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がま口ポーチの作り方&コツ!基本の型紙から作る簡単でおしゃれ作り方とは?

がま口といえば金具がついていてパチンと閉めることができるお財布のこと。このパチンと留める口を付けたがま口ポーチは自分型紙があれば簡単な作り方で作れます。今日はがま口ポーチの作り方のコツをご紹介します。マチ付きや布製、編み物まであなたのハンドメイドの参考に。
2020年8月27日
佐藤3
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がま口の作り方をご紹介!

がま口ポーチはファスナーつけの手間が無いけれど、パーツはどこで買えるのかわからない。がま口の金具の付け方も難しそう。などと思ってハンドメイドを躊躇してしまってはいませんか?がま口の作り方は以外と簡単です。コツさえ覚えれば、ペンケース、長財布などにアレンジして誰でも長持ちするがま口ポーチを作ることができます。今日は、ハンドメイドでがま口ポーチを作る作り方や自分で作る型紙の作り方をご紹介していきます。

がま口とは

がま口ポーチを作り方をお教えする前に、まずはがま口について知りましょう。和風なアイテムと思っていたがま口には以外な真実が隠されていました。

便利ながま口

がま口は中央についている玉を指で捻ることによって簡単に開閉できる便利な物入れの形です。観光地で売られている綺麗な和柄のお財布などがポピュラーですが、最近はハンドメイドで色んな素材のがま口の財布やポーチを見かけることも多くなりました。がま口ポーチの作り方を覚えれば、自分の好きな長さ、深さ、幅などのがま口ポーチを作ることができます。化粧用の小物入れや、お財布、シガレットケースにしたりプレゼント用にも好きなものを入れるポーチを作ることができます。

海外発祥

がま口は日本の物と思っている人も多いのではないでしょうか。実はがま口は日本ではなく海外から渡ってきたものです。しかも、それが中国などアジアではなくて西洋からというと驚かれる人も多いでしょう。日本にがま口が渡ってきたのは明治時代。フランスから商人が持ち帰ったのが最初といわれています。それまでの日本の小物入れ袋は巾着型がメインでした。便利ながま口は新しいもの好きさんたちの間で流行しました。

がま口の名前の由来

西洋から渡ってきたがま口になぜこのような名前がついたのでしょうか。がま口のガマとはガマガエルのガマです。形が似ていたこともその名前に起因しています。また、カエルは「お金が帰る」という言葉遊びで金回りがよくなる金運アップのお守りでした。がま口財布を普及しようとした商人が、金運アップのカエルの口に見立てて「がま口財布」として販売したのがはじまりです。

がま口ポーチ:作り方の前に材料を手に入れよう

がま口ポーチは口の金具からその他の道具や材料までセリアやダイソーなどの100均で手に入るものがほとんどです。まずは材料や道具を揃えましょう。

100均で集まる材料

がま口ポーチの作り方の前に材料を手に入れましょう。基本的な作り方は布での作り方をご紹介しますので、まずはお好みの布を用意します。そのほか、大切ながま口の金具も必要です。これは最近では100均でも売られていることもあります。がま口ポーチをしっかりと固定させるには紙のこよりが必要です。100均で売られているがま口の金具にはこよりが入っていないものもありますので、クラフト紙のこよりも用意しましょう。こちらも紙紐などの名前で100均で売られています。

費用の目安

費用の目安は布代として1000円程度、あとは100均で揃えるとして金具代と紙紐代として216円。合計で1216円程度あれば良いでしょう。

用意する道具も100均を活用して

この他、がま口ポーチ作りに必要な道具として、木工用ボンド(布にも使えるもの)、ものさし、型紙用の紙、筆記用具、裁縫道具、ミシン・ペンチなども必要となってきます。ミシン以外はほとんど100均で手に入るものですので、手持ちが無くても簡単に集めやすいでしょう。この他、あると便利な道具に目打ち(千枚通しでもOK)があります。なければ書けないボールペンなど先が細くなっていて金属製の棒状のものがあれば代用できます。縫うところが少ないので、ミシンがなければ手縫いでも作ることができます。


作成時間目安

作るがま口ポーチの大きさにもよりますが、はじめての方でも2時間くらいあれば作ることができるでしょう。慣れている方ならもっと早く仕上がります。

がま口ポーチ:作り方の前に型紙を手に入れよう

がま口ポーチの型紙はがま口の金具についていることがほとんどです。ない場合はネットから無料でダウンロードできたり自作することもできます。がま口ポーチや財布の型紙は紙に金具を置いてその外側のなぞります。そこから先は自分の好みで良いのですが、好きな幅、好きな長さに楕円を書いたものを型紙とします。縫い代は縫い物初心者の方は多めに1.5センチ。裁縫に慣れている人なら1センチで十分でしょう。

型紙作りのポイント

ポイントは金具の外側のラインをなぞることです。金具よりも布が小さいと付けた時に引きつって使いにくいし不格好になってしまいます。すこし布が余るくらいの方が綺麗に仕上がります。

マチ付きの型紙

マチ付きの型紙の作り方は少し難しいですが、普通に仕立てた後につまんでマチ付きにする作り方ならマチ用に下に長さを伸ばしてあげれば良いので簡単です。自分の手持ちのポーチなどを参考に何センチのマチを付けるのか決めて、そのマチの半分の寸法だけ希望の長さよりも長くした型紙を作りましょう。半分の寸法なのは、表と裏で倍の長さになってちょうどよくなるからです。

がま口ポーチの作り方/基本

がま口ポーチの基本的な作り方は簡単3ステップです。どれも覚えれば簡単にできるものばかりですので、怖がらずチャンレンジしてみてください。

がま口ポーチの作り方①裁断

がま口の金具についていた型紙か、先ほど作った型紙をもとに表布と裏布を2枚ずつ。合計4枚を裁断します。大きさはすべて同じで大丈夫です。内袋(中側になる袋)を少し小さくした方ががま口としてのクオリティがあがります。縫い方で調整できますので、裁断の段階では気にしなくてOK。

がま口ポーチの作り方②縫い方

表布と裏布を中表(柄が内側)に合わせてがま口ポーチに付ける部分だけ縫います。布が4枚あるので2セットできます。

作り方2-2 袋に縫う

先ほど塗ったセットを開いて表布は表布と裏布は裏布どうしで中表に合わせます。内袋のがま口の底になる部分を開けてぐるりと周りを縫います。

作り方ポイント アイロンがけ

綺麗に仕上げるために、縫い代をアイロンがけして折り返しておきましょう。表に返してから形を整えるのも楽になります。アイロンで縫い代を折らずに、表に返してから綺麗に整えてアイロンかけする方が大変なので、縫ったらアイロンがけはハンドメイドの基本です。

袋を完成させる

表に返してアイロンをかけたら返し口をかがって穴を塞いでおきましょう。これでがま口の袋部分の縫い工程は完成です。紐付け部分など気にしなくていいのでがま口ポーチの方が巾着より簡単と感じる人も多いです。

がま口ポーチの作り方③金具の取り付け


がま口の付け方の最初は、金具を開いて片側にボンドを流し込むことから始めます。少ないとくっつかないし、多すぎるとはみ出して汚くなるのでちょっと少なめがちょうど良いかも。付け方は、先ほどの袋の入れ口部分を目打ちなどを利用して押し込んでいきます。この時がま口金具と袋布の両方の中央をとって合わせると更に出来上がりが綺麗です。

作り方3-2 こよりを押し込む

次に同じ紙のこよりを金具の長さより少し短めにカットします。カットしたこよりを先ほど布を押し込んだのと同じ側に「内側から(表から見えない側)」差し込んでいきます。

作り方3-3 ペンチで端を押さえる

金具の付け方最後は、金具に傷がつかないように、厚手の布を2枚重ねにしたものでガードしながらペンチで金具の両端を押さえて締めます。これで袋が金具から外れなくなります。反対側も同じように金具をつけたらできあがりです。

がま口ポーチの作り方/アレンジ

基本的ながま口の作り方がわかったら、あとは好きに自分流にアレンジしてみましょう。マチ付きでコロンとさせたり、布に凝ってみたり、おしゃれな金具を探してみたりと色んながま口ポーチを作りたくなりますね。

マチ付きの作り方

がま口財布などをコロンとさせるには底にマチを付けるとよいでしょう。マチ付きのがま口のマチの付け方は袋を縫うときにつまんで縫うことで簡単に作ることができます。内袋のマチは数ミリ少なめにした方が綺麗に仕上がります。

がま口の作り方/アレンジの参考に

Instagramで見かけたおしゃれでセンスの良いハンドメイドのがま口の写真を見てみましょう。素敵な作品を見るのは自分流のがま口を作るアレンジの良い参考になります。

編み物でもハンドメイドがま口を

ハンドメイドで作るがま口の良さは素材を色々変えて自分らしさを出せるところです。編み物で作ってみるのもそのひとつの方法です。編み物で作る時は袋が伸びるので編み物部分は結構適当なサイズでも付け方は何とかなってしまいます。内袋はしっかり布で作ることで、袋が変に伸びてしまうのを防ぐのがコツです。

お好みの布を選んで

和柄を選んだり、洋風な布にしてみたり、古着の着物などを端切れが手に入ればそれも素敵ながま口になりそうですね。自分のお好みの布など材料を選んでがま口作りのアレンジを楽しんでください。

使い方アレンジ

がま口ポーチをペンケースにしたり、化粧用小物を入れたりと形をアレンジすることで色々な用途に使うことができます。チェーンが着けられるようなタイプの金具なら、がま口型のバッグもおしゃれですね。

がま口の作り方のコツ

ちょっとしたコツでがま口ポーチを綺麗に仕上げることができます。

袋を余らせるくらいの気持ちで


金具とジャストサイズなら良いのですが、布が足りなくなると金具の付け方が難しくなり、出来上がりが綺麗に仕上がりません。綺麗に金具を付けるコツは袋部分は多めに作ることです。足りないなら余るくらいのほうが調整がしやすいです。

ペンチで傷をつけないように

金具付け方の中でペンチで挟むときは、ペンチで金具を傷つけないようにしっかりと厚手の布でガードするのがコツです。ちょっとむずかしいですが、金具の内側だけ押さえられるともっと綺麗に仕上がるでしょう。でも、こちらはできればで構いません。

がま口の作り方の注意点は

がま口ポーチをせっかく作るなら出来るだけ綺麗に仕上げたいですね。がま口ポーチを綺麗に仕上げるための注意点をご紹介します。

紙こよりを差し込むのは内側から

紙のこよりを金具に差し込むのは金具をふっくら仕上げたいのと、袋と金具をしっかり固定するためです。失敗してボンドがはみ出てもいいように、目立たない内側からやるのがコツです。

おしゃれながま口ポーチ画像集

横にマチ付きのがま口ポーチです。さわやかな色使いも素敵ですね。とっても使いやすそうな大きさです。袋布を仕立てる時に裏に接着芯を貼ってあげるとこのようなピンとしたがま口ポーチを作ることができるでしょう。接着芯が手に入らない場合は木工用ボンドを水で薄めてハケで布に縫って乾かせば接着芯の代用になります。

コロンとしたとってもかわいいがま口の形と、パールが付いていてとてもおしゃれな装飾もされている金具もとても綺麗です。100均ではなかなか見かけないですが、手芸用品店なども覗いてみると素敵ながま口金具に出会えることもあります。

手編みのがま口も素敵です。色んな小物がたくさん入りそうなユニークな形がセンスの良さを感じます。この作品で使っている金具は糸で縫いとめるタイプなのでボンドなどを使わなくても金具の取り付けができます。

がま口の作り方・まとめ

ハンドメイドで作るがま口の作り方をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。材料も100均で集まるものがたくさんあってすぐ作りはじめられます。実際作ってみると意外と早くできて驚かれるのではないでしょうか。作り方のコツを押さえればがま口ポーチの作り方は簡単です。マチ付きの物などアレンジを加えて、あなたのオリジナルがま口ポーチ作りを楽しんでみてください。