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油性ペン・マジックの落とし方!染み抜きなどの汚れた部分を落とす方法を解説!

油性ペンやマジックを誤って衣服や肌に付けてしまった!外出先で食事中服にこぼしてしまった!なんて場面でも落とし方を知っていると焦らず対応できます。この回では、油性ペンやマジックの落とし方と染み抜きについて、その方法の紹介と解説をしていきます。
2020年8月27日
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油性ペン・マジックインクの落とし方

油性インクの一番の特徴は、描いた文字などが簡単に落ちないよう定着剤という材料が含まれていることです。 油性インクの主要成分はアルコール溶剤・顔料等の着色剤・樹脂ですが、油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーは、保存用などの理由で描いた字や絵が簡単に落ちないように造られているので、落ちにくいのは言わば当たり前です。それでも実際には、落ちやすい材質・落ちにくい材質がありますので、以下に解説します。

油性ペンやマジックが落ちやすい材質

落ちやすい材質は、油性ペンや油性マジックのインクが浸透しない材質です。定着剤により落ちにくくなっていますが表面的に留まっているだけなので落としたい場合でも油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーなどがついたモノ自体への影響は少ないです。 ・皮膚 ・金属類(アルミ以外) ・瀬戸物や陶磁器 ・ガラスや鏡 ・表面がツルツルしたモノ など

油性ペンやマジックが落ちにくい材質

落ちにくい材質は、油性ペンや油性マジックのインクが浸透してしまう材質です。 表面だけの問題ではなくなるので無理に落とそうとした場合は、油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーなどがついたモノ自体が損傷する場合があります。 ・衣服・布類 ・木材・木製品 ・紙 ・石・レンガ・ブロック ・革・合成皮革 ・プラスチック ・ビニールや・ゴム製品 など

油性ペン・マジックの落とし方①:皮膚

油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーなどが皮膚についた場合は、基本的には普段使っている石鹸とぬるま湯で洗い落とすことができます。なかなか落ちない汚れも徐々に落ちていきます。 顔や露出の多い箇所で急いで落としたい場合は、家庭にある身近なモノで落とすことができます。油性インクは、その名の通り油分が入っているので、その油を他の油で浮かせればいいのです。そこで、身近にあるモノと言えばこちらになります。

食用油

ご家庭の台所にはサラダ油やごま油など料理用の油があることでしょう。 料理用油を皮膚の油性ペンや油性マジックがついた箇所に馴染ませて布等で拭き取るだけです。工業用の油なら強力に落ちますが、お肌に使うのであれば日々口にする料理用油がいいですね。

日焼け止め・ハンドクリーム

日焼け止めは、人の肌を保護するために作られたモノなので安心です。 特に日焼け止めに含まれている紫外線吸着剤という成分が浮いた油分をも吸着してしまうので、擦らずとも楽に落とすことができます。ハンドクリームも油分を浮かせる働きがあります。どちらもインクが付いた箇所に馴染ませて拭き取るだけです。

口紅

女性なら常備している方が多いので、外出先でもとっさの時に便利です。 口紅には乳化剤という油分を溶かす成分が含まれているので、油性インク落としにも有効です。 インクが付いた箇所に口紅を塗りティッシュや布などで拭き取ってください。

歯磨き粉

物理的に研磨する方法ですが研磨といってもヤスリほど荒くないので安心です。インクの付いた箇所に歯磨き粉を付けて、優しく擦り落としてください。ただし、若干肌は傷みますので後のケアもお忘れなく!

油性ペン・マジックの落とし方②:木製品


油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーで本棚に落書きされた!気付いたら書いた文字がテーブルに写ってた!というようなことありませんか? 木製家具はラッカー系塗料等で仕上げられてるモノが多いので、油性インクを消すことでその塗料まで落としてツヤがなくなったりする場合があります。作業の際は表面の塗料などを確認し必ず目立たない箇所で試してから行ってください。

除光液・薄め液

一番強力な方法は、除光液やペンキ薄め液等の溶剤で油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーなどを溶かして落とす方法です。脱脂綿や布などに除光液・薄め液を染み込ませ、油性ペンや油性マジックのついた箇所をポンポンと叩くように擦るのがいいでしょう。ただし、とても強い溶剤なので家具表面の塗料も一緒に溶かしてしまう可能性があります。

消しゴム

エンピツを消すのと同じようにその箇所をこすって落とします。 砂消しゴムだと、家具表面に傷を付けてしまうので、普通の消しゴムを使用してください。消しゴムは液体やペーストと違って表面の塗料などと溶け合わないので、汚れずに後の処理がとても楽です。

クレンザー

クレンザーに含まれる研磨剤で落とす方法です。 粉であれば水分を含ませて、クリームなら薄めずに布などに取りその箇所に小さく優しく回転させる用に擦ります。激しく擦ると表面の塗料なども傷める可能性があるので注意してください。

油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーの油分を他の油分で浮かせる方法です。 灯油やミシン油など油全般を指しますが、いつもご家庭にあるサラダ油などの料理油を使用するのがいいでしょう。サラダ油をその箇所に塗ってしばらく置いてから布などで擦り落としてください。

柑橘類の皮

柑橘類の皮も有効です。 オレンジオイル配合の洗剤があるように、柑橘類の皮も油性ペンやマジックの汚れ落としに効果があります。みかんやレモンなどの皮から絞り出したオイルをその箇所に馴染ませて同じように布やティッシュで擦り落とします。

油性ペン・マジックの落とし方③:プラスチック

プラスチック製品についた油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーなどは、硬くて表面が滑らかなモノなら比較的簡単に落とすことができます。 しかし、表面がエンボスや艶消し加工が施されてるモノは表面の凹凸に油性インクやマジックが入り込んでしまっていますから、少し困難かもしれません。

アルコール

プラスチックについた油性ペンやペイントマーカーなどは、アルコールで落とすことができます。 消毒用でも構いませんが、工業用ならば強力に落とすことができます。脱脂綿や布などに染み込ませて、擦るというよりも叩くように拭くのがいいでしょう。アルコールとエタノールは同じモノです。

除光液

マニキュア落としに使う除光液です。こちらも叩くように拭いてください。 ただ、プラスチック本体を溶かしたり、塗装されている場合は塗料を溶かしたりする可能性があるので、必ず目立たない箇所で試してから行ってください。加えて手の油分も溶かしてしまうので、後のお手入れをお忘れなく!

油性ペン・マジックの落とし方④:布・衣服


布・衣服についた油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーは、繊維の奥まで染み込んで定着してしまうので、普通の洗濯ではもちろん漂白剤を使っても簡単には落ちません。ただ、絶対落ちないこともないので試してみる価値はあります。

アルコール・除光液

消毒用アルコールやマニュキアを落とす除光液が有効です。 油性インクが付いた面に布を当てて裏側から除光液等を馴染ませ、別布や古歯ブラシなどでトントン叩いて移しとるイメージです。慌てずに根気よく、一気にやらずに数回に分けて作業するのがコツです。

油性ペン・マジックの落とし方⑤:合皮・本皮製品

アルコール・除光液

合皮についた油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーにはアルコールや除光液が有効です。布やティッシュに染み込ませその箇所を拭いてください。 ただし、汚れは落ちますが多少傷む場合がありますので、無理は禁物です。本皮製品の場合は表面が損傷する可能性があるので、素直に諦めるのが無難かもしれません。

油性ペン・マジックの落とし方⑥:生木・板

ラッカー系塗料やニスなどで表面処理していない板や角材についた油性ペンや油性マジック・ペイントマーカーなどは、瞬時に内部まで浸透してしまいます。そのため、擦ったりも研磨しても深部までの汚れは残念ながら落とすことはできません。

染み抜き・シミ汚れの落とし方

食べこぼしや跳ねなどで、服に染みをつけてしまうことありませんか?すぐ対処すれば、簡単に落とすことができますが、時間が経てば経つほど落ちにくくなります。 シミ汚れは、大きく「水溶性」・「油溶性」・「不溶性」の3つの性質に分類できます。その性質ごとの染み抜き方法を解説します。

染み抜き方法①:水溶性のシミ

・しょうゆ ・コーヒー ・ジュース ・酒類など ・血液 ・紅茶 ・ワイン ・インク ・果汁など 水溶性のシミは、水に溶けやすいので、基本的に水やぬるま湯で落とすことが可能です。 服などのシミを付けてしまった面に布を当て反対側から濡らしたタオルや歯ブラシなどで根気良く叩いて、当て布に汚れを移し取っていきます。 落ちない場合は、少量の中性洗剤を溶かした洗剤液を使って同じ作業をしてください。血液の場合、方法は同じですが、温度が高いと固まってしまうので、必ず水で行ってください。

染み抜き方法②:油溶性のシミ

・口紅 ・ファンデーション ・バター ・チョコレート ・ボールペン ・機械油 ・食用油 ・衿あかなど 油溶性のシミは、水やぬるま湯で溶かした洗剤液で叩きます。この時、布よりも歯ブラシで叩く方が効果的です。落ちない場合は、原液を直接垂らして叩いてください。 シミの中央に垂らすと輪ジミになる恐れがあるのでシミの外側から攻めていってください。また、素材にもよりますが、ベンジンやアルコールでも有効です。

染み抜き方法③:不溶性のシミ

・泥 ・土 ・墨 ・墨汁 ・鉄サビ ・チューインガム ・鉛筆 ・ゲルインキなど 不溶性のシミは、水にも油にも溶けないので、厄介な汚れです。まずは、歯ブラシなどで表面の汚れを落としてください。次に固形石鹸を服などのシミ部分に塗り込んで水を含ませてもみ洗いします。固形石鹸は繊維によく絡む性質があるので、汚れも絡め取ってくれるのです。 この時、生地同士を擦り合わせると繊維の奥に入り込んでしまい、さらに落ちにくくなるので、揉みほぐすように洗い、後は、ぬるま湯ですすいでください。

染み抜き方法④:襟の汚れ


ワイシャツの襟についた汚れって、気になるくせに落ちにくいからつい放置してしまいがち。 この汚れの原因は、汗などと一緒に染みこんだ私達の皮脂です。放置すればするほど蓄積されてガンコな汚れとなり、さらに落とすのが大変になってしまいます。でも、そんなガンコな汚れもほんの一手間でキレイになるかもしれない方法をご紹介します。

食器用洗剤

食器用洗剤と洗面器などに40℃以上のぬるま湯を用意してください。 そのぬるま湯で汚れ部分を濡らし、食器用洗剤を直に垂らして、生地を擦り合わせるように優しく手で揉み洗いをします。その後、洗剤が落ちるまでぬるま湯でゆすいでください。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは、環境にも肌にも優しいアルカリ剤です。 水500mlに対し小さじ1杯で溶いた液体を作ってください。それを服などの汚れ部分にスプレーなどで染み込ませます。20分程放置した後、軽く手揉みをして普段通りに洗濯してください。

重曹&クエン酸

アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸の化学変化による発泡作用で汚れを分解して落とす方法です。それぞれを水で溶いた液体を用意します。 ①重曹液:水250mlに対し小さじ1杯 ②クエン酸液:水100mlに対し小さじ1/2杯 まず、①を服などの汚れ部分に馴染ませます。 その上から②をスプレーすると中和作用でシュワシュワと発泡を始めます。 ある程度収まってきたら普段通りにそのまま洗濯してください。

染み抜き方法⑥:カレーのシミ

服などについたカレーのシミは、水溶性の汚れと肉などの油性の汚れに加え、香辛料の色素汚れが混ざっているのでかなり複雑でガンコな汚れです。そんなカレー染みにも方法はありますので諦めずに試してください。

中性洗剤&漂白剤

カレーの染みにも台所用中性洗剤が有効です。 シミの箇所を少し濡らして中性洗剤を直接塗布し、もみ洗いをして流水で荒い流すことを色が薄くなるまで繰り返しします。仕上げに酸素系漂白剤をシミの箇所に直接塗布し、いつも通りに洗濯してください。

アルコール・除光液

上記の方法でも落ちない場合は、アルコールを試してください。 染みの面に当て布をしてアルコールを染みこませた脱脂綿や布などで当て布に移し取るようにトントン叩いてください。除光液の場合はより落ちますが、布の種類によっては繊維まで破壊してしまう可能性がありますのでご注意ください。

油性インク落とし方・染み抜き まとめ

いかがでしたか? 日々の生活の中にはあらゆる素材・材質があります。そして、それぞれに特徴や耐性などが違います。服にしろ家具にしろ汚れていると気分も落ち込みますよね。汚れも早いうちならキレイに落とせる可能性も高まります。また、その方法を知っていれば間違った処置で被害を拡大してしまうことも無くなります。今回紹介した方法はきっと役立つはず!是非お試しあれ!