検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

トマトの室内で行う自作水耕栽培!家庭でできる5つのやり方とコツをご紹介!

水耕栽培は家庭の室内でもできる土を使わない栽培方法です。また栽培環境を自作することが出来る点も魅力です。水耕栽培の中でも人気のトマトを室内の自作水耕栽培で育てるためのやり方とコツを紹介します。美味しいトマトを家庭で栽培しましょう。
2020年8月27日
すがや
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

水耕栽培を始めよう

室内やベランダで水耕栽培

水耕栽培という栽培方法が注目を集めています。水耕栽培は少し敷居が高いように聞こえるかもしれませんが、大規模な植物工場でなく家庭の中で室内やベランダでも始めることができます。家庭の中で美味しい野菜を収穫することも可能です。

水耕栽培の環境を自作

家庭で出来る水耕栽培には必要な道具が揃えられているキットを買う方法と、水耕栽培に必要な環境を自作するという大きく2つの方法があります。自作と言っても、専門的な技能がなくても作ることができるのおすすめです。

トマトを室内で水耕栽培

水耕栽培の中でも人気の高いトマトの水耕栽培のやり方を紹介します。トマトは人気は高いとは言え、水耕栽培の中では比較的栽培の難しい野菜になります。いくつかのコツを覚えてトマトを室内やベランダで水耕栽培しましょう。

水耕栽培の基本情報

水を使って植物を育てる

はじめに水耕栽培について基本情報を簡単に紹介します。水耕栽培とはその名の通り水を使って植物や野菜を育てる栽培方法です。土を使わないため、土作りの必要がなく、また虫も寄り付きにくいといった特徴があります。ちなみに水耕栽培に対して土に作物に植える一般的なやり方は土耕栽培と呼ばれます。

室内で栽培が可能

通常の野菜の栽培は室外が主ですが、水耕栽培であれば室内でも栽培できます。また省スペースで始められるものもあり、ベランダなどでも栽培可能です。家庭のインテリアとして水耕栽培を取り入れるということもあるようです。

水耕栽培の普及

水耕栽培が発明されたのは1800年代なので、その歴史は古くはありません。しかし、水耕栽培の手法は広く普及しはじめており、水耕栽培のシステムを取り入れた大規模な植物工場が建設されたりなどしています。私たちが普段食べている野菜の中にも水耕栽培で作られたというものもあるかもしれません。

水耕栽培は葉菜類と相性がいい

水耕栽培に適した野菜として葉菜類があげられ、シソやリーフレタスなどがあります。またこの他、バジルやパセリなどのハーブ野菜も水耕栽培と相性がいいと言われています。肥料などの管理をしっかり行うことで露地栽培の野菜と遜色ないものが出来るそうです。

室内で始める自作水耕栽培1

室内で水耕栽培

少し難しそうなイメージもある水耕栽培ですが、室内やベランダで水耕栽培を始めることも可能です。水耕栽培を始めるには必要な道具は多くはありません。市販されている水耕栽培キットを購入して始めるのもいいですが、身近にあるものを使っても始めることができます。

種まきはスポンジに

自作水耕栽培のスタートとしておすすめなのがスポンジの利用です。比較的簡単に入手できるスポンジから水耕栽培を始めることができます。スポンジは植物や野菜の種まきに使用します。スポンジの中心に種まきするための十字型の切れ込みをして、十分に湿らせて種を入れます。

種まき後は毎日水換え

スポンジに種まきしたら乾燥を防ぐために水を入れた容器の中にスポンジを入れます。このときの容器としては水切りカゴなどが使われることが多いようです。あとは毎日水を入れ替え、野菜の種類によってはよく日光に当たるようにするなどして発芽を待ちます。

室内で始める自作水耕栽培2

ペットボトルで自作水耕栽培

発芽したらスポンジを容器から取り出して、一つの芽ごとにスポンジを分けます。大量に育てる場合は種まきの段階でスポンジを種ごとに分けておくと育てやすいです。種まきをして発芽した後に使われる容器の代表的なものとしてペットボトルがあります。ペットボトルでの水耕栽培の仕方を紹介します。


ペットボトル加工のやり方

ペットボトルを水耕栽培で使えるようにするために加工します。加工といっても難しく作業はありません。ペットボトルの上部3分の1くらいから切り取ります。切り取ったペットボトルの上部を飲み口が下になるようにして、残ったペットボトルに押し込みます。

スポンジをペットボトルに差し込む

スポンジをペットボトルの飲み口の部分に差し込んで、根がペットボトルの下部分に届くようにします。ペットボトルの下部分に水を入れて、その根が水を吸い上げるような状態を作ってあげましょう。またペットボトルにアルミホイルを撒くことで藻の発生を防ぐことができます。

室内で育てるための注意点

ペットボトルに移し替えたら毎日水を入れ替えて、液体肥料を適時加えていきます。あとは野菜が成長するのを待つだけです。育て方のコツとしては、日光や蛍光灯などの光と、水がきれいでかつ酸素を十分に含んでいるかという点があるようです。家庭で水耕栽培をする際に参考にしてください。

室内で始める自作水耕栽培3

苗から自作水耕栽培

種まきから始める水耕栽培の方法を紹介しましたが、水耕栽培は苗からでも始めることができます。初心者などの場合は苗からの方が始めやすいかもしれません。苗から始める水耕栽培の方法を紹介します。

小さな苗がおすすめ

苗から始める場合はまずは苗選びを慎重にする必要があります。苗は種まきから始める場合と違い、それまでは土の中で育っています。そのため、大きな苗よりも小さな苗の方が失敗しにくいと言われています。一見大きな苗の方が育てやすそうですが、水耕栽培の場合は小さな苗を選ぶというのもひとつの手です。

苗の育て方の注意点

苗を選んだ鉢から取り出して十分に土を落としてあげましょう。このときに根が傷まないようにすることも重要です。また土には病原菌や害虫がいる可能性もあるので、苗から育てる場合にはこの工程はしっかりと手を抜かずに行うようにしましょう。

苗の育て方のポイント

土を落としたら種まきのやり方と同様にペットボトルに苗を差し込みます。要は苗から始める場合には、種まきから始めるやり方のスポンジで育てる部分が省略された状態になります。苗の水耕栽培の育て方としては、このように覚えておくと忘れにくいです。

トマトの水耕栽培の基本情報

家庭や室内でトマトは難しい

トマトは水耕栽培に適した野菜のひとつですが、育てるのは難しい野菜になります。一般に水耕栽培では実が大きくなればなるほど育てるのが難しい傾向があるようです。植物工場などなら設備が整っていますが、家庭や室内でトマトを育てるのは初心者には難しいかもしれません。

ミニトマトから始めるのがおすすめ

家庭でトマトを水耕栽培で育てる場合には、まずはミニトマトから始めるという方法もあります。ミニトマトであればトマトよりも実が小さいため、その分だけ育てるのも簡単になります。家庭の自作水耕栽培でのミニトマトの育て方を紹介します。

ミニトマトの自作水耕栽培での育て方

やり方は基本的な方法と同様

家庭でのミニトマトの水耕栽培の育て方を紹介します。スタートは種まきからでも苗からでもどちらからでも大丈夫です。やり方もここまでで紹介した基本的な水耕栽培の方法と同様になります。種から育てる場合は芽が出るまではあまり日の当たらないところの方が適しているといわれています。

水やりと肥料が重要

発芽したら最も生育の良い茎以外は間引きします。成長してきたらわき芽も出てきますが、これも最も成長しているものを残して全て取ってしまいましょう。ミニトマトでは水やりと肥料が重要です。とは言え、根本まで水が来ると根が腐ってしまうので入れ過ぎには注意してください。

ベランダの物干しなどを支柱に

ミニトマトの水耕栽培でも支柱を立てる必要があります。これはベランダなどで水耕栽培しているときには物干し竿を利用するといった方法もあります。ベランダなどで既にある環境を利用するのは室内栽培の楽しいところのひとつとも言えるかもしれません。


室内でも日光が重要

また土でミニトマトを育てるやり方と同様に、水耕栽培においても日光が重要になります。室内で育てるといっても最低でも半日は日光が当たる環境を作ることが重要です。肥料や水やりも重要ですが、トマトの栽培では日光が必要不可欠です。室内と言えどもこの点は重視してください。

トマトの自作水耕栽培での育て方

いよいよトマトに挑戦

ミニトマトの水耕栽培に成功するようになったらトマトの水耕栽培も視野に入ってきます。トマトの水耕栽培ではミニトマトや他の野菜の育て方と同じ点もあり、また違う点もあります。この違いをよく踏まえつつ育てるのが成功のポイントとも言えます。

育て方のポイントを紹介

トマトの水耕栽培での育て方のポイントをいくつか紹介します。これらのポイントを抑えられるようになると、成功に近づくと言っても過言ではないでしょう。水耕栽培でトマトづくりを成功させましょう。

トマトを自作水耕栽培するためのコツ1

発泡スチロールを使用

これまでの家庭の自作水耕栽培ではスポンジで種を育てて、大きくなったらスポンジをペットボトルに移すという手法を紹介してきました。トマトのやり方では少し異なり、ペットボトルではなく発泡スチロールを使うと育てやすいと言われています。

発泡スチロールで自作水耕栽培

発泡スチロールをペットボトルを作った要領で水耕栽培に適した形に変えます。要は発泡スチロールに穴を空けて、トマトの苗を差し込み、中に水や肥料を入れるわけですが、いくつかのポイントがあります。トマト栽培を成功させるために、より良い環境を整えましょう。

発泡スチロールをアルミホイールで覆う

発泡スチロールの中の水は光によってコケが生えてしまう場合もあります。こういった事を防ぐために発泡スチロールをアルミホイールなどで遮光できるようにコーティングします。また、このことにより日光が反射して光合成が進みやすくなるという効果も期待できるようです。

環境を整える

この他には発泡スチロールの内側をビニール袋で覆う、水やエアーポンプを入れるための穴を空けるという工程も重要です。内側をビニール袋で覆うことで根が発泡スチロールを傷つけることを防げます。また内側がプラスチックになっている発泡スチロールの場合はビニールは必要ありません。

トマトを自作水耕栽培するためのコツ2

エアーポンプを設置する

トマトの栽培では空気を送り込むことも重要になります。そこで必要になるのがエアーポンプです。発泡スチロールの底にエアーポンプを設置するようにしましょう。エアーポンプの空気によってトマトの根が腐ることが、肥料が底に溜まってしまうことを防ぎます。

他の野菜の水耕栽培でも役立つ

エアーポンプの設置は発泡スチロールに穴を空けて通します。なお他の野菜でもエアーポンプを使うことで育ちが良くなるものもあります。エアーポンプは水耕栽培の強い味方なので、用意しておいても損はないでしょう。

トマトを自作水耕栽培するためのコツ3

肥料と水やりのポイント

水やりと肥料もトマトの育て方では重要です。肥料ではハイポニカのものが育ちがよいと言われています。規定量通りに薄めて使用しましょう。水温が高くなるとトマトに障害などが出る可能性があります。暑い季節などは特に注意しましょう。

水の量も要注意

水の量は根が半分から3分の1程度がよいとされています。これも他の野菜同様に水が多すぎるとトマトが呼吸できなくなり、枯れてしまうこともあります。水やりと肥料では水温と水の量の2つは特に気をつけるべきポイントです。

トマトを自作水耕栽培するためのコツ4


室内でも日の光を

ミニトマト同様にトマトも日光が大きく成長するために重要な野菜です。そのためベランダや日当たりの良い場所などといった育てるための環境を用意することが必要です。どうしても環境を用意できない場合などは照明を設置するという方法もあります。

摘心を適時行う

水耕栽培は肥料などの使用により、栄養環境としては非常に恵まれた状態での栽培になります。そのため、トマトが育ってきたら摘心を適時することも重要です。栄養をトマトの実に集中させる環境を作ってあげましょう。

トマトを自作水耕栽培するためのコツ5

水分量調節でさらに美味しく

トマトを収穫できる段階になってもさらにトマトを美味しくするためのコツがあります。やり方は簡単で、トマトへの水やりの頻度を少なくすることです。このことにより、トマトは甘みが増し、リコピンなどの含有量が増えると言われています。

水分量が多いと味が落ちる

逆に収穫時にトマトの水分量が多いと味が落ちてしまいます。皮が熱くなるなどして食べにくくなる原因にもなります。水分は少し葉が枯れるくらいまで抜いてしまっても大丈夫です。最後の詰めをしっかりやって美味しいトマトを収穫しましょう。

失敗しないトマトの水耕栽培

水耕栽培キットキットの使用もおすすめ

ここまで自作水耕栽培のやり方とトマトを栽培するためのコツを紹介してきました。トマトの水耕栽培は成功できれば楽しいですが、必ずしも上手くいくと限りません。水耕栽培の自作の過程を楽しみたいというよりも、とにかくトマトの水耕栽培を成功させたいという人は水耕栽培キットの使用がおすすめです。

室内やベランダにも設置可能

水耕栽培キットを使えば失敗する確率が格段に下がります。省スペース設計のものもあり、ベランダなどでも栽培が可能です。また収穫量も安定して通常の栽培よりも多く収穫できるそうです。場合によってはまずは水耕栽培キットから始めてみるというのもよいかもしれません。

トマトの水耕栽培まとめ

やり方と5つのコツを紹介

トマトの水耕栽培のやり方と5つのコツを紹介しました。トマトは少し難しいかもしれませんが、ベランダなどの小さなスペースでも始められるので挑戦してみるのもよいかもしれません。自信がない場合はもっと簡単な野菜から始めたり、栽培キットの利用もおすすめです。

もっと水耕栽培を知りたい方はこちらもおすすめ

水耕栽培についてもっと知りたいという方はこちらの記事もおすすめです。おしゃれで楽しい水耕栽培をぜひぜひ生活に取り入れてみましょう。