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MDF材で綺麗に塗装するには?塗装のコツやシーラーの使い方をご紹介!

最近、流行しているDIYですが、物によってどう使うかはさまざまです。しかし、MDF板はあらゆる場面で使える汎用性を持っており、また、塗装によっては、とても綺麗に仕上がります。そのため、今回はMDFの塗装についてご紹介していきたいと思います。
更新: 2024年3月6日
高橋元輝
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MDF材の塗装 はじめに

最近では、DIYが流行してきていて、テレビなどで取り上げられることも多いかと思います。しかし、DIYが流行になり、いざDIYをやってみようとしても、よく知らずに材料をそろえても、失敗するのは目に見えています。そこで、今回は、DIYでよく使うであろうMDF材について、ご紹介していこうと思います。

MDF材とは

MDF材とは、中密度繊維版のことであり、木材のチップをほぐしたものに合成樹脂を加えて、板状に形を整えたものです。 材質としては、紙と同じような材質でできているため、とても軽く、厚いため強度も高いです。また、木材のように高い加工性を持っており、さまざまな用途で使うことができます。

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MDF材の特徴

MDF材は、紙と同質ですが、紙よりも厚くて強くできています。また、表面はとても滑らかで、中は繊密にできています。また、他の板と比べて、板を構成するものが少ないので、表面だけでなく、木口部分もとても滑らかになっています。

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とてもエコ

木材自体が、優れたエコ材料ですが、商品に加工するときや、商品を生産するときに「間伐材」「端材」「林地残材」など捨てられてしまう部分がたくさんあります。

しかし、MDFはこれらを再利用したチップを主原料に作られているため、とてもエコなのです。それでいて、汎用性も高く、安価なため、使う人が多く、人気の板となっているのだと思います。

MDF板の利点と欠点

MDF板の利点

MDF板の利点というと、軽くて、それでいて強くて、下降しやすいという点になります。また、板割れ、歪みなどが少なく、品質がとても安定しています。 また、とても安価で、100円程度でも買えるほど安いです。そのため、DIYを始めたばかりの人でも、失敗を恐れず自由に使えるような板となっています。

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MDF板の欠点


MDF板の欠点としては、やはり湿気などの水に弱いということです。何もしないでMDF板を使用すると、湿気で腐ってしまったり、カビが生えてしまったりするため、しっかりと下地をコーティングしましょう。

また、メンテナンスが大変で、傷ついたり、破損したりしてしまうと修復ができません。そのため、一度そうなってしまうと取り変えるということしかできなくなってしまうので、取り扱いには細心の注意を払って取り扱っていきましょう。

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MDFの用途

MDFは安価ながら、いろいろな場面に使うことができます。フロア、ドア、クローゼット、窓枠など、さまざまな空間で加工を施されたMDF板が活躍しています。

その理由は、安価ということもあり、また表面は滑らかで強いこともあり汎用性がためです。板と言ったら、家具や建築物などに使われがちですが、MDFはその高い汎用性から家具、建築物以外でも使われています。

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スピーカーにもなれる

スピーカーと言えば、金属でできているというイメージを持つ方が多いと思いますが、MDFはそんなスピーカーにもなれてしまうのです。このMDFのスピーカーはなんと言っても、市販のものよりも安価で作れるということが特徴です。

また、作り方によってはとてもいい音質になるので、頑張って作ってみましょう。ただ、このMDFの音響用の板はとても堅く、のこぎりが駄目になってしまうこともあるようなので、注意して切るようにしましょう。

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MDFの塗装

MDFを塗装するには、なんといっても吸水性に注意しなければいけません。先程も言ったようにMDFは吸水性が高いため、下地にサンディングシーラーを塗らなければ、綺麗に発光しなくなってしまう場合もあるのです。

そのため、サンディングシーラーで下地を作るのですが、それでも、塗装するときは塗って、乾かして、また塗る。という作業を何回か続けなければいけません。しかし、手間と時間をかけるため、仕上がりはとても綺麗に仕上がりますし、手間をかけた分出来上がった時は、とても愛着の沸くものになっていると思います。

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MDFを塗装するコツ①:サンディングシーラー

サンディングシーラーとは

下地塗り用で、透明な塗料のことをサンディングシーラーと言います。特にこのサンディングシーラーはMDFなどの吸水性の高い材料に使われることが多く、塗料を吸い込まないようにしてくれます。 また、ひび割れや劣化の補強にも使うことができ、仕上げ塗料の密着をよくするためにも使うことができます。

MDFを塗装するコツ②:サンディングシーラーの使い方

MDFは吸水性がとても高いので、サンディングシーラーで吸水性を抑えなければなりません。その時のコツとは、何度も重ね塗りすることです。また、薄く塗ることもコツの1つです。サンディングシーラーの粘度が高く、塗りづらい場合は、水を入れて薄めてやりましょう。

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サンディングシーラーの使い方

MDFに薄く塗って乾かしてまた塗る。というのを2回から3回繰り返します。そうすることで、下地が吸水をすることが弱くなり、塗装が綺麗にできるようになります。ちなみに、サンディングシーラーは研磨剤が入っており、容器の底に溜まっている場合が多いので、よく振ってから使いましょう。

ニスを塗って補強する

サンディングシーラーはMDFの板の吸水性を抑えることや、板を補強するために使いますが、それでもまだ弱い場合があります。その時は、必ず、ニスを上塗りして、しっかりと補強しましょう。また塗るニスも、油性なら油性のニス、水性なら水性のニスを使いましょう。

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出典:Amazon

サンディングシーラーの水性と油性の使い分け方

油性のサンディングシーラー

サンディングシーラーには油性と水性がありますが、それぞれ場合によって使い分ける必要があります。大抵の場合は、水性を使うのですが、下地が劣化しているような場合には油性を使う方がよいです。油性は、乾きやすいので、乾かす時間が短縮できますし、MDFも丈夫になります。

ただ、油性のサンディングシーラーは臭いがとても強く、換気が必要になりますし、片づけが困難です。そして、何よりも大切なことは、油性のサンディングシーラーを使って下地を作った場合、その後の塗料やニスなどすべて油性のものにしなければいけません。

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水性のサンディングシーラー

水性のサンディングシーラーは大抵の板に使えるので、MDF板にも使える万能なシーラーです。油性と違う所は、臭いがなく、片付けもそれほど面倒ではないという所です。ただ、油性と違って、すぐ乾くということはないので、重ね塗りするときはしっかりと乾いたことを確認しながら塗っていきましょう。

水性のサンディングシーラーは、その上に油性のシーラーを塗っても大丈夫です。水性だからと言って、塗料やニスも水性にしなければいけないわけではありません。ただ、何回も言うようですが、しっかりと乾いたのを確認して塗っていきましょう。

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MDF材を綺麗に塗装するコツ③:サンドペーパー

MDFに塗り終わったサンディングシーラーがしっかりと乾いたら、サンドペーパーでMDFの表面を綺麗に整えましょう。ここをしっかりやることで、最終的な出来栄えも変わってきます。面のコーナーを削り過ぎるとシーラーも削れてしまうので要注意です。地味な作業ですが、BDFの面が綺麗になるまで時間をかけてやりましょう。

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MDF材を塗装するコツ④:塗料を塗る

水性のサンディングシーラーを塗ったら、好きな塗料を塗っていきしょう。下地にサンディングシーラーがしっかり塗れていれば、ここでとても綺麗になります。ここでも、塗料は薄く塗り、乾かして、また薄く塗る。

そしてペーパーで綺麗にするということを何回か繰り返します。1回や2回で終わらせようとしないことがここでのコツです。ここでもとにかく平らで滑らかにすることを心掛けましょう。

スプレーで塗る


MDF材を塗るときはスプレーで塗る方法もあります。スプレーで塗るときの利点としては、とても簡単にできるということですが、スプレーの筋が残ったり、思っていたより発光が弱いといったこともあるので、注意が必要です。

下地にサンディングシーラーを使いたくない人は、吸水性が高いままですので、何度も塗り重ねて塗料しましょう。ただ、先ほども言ったように発光が弱くなってしまうということもあり得ますので、下地にサンディングシーラーを塗ってからスプレーを使用した方がよいと思います。

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ローラーで塗る

ローラーでMDFを塗る場合はスプレーと同様、筋が残ってしまう場合もありますので、気を付けて塗りましょう。また、刷毛で塗ると筋が残ってしまう場合がとても多いのでローラーで塗ることをおすすめします。

ローラーの場合も、下地でサンディングシーラーを使わない人は重ね塗りをしましょう。ただ、ローラーも思ったように発行しなかったり、という可能性はあるので、めんどくさがらずに下地にサンディングシーラーを塗ってから、ローラーを使用することをおすすめします。

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ラッカー塗装

MDFの板は、水性、油性も使えますが、ラッカー塗装というのもできます。ラッカー塗装はギターやベースなどの楽器に塗装されることが多いです。このラッカー塗装のやり方としては、他と同じで、スプレーで薄く吹きかけ、乾かして、また吹きかけるということを数回行い、好みの厚さを出していきます。

特徴としては、非常に手間と時間がかかってしまうため、今ではあまりこの塗装方法を行うことはありません。高級なギターなどに使われるくらいです。

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MDF材を塗装するコツ⑤:ニスを塗る

仕上げにニスを塗ることもとても重要です。ここでも綺麗に塗るためには薄く塗って、乾かして、塗って…というのを繰り返して、ペーパーで整えてから、ニスを塗るようにしましょう。

そして、ニスを重ね塗りするときは、1日ほど乾かしておいて、塗るようにしましょう。最後のニスを塗り終わったら、もう一度ペーパーで磨くととても綺麗に仕上がります。

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MDF塗装のコツ まとめ

MDF材は吸水性が高いので、とにかく、水性サンディングシーラーを下地に塗ってから塗装するようにしましょう。また、サンディングシーラーや塗料やニスを塗るときは、重ね塗りをして、ペーパーで面を整えてるようにすると綺麗になります。

そして、塗料を塗るときは、スプレーやローラーなどで塗りますが、筋を作らないように、綺麗に塗るようにしましょう。個人的にはローラーの方が綺麗に塗れるのでおすすめです。

会社などで使われているような特別な機会がなくても、手間と時間をかければ、キラキラと反射するような綺麗な塗装面になるので、MDF材でDIYをする方はぜひやってみてください。

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