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フカセ釣りは仕掛けが勝負!釣果が上がる2つのコツを解説!これで脱初心者!

フカセ釣りにおける適切な仕掛けの作り方は、好釣果を得るうえで不可欠な要素の一つです。この記事では、フカセ釣り初心者向けに、グレを狙うフカセ釣りで使用する仕掛けに使う各種アイテムの選び方や、仕掛けの組み立て方に関する2つのコツについて取り上げていきます。
更新: 2022年2月15日
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この記事で紹介しているアイテム

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フカセ釣りでは仕掛けが重要要素の一つ

フカセ釣り (ウキフカセ釣り)はチヌやグレをはじめ、海に生息するさまざまな魚を狙える釣り方ですが、好釣果を得るためには、さまざまな要素を総合的に判断しながら釣りを組み立てていくことが肝心です。

中でも、フカセ釣りにおける仕掛けの作り方は、魚に適切な形で餌を送り届けられるかを決定付ける重要要素となりますので、フカセ釣りに入門して間もない初心者は特に、他の諸要素とあわせて、仕掛けの作り方に関する様々なコツを習得することが、釣果をアップさせていくうえで重要となってくるでしょう。

サスペンドラインは、海面よりも沈んでくてるため、風が強いときなどにコントロールがしやすく、フロートラインは水面に浮かぶので道糸の動きが見やすくなりますが、風に流されやすいのが難点です。

セミフロートラインは中間に位置するため、両方の長所と短所を持ち、フカセ釣りではあまり使わないシンキングラインは、深めにある棚を狙うときに有効です。場所と状況によって、適切な道糸を選んでください。

フカセ釣り仕掛けの作り方のコツを解説!

熟練したフカセ釣り師が用いる仕掛けには、釣果アップにつながるさまざまなキーポイントが隠されていますが、そのほとんどは、フカセ釣り初心者が見落としがちな点ばかりであり、「フカセ釣りの奥深さを示している」と言えるでしょう。

ここでは、グレを狙うフカセ釣りに的を絞り、仕掛けの作り方においてぜひとも押さえておきたいコツである、「各種アイテムの選び方」と「仕掛けの組み立て方」とについて徹底解説します。

フカセ釣り仕掛けの作り方のコツ【各種アイテムの選び方】

フカセ釣り仕掛けには多数の各種アイテムが使用されており、それぞれが魚を釣り上げるうえで重要な役割を担っているため、「各種アイテムの選び方は釣果に直結する」と言っても過言ではありません。ここでは、釣果への影響が特に大きい「6種類のアイテム」の選び方のコツについて取り上げます。

フカセ釣り仕掛けのアイテムの選び方1: 道糸

グレのフカセ釣りに用いられる道糸 (メインライン)の種類は多彩で、素材の違いはもとより、素材が同じ道糸 (メインライン)の場合でも比重が異なっていることがあります。

グレのフカセ釣りは潮流を読み解きながら、表層から中層に掛けてのタナに仕掛けを適切に流し、付け餌とコマセとをベストポイントで同調させる必要があり、道糸 (メインライン)の比重の違いによって潮流の影響の受け方が大きく変化しますので、釣り場の潮流の状態にマッチした比重の道糸 (メインライン)をチョイスしなければなりません。


一般的なグレのフカセ釣り用道糸 (メインライン) は、「サスペンド」と呼ばれる比重が1.1 - 1.2の水中を漂うタイプか、「フロート」と呼ばれる比重が1未満の水面に浮くタイプ、もしくは軽く浮く中間の「セミフロート」というラインを使用するのが一般的です。

他に「シンキング」と呼ばれる、比重が1.2以上の水中で沈下する道糸もありますが、フカセ釣りで使用することは滅多にありません。(真水の比重を1とすると海水の比重は1.025前後)

それぞれに特徴があり、グレの実績が高い釣り場は大抵、上層と中層とで異なる潮流が形成されていたり、地形や波の状態が複雑であったりすることがほとんどなので、潮流の中でもコントロールしやすい比重の道糸 (メインライン)を使わなければ、釣果は間違いなく伸びません。

フカセ釣り仕掛けのアイテムの選び方2: ウキ

ウキはグレのフカセ釣りにおいて、アタリを取ることはもちろん、「仕掛けをポイントまで投射し、ベストな姿勢で仕掛けを潮流に乗せる」という重要な役割を担っているアイテムであるだけに、選び方のコツを学ぶことは大切です。

グレのフカセ釣りで使われる円錐ウキには、仕掛けの重さが加わることでウキがある程度沈まないと、水面ギリギリの位置で浮かないように作られている「与浮力設定タイプ」と、仕掛けが付いていない状態でも、水面ギリギリの位置で浮くように作られている「与浮力非設定タイプ」とがあり、釣り場の状況にマッチした浮力のウキをチョイスする必要があります。

また、ウキの形状についてもさまざまで、形状次第ではウキの重心の位置も変わってきます。

加えて、道糸 (メインライン)の通りの良さ、ウキが斜めの姿勢になった場合の性質、重さ、視認性など、ウキにまつわる要素は数えきれないほどありますので、仕掛け全体の重さや浮力、潮流、風、波、グレや外道の活性度、季節などを総合的に勘案し、ベストなウキを選択することで、グレが付け餌を容易に口にできる状態を作り出すことが、確かな釣果を得るためには重要なのです。

フカセ釣り仕掛けのアイテムの選び方3: からまん棒

グレのフカセ釣り初心者の多くはからまん棒 (フカセストッパー)を、「ウキが自重によって勢いよく下がった際に、ハリスと道糸 (メインライン)との結合部 (またはスイベル)にウキの下部が接触することを防止するためのアイテム」と考えています。

もちろん、からまん棒は名前の通り、ウキが自重で下がることで起こる糸絡みなどのトラブルを防ぐ効果がありますが、水中における仕掛けの状態を適切なものにする役割も担っています。

というのも、からまん棒はウキや水中ウキを除き、仕掛けの水中に入る部分に用いられる各種アイテムの中では最も体積が大きく、潮流の影響を受けやすいアイテムであるため、からまん棒の選び方次第では、水中での仕掛けの姿勢や潮流への仕掛けの乗り方が大きく変化し、釣果に大きな影響を与えます。

市販されているからまん棒の、形状、比重、体積、特徴はさまざまですので、からまん棒の種類ごとの特徴についての理解を深めれば、釣果アップにつながる大きな一歩となることでしょう。

フカセ釣り仕掛けのアイテムの選び方4: ガン玉

ガン玉はグレのフカセ釣りにおいて、水中における仕掛けの姿勢を安定させ、ウキの浮力を調整するうえで欠かせないアイテムです。

ガン玉は、選び方以上に実際の使い方が重要 (詳細は後述)なのは事実ですが、ハリスや道糸(メインライン)のガン玉を挟んだ部分は、どうしても強度低下が起きやすくなるため、ハリスや道糸 (メインライン)を傷付ける心配が少ないガン玉の選択が推奨されます。

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出典:Amazon

ハリスや道糸 (メインライン)への負担が少ないガン玉としては、軽い力でも挟める柔らかいガン玉や、ハリスや道糸 (メインライン)を挟むための溝の部分にゴムが張られているガン玉などが挙げられますが、柔らかいガン玉は交換時に外しにくく、外す際にハリスや道糸 (メインライン)を傷付けやすい傾向があることを強く実感していますので、多少値は張るものの、ゴム張りタイプのガン玉を強くおすすめします。

もちろん、あらゆる状況に的確に対応するために、重さの異なる複数のガン玉を用意しておく必要があることは、言うまでもありません。

フカセ釣り仕掛けのアイテムの選び方5: ハリス

ハリスは、付け餌の姿勢や沈下速度を左右する要素であるだけに、選び方のコツを知っておかなければ釣果アップは期待できません。

グレのフカセ釣りで使用されるハリスの素材は、ナイロンとフロロカーボンに大別されますが、ナイロンハリスの比重は1 - 1.2であるのに対し、フロロカーボンハリスの比重は1.7 - 1.8である (いずれも、真水の比重を「1」とする場合 (海水の比重は1.025前後))ため、沈下速度や潮流の受け方が異なります。


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出典:Amazon
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ナイロンハリスは沈下速度が遅く、しなやかさをいかして自然な形で付け餌をなじませていく性質があり、緩やかな潮流でも浮き上がりやすいのに対して、フロロカーボンハリスは沈下速度が速く、コシの強さをいかして突き刺すように素早く餌をなじませていく性質があり、速い潮流でも浮き上がりにくいのが特徴です。

グレのフカセ釣りでは、付け餌とコマセとを潮流の中で確実に同調させることが、釣果を伸ばすための秘訣となりますので、ハリスの重要性は他の釣り以上に高いのです。

フカセ釣り仕掛けのアイテムの選び方6: ハリ

魚と接する唯一のアイテムであるハリは、餌をくわえたグレをハリ掛かりさせるだけでなく、水中での仕掛けの姿勢を調整するオモリとしての役目も果たしています。

最適な ハリのサイズ の判断方法の詳細については後述しますが、グレの活性度やサイズによっては、ハリの大きさでその日の釣果が決まることも少なくなく、ハリの選び方のコツをマスターすることは釣果アップに不可欠です。

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用意しておかなければならない ハリのサイズ は、グレの種類によっても変わってきますが、グレのフカセ釣りにおいて最も一般的な伊勢尼バリの場合、2 - 8号のサイズ のハリをそろえておけば万全でしょう。

ただし、最近では、伊勢尼バリから派生した形状のハリが釣り具メーカー各社から多数発売されており、用意しておきたい ハリのサイズ の基準は一概ではありません。

フカセ釣り仕掛けの作り方のコツ【仕掛けの組み立て方】

グレのフカセ釣り仕掛けでは、各種アイテムの選び方はもちろんのこと、仕掛けの組み立て方にも釣果アップにつながるコツが隠されています。ここでは、グレのフカセ釣りに入門したばかりの初心者でも簡単に習得できる、仕掛けの組み立て方の「4つのコツ」をご紹介します。

フカセ釣り仕掛けの組み立て方1: ハリスの長さ

最適なハリスの長さは、使用される仕掛けの種類やハリスの材質によって異なりますが、グレのフカセ釣りにおいて最も基本となる仕掛けでは、200 - 250cmが標準的なハリスの長さとなります。

仕掛けの扱いに不慣れな グレのフカセ釣り初心者にとっては、短いハリスの方が扱いやすいのですが、長いハリスは潮流に乗せやすく、付け餌のなじみ方も自然であるため、「コマセと付け餌とを同調させやすい」というメリットがあることも事実です。

グレのフカセ釣りでは特に、狙うタナが深くなれば深くなるほど、付け餌とコマセとを同調させる難易度は高くなるため、あえて、ハリスが潮流の力を受けやすくなるようにすることで、コマセを含んだ潮の流れと付け餌とを確実に合流させることが、「釣果を伸ばすためのコツ」と言えます。

なお、長いハリスの場合でも、ハリに近い位置にガン玉を付ければ、ハリスを短くした場合とほぼ同じ効果が得られ、素早く潮流になじむ仕掛けに早変わりしますので、ハリスは長くしておくことの方がメリットが多いのです。

フカセ釣り仕掛けの組み立て方2: ハリのサイズ

高活性時のグレは、餌を勢いよく吸い込むように食べるため、小型のサイズ のハリを使うと飲み込まれやすくなり、歯にハリスが触れて切れてしまう可能性がありますので、ハリ掛かりしたグレを確実にキャッチするためには、ハリを飲まれやすくなった段階で早めに大型のサイズ のハリに交換するのがコツです。

逆に低活性時のグレは、あごの筋肉の動きが鈍くなり、口が大きく開いていない状態で餌をつつくように食べるため、吸い込みやすい小型のサイズのハリを使わないと、たとえアワセのタイミングがよくてもハリ掛かりしにくくなってしまいます。


出典: http://www.gamakatsu.co.jp/client/product/showDetail?itemCode=11206

また、適切な ハリのサイズ の判断においては、ハリの重さも重要な要素の1つであり、大型のサイズ のハリほど重さが重くなってしまい、水中での仕掛けの姿勢に悪影響を及ぼしかねませんので、大型のサイズ のハリを使用する場合は注意が必要です。

加えて、ハリのサイズが大きくなると太さも太くなるため、ハリの太さとハリスの太さとの相性についても考慮する必要があり、細いハリスに太いハリを結んだり、太いハリスに細い針を結んだりすると、ハリスが本来持っている結束強度を十分に発揮できなくなる恐れがありますので、そういった点についても気を配る必要があるでしょう。

フカセ釣り仕掛けの組み立て方3: ガン玉の位置や個数

グレのフカセ釣りで長いハリスを使う場合は、前述した長いハリスならではの長所を十分にいかせられるように、ハリスと道糸 (メインライン)との結合部の直上の道糸 (メインライン)にガン玉を付けるのがコツです。

とはいえ、潮流の状況によっては、仕掛けが適切な形で潮流になじんでくれないこともあり、グレのフカセ釣り初心者は、そういった状況下ではハリスを短くしたり、より重いガン玉とそのガン玉が背負えるウキに交換しがちになってしまいます。

しかしながら、ハリスを短くすると、付け餌とコマセとが適切に同調しなくなる恐れがありますので、軽いガン玉から順にハリに近い位置に配置する形でガン玉の重さを分散させ、ハリスが受ける潮流の影響を軽減する「段打ち」と呼ばれるコツを習得しておきたいものです。

段打ちであれば、ハリスを切ることなく潮流に対するハリスのなじみ方を調整できますし、潮流が変化した場合でも、ガン玉の脱着で素早く対応できるようになります。

フカセ釣り仕掛けの組み立て方4: 各種追加アイテムの活用

前述したように、グレのフカセ釣りの仕掛けの作り方においては、水中で仕掛けの姿勢をベストな状態に保ちながら、いかに潮流を捉えさせるかがポイントになります。

そのため、必要に応じて、潮流に仕掛けを乗せやすくする効果があるタイプのからまん棒や、「水中ウキ」と呼ばれる水中に沈めて使うウキを活用することも、好釣果を得るうえで非常に有効な手段です。

出典: http://tsuriken.co.jp/ukitsuri/?p=665

釣研は、仕掛けを潮流に乗せやすくしたり、水中での仕掛けの姿勢を調整したりするための各種追加アイテムを多数発売しています。

特に、「潮受けタイプ」と呼ばれるからまん棒や、全長の長いタイプのからまん棒は、オーソドックスな形状のからまん棒よりも体積が大きいため、潮流がゆるやかな状況でも活躍してくれるアイテムです。

また、水中ウキについても、比重や体積の異なる様々な種類のものが市販されてますので、好釣果を期待するのであれば、こうしたアイテムを活用することで、より立体的に自分の釣りを組み立てていくことが不可欠でしょう。

フカセ釣り仕掛けの作り方のコツをマスターしよう!

グレのフカセ釣りの奥深さは、海で行う全ての釣り方の中でも群を抜いており、多くの釣り人たちの闘志を燃やしています。皆さんも、フカセ釣り仕掛けの作り方のコツを的確にマスターすることで、釣果を大幅に伸ばすことができるでしょう。