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ブルーデージーとは?種類や花言葉、育て方まで解説!寄せ植えのコツは?

ブルーデージーの美しい花色は、ガーデンでとても映え、花壇のほかバスケット仕立てにしても素敵です。ブルーデージーは比較的強い植物ですが、ちょっとしたことで花が咲かないことも。ブルーデージーの切り戻しや挿し木など、育て方や寄せ植えのコツをご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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ブルーデージーってどんな花?

ブルーデージーは、多年草に属する植物です。ただしブルーデージーは耐寒性があまりないので、日本の厳しい冬の季節を越すことができません。そのため、ブルーデージーは、日本では一年草扱いになっています。寒い季節のない原産国のアフリカなどでは、草丈を1メートルまで伸ばし、一年中花を咲かせるようです。ブルーデージーの花色はとても魅力的で、また比較的強くて育てやすいことから、ガーデナーに大人気のお花です。

ブルーデージーの花の特徴

ブルーデージーの花の咲く季節は、年に2回、3~5月および10〜12月です。ブルーデージーは夏の暑い季節には、少しパワーを落としますので、花つきが悪くなり、花が咲かない状態になります。独特のブルーカラーは、ガーデンのアクセントにぴったりで、ハンギングバスケットの寄せ植えなどにももってこいです。

ブルーデージーの葉の特徴

ブルーデージーの葉っぱは、やや肉厚です。こんもりと葉っぱを茂らせて、そこから細い茎を伸ばします。一般的に葉っぱの色は、グリーンですが、種類により白っぽい斑入りの品種もあります。

ブルーデージーの花言葉

ブルーデージーの花言葉は全部で7つあります。どの花言葉も、前向きで幸せな印象のものばかりなので、ブルーデージーはプレゼントフラワーにもおすすめです。これらのブルーデージーの花言葉は、ブルーデージーの学名「Felicia amelloides」の由来にも通じます。「Felicia」は、ギリシア語で「恵まれている」を意味する「felix」に由来するもの。この恵まれている、という意味からイメージされた花言葉が多くなっています。

花言葉1・純粋

ブルーデージーの花の色は、ほかにはない澄んだブルーです。まさに神様の作った創造物。人間には作ることのできない美しい花色は、純粋という言葉をイメージさせるものでしょう。

花言葉2・恵まれている

学名の一部の由来である「Felicia(フェリシア)」は、ラテン語で「恵まれている」。その言葉そのままが使われた花言葉です。

花言葉3・かわいいあなた

ブルーデージーの愛らしい花姿や花色からつけられた花言葉です。

花言葉4・幸運

この花言葉も学名の「恵まれている」からイメージされた言葉です。

花言葉5・協力

ブルーデージーの花びらはとても多いものです。多くの花びらが協力して、可愛らしいひとつの花を形成しています。その特質から、協力と言う花言葉がつけられました。

花言葉6・幸福

西洋で、ブルーは幸せをイメージさせるカラーです。ブルーデージーの澄んだブルーの花色から、幸福という花言葉が生まれました。

花言葉7・無邪気

ブルーデージーの花が咲き乱れ、風にそよそよと揺れている姿は、まるで子供が遊んでいるような可愛らしく無邪気な雰囲気を醸し出しています。こうしたブルーデージーの花姿から、無邪気という花言葉がつけられました。

ブルーデージーの花名の由来

「ブルーデージー」の由来

ブルーデージーという名前は、ブルーデージーの花を見ての通り、美しいブルーの花色からつけられました。なお、デージーは日本で言うと「菊」の仲間。デージーの種類のなかには、白や黄色など様々な種類の花のものがあります。

学名「Felicia amelloides」の由来


ブルーデージーの学名は「Felicia amelloides」です。この一部である「Felicia(フェリシア)」は、ラテン語で「恵まれている」を意味する「felix」に由来します。ブルーデージーの丸い花の形や、ブルーデージーの花びらの数の多さからイメージしてつけられた学名となっています。

ブルーデージーを誕生花とする日

ブルーデージーを誕生花とする日は、全部で7日あります。大切な方に、ブルーデージーを入れた寄せ植えなどをプレゼントするのも粋ですね。誕生花とする日は、2月4日・3月13日・3月14日・4月11日・6月10日・6月26日・12月25日です。

ブルーデージーの基本データ

科名属名

キク科フェリシア属

学名

Felicia amelloides

和名

ブルーデージー

別名

ルリヒナギク(瑠璃雛菊)

英名

Blue daisy Blue marguerite

原産国

南アフリカ

ブルーデージーの種類

ブルーデージーは、名前のとおり美しい青色の花姿が印象的な植物です。ですが、なかには花の色が白やピンク色の種類もあるそうです。また葉に斑のはいった種類などもあります。

ブルーデージー

スタンダードな種類のブルーデージーです。

斑入りブルーデージー

葉っぱに薄い黄緑色の斑のはいる種類です。花が咲かない時期にも葉っぱの色で楽しめる品種です。

ペガサス

ペガサスは、花の色が白色の種類のブルーデージーです。スタンダードな青い色の種類と合わせて寄せ植えするのも素敵です。

ブルーデージーの育て方・土づくりと肥料


育て方1・土づくり

ブルーデージーは、水はけのよい土地を好む植物です。加湿な土壌を苦手とし、花が咲かない原因のひとつとなります。小粒の赤玉土に腐葉土と川砂を混ぜたものを準備しましょう。また、市販の草花用培養土を利用してもよいでしょう。

育て方2・肥料

ブルーデージーをはじめに植えつける際に、元肥を少し混ぜ込んでおきます。そのあとは、ブルーデージーの花の咲く季節である春と秋に、定期的に追肥を施しましょう。だいたい週に1回くらいの割合で、液体肥料を与えます。ブルーデージーは、やや肥料を好む植物です。肥料が少なすぎると、花が咲かない原因となります。ブルーデージーの株は元気なのに花が咲かないと思ったら、まず肥料不足を疑いましょう。

ブルーデージーの育て方・水やりと場所

育て方3・水やり

ブルーデージーは、多湿の環境を苦手とする植物です。鉢植えの場合には、土の表面がしっかり乾燥したのを確認してから、水やりをしましょう。過度な水やりは、ブルーデージーの花が咲かない、また、ブルーデージーを枯らせてしまう原因となります。地植えの場合は、水やりの必要は特にありません。ブルーデージーは水不足になると、下部の葉っぱが黄色っぽく変色する、花が咲かないなどの症状で、水不足を教えてくれます。

育て方4・場所

ブルーデージーは、日当たりのよい風通しのよい場所を好みます。ただし夏の季節など、あまりに強い直射日光は苦手なので、夏の季節には、半日陰になるところに移動させてやります。ブルーデージーは気温が30度以上になると花が咲かないことがありますが、秋になるとまた花が咲き始めます。地植えの場合には、大きな樹木の下など、夏に日陰ができる場所に植えつけましょう。

ブルーデージーの育て方・植えつけと植え替え

育て方5・植えつけ

ブルーデージーの植えつけに適する季節は、3〜4月もしくは9〜10月の気候の良い頃です。苗をポットなどから出したら、根についている土を落とさないように、注意しながら植えつけます。植えつけの際には、あまり深植えにならないようにしましょう。

育て方6・植え替え

ブルーデージーは、本来多年草ですが、寒さを苦手とするので日本では一年草扱いのため植え替えの必要はありません。ただし、鉢植えにして冬の季節の間、あたたかいところに置く、暖かい地域で育てると言った場合には、植え替えを行います。ブルーデージーの植え替えに適した季節は9~10月です。これまで植えていたものより一回り大きな鉢を準備して植え替えましょう。植え替える苗の根っこについた土を少し軽くもんでほぐして、新しい鉢に植えます。根がしっかりつくまで、水やりを続けましょう。ただし、過度な水の量は禁物です。

ブルーデージーの育て方・剪定(切り戻し)と花がら摘み

育て方7・剪定(切り戻し)

ブルーデージーは、風通しのよい環境を好みます。梅雨などジメジメする季節の前に、ブルーデージーの株を切り戻して、風通しをよくしてあげましょう。ブルーデージーは、はじめのうちは、茎の数が少なくボリュームがありません。その場合には、花の咲く前に切り戻してしまいましょう。

剪定をすることでブルーデージーの株が充実

この切り戻しをすることで、花を咲かせるのに必要な養分が、茎の数を増やすために使われるので、ブルーデージーの株が充実します。ブルーデージーは、比較的強い植物なので、ややしっかりめに切り戻しによる剪定をしても大丈夫です。芽のついた茎を切り戻した場合には、切り戻しと一緒に挿し木をすると一石二鳥です。また、冬越しさせる場合にも、秋の花の季節のあとに切り戻ししてやるとよいでしょう。

育て方8・花がら摘み

ブルーデージーの花が咲いたあとの花がらは、順次摘み取るようにしましょう。枯れた葉っぱも同様です。枯れた花がらや葉っぱをそのまま放置しておくと、蒸れの原因となり、花が咲かないことがあります。また、病気や害虫が発生する要因ともなります。

ブルーデージーの育て方・病気と害虫

育て方9・病気

ブルーデージーには、灰色かび病が発生します。灰色かび病は、梅雨の季節などのジメジメした時期に発生しやすい病気で、ブルーデージーの花が咲かない要因のひとつです。灰色かび病は、一度かかると回復させられないので、見つけ次第、病斑部を切り戻してしまいます。灰色かび病の防御には、ブルーデージーを、日当たりのよく風通しの良い場所に移動させることです。

育て方10・害虫

ブルーデージーには、アブラムシがつきます。ブルーデージーの花が咲かないと思ってよく見たらアブラムシに蕾を食べられていたということも。アブラムシが発生したまま放置していると、すす病など二次的な被害に広がります。アブラムシを見つけ次第、駆除しましょう。必要に応じて、薬剤の散布をします。アブラムシは、ジメジメした場所に発生しやすいので、ブルーデージーをなるべく日当たりのよく風通しのよい場所に置きましょう。

ブルーデージーの育て方・冬越し


ブルーデージーは、5度以上の気温を必要とし、それ以下になると枯れてしまう植物です。冬越しさせる場合は、鉢植えにして、冬はあたたかい室内で管理しましょう。また冬越しの前に、少し強めに切り戻しておくとよいでしょう。ブルーデージーは、冬の寒さのない国では多年草で、草丈を1メートルにも成長させる植物です。上手に冬越しさせることができれば、長いあいだ楽しめるでしょう。

ブルーデージーの増やし方・種まきと挿し木

ブルーデージーの増やし方は、大きく2つあります。種まきと挿し木です。種まきによる増やし方は、比較的長期間の観察と管理を必要とするので、少し難しい増やし方と言えるでしょう。もうひとつの増やし方である挿し木は、種まきと比べると、簡単な増やし方でおすすめです。増やし方のコツを知って、可愛いブルーデージーをガーデンいっぱいに咲かせましょう。

増やし方1・種まき

ブルーデージーの増やし方のひとつめは種まきです。ブルーデージーの種まきに適した時期は、9〜10月。種まき用の土を入れた育苗ポットにブルーデージーの種をばらばらと種まきします。種まきした双葉が出てきたころ、成長の良いものだけ残して、間引きます。冬のあいだ、室内で管理して適度な水やりを続けましょう。春になって、株が大きくなってきたら、見事、種まき苗の完成です。好きな場所に植え替えます。種まきによる増やし方は、冬のあいだのきめ細かな管理を必要とするので、少し難易度の高い増やし方でしょう。

増やし方2・挿し木

ブルーデージの増やし方のふたつめは、挿し木です。ブルーデージーの挿し木に適した季節は、春4~5月頃です。ブルーデージーの株から、先端に芽のついた状態の良いところを5センチほど切り取ります。切り取った挿し芽を、水に浸け、1時間くらい水揚げします。挿し木用の土を入れた育苗ポットに挿し木します。

1月ぐらいで根が張り出します

だいたい一か月くらいすると、根が出てきますので、それまで風通しのよい日陰で管理しながら、水やりを続けます。挿し木した根っこがしっかりしてきたら、挿し木苗の完成です。挿し木はブルーデージーの増やし方のなかでも、比較的簡単な増やし方です。

ブルーデージーの寄せ植え

ブルーデージーは、お庭に直接植える、鉢植えにする、どちらでも育てやすい植物です。花の色がとても素敵なので、ガーデンや寄せ植えのアクセントになります。ハンギングバスケットにほかの植物と寄せ植えしたものを、少し高いところに飾っても可愛いです。ブルーデージーのブルーの花色には、白やピンク、赤、黄色など、幅広い種類のカラーが合うので、色々なお花との寄せ植えが可能で、色のハーモニーを楽しめます。

ハンギングバスケット

玄関先や、窓際にこのようなハンギングバスケットに寄せ植えしたものをぶら下げれば、その場がぱっと華やかになります。つらさげることで、風通しもよくなるのでブルーデージーにぴったりです。

素朴な素焼きの種類の鉢も、ブルーデージーとの相性抜群です。鉢台を利用して、少し高さをつけてやると、ガーデンでのめりはりが生まれます。

白い木の鉢に、ブルーデージーの花色がマッチします。ブルーの花ばかりを寄せ植えるのも素敵ですし、反対色のピンクなどの花を一緒に寄せ植えしても良いでしょう。寄せ植えの色遊びを存分に楽しめます。

ブルーデージーの美しい花色をガーデンに取り入れよう

ブルーデージーの花色は大変魅力的で、一度見たら忘れられないものです。たわむれるように咲き、風にゆれるブルーの花姿は愛おしく、まさに植物は神様の創造物と思わせられる風景です。ほかの植物にはあまりない花色で、ガーデンのアクセントや寄せ植えにひっぱりだこのブルーデージー。挿し木により比較的簡単に増やせるので、ガーデン一面のブルーを楽しむなんていうのも夢がありますね。

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