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村越正海プロ「エビング」で青物攻略!タックルや釣り方のコツまで徹底解説!

エビングは、ワームを使って大型魚を攻略するルアー仕掛けの1つです。オモリはメタルジグ、エサ釣り用のハリにワームをつけて青物やマグロを狙います。タックルはジギングそのままで使えるので、ローテーションにもおすすめ!コマセに付いた青物は、エビングで攻略しましょう!
更新: 2022年9月2日
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エビングでマイクロベイトパターンを攻略!

村越流のワーム仕掛けをご紹介!

村越正海プロが広めたワームの釣り、エビングの情報をまとめてご紹介!ジギングタックルはそのまま、仕掛けを組み替えるだけで、ジグを食わないターゲットを攻略できます。コマセ船でのジギングにもおすすめ!エビング情報をチェックして、釣果アップを目指しましょう!

エビングとは

村越正海プロ考案のワームを使った仕掛け

エビングは、ダイワのテスターとしても人気の高い村越正海プロ考案のルアー仕掛けです。沖縄パヤオでの釣りを参考に誕生したこの釣りは、オモリの代わりにメタルジグ、エサの代わりにワームを使うのが特徴。ジギングの道具そのままに、小さなルアーを使って魚にアピールすることができます。

コマセについたターゲットを攻略!

コマセ釣りのエサについた青物やマグロは、小さくフワフワとしたエサに執着。ジグなど魚系のシルエットには口を使わない傾向があります。

ルアーのダイレクトな操作感、手軽さとゲーム性を残しながら、コマセを攻略できるのが、エビング仕掛けの魅力です。道具はそのままでOKなので、パターンを攻略できる仕掛けとして船に持ち込んでおくと、ベイトが切り替わるタイミングで活躍します。

エビングのターゲット

エビングのターゲットを3つご紹介!

コマセパターンを攻略するための仕掛けなので、コマセに付くジギングのターゲットは全て狙うことができます。代表的なターゲットは青物、マグロ、カツオ。カツオとマグロは慣れが必要なターゲットなので、1度エサ釣りやジギングを経験しておくとスムーズです。夏の回遊魚攻略に、エビングを取り入れてみましょう!

1/3.青物

ブリ、カンパチ、ヒラマサといった人気の青物は、エビングで楽しめるターゲットです。数が多く釣り場も豊富なので、ジグで攻略できるケースが多いターゲットですが、コマセと同船する場合には用意しておくと便利です。マイボートの釣りでも有効なテクニックなので、ボート釣り派の方も是非試してみてください!

2/3.マグロ

エビングのメインターゲットです。チャンスは少なく断続的、コマセ船が一箇所に何十隻と集中することも少なくありません。コマセ釣りの解禁日まではトップやジグ、解禁日以降はエビングで狙ってみましょう!大型でも取れる強いタックル、エビング対応の船宿で楽しんでください。

3/3.カツオ

マグロはカツオの群れ入っているケースが多く、同じようなタナ、エリアで釣れるので混ざって釣れることが多いです。マグロよりワンランク弱めのセッティングでも取れますが、走るパワーはかなり強烈です。ある程度オマツリするのは仕方がないことなので、強いセッティングと譲り合いで、気持ちよく船釣りを楽しみましょう。

エビングタックルを4つに分けてご紹介!

タックル情報を確認しておこう!

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エビングタックルの情報をまとめてご紹介!カツオ、マグロはPE5号前後、青物はサイズによってバラバラですが、3号クラスを選択する方が多いです。

大型青物を狙う釣りでは5号程度まで使用するので、乗船する船宿の情報を確認しながらタックルを選びましょう。この記事では青物向けに、スタンダードな近海ジギングのセッティングを紹介しています。

ジギングタックルを流用しよう!

エビングは釣り方、ターゲットともジギングと類似点が多いので、ラインからロッドに至るまで、ターゲットのサイズに合わせたジギング向けのタックルを流用すればOK!ジギングに慣れている方は、いつものタックルをそのまま使うとスムーズです。

1.エビングタックル:ライン

PE3号300mがスタンダード

クレハ シーガー PE X8 300m 3.0号

出典:Amazon
出典:楽天
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中型青物狙いの釣りであれば、PEは3号程度がスタンダード。5kgがアベレージの釣り場には、3号300mのセッティングで望みましょう。巻き量は水深にもよりますが、200mまで対応できる300m用意しておけば、各地の釣り場に対応できます。上からのタナ取りが重要になることもあるので、カラードラインを選んでください。

強度、耐久性、しなやかさ、問題なし。曇天のキャスティングでは少し視認性が低いかも。

PE6号400mならマグロも安心


VARIVAS キャスティングMAXパワーX8 400m

出典:Amazon
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マグロは釣れるサイズがバラバラで、ファーストランも強烈。水深のある釣り場では浅いタナがマグロのポイントになるので、止まるまで走らせてから一気に勝負を決められるタックルを準備しておきたいところです。

PE6号400mならメインラインの強度は十分、30kgクラスとも勝負できます。4号300mが下限になるので、強めの青物リールをそのまま流用してもOKです。

2.エビングタックル:リール

ラインに合わせてサイズを選ぼう!

シマノ 21 ツインパワー SW 8000PG

出典:楽天
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リールはベイト、スピニングどちらでもOKです。初めての1台には、ジギングのドテラ流しで使いやすいスピニングがおすすめ。青物にはシマノ8000番以上、ダイワ4000番以上、マグロには14000番、5000番以上がおすすめです。ギアやドラグが強いミドルクラス以上を選択しましょう。ドラグ設定は4kg前後で使います。

個人的には、思った程は重くはないと思います。船釣りで使ってます。取り込みは楽になりました。

ノーマルギア、パワーギアがおすすめ!

ダイワ 17 ソルティガ BJ 4000

出典:Amazon
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ギア比はジギングと同じく、巻きやすいノーマルギアやパワーギアモデルがおすすめです。エビングのシャクリはややスローで、ストップ時に生まれるハリスの緩みがキモになります。巻きすぎないギア比のモデルで、スムーズにワームを漂わせましょう!

ダイワではソルティガの新しいモデルを2020年に発売しましたが、8000番からのラインナップとなっており、4000番や5000番のミドルクラスの販売はされていません。

紹介したベイジギングタイプの4000番では少し弱い気もしますが、ダイワで選ぶとこの辺りになるでしょう。

2020年ソルティガ8000P

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大物狙いで、どうしてもパワー不足が心配な方は、2020年に発売された「ソルティガ8000P」を使ってもよいでしょう。標準糸巻き量はPE3号で400mとなっており、大物がかかっても安心です。多少オーバースペックの感もありますが、用途は広いので他の釣りにも使用できます。

3.エビングタックル:ロッド

ややスローなロッドがおすすめ!

アブガルシア(Abu Garcia)SXTS-84X-KR

出典:Amazon
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ロッドはシャクリの動作が行いやすい6フィートクラス、ハリのあるタイプがおすすめです。ハイピッチ向けの物よりも、ロングジャーク向けのややスローなロッドが最適。船首でアクション、ファイトがしやすいキャスティング向けのロッドを選択する方もいます。

モデルはラインに合わせよう!

シマノ オシアジガー コンセプトS 62-3

出典:楽天

ロッドのパワーは、ラインに合わせてセレクトします。近年は走らせてとるスタイルが主流なので、操作性がよいPE3~4号対応のモデルが人気です。リールの併用は難しい青物とマグロですが、ロッドはある程度流用が効くので、お持ちの道具と相談しながらタックル構成を検討してみてください。

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4.エビングタックル:リーダー

フロロ60lb4mがおすすめ!

シマノ ショックリーダー オシア EX CL-O36L

出典:楽天
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リーダーは4m程度、強度はメインラインと同程度を選択します。PE3号なら30lb、PE6号なら80lb。PEが最新の8本縒りや12本縒りなら、ワンランク強いリーダーを選んでもOKです。天秤にハリスを結ぶエビングですが、ショックを吸収させる部分が必要なので、必ずリーダーを介して道糸と仕掛けを接続してください。

強度の高いノットを選ぼう!

強度の高いラインには、強度の高い結び方がおすすめ!ジギングで多用されるPRノットの動画をご紹介します。太いラインは締め込みに力が必要で、細い糸よりもノットの難易度が高めです。船上で組み直しが必要になることもあるので、ノッターなどを駆使して綺麗に仕上げられるよう練習しておきましょう!

エビング仕掛けを5つに分けてご紹介!

エビング仕掛けを作ってみよう!

エビングの仕掛けについてです。天秤にメタルジグを接続。ハリスを出して、エサ釣り用のハリに専用ワームをちょん掛けするのが、スタンダードな構成になります。ジグはジギング用のルアーを流用すればOK!天秤やワームは、専用製品も登場しています。

1.エビング仕掛け:天秤

ストレートタイプの天秤を選ぼう!

NTスイベル ストレート天秤

出典:楽天
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ハリスを長く取って、ワームを漂わせるエビング仕掛け。メタルジグを直接接続すると、ライントラブルが多発します。絡みやすいオモリ付近にハリを持たせるために、天秤を接続しておきましょう!タイプは動かしやすいストレートを選択します。


強度の高い専用製品がおすすめ!

専用製品は太さ2.5mm程度、全長は50cm程度です。糸ヨレを防ぐスイベル、ジグを接続するスナップなど、エサ釣り用の天秤にはないパーツも採用されています。流通は少なめですが、村越プロオリジナルの天秤入りセットが展開されているので、そちらも是非チェックしてみて下さい。

2.エビング仕掛け:ハリス

フロロ80lb3mがおすすめ!

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出典:Amazon
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ハリスは80lbを3mがマグロのスタンダードなセッティング。青物で使う場合は6号から8号、30lb程度で楽しめます。かなり差が出る部分なので、ターゲットの魚種に合わせて使い分けましょう。細いほど食いがよくなりますが、やりとりに時間をかけすぎるのはNG。マグロは歯があるので、混ざる場合は太い糸を使いましょう。

ハリスで変わるワームのアクション

エビングのワームは、メタルジグに追従するように跳ねながら海を漂います。長くしすぎるとアクションしにくくなるので、初挑戦の方には3m程度がおすすめです。食わせやキャッチ率は長いほうがよいケースもあるので、慣れてきたら4m程度まで考慮してみましょう。

3.エビング仕掛け:フック

エサ釣り用のハリをフックにしよう!

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出典:Amazon

ハリはエサ釣り用のものを流用します。青物なら青物向け、マグロならマグロ向けがおすすめ。マグロのハリはネムリが入っているので、青物用とは形状が異なります。セットするワームはちょん掛け、ハリのサイズや形状はどんなタイプでも対応することができます。

強度の高い結び方を選ぼう!

完全結び、漁師結びと呼ばれているノットを紹介している動画です。大物釣りのハリはラインアイがついているので、ルアーを結ぶ要領で接続できます。こちらも船上で必要になる結びなので、自宅で練習しておきましょう!

4.エビング仕掛け:メタルジグ

ジグの重さは100gから200g

メタルジグの重さは100gから200g、スプリットリングを使って天秤と接続します。絡み防止のためにフックは外しておきましょう。コマセ釣りの方と同船する場合は、オマツリしやすいスライド系のジグは避けてください。ロング形状、バーチカルタイプのジグがおすすめです。

重さ選びの基準は潮の速度

ジグの重さについてです。重さ選びは仕掛けの角度に注目。オマツリしない角度で釣りが続けられる重さを選びましょう。青物狙いで底から釣る場合は、底が取れることも条件になります。ジギングよりも仕掛けが長く、オマツリを起こす可能性が高いので、普段より少し重いジグまで用意しておくと安心です。

5.エビング仕掛け:ワーム

高強度な専用ワームがおすすめ

ダイワ DR スティック4.2

出典:Amazon
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出典:Amazon
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ワームのサイズは3インチから4インチ、ちょん掛けにして使います。柔らかいワームは、アクション中に千切れてしまう可能性があるので、強度の高いタイプを選びましょう。村越プロがテスターとして在籍しているダイワからは、専用製品が2タイプ展開されています。

カラーはオキアミ系が鉄板

ダイワ エビングスティック

出典:Amazon
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出典:Amazon
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カラーはピンク、赤などオキアミ系の色が鉄板。クリア系はシルエットを抑える効果があるので、こちらも人気のカラーです。青物が小魚を追っているようなケースには、ブルーやシルバー系も混ぜながら試してみましょう。メタルジグにアタってワームに乗らない場合は、ジギングに切り替えて狙ってみてください!

エビングの釣り方

エビングの釣り方を5つに分けてご紹介!

エビングの釣り方についてです。基本はジギングと同じですが、スタートのタナをやや深めに取ること、ハリスを馴染ませてから始めるのがポイント。

ハリスと天秤が付いているので、ジギングに+3.5mのラインをイメージできればスムーズに釣りが進められます。村越プロのロッドアクションも紹介しているので、初挑戦の方は是非チェックしておいてください!

1/5.エビングの釣り方:タナの設定について


タナはコマセ釣りの指示ダナよりも深めからスタート。10m程度助走をつけて、タナの中にワームを送り込みましょう。天秤、ハリス分を考慮に入れる必要があるので、ジギングよりもハリの位置が3.5mほど後ろになります。斜めになることも考慮して、タナ+前後2mほど探っておきましょう。

2/5.エビングの釣り方:仕掛けを馴染ませよう!

仕掛けはメタルジグが先行する形で沈んでいきます。止めた直後はハリスが伸びきっておらず、ハリが高い位置にあるので、10秒ほど待って仕掛けを馴染ませましょう。ワームが流れに乗って少し離れてからアクションを始めることで、スムーズに釣りを進められます。

3/5.エビングの釣り方:アクションはワンピッチジャーク!

アクションの基本はワンピッチジャーク。エビングの釣り方にはライトジギングのように、シャープに上げてストップを長めに取るようなアクションが適しています。引っぱられたハリスがストップで緩んで、ゆっくり沈んでいく間を意識するのがポイントです。アタリはこのタイミングに集中します。

4/5.エビングの釣り方:村越プロのロッドワーク

村越プロのアクションを紹介している動画です。持ち上げは素早く、幅を大きく取るのがアクションの特徴。一瞬間を作り、ゆっくり下げることでハリスが戻る時間を作っています。この動きを繰り返しながら、タナの中を丁寧に探るのが釣り方の基本です。

5/5.エビングの釣り方:青物エビングを動画でチェック!

青物をエビングで狙う動画です。アクションは村越プロと同じくワンピッチジャーク。基本的な釣り方はカツオやマグロと同じでOKです。タナの取り方やファイトはジギングと同じイメージで楽しめるので、経験のある方ならすぐに導入可能!仕掛けを用意しておけば、コマセパターンの魚を攻略できます。

エビングのコツ

テンションフォールで仕掛けを落とそう!

ハリスが長いエビング仕掛け。天秤が付いているとはいえ、ジグをつけてフリーフォールさせると回転してライントラブルが多発します。フォール時はサミングして、テンションを掛けながら仕掛けを落としましょう。パーツの付けすぎは食い渋りに繋がるので、なるべくサミングだけでライントラブルを抑えるのがエビングのコツです。

強いアワせでハリス切れを防止!

ジグとは異なり、ハリが小さくラインとの距離が近いのも、エビングの特徴です。飲まれてもできるだけ口元に掛かるよう、強いアワセを入れましょう。歯が鋭いマグロは、口の中に掛かりにくいネムリ針との組み合わせが必須です。

エビングで大物をゲットしよう!

青物からマグロまで!エビングを楽しもう!

村越プロが広めたエビングは、相模湾を越えて全国に広がっています。コマセについた魚の攻略なら、エビングで決まり!エビングセットを用意して、メタルジグで釣れない魚をゲットしましょう!

ロッドが気になる方はこちらもチェック!

ジギングロッドが気になる方は、下記のリンクをチェック!エビングで使いやすい近海ジギング向けのロッド、ボートでの小型青物狙いに活躍するライトジギングロッドも紹介しています。ターゲットにあわせたセッティングで、エビングの釣りを楽しんでください。