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タイヤのホイールサイズの見方や調べ方とは?適合する大きさ含めて解説!

タイヤのホイールサイズの見方や調べ方を紹介します。パッとみただけではタイヤのホイールサイズがどこに書いてあるのかわかりません、そこで今回はホイールサイズを確認するうえで必要な知識をお伝えします。適合するホイールを調べるポイントも紹介します。
更新: 2021年1月19日
tryyua
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はじめに

今回の記事ではタイヤのホイールサイズの見方や調べ方を紹介します。タイヤによってホイールの大きさは異なります、そのためタイヤの大きさやタイヤ幅の大きさを変化するのです、ホイールの購入を考えている方やホイールサイズの確認方法を学びたい方向けに、ホイールの基本情報をお伝えします。

タイヤのホイールサイズを確認しよう

車によって違うホイールサイズ

車の話をしていると必ず出てくるのがタイヤの話です。世間一般、ゴム製品であるタイヤとそのタイヤがホイールに組まれた状態のものを「タイヤ」と呼ぶことがありますが、タイヤとホイールは別物になります。

タイヤにも規格があるようにホイールにも規格があり、街中の車を見ていてもわかるように車によってそれらの規格は違うのです。サイズ以外にも規格がありますので、ホイールを購入する際は車種別で適合するものを購入する必要があります。

性能・見た目にも影響する

ホイールの選択によって車の性能・見た目にも影響します。ボンネットを開けないとわからないような部品と違って、ホイールは外から誰でも見える部品です。性能は乗ってみないとわかりませんが、清掃の行き届いた傷の少ないホイールとブレーキダストや土汚れが付いたボロボロのホイールでは、その車の印象がかなり変わってきます。

同じサイズのホイールでも1本あたりの重量が異なる場合や、リム幅が違えば取り付けられるタイヤサイズが変わるなど、様々です。街乗りからモータースポーツまで、ホイールサイズは重要な要素となります。

タイヤのホイールサイズはどこに書いてあるのか

リムの内側に表示されている

ホイールサイズはリムの内側に表示されています。リム内側部分にシールが貼ってあり、そのシールにホイールサイズに関する情報が記載されているというのが基本です。ホイールサイズは内側に記載されているので確認するには一度ホイールを外す必要があります。

理由は外側から見るとブレーキキャリパーやブレーキディスクなどがあるため見にくいからです。ブレーキパッドのダストや土汚れなどが表示シールの上に被さっていると文字を読めないのでいずれにせよ外す必要があります。どこに書いているか一度確認してみましょう。

自分で測定も可能

ホイールサイズの測定を自分で行って確認することも可能です。後述しますが、ホイールの規格やタイヤの規格はインチとメトリックが混ざり合っています。しかし計算を行えばインチサイズ表記の物がメトリックだとどれくらいになるのか確認可能です。

計算を自身で行わなくてもインターネット上にある自動計算システムのようなものを使う調べ方も可能ですから、倉庫に眠っていたホイールのサイズがわからない時でも大丈夫です。どこに書いてあるのかさえわかればあとは何とかなるということです。

タイヤのホイールサイズの見方その1


ホイール外径とホイール幅

タイヤのホイールサイズを知るうえでまず頭に浮かぶ規格はホイール外径とリム幅です。ホイール外径はインチで表示されるホイールの外径、リム幅は同じくインチで表示されるホイールをはめる部分になります。

どこに書いてあるか、それはリム内側のシール部分です。ちなみに、タイヤサイズの表示にも取り付けホイールサイズが記載されているので(詳しくは取り付けタイヤのリム径)、それを読めばホイールのインチサイズがわかります。

ホイール外径 x リム幅

これらの規格は、ホイール外径 x リム幅、で表示されています。例えば、筆者の車が使っているホイールを例にすると、15 x 6.5J、と表示されたホイールであれば、ホイール外径は15インチでリム幅が6.5インチという意味です。

1インチは25.4㎜ですので、インチではなくメトリック(mm表示のこと)で表示すると、15 x 25.4 = 381mm(ホイール外径)、6.5 x 25.4 = 165.1mm(リム幅)となります。このような計算が必要になるのはトレッドを広げる時や今より大きいタイヤを取り付けたいときなど、チューニングやカスタムをする場合です。

大きくなると価格が高くなる

ホイール外径とリム幅が大きくなるとタイヤの価格は高くなります。例えばマツダの13Cデミオのホイールサイズは15インチ x 5.5Jです。

これに対してレクサスのLS500 F SPORTの純正ホイールサイズはフロントに20インチ×8.5Jでリアに20×9.5Jとなっています。このことからわかるように、高級車のホイールは大きいサイズを採用する傾向なのです。

タイヤのホイールサイズの見方その2

PCD(ナット座ピッチ直径)

PCD(ナット座ピッチ直径)はホイールを固定するハブボルトそれぞれの中心を通って描かれる仮想円の直径を示すものです。自動車メーカーというよりは車両によっPCDが違います、国産車であれば主なPCDは100㎜か114.3㎜となっています。

PCDの調べ方は専用の測定工具を使う方法、実際にホイールを固定できるかどうかはめてみるなど様々です。PCDはどこに書いてあるかといいますと、上述したリム内側のシールに書かれています。

P.C.Dの規格は実はいろいろある

PCDの大きさ100や114.3だけでなく、P.C.Dの規格は様々です。98.5㎜のものや112㎜、120㎜に140㎜、さらには139.7㎜など、かなり違います。

数ミリ単位でP.C.Dが違うホイールがあるので、ディーラーにP.C.Dを確認しておくと確実で安心です。サイズが違うとホイールがはまりません。購入するホイールのPCDが車両に適合するかどうか確認しておく、大切な調べ方の1つです。

タイヤのホイールサイズの見方その3

穴数

ホイールによって穴数は異なります。穴数の「穴」はハブボルトにホイールを固定するのに使う穴の数を示すものです。どの穴数のホイールを使用すればよいかは、その車のホイール取り付け部分を確認すればわかります、ハブボルトの本数を確認でも可能です。

ハブボルトの数(ホイール穴数)は普通乗用車で4本または5本のモデルが多いです。穴数4つのホイールはハブボルト4本の車に使い、穴数5つのホイールはハブボルト5本の車に使います、これらの数が一致していないと取り付けられません。


ホイールナットの形状もいろいろ

PCDとホイール穴数だけでなく、実はホイールナットの形状にも種類があります。先端がテーパー形状のもの、球形のもの、そして平面形状のものです。

これらの形状をしたホイールナットをハブボルトに締め付けてホイール(=タイヤ)を固定することからわかるように、ホイールの穴部分の形状は対応するホイールナットの先端部分と同じになっています。このことから、調べ方の1つとしてホイール穴の形状をチェックしておきましょう。

タイヤのホイールサイズの見方その3

ハブ径

ホイールの中心にある穴の径のことをハブ径と呼びます。他のサイズが合っていてもこのハブ径が違うだけでホイールを車に取り付けられないケースがあるのです。実はハブ径は車両別でサイズが決められています。

そのため大きさが同じ可能性だけでなく、大きさが違う可能性もあるのです。ホイールのハブ径がセンターハブ(ハブ側中心部の穴)より小さいとそのままではホイールを取り付けられません。スペーサーを使うなどの追加作業が必要になります。

できるだけ大きさが同じものを使う

ホイールのハブ径がセンターハブより大きい場合は取り付け可能です。しかし、センターハブでホイールの中心(ハブ径部分のこと)を固定できなくなるので、適合していても強度の面で不安が残ります。できるだけ取り付け車両のセンターハブに適合する径のホイールを取り付けることが重要・安心です。

タイヤのホイールサイズの見方その4

オフセット

オフセットはホイールのリム幅の中心を通る線とホイール取り付け面の距離を示すものです。近年ではオフセットは名称が変わり、インセット・ゼロセットとアウトセットと呼ばれるようになりましたが、今でもオフセットが使われることが多いです。そこでオフセットの前に後者を紹介します。

インセットは+、ゼロセットは0、アウトセットは-というように表示方法が決められています。ホイールを取り付けた時、ホイールのリム幅の中心線がブレーキディスクを基準にどこにあるかを教えてくれる数値です。

リム幅中心線よりも内側に取り付け面があればアウトセット、中心線上に取り付け面があればゼロセット、そして外側にあればインセットと呼ばれます。

セッティング出しに影響する

アウトセットの大きさが大きくなるとホイール・タイヤが車体側から外側に向かって移動するようになります(ホイールの中心がディスクより外側に移動するため)。アウトセットが大きくなるとフェンダーからタイヤがはみ出し、そのままでは車検に通りません。

反対にインセットが大きくなるとホイールの中心が内側に近づくためサスペンションにタイヤが接触する可能性が高くなります。ツライチにする場合やトレッドを広げた場合に必ずチェックが必要な項目です。

オフセットもほとんど同じ


オフセットも考え方としてはインセット・ゼロセット・アウトセットと同じです。オフセットの値が小さくなると、内側から外側へ小さくなった分ホイールの中心線が移動します。

オフセット40のホイールをオフセット35のホイールに変更すると、5㎜外側に動く計算です。表示パターンが1種類から3種類に変わってよりわかりやすくなっています。

タイヤのホイールサイズを選ぶときのポイント

純正サイズを基準にする

ホイールサイズを選ぶ際には純正サイズの必ず確認しておくことが大切です。純正サイズのホイールを取り付けた状態でオフセット(インセット)がどれくらいの値になっているのかさえ分かれば、あとは純正ホイールのリム幅や外径などを使って別サイズの適合するホイールの購入やそれに合わせてタイヤの変更が可能となります。

実際に取り付ける

取り付けられそうなホイール・タイヤサイズを計算で出したら、実際にタイヤ組み済のホイールを取り付けてみましょう。

とはいえ購入前にはそのようなホイールを持っていないと思いますので、友人や行きつけのお店の人に頼んでホイールを借りて実際に取り付けることをおすすめします。同じ車の乗っている人に適合サイズを聞いてみるのもよいでしょう。

まとめ

車を走らせるうえで必ず必要な部品の1つがホイールです。今回はサイズの見方や大きさの調べ方・計算方法などを紹介しました。どこに書いてあるのかなど普段考えることはあまりないですが、どこに書いてあるか知っているだけでも今後ホイール交換の際に役立ちます。

オフセット値やPCD、穴数などチェックすることは意外とあります。適合市内ホイールを間違えて購入してしまわないようにどこに書いてあるかなどのサイズの見方・調べ方をしっかり覚えて選び方に役立ててください。

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