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加湿器のカビ掃除はどうする?正しい掃除方法とカビない防止対策を解説!

加湿器のカビ掃除は大切です。乾燥する冬場の部屋に欠かせない加湿器は、掃除をおこたるとカビや水垢が発生してしまいます。クエン酸を使えば、簡単に除菌や臭い落としが可能です。消毒と殺菌、カビない防止対策を含め、加湿器の正しい掃除方法を解説していきます。
更新: 2021年10月13日
gauyorim
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加湿器のカビ掃除について

冬場になると感じる乾燥は耐えていてはいけません。部屋が乾燥することによって、粘膜の水分が失われ風邪などの病気にかかりやすくなります。

また、体の皮膚(ひふ)や頭皮からも水分が抜けてしまい、肌荒れや髪のパサつきといった美容への悪影響がでてしまうのです。部屋の乾燥対策として最適なのが加湿器で、乾燥する時期における風邪の予防や体のうるおいをキープすることにつながります。

加湿器は掃除が必要

加湿器は乾燥を防止してくれるので助かりますが、掃除が必要です。定期的に適切な掃除をしないでいると、水垢がついたりカビが繁殖したりしてしまいます。それに臭いが発生し、部屋にただよう悪臭の原因となるのです。

それらの対策として、除菌または殺菌や消毒をします。掃除は面倒だと思う人は多いことでしょう。でも掃除は正しい方法でおこなえば、無駄な手間と時間を省けるので簡単に終わります。

加湿器のカビ掃除/クエン酸について①

加湿器のカビ掃除によく使われるのはクエン酸です。基本的に汚れなどは中和させて落とします。クエン酸は名称に酸が付く通り酸性(弱酸性)です。酸性を使って中和させられる汚れはアルカリ性になります。

つまりアルカリ性の汚れにクエン酸が有効というわけです。加湿器では主に水垢の汚れがアルカリ性に該当します。水垢はカビが発生する原因になり、その防止に役立つのがクエン酸です。

クエン酸を使う掃除に必要なもの

まずクエン酸は、掃除用品を置いているスーパー、ドラッグストアや薬局、100均でも100円で売られています。クエン酸の商品はさまざまありますが、どれも容量が多めです。

加湿器のみの利用なら、一つ購入するだけでしばらく使えることでしょう。加湿器とは別の掃除でも役立ちます。他に用意するものは、水温が40度以内のお湯とバケツです。たったこれだけで、加湿器をきれいに掃除できます。

加湿器のカビ掃除/クエン酸について②

クエン酸は弱酸性で加湿器の掃除に効果的と、それだけの知識でも十分です。でも実際にどういった効果があるのかを理解しておけば、クエン酸を選んで掃除に使うといった意義をみいだせます。

それだけでなく理解したことは応用がきくため、加湿器を掃除したついでに余ったクエン酸で、クエン酸が有効な他所の掃除もおこなうなど、効率のよい家事をこなせるようになるのです。掃除を早く終わらせることで、苦手意識がなくなります。

除菌と殺菌、消毒について


除菌や殺菌、消毒といった言葉があります。除菌と殺菌はまぎらわしく、どれも同じような意味と思うかもしれませんが、実は違うのです。名称がそれぞれの意味をあらわしています。

除菌はある程度の菌を取り除いてくれるという意味です。殺菌は菌を殺して消す意味ですが、どのくらいの割合を殺菌するのかは定まっていません。消毒は害のある菌を、害のない状態まで減らしてくれる意味です。クエン酸は除菌の効果があります。

臭い落としの効果

クエン酸は弱酸性のため、アルカリ性を中和させると説明した通りになります。アルカリ性の臭いに関しても同様です。悪臭で有名なアンモニアはアルカリ性なので、この臭いを分解し、消臭してくれる効果あります。

加湿器であってもアルカリ性由来の臭いが発生する場合には、クエン酸が臭い落としに有効です。他の臭い落とし方法については、後項で解説します。ちなみにトイレや生ゴミの臭い落としにも、クエン酸がおすすめです。

水垢落としの効果とカビない防止対策

先項でも少し触れましたが、クエン酸は水垢落としの効果もあります。水垢を落とすことは、カビない防止対策に重要です。水垢はカビの原因になるので、早めに取り除けばカビないようにできます。

このカビない防止対策という目的をふまえて、水垢はクエン酸でこまめに掃除しましょう。そうすれば、常にきれいな加湿器の状態を保てますし、カビないうえ、臭いに困ることもありません。

加湿器のカビ掃除/クエン酸について③

クエン酸を扱うにあたって注意するべきことがいくつかあります。最初に確認しておかないといけないのは、使っている加湿器がクエン酸に対応しているかどうかです。加湿器によってはクエン酸の使用を禁じているものが存在します。

また、クエン酸の使用に問題がない場合も注意してください。クエン酸を使って加湿器を掃除した後、クエン酸をしっかりと洗い流しておかないと加湿器に悪影響を与えてしまいます。

クエン酸はしっかりと洗い流す

加湿器は、水分を含んだフィルターに温風をあてて加湿するタイプと、ためた水を加熱板で沸かして加湿するタイプに分かれます。いずれの場合も加湿機能を作動させると、内部の水分が外に放出される仕組みです。

内部に残ったクエン酸が水分に溶けている場合、水分が少なくなるほど濃度が上がり、やがて結晶化します。結晶化したクエン酸が加湿のジャマをするばかりか、故障の原因になることもあるので気をつけてください。

クエン酸使用で特に注意すること

クエン酸自体は基本的に人体へ害を与えませんし、ちゃんと洗い流せば加湿器にも問題がないため、安心して使用できます。ただし敏感肌の人は注意が必要です。皮膚についたらすぐに洗いましょう。

それと特に気をつけることとして、塩素系の洗剤とは混ぜないようにしてください。死にいたらしめるほどの有毒な塩素ガスが発生します。クエン酸を使う時は、他のものを混ぜないようにしないといけません。

加湿器のカビ掃除方法①


クエン酸を使った加湿器の掃除方法を解説していきます。バケツに2リットルのお湯を入れ、大さじ1杯のクエン酸を加えてよく混ぜてください。これで1%ほどの濃度をしたクエン酸水ができあがります。

この割合であれば量は変更しても問題ありません。ここへフィルターやパーツ類を入れてつけおきしますが、時間は1時間以上必要です。汚れが全部取れていない場合は、こすって洗浄します。水でよく洗い流し、十分に乾燥させます。

加湿器のカビ掃除方法②

次に加湿器本体の掃除方法です。上項目と同様に、濃度が1%程度のクエン酸水を作ってください。このクエン酸水を加湿器のタンクへ普通の水代わりに入れ、約1時間ぐらい作動させます。

その後クエン酸水を捨てて、水でしっかりと流しましょう。クエン酸での掃除は一般的なので、加湿器によってはクエン酸水で洗浄するための機能がついていることがあります。その場合は活用するのがおすすめです。

洗浄は汚れの程度にあわせる

長期間に渡り掃除をせずに使い続けた場合など、強い汚れになっている可能性が高いです。こうなると1時間程度の運転では汚れを落とせません。汚れの程度しだいで運転時間をのばすか、何度か洗浄を繰り返す必要があります。

これは加湿器本体の掃除だけでなく、上項で解説したフィルターやパーツ類の汚れも該当するので、汚れ具合によってつけおきの時間をのばしてください。こすり洗いを入念にすることでも解決できます。

加湿器のカビ掃除方法③

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クエン酸が使えない加湿器を利用している場合は、他の方法で掃除をしないといけません。それにクエン酸以外の掃除方法も知っておくと何かと便利です。なのでクエン酸を使わずにすむ、加湿器に最適な他の掃除方法も簡単に解説します。

クエン酸では落とせなかった汚れは、他の掃除方法できれいにできることがあるので、いろいろと試してみてください。いくつかの掃除パターンを覚えておけば、きっと役立ちます。

クエン酸を使わない掃除方法

消毒用エタノールは、カビが発生してしまった加湿器に有効です。使い方は簡単で、消毒用エタノールをつけて汚れを拭き取るだけですみます。ですがプラスチックを溶かしてしまう性質があるため、加湿器の説明書に使用不可などの記載がないかチェックしてください。

それと逆性石鹸(ぎゃくせいせっけん)は、消毒薬なので洗浄する効果はないものの、主に使われる目的は殺菌です。これも使って問題がないか確認しておきましょう。

加湿器のカビ掃除/臭い落とし方法

加湿器の掃除をしないでいれば、汚れからカビがでて臭いが発生します。カビの悪臭が部屋にただよい始めると、加湿どころではなくなり、加湿器を使わなくなってしまうかもしれません。

もし臭いが発生してしまったら、臭いを落とせる重曹を使いましょう。これでカビの悪臭から部屋を守れます。臭いから受けるストレスは大きいので、部屋は無臭か好みの香りにしておきたいものです。

重曹で臭いを落とす方法


水温が40度よりも低いお湯を1リットルほどバケツへ入れ、重曹大さじ4杯をしっかり混ぜ合わせます。そこへフィルターやパーツ類を入れてつけおきしてください。時間はおおよそ1時間ぐらいで大丈夫です。

この方法で臭いが落とせなければ、フィルターやパーツ類を交換した方が確実になります。その方が時間や手間を省けますし、何より衛生的です。交換後はカビや臭いが発生する前に、こまめに掃除するよう心がけましょう。

加湿器のカビ掃除/カビの防止対策

加湿器が汚れたら掃除するのはもちろんですが、日々カビない防止対策をとる必要があります。加湿器を使うたびにカビないよう意識して扱えば、掃除のひんども少なくすむのです。

カビの防止対策は難しくありません。カビが発生する条件をなくせばいいのです。その条件で重要なのが、水をくさらせないことになります。加湿器内に残ったままの水はくさり、そこから汚れやカビが発生するということを覚えておきましょう。

水をくさらせない方法

加湿器へ入れる水は、浄水器からの水やミネラルウォーターを使ってはいけません。これらは殺菌の効果があるカルキなどが含まれないため、すぐにくさってしまいます。なので水道水を使ってください。そして常に新鮮な水で加湿器を使いましょう。使い終わったら残った水は捨てて、タンクを十分に乾燥させます。

加湿器のカビ掃除/まとめ

加湿器の正しい掃除方法について解説してきました。基本はカビない防止対策をとりながら、汚れたらしっかりと掃除することです。除菌効果のあるクエン酸を使った掃除が一般的で、加湿器本体だけでなく、フィルターやパーツ類も洗浄しないといけません。

クエン酸以外の掃除方法もあるので、状況にあわせて使い分けてください。イヤな臭いをださずに加湿ができれば、乾燥する季節でも快適なお部屋になります。

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今回は加湿器のカビ掃除について解説しました。加湿器を使う時期になると近づく大掃除に向けて、難しそうなシロッコファンの掃除方法について詳しく知りたいという方は、下記のリンク記事を読んでみてください。