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ベンケイソウとは?気になる栽培方法や開花時期・花言葉をご紹介!

ベンケイソウは観賞用に古くから栽培されている多肉植物の一種です。ベンケイソウ科にはたくさんの観葉植物があります。ベンケイソウの栽培方法やその特徴、花の開花時期や花言葉など、ベンケイソウについて調べてみました。多肉植物を育ててみたいという方必見です。
2020年8月27日
佐藤3
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目次

ベンケイソウのような多肉植物を育ててみたい

ベンケイソウという植物をご存知でしょうか。ふっくらとしたマットな葉や光沢のある葉など葉に特徴がある夏の乾燥に強い植物です。簡単といえば簡単な栽培方法を持つ植物なのですが、独特の栽培のコツがあります。

多肉植物

それでは、ベンケイソウのような多肉植物の特徴や栽培方法とはどのようなものでしょうか。ベンケイソウのような多肉植物を栽培する際のポイント、注意点などをご紹介していくと共に、ベンケイソウの花言葉とその意味も見ていきましょう。

ベンケイソウとは

科名

ベンケイソウはベンケイソウ科の被子植物です。ベンケイソウ科には非常にたくさんの種類の植物があって、およそ33属1400種といわれています。現在日本で栽培されているベンケイソウは、自生している黄色いベンケイソウとは違い中国から渡ってきたオオベンケイソウがほとんどであるといわれています。

学名

ベンケイソウの学名は「Crassulaceae」。砂漠など水分が少なくストレスとなる植物が行う光合成のことをCAM型光合成と呼びますが、このCAMとはCrassulacean Acid Metabolismとなり、訳すとベンケイソウ科型有機酸代謝となります。

原産地

ベンケイソウ科の植物の原産地は中国ですが、日本にも北海道と本州に自生種が生えています。それ以外にも全世界に広がっています。親しい種類だと混雑が激しく、非常に多くの地域で多くの種類のベンケイソウ科の植物が広がっています。

ベンケイソウの特徴

ベンケイソウの特徴は葉が多肉であるということがまず第一に挙げられるでしょう。原産地が南アフリカの暑い地域ということで、深刻な水不足にもなるような場所です。そのために葉にたくさんの水分を蓄えておく必要があったため、このような形に進化したと言われています。


多肉植物

ベンケイソウは多肉植物に分類されます。同じベンケイソウの仲間には有名な「金のなる木」も含まれています。金のなる木を想像するとどのような葉を持った植物なのかわかったという人も多いのではないでしょうか。ベンケイソウ科の植物は、あのような分厚い、乾燥した地方でも生きていけるような葉の形をしています。

ベンケイソウの花と花言葉の意味

ベンケイソウの花の名前の由来は、武蔵坊弁慶から付けられたといわれています。その昔は、ベンケイソウはとても生命力が強い植物で、一度枯れたと思っていた状態からでも生き返ってくることから「イキクサ」と呼ばれていたほどです。その力強さを弁慶と重ねてベンケイソウという名前になったといわれています。

ベンケイソウの開花時期

ベンケイソウ科の植物の中には花が作物も存在します。その開花時期は、8月中旬から10月中旬となっています。日本でも黄色っぽい花がつくベンケイソウの仲間が自生しているのを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。

花言葉

ベンケイソウの花言葉は「穏やかな」「信じて従う」「静寂」「機転がきく」という意味です。ずいぶん、おしとやかで賢そうな花言葉を持つ花ですね。ベンケイソウはたくさんの小さな花が密集して咲きますが、それでも決して華美にならずに謙虚な様子からこのような花言葉がついたのでしょう。

花言葉の意味「機転がきく」

ベンケイソウの花言葉の意味には穏やかの他にも機転がきくというものがあるというお話をしました。この機転がきくというのはベンケイソウの名前の元である武蔵坊弁慶の逸話に関係しています。弁慶といえば義経の家来ですね。義経が逃亡した際、弁慶の機転で関守から疑われた難を逃れたというシーンがあります。このことから弁慶=機転がきくという花言葉となったといわれています。

ベンケイソウの栽培方法は

控えめで賢い花言葉の意味を持つベンケイソウ。自分で育てることも可能です。とても素敵な花言葉を持っているから、増やしてプレゼントしても良さそうですね。ベンケイソウの栽培方法をご紹介します。

栽培難易度


ベンケイソウは耐寒性耐暑性どちらも強く、育てやすい植物といえるでしょう。しかし、多肉植物ならではの育て方があるので、一般的な植物を育てるのが得意な人でも少し勝手が違う点がありますので注意が必要です。

栽培で気をつけること

ベンケイソウの栽培で気をつけることは、乾燥です。特に夏場は水の管理を気をつける必要があります。ベンケイソウに限らず多肉植物は乾燥には強いのですが、湿気にはとても弱い植物です。ジメジメしているところに置いておくと腐ってしまうことも多々あります。

夏の乾燥

梅雨から夏の時期は、湿気対策に雨が直接当たらないようにします。土はだいたい乾燥しておくようにするとよいでしょう。水やりは1ヶ月に1~2回で十分です。ベンケイソウには水をあげすぎないように心がけましょう。

水やり

ベンケイソウは通年を通して水やりを続ける必要はありません。ベンケイソウに水をあげたい期間は、春から秋まで。冬はベンケイソウは土の上の部分をすべて枯らしてしまっていわば冬眠状態のようになって眠っています。ゆっくり休ませてあげる意味でも冬場の水やりの必要はありません。

セイロンベンケイや子宝草の増え方

ベンケイソウは葉から根を出して増えることができます。その中でも特にセイロンベンケイや子宝草というベンケイソウ科の植物は、葉を切り取り水に浸しておくだけで、小さな新しい芽がたくさんでてくるという面白い増え方をします。セイロンベンケイや子宝草の葉が手に入ったら、ぜひ水栽培で葉が芽を増やすところを見てみてはいかがでしょうか。

ベンケイソウの増やし方

ベンケイソウを増やすには挿し木や株分けで増やしてあげます。葉を差しておいて根が出ることもありますが、挿し木や株分けの方が確実です。

ベンケイソウの植え付け植え替え・肥料など

ベンケイソウの植え付けや植え替えは2月中旬から4月の中旬頃までに行います。肥料は植え付けや植え替えをする時に化成肥料を混ぜてあげたり、ごくごく薄めた液体肥料を春先の時期にあげるのみで十分です。あまり肥料は必要としない植物です。

植え替えは2年に1度程度


一度植え付けたベンケイソウは2年くらいしたら大きな鉢に植え替えてあげましょう。植え替えの時期も2月から春4月頃までに済ませるようにします。

用土

湿気に弱いベンケイソウなので、ベンケイソウの土は水はけのよいものにしましょう。水やりは土が乾くまでおこなわず、渇いたのを確認してからたっぷりと与えるようにします。あげすぎは根腐れの原因となりますのでくれぐれも注意してください。ほとんどの植物の土として使える赤玉土7腐葉土3の割り合いの土がベンケイソウにも向いています。

植える場所

基本的にはおひさまが好きな植物なので日当たりの良いところに植えるようにします。しかし、夏は半日陰で育てるようにするのがベンケイソウの栽培のコツです。

まとめ

とても素敵な花言葉を持つベンケイソウ。比較的育てやすい植物ではありますが、湿気に弱いので注意が必要な植物です。多肉植物は、肉厚の葉がコロンとかわいくて、お好きな人も多い人気の植物です。多肉植物の中には花を咲かせない(ほとんど目立たない)ものもありますが、綺麗な花も咲かせるベンケイソウなどから栽培をはじめてみてはいかがでしょうか。花が咲く時期があると栽培の励みになりますよ。

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