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屋上や屋根で使える「防水材料」の種類と特徴とは?気になる選び方含めて解説!

屋上や屋根から水漏れが発生した場合に皆さんはどう対処されますか?業者を呼び修繕してもらう以外にも自身で「防水材料」を購入してDIYで直す方法があります。屋上や屋根の他にも外壁の修繕にも使用できる「防水材料」の種類と特徴、さらに選び方まで解説します!
2020年8月27日
石倉
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この記事で紹介しているアイテム

フローン#11 ペール缶 16kgセット (東日本塗料/カラーウレタン塗膜防水材)

田島 アスファルトルーフィング屋根下葺材 Pカラー 巾0.5mX21m巻

タイセイ 万能防水シート ファストフラッシュ グレー 寸法(幅×長さ):280×1000mm

セメダイン 内外装のヒビすき間用シール材 屋根シール(120ml) ダークグレー色 【品番:SX-013】

アサヒペン 屋根・屋上用防水材 クロ(3kg)【アサヒペン】【送料無料】

アトムハウスペイント:水性防水塗料専用遮熱トップコート 1.5kg グレー

セメダイン 外壁・屋根用 油性コーキング材 ポリコーク 500ml NEOパック グレー SY-057 4901761505031

はじめに

屋上や屋根からの水漏れが気になる

屋上や屋根からの水漏れに気付いたとき、皆さんならどう対処するでしょうか。選択肢としては、業者に依頼して水漏れ工事をしてもらうか、あるいは自身で「防水材料」を購入してDIYで修理するかの2通りの方法がありますよね。業者に水漏れ工事を依頼した場合には高額の修理費用が必要になるケースも少なくありません。

DIY建築で使える「防水材料」を解説

そこで、今回は「自身で屋上や屋根からの水漏れを修理したい!」と考えている方に、当サイトからDIY建築で使える「防水材料」についての情報をお届けします。「防水材料」の種類や特徴、選び方まで全て解説しますので、これからのDIYライフにどうぞお役立てください!

屋上や屋根で使える「防水材料」とは?

あらゆる場所に使われている「防水材料」

建築資材としてあらゆる場所に使われているのが「防水材料」です。読んで字のごとく「水を防ぐための材料」であり、住宅などの建築物の屋上や屋根をはじめ、外壁にも使用されています。この材料がなければ、建築物は本当にすぐにボロボロになってしまうのです。日本は雨が特に多い国であり建築物は湿気と常に戦う宿命にあるので「防水材料」もさまざまな種類のものが考案されてきました。

屋上や屋根で使える「防水材料」と建築工法

防水工事の建築工法について

「防水材料」について解説する前に簡単に防水工事で用いられている建築工法の種類についてご紹介します。

1.塗膜防水工法

塗膜防水工法は専用の防水塗料を屋上や屋根に塗布することで防水効果を得る工法のことです。主にウレタン素材の防水塗料を使用します。日本の建築物では4割以上がこの工法によって水漏れを防いでいるもっとも普及率の高い防水の方法です。

2.アスファルト防水工法

アスファルト防水工法は、アスファルトを含有させた特製の布を数度、重ね張りすることで防水層を屋上や屋根に作り出して水漏れを防ぐ工法です。より密度の高い良質な防水効果を得られます。施工にはトーチバーナーなどの器具が必要な場合があります。

3.シート防水工法

シート防水はアスファルトの含まれていないゴムやビニールで作られた防水シートを屋上や屋根に接着剤などで貼り付けることで防水効果を得る工法のことです。

4.コーキング防水工法

屋上や屋根に発生している隙間から水漏れが生じている場合に、その箇所にだけピンポイントに材料を入れて塞ぎ、屋上や屋根の防水性を回復させる工法です。

工法ごとに使用される「防水材料」は異なる

上記以外にも建築物に用いられている防水工法はありますが、基本的におさえておきたい工法だけをご紹介しました。工法ごとに使う「防水材料」は異なります。以下の項ではそれぞれの材料の種類や特徴について解説します。

屋上や屋根で使える「防水材料」の種類


1.塗膜防水工法に使われる防水材料

フローン#11 ペール缶 16kgセット (東日本塗料/カラーウレタン塗膜防水材)

屋上や屋根の他に外壁にも塗布できるウレタン塗料です。種類は、仕上がりの色や艶の有無でさまざまな種類がメーカーより販売されています。水漏れ対策だけでなく、補修目的でも使用される材料で、「迷ったならとりあえずウレタン塗料を使え!」とDIY上級者らが太鼓判を押すほどの高い利便性を誇る防水材料です。

2.アスファルト防水工法に使われる防水材料

田島 アスファルトルーフィング屋根下葺材 Pカラー 巾0.5mX21m巻

平らな屋上や屋根に何枚か重ねて貼るアスファルトルーフィング材です。構成素材にアスファルトを含有している種類のものですが、アスファルトの含有率や品質によって種類と値段が分かれます。また、トーチバーナーで熱を加えながら接着していく種類か、あるいはトーチバーナーなしでも常温で施工できるように工夫された種類かでも分かれます。

3.シート防水工法に使われる防水材料

タイセイ 万能防水シート ファストフラッシュ グレー 寸法(幅×長さ):280×1000mm

ビニールなどの素材で作られた防水材で、アスファルトルーフィングと同じく屋上や屋根に使われる下地材で品質の他に「サイズ」や「施工のしやすさ」によって種類が分かれています。

4.コーキング防水工法に使われる防水材料

セメダイン 内外装のヒビすき間用シール材 屋根シール(120ml) ダークグレー色 【品番:SX-013】

屋上や屋根、外壁に生じた隙間に材料を注入することで水漏れを防ぐコーキング材料は、その材質によって種類が分かれます。ウレタン製のものやセメダイン製のもの、シリコン製のものなどがメーカーにより販売されていますが、それぞれ材質によって特徴が分かれているため屋上や屋根、外壁などの使う場所によって使う種類が変わります。また、本剤と硬化剤が別になっている2成分タイプと、セットになっている1成分タイプの2種類があります。2成分タイプは業者向けで1成分タイプは一般向けの材料です。

屋上や屋根で使える「防水材料」の特徴

1.塗膜防水工法に使われる防水材料の特徴

ウレタンなどの素材を屋上や屋根、外壁に塗るタイプの防水材料は基本的に他のタイプの材料よりも安い価格で販売されています。また、他の工法で使われる材料と違って施工手順がシンプルなのでDIYで行いやすいという特徴があります。

仮に業者に依頼した場合であっても工賃は安くすむでしょう。凹凸のある屋上や屋根、外壁にも柔軟に対応できます。劣化しやすいのが難点ですが、上から重ねて塗ることも容易なのでトータルで見ればコストパフォーマンスに最も優れた材料です。

2.アスファルト防水工法に使われる防水材料の特徴

この防水材料は他のものよりも施工後の隙間が生じにくいため高い精度で屋上や屋根を補強できます。また、意外に思われるかもしれませんが、トーチバーナーを利用してつなぎ合わせるタイプの材料の方が施工は簡単です。

常温でも付着するタイプのものは熟練した経験と技術が必要なためDIYには向きません。そして、最も耐久年数に優れており丈夫ですが、その分だけ費用がかかります。

3.シート防水工法に使われる防水材料の特徴

塗るタイプの材料と違って、貼った後で気にせず上を歩けるため施工のしやすさという点で大きな利点があるのが防水シートです。さらにビニールやゴムなどの種類があり、雨などの水漏れの他にも太陽光や熱を遮断して効率よく住居を保護できます。

ただ、やはりシートなので凸凹のある屋上や屋根、壁に施工するのは困難です。そして、広い面積を防水していくとなるとシートとシートを重ね合わせる必要があり、その際には熟練した技術が求められます。

4.コーキング防水工法に使われる防水材料

「コーキング材」あるいは「シーリング材」とも呼ばれる材料です。ウレタンやシリコンなどのさまざまな種類があります。屋上や屋根、外壁で水漏れしていたり、ひび割れしていたりと問題のある箇所に時間経過で固まる液状の材料を充填していき補強します。


シリコンタイプは屋上や屋根、外壁の他にもパイプや金属などに広く活用できます。問題箇所が特定できている場合には便利ですが、経年劣化や太陽光によって色の変化が生じやすいので家の美観を損ないやすいという特徴があります。

屋上や屋根で使える「防水材料」の選び方

「防水材料」を施工難易度で選ぶなら

施工の難易度で材料を選択するのなら、やはり塗るタイプの材料がおすすめです。さまざまな色や艶などの美観を重視した選び方ができるのもポイントが高いですし、基本的に下地をならしてから材料を塗っていくだけなのでDIY初心者の方でも簡単に施工できます。屋上や屋根、外壁全体にウレタンなどの膜を作りコーティングできるので問題箇所が特定できていなくても対処可能です。

施工したい箇所によって最適な「防水材料」は決まる

施工したい箇所によっても選ぶべき材料は変わってきます。例えば、問題箇所が特定できている場合であればコーキング材を利用すればより手間をかけずに水漏れを修繕できますよね。

反対に凸凹のある屋上や屋根、壁を全面的に施工したいのならば塗料タイプの材料を選ぶのがよいですし、平らな箇所に水漏れだけでなく熱遮断処理などまで含めて処理したい場合であればシートタイプの材料を選ぶのがおすすめです。

屋上や屋根で使える「防水材料」のDIYおすすめ商品

初心者の方にもおすすめできる「防水材料」

「自宅の修繕は業者に依頼するよりも自分で行いたい!」という意欲のある方がどんどん増えてきています。そこで、今回は初心者の方でも比較的簡単に施工できるおすすめの「防水材料」をいくつかご紹介します。

アサヒペン 屋根・屋上用防水材

アサヒペン 屋根・屋上用防水材 クロ(3kg)【アサヒペン】【送料無料】

こちらは塗料タイプの防水材ですが一般的なウレタン成分ではなく、新開発されたアスファルトとファイバーが配合されている商品です。従来の商品よりも耐久性に優れており、かつ施工難易度も低いのが特徴です。DIYで屋上や屋根を修繕し、水漏れを防止するのに最適な一品となっています。

アトムハウスペイント:水性防水塗料専用遮熱トップコート

アトムハウスペイント:水性防水塗料専用遮熱トップコート 1.5kg グレー

アトムハウスペイントの防水塗料は高品質であることで有名であり安心して購入、使用できます。こちらの商品は屋上や屋根、ベランダなどに使用できる水性の上塗り防水材です。施工したい箇所をよく清掃してから同社から販売されている下塗り剤を塗り、その後でこの塗料を上から塗っていくだけで高い防水効果と熱遮断効果を得られます。DIYで施工しやすいように手順ガイドも付いているので安心して作業を行えます。

セメダイン 外壁・屋根用 油性コーキング材 ポリコーク

セメダイン 外壁・屋根用 油性コーキング材 ポリコーク 500ml NEOパック グレー SY-057 4901761505031

コーキング材ならば、セメダイン社製の商品がおすすめです。屋上や屋根、外壁に亀裂があり、そこから水漏れしている場合などは大掛かりな施工よりもコーキング材ですませた方がよいケースがあります。価格と性能のバランスに優れたセメダイン社製の商品で万全の処置をしましょう。

屋上や屋根で使える「防水材料」の動画

ウレタン防水材の簡単施工手順

通常であれば下地を補修し、平らにする必要がありますがアサヒペンから販売されている上記商品であれば面倒な手間を省いてそのまま問題箇所に塗装することで防水効果を得られます。熱を遮断してくれる効果も期待できるので一石二鳥ですね。

コーキング材の簡単施工手順


コーキング材を屋根に生じた隙間に埋め込み、ハケなどでならしていますね。たったこれだけでも十分に水漏れ防止効果が期待できます。経年劣化で屋上や屋根、外壁は傷みますので亀裂や隙間を確認できたなら、はやめにコーキング材で処理しておけば水漏れなどの問題を回避できますよ!

屋上や屋根で使える「防水材料」に関するTwitter

自宅の水漏れは自身で修理する!

知識とやる気があれば自宅の屋根から滴る水漏れは自身で修理できます。Twitterでも、自宅の屋根を自身で修理している方が多く確認できました。そんな方たちのなかから一部だけですが、ご紹介していきます。

家主が屋根に登り水漏れを修理する

高所での作業となるためくれぐれも怪我のないように注意してくださいね。「屋根の修理なんて難しそう…」と感じる方も多いのですが、一度トライしてみれば意外と簡単なことに驚かれる方も多いのです。自宅の修復を自身で行うのはDIYの最大の醍醐味でもありますし、このお父様のように「遊び」ながら、それでいて慎重に作業を楽しみましょう。

古民家の屋根をリフォームして蘇らせる

日本の社会問題として古民家が話題に上がっていますね。古民家は屋根が傷んで水漏れを起こしていることも少なくありません。ただ、ちょっとした修復で機能が回復したり見違えるほど綺麗になったりする物件も多く存在します。安く古民家を手に入れて自身の手で蘇らせていくというのはDIYを嗜む者の憧れですね!

まとめ

「防水材料」を上手に活用して家を修繕しよう

適切な材料選びはDIYの基本です。もしも自宅の屋上や屋根から水漏れが確認できたなら、具体的な問題箇所を探って最適な「防水材料」を選び、自宅のDIY修繕に是非チャレンジしてみましょう!その際にはくれぐれも事故のないように注意してくださいね!

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