山コース・ルート 丸尾尾根

藤原簡易パーキングより冷川林道・寒山・冷川岳・白瀬峠・頭蛇ヶ平の鉄塔・天狗岩・藤原山荘・山頂のコース・ルートです。トイレ有りの簡易パーキングからスタートです。冷川林道より白瀬峠が丸尾尾根です。林道を進み、尾根に取り付きます。簡易標識やテープなどが目印となり、尾根を登って行けば白瀬峠にたどり着きます。

森林組合の標識や県境陵線・鉄塔などが目印になりますが、いなべ市HPからダウンロードしたPDF地図や2万5千分の1地図は必携となります。約4時間ほどで山頂に立てます。


藤原岳登山コース・ルート 尾根道

藤原岳登山コース・ルートには、大貝戸道や聖宝寺道、北側縦走路を繋ぐ尾根道も複数あります。案内板が整備されていますので、それに従って歩いてください。

木和田尾根道

藤原山荘・天狗岩・白瀬峠(白船峠)の尾根のことを言います。いなべ市のPDFダウンロード地図を参照すれば、良く理解できますが、大幅なアップダウンはありません。時間的には片道1時間半程度の山頂からのピストンコースとなります。尾根沿いなのに、時期には福寿草などの花が咲き人気になっています。

案内標などがありますが、脇道に迷い込む場合がありますので、2万5千分の1の地図も必要です。

孫太尾根道

三岐鉄道三岐線の西藤原駅を少し過ぎた川の先を左折すると駐車場があり、御池岳登山口どなります。トイレはありません。鳥居が登山口となっており、案内標の通り進みます。尾根をたどって行くだけですので、迷うことはないと思いますが、カタクリの花の咲くカタクリ峠から丸山に尾根沿いに向かいます。丸山から案内標に従い、藤原岳に向かいます。


この尾根沿いの時期の花が数多く見られます。4時間もあれば登頂できます。

いなべ市が配布する藤原岳・御池岳のPDF地図

出典: https://www.irasutoya.com/2018/03/blog-post_45.html

いなべ市はHP上で藤原岳・御池岳のPDF簡略地図を配布しています。この地図は、私達の必要なコースタイムや花情報などが含まれ、2万5千分の一の地図と合わせて使えます。この地図をダウンロードすることによって、登山する人の安全性と娯楽性は大幅にUPします。藤原岳・御池岳の登山を予定している人は、ダウンロードすることをおすすめします。

藤原岳・御池岳の観光地図
ダウンロードするPDF地図で、かなり参考になります。

藤原岳・大貝戸登山口のアクセス

大貝戸登山口のアクセスは、車使用の場合は、いなべ市と多賀町を結ぶ国道306号線を使用します。

三岐鉄道三岐線西藤原駅を目指し駅周辺を走ると、藤原岳登山道の案内が多く見受けられます。看板通りに走ると西藤原小学校があり、そこに駐車場があります。80台駐車のトイレつき有料駐車場です。案内看板に従い進むと登山口のそばにも20台駐車のトイレつき無料駐車場があります。

電車利用の場合は西藤原駅から案内看板ありますので、大貝戸登山口までのアクセスは簡単です。

藤原岳・聖宝寺登山口のアクセス


聖宝寺登山口は、大貝戸登山口のアクセスとほぼ同じです。案内看板に従い進んでいくと、左に進むと大貝戸登山口、右に進むと聖宝寺登山口の案内看板があり、右に進んでください。途中の自然科学館では、トイレが利用できます。看板より10分ほどで、聖宝寺登山口に到着できます。数台駐車ですが、駐車場もあります。

藤原岳・北側縦走路のアクセス

北側縦走路にアクセスするのには、国道306号線を利用します。国道306号線をいなべ市から多賀町方面に進んで行くと、鞍掛トンネルがあります。トンネルの上あたりが鞍掛峠と言い、トンネルの脇に登山口があります。駐車場やトイレはありません。車は路肩駐車となります。

藤原岳・御池岳登山口のアクセス

御池岳登山口のアクセスは、国道306号線を使用します。いなべ市から多賀町に進み、西藤原駅前を過ぎると川がありすぐに左折してください。このあたりには、登山道の案内看板があります。左折して少し進むと駐車場があります。後は、案内看板に従ってアクセスしてください。

藤原岳の天気状況

花の山と言われる藤原岳ですが、登山をするにあたって心配されるのが天気となります。藤原岳も積雪があります。雪の中からも、時期になれば福寿草や節分草などが顔をのぞかせます。それを目的に登山する人達もいます。そんな登山者も天気は重要問題です。藤原岳の天気状況を四季ごとに統計してまとめてみました。登山の参考にしてください。

藤原岳 春の天気状況

3月~5月を春として調べてみました。
3月:一日当たりの平均降雨量5,4mm 平均気温0,4℃ 4月:一日当たりの平均降雨量6mm 平均気温6,4℃ 5月:一日当たりの平均降雨量7,2mm 平均気温11,2mmとなっています。

3月初旬には雪が残っていますが、登山パーティー数は一番多くなっています。3月~5月が統計上一番多い時期です。それだけ、花が素晴らしいと言うことです。

藤原岳 夏の天気状況

6月~8月を夏として統計調査しました。
6月:一日当たり降雨量平均7,2mm 平均気温11,2℃ 7月:一日当たりの平均降雨量9,4mm 平均気温14,9℃ 8月:一日当たりの平均降雨量7mm 平均気温19,8℃となります。

この時期は、最も登山者の少ない時期となり、梅雨の影響か降雨量も多くなっています。


藤原岳 秋の天気状況

9月~11月を秋として調べました。
9月:一日当たりの平均降雨量9,4mm 平均気温16,6℃ 10月:一日当たりの平均降雨量5,5mm 平均気温10,4℃ 11月:一日当たりの平均降雨量4,2mm 平均気温4,1℃となります。

秋になり、紅葉もあり徐々に登山者が戻ってきています。

藤原岳 冬の天気状況

12月から2月を冬として、調査しました。
12月:一日当たりの平均降雨量3,2mm 平均気温-1,5℃ 1月:一日当たりの平均降雨量3,7mm 平均気温-3,9℃ 2月:一日当たりの平均降雨量4,1mm 平均気温-3,2℃となっています。

積雪時期でもありますが、ラッセルが必要な雪は降っていません。登山者は、春の次に多くなります。有名な福寿草も1月になれば雪の下から顔出し、花の季節の始まりです。

藤原岳の山頂

藤原岳の山頂は開けており、鈴鹿山脈の山々を望むことができます。春と初春が花の時期とあり、登山者のピークとなりますが、余裕を持って受け入れられるスペースがあります。藤原岳は、山頂付近だけ雪が積もります。昭和初期にはこの山頂付近はスキー場が開設されていたのも、うなずけます。藤原小屋あたりがクラブハウスになっていたようです。

このことから分かるように、山頂付近は台形のトップのような形状になっており、自然の花畑になるにはちょうど良かったようです。

藤原岳に咲く花

藤原岳は、登山者や観光客に花の山として有名です。まだ雪の残る初春より福寿草が花を咲かせ始めてからは、花の時期がずっと続きます。その後からはセツブンソウの時期となり、カタクリ・シャクナゲ・イチリンソウなど、有名無名の花々が咲いて、それを目当てに登山者・観光客が集まり、賑わいのある山となります。

藤原岳のまとめ

藤原岳は花の山として有名ですが、アクセスするにしても、山の登山道以外にも、いなべ市が強力にバックアップしています。登山口へのアクセスに便利な案内看板も非常に細やかに設置しています。登山者に対しての駐車場なども整備してあり、花の時期などはかなり盛況となります。また、いろいろなバリエーションルートなどもきちんと整備されています。

このように地元にバックアップされた山ですので、人気の山となっているのも当然です。みなさんも藤原岳に登山してみませんか。