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落とし込み釣りは仕掛けから!必要な道具と合わせるタックルを大公開!

落とし込み釣りとは仕掛けを堤防からすぐ際におとしながら探り歩いていく釣り方の事を言います。初心者でも簡単にはじめることができるので、ぜひおすすめの釣り方なのです。今回はそんな落とし込み釣りの仕掛けについてまとめてみました。ご覧ください。
2020年8月27日
duksyuuki
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落とし込み釣りとは?

堤防の際などにエサを落とし込む釣り方

落とし込み釣りというのは堤防などからエサを上から落とし込んで釣る釣り方の事を言います。比較的人気の高い釣法で、初心者でも気軽に仕掛けを自作できることから敷居の低い釣りとして大変人気になっています。最盛期には堤防を釣り歩くおじさんたちがたくさんいるのを目撃するのも珍しくありません。この釣り方は魚の習慣を逆手に取った釣り方なのです。

落とし込み釣りは釣れるの?

はっきりいってこの落とし込み釣りは釣れます。その理由を説明すると、黒鯛などの魚は堤防の際についているイガイやフジツボなどといった貝が波が打ち寄せる衝撃で堤防からはがれるのを待っています。そこに上からエサが落ちてくると魚は波で貝がはがれたとおもって食らいつきます。これは黒鯛などの魚の本能としてつい上から降ってくるモノには口を使ってしまう習性があるからです。

落とし込み釣りの歴史

いつ頃からはじまった?

はっきりとした歴史はわかりませんが、縄文時代の遺跡から黒鯛の骨が多数みつかっていることからかなり古い間日本人と黒鯛は密接な関係にあったようです。また昔は動物の骨から釣り針をつくっていた証拠もみつかっています。ひょっとすると縄文時代に釣竿をもった日本人が磯を落とし込みで釣り歩いていたかもしれません。

ターゲットは?

基本的に落とし込み釣りというと黒鯛釣りの事を言う事が多いです。しかしターゲットは黒鯛以外にも釣ることができます。例えばグレも落とし込み釣りでよく釣れる魚です。他にもスズキ、イシダイ、カワハギといったうれしい外道もかかることがあるのでとても楽しい釣りです。しかしアイゴなどの本当の外道も釣れることがあるので注意しましょう。

落とし込み釣りの道具!初心者でも自作可能な仕掛け①

タックルロッド

チヌの堤防落とし込みで使われるタックルロッドは落とし込み専用のものが販売されています。長さは3から4mほどで長さの調節できる可変式のモノがよいです。可変式だと場所によって長さを調節できるので、深さや水面までの距離に応じて竿先をだしいれして長さを調節しましょう。硬さはお好みで選びましょう。繊細な釣りをしたいなら柔らかめ、パワープレイをしたいなら固めを選んでください。

特にこだわらなくてもよい

正直タックルロッドはそこまでこだわらなくてよいかと思います。ルアーロッドやジギングロッドで楽しんでいる方もたくさんみえます。家にあるタックルロッドで応用できるので無理に購入する必要はないです。しかし3mを超えてくると少し釣りにくいかともいます。磯竿などは堤防で釣り歩くには少々扱いにくいタックルロッドかもしれません。

落とし込み釣りの道具!初心者でも自作可能な仕掛け②

タックルリール

チヌの落とし込み釣りで使われるタックルリールの代表といえばタイコリールです。構造がいたってシンプルなため、手入れも簡単で値段もスピニングリールよりはるかに安いのがポイント。このリールはラインがタックルリールよりガイドに一直線に伸びていくので糸ふけがでにくいです。落とし込み釣りにおいて糸ふけはあたりを見逃す大敵になります。またラインに巻き癖が使ないのも大きなめりっとです。


タックルは使いやすい物を

タイコリールは初心者には少々扱いにくいかもしれません。ドラグのないタイコリールだとバッククラッシュが発生する確率があるので、初心者のうちはスピニングリールを使うか、ドラグの付いているタイコリールを使用するとライントラブルが減ります。しかしながら堤防でタイコリールをつけて歩いていると少しかっこいいものです。見た目から入りたい方は使ってみましょう。

落とし込み釣りの道具!初心者でも自作可能な仕掛け③

ライン

ラインは堤防のヘチを探ることから貝や壁にスレテしまう事が考えられます。擦れなどに強いラインがベストです。おすすめはナイロンライン。擦れに強く食い込む時に多少伸びるため、違和感を緩和することができます。PEラインは強度はありますが擦れに弱い為せっかく大物がかかってもスレてダメージをおっていたばあいラインが切れて魚を逃がしてしまいます。

視認性の高いライン

落とし込み釣りでは視認性の高いラインを利用するのがおすすめです。落とし込み釣りはウキ等を使用しない釣りです。目印は使用しますが、ラインがみえていれば仕掛けがどのように落ちているのかがわかります。目印を使用しないヘチ釣りという釣り方ではラインの水面からの出入りであたりをとるため、より視認性のあるラインがおすすめになってきます。

落とし込み釣りの道具!初心者でも自作可能な仕掛け④

ハリス

ハリスにはフロロカーボンのものが使われることが多いです。1.5号ぐらいがベストかと思います。理由として水中での透明度の高さ、切断などのライントラブルに強いという理由があげられます。ラインにナイロンを使用して食い込みをよくし、細くて高強度のフロロカーボンのハリスで感度をアップする目的もあるのです。ナイロンとフロロカーボンのメリットを両方取り入れた仕掛けになります。

基本は仕掛けのハリス長め

ハリスは短くても80cmから100cmとりましょう。黒鯛は警戒心の強い魚なので、できるだけ仕掛けがターゲットにばれにくくする必要があります。見えにくいフロロカーボンハリスを長くすることでエサがただ海中に漂っている風に演出するのと、スレテいる黒鯛にも口を使わせる効果があります。また落とし込み釣りでのハリスは痛みやすいので交換をぼちぼちするようにしましょう。

落とし込み釣りの道具!初心者でも自作可能な仕掛け⑤

目印

落とし込み釣りでの一番の特徴は目印を使用することです。目印といっても蛍光色のパイプなどをラインに通すぐらいですが、黒鯛のあたりがあれば目印に変化が生じます。落とし込み釣りではこの目印の変化で合わせを入れたりします。道具箱に忍ばせておくと他の釣りでもカラミ防止にも使えるので重宝します。水面に浮かせて使用する目印もあります。

目印の無い前打ちと言う釣り方

目印を使わない落とし込み釣りは前打ちと呼ばれています。正直呼び名を変える意味がわかりませんが、先人達がそう呼んでいるので受け継がれてきています。他にもヘチ釣りなど落とし込みとほとんど一緒の釣り方もあります。判断は目印を使用するかどうかで判断しましょう。

落とし込み釣りの道具!初心者でも自作可能な仕掛け⑥

オモリ(ガン玉)

黒鯛の落とし込み釣りではの鈎部分にオモリ(ガン玉)をうちます。その理由としてまっすぐ垂直にエサを落とし込むことができる、ハリスやライントラブルをふせぐ、などがあります。オモリ(ガン玉)を鈎部分に打つことで狙いのタナが決まっている場合は素早くそこに落とすことができて、手返し良く釣りをすることができます。長い堤防を探り歩くには手返しの良さも求められるのです。


ガン玉無しの仕掛け

イガイなどを殻ごとエサにする場合、オモリは十分あるのでガン玉を打つ必要もなくなってきます。ガン玉の目的は針部分を一番重くすることにあるので、比較的重量のあるエサではオモリ代わりにもなるためガン玉無しで勝負してみましょう。海が荒れている場合などにはガン玉をうってオモリの調整をしてみてもよいかとおもいます。またタナがはっきりしていない場合はオモリなしでヒラヒラと全層を探ってみましょう。

落とし込み釣りの道具!初心者でも自作可能な仕掛け⑦

釣り針

落とし込み釣りに使用する針はチヌ針を使用します。1~3号を用意しておけばたいていの場所で通用します。あたりはあるけどかかりの悪い時は小さくしてやり、エサが大きい時は3号にするなどの工夫をしてみて下さい。がままつの針はとてもよくできている製品です。強度もあり、刺さりもよい、非常に作りと性能が秀逸なのです。

ガン玉付きの針仕掛け

アジングなどに使用されているオモリと釣り針が一体化しているものがあります。あれは大変便利で落とし込みでも使用して問題ないかと思います。ただアジなどを釣ることを前提に作られているので強度にやや難があるかもしれません。大物がかかった場合針がきれる可能性もあるので、頑丈な物を見つけるようにしましょう。

落とし込み釣りの道具!初心者でも自作可能な仕掛け⑧

エサ

落とし込みで使用するエサは地域によって多少違いますが、基本的にはイガイを使用することが多いです。東海地方ではカニが使用されることが多いです。カニやイガイは携帯性に優れており、小さなタックルケースに入れておけば探り歩きする場合も邪魔にならなくおすすめです。またモエビ等を使用することで、黒鯛以外にもメバルやカサゴなどのうれしい外道が釣れることもあります。

エサは現地採集がベスト

一番釣れるエサは何?とよくきかれることですが答えは簡単です。現地で採取されたエサが一番よいのです。船着き場であるならイガイが付着している可能性が高いので探してみて下さい。磯場であれば岩をどかせばカニはいくらでも手に入ります。コスパがよくて釣れるなんて使わない手はないですよね。ぜひ一度周辺を散策してみて下さい。

落とし込み釣りの仕掛けの自作方法

仕掛けはいたってシンプル

道具もほとんど必要なく、初心者でも簡単に仕掛けを自作することができます。いってしまえば目印をつけて針にガン玉を打ちつけるだけです。オモリを他にも使用しないので、コスパも素晴らしいです。エサの付け方は少しコツがいるので、経験者に習うようにしてください。エサがうまく刺さっていれば仕掛けは大丈夫です。

家にあるタックルで応用可

家にある道具で自作してみましょう。ハリスやオモリなどは購入しなければなりませんが、余っているガン玉などで自作してみて下さい。柔らかめのガン玉がよく使われますが、硬くても外さないのであれば構わないと思います。ハリスは古いとヨレヨレになっていたり痛んでいる可能性もあるので、できることなら新しいのを使用したいところです。

落とし込み釣りのやり方①

堤防、テトラ帯を探る

堤防やテトラ帯を端から端まで探り歩きます。落とし込みは足で釣る、という格言がありますようにとにかく落とし込み釣りは何回水中にエサを落とし込むかで釣果がかわってきます。一か所でじっくり粘る釣り方では無いので、こちらから黒鯛のいる場所へ歩いていきましょう。どこであたりがあるのか、くじ引きをしているような感覚が楽しめます。

あたりがあったポイントは少しねばる


もしあたりがあったなら、その場所でもう少しねばってみる様にしてください。黒鯛が異変に気づいていなければ、黒鯛はまだそこにいるはずです。そこで再び上から降ってくるエサを待っている黒鯛に再度エサを投入してあげましょう。ただしハリスやオモリにダメージはないか確認するようにしてください。ダメージがあると仕掛けごと持っていかれます。

落とし込み釣りのやり方②

イガイやカラス貝のついている層を釣る

堤防やテトラ帯にいる黒鯛は、上から落ちてくるエサを待ち構えています。ではどんな場所にいる確率が高いかというと、イガイなどが絡みついている堤防の下です。なぜならすぐそこにエサがあるので、波に浸食されて落ちてくるのを待っていればよいのです。そこにエサを落とし込んでやれば、黒鯛がいればまず食ってくるでしょう。エサの種類などで食いの率はちがいますが、何もない場所よりはグッと釣れる確率が上がります。

アタリとアワセ

仕掛けが急に水中に引き込まれたり、ぶるぶると震えたりしたときは穂先に集中してみて下さい。ラインを張ってズシッとした重量感があれば後は竿をたてて黒鯛とのバトルを楽しんでください。落とし込み釣りの竿は短いので、遅合わせと言われる黒鯛でもはやくアワセをいれてもよいです。逆に暴れられる時間が多いとハリス切れの可能性が高まるので注意が必要です。

落とし込み釣りのやり方③

ひたすら歩く

ひたすら歩いて探ってください。堤防の端から端まで往復で探ります。人の2倍歩いて2倍落とし込むぐらいの気持ちでがんばりましょう。一通り探っていなかったら別の堤防へ移動してまた探り歩きます。その繰り返しです。落とし込み釣りの最盛期は夏なので、体調に気をつけて探り歩くようにしてください。暑さ対策は必須で水分補給もきちんとするようにしましょう。

夕マズメ、朝マズメを狙え

釣りをしている方ならもはや基本中の基本。マズメ時を狙うことで釣果が大幅に上がります。日中はあまり活発な魚は少ないです。その時間帯だけを狙い撃つことで効率よく釣果をかせぐことができます。特に黒鯛は朝マズメに活発になる傾向があります。少し早起きは必要ですが、もしどうしても釣果が上がらない人は早起きして堤防へでかけましょう。

落とし込み釣りのまとめ

落とし込みは初心者でも釣れる

落とし込み釣りはオモリをつけたエサを水中に沈めるだけなのでとても簡単です。ウキフカセ釣りなどより初心者でも黒鯛の釣果が上がりやすい釣り方だと思います。ぜひ黒鯛を釣ってみたいと言う方は落とし込み釣りをはじめてみましょう。人の何倍も落とし込んでレベルを上げていきます。いつかは名人とよばれるように頑張ってください。

エサをいろいろ試してみよう

地域におっては黒鯛をスイカで釣る地域も存在します。黒鯛は雑食性のため、色々なエサを試してみるようにしましょう。あなただけの万能エサがみつかるかもしれません。もしエサを現地調達される方は、その採取しようとしているエサに漁業権がかかっていないか調べてからにしてください。アサリなどはもちろんイソメなどにも権利がかかっている地域もあります。現地の人とトラブルになったり、下手したら警察沙汰になってしまうかもしれません。ぜひ一度きちんと調べてからの採取をおすすめします。