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子持山登山の魅力とは?その魅力とコースや登山口へのアクセスなどをご紹介!

群馬県沼田市と渋川市の境あたりにある子持山。近くには有名な伊香保温泉もあって、登山と温泉というダブルの楽しみが味わえる場所となっています。東京からも近く日帰りでもいける子持山。今日は登山コース、登山口へのアクセスの方法をご紹介します。
2020年8月27日
佐藤3
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子持山とは

子持山は群馬県渋川市と沼田市の県境あたりに位置する標高1,296mの休火山です。火山ならではのゴツゴツとした山と思いきや、裾野が長くなだらから形をしており、隣の小野子火山との稜線も美しい山です。それもそのはず子持山が火山として活動していたのは90万年前から20万年前のこと。現在も死火山ではなく休火山ではありますが、長い年月をかけて子持山もだんだんと丸く、緑に覆われた美しい姿に変わっていっているのでしょう。今日はそんな子持山登山のコースやその魅力、子持山登山にいったらぜひ立ち寄りたい近くの観光スポットや見どころを満載でお届けします。

子持山の地形

群馬は非常に山が多いところです。関東平野の北側はほとんどが山で、南側にも妙義山などが見え、平野なのに盆地なのでは?と感じてしまうことすらあります。そんな群馬の中でも山の多い北に位置する子持山。そのそばにもいくつかの山があり、登山コースには山から山へと渡る登山道も存在します。すぐ近くにある小野子山とはよく写真などにも一緒に納められていることもありますので見たことがある人も多いでしょう。子持山の渋川市側には登山のときの目印や途中目標ともなる「獅子岩」や「屏風岩」などの昔は火山だったこともありダイナミックな奇岩も見ることができます。

休火山

先程も少し触れましたが、子持山は現在活動を休止している休火山です。活動をはじめたのが「獅子岩」です。大黒岩とも呼ばれています。山頂付近は、活動休止以前に大きな噴火によって吹き飛ばされて、大きなカルデラができているのでそれも見応えがあるポイントです。群馬の山に多い長い裾のは子持山にも見られ、その長い裾野はこの噴火によって吹き出された泥流によって作られたものとなっています。

子持山登山の特徴は

子持山には登山口が3つあります。渋川市側、沼田市側、県道側の3ヶ所です。登山道は崩落したりして通行止めになっている箇所もありますので、途中でコースの変更を余儀なくされることもあるでしょう。急な傾斜が続き鎖場となっている箇所もあります。しかし、大変な分落葉樹林は紅葉の季節には非常に美しく、眺めの良い岩場からの眼下を見渡す大パノラマは見ごたえたっぷりで、「登って良かった」と感じさせる山といえます。

子持山登山の難易度は

子持山登山を経験した人が口を揃えていうのは、「子持山はなかなか登り甲斐がある山」ということです。緩やかな登山道だけではなく、急な傾斜で鎖場があったり、火山であることから崩壊している道があったりと登山としては厳し目なのが子持山登山の特徴となっています。だからといって登山の難易度が高いというわけではありません。コースによって難易度が変わってくるので総合的に考えると難易度は中級~上級程度。初心者がいきなり登るには難易度が高く難しい山となっています。


子持山登山コースと難易度

子持山登山にはコースによって難易度があるといいました。ここからは、その参考にして欲しいコース紹介とその難易度をご紹介していきます。難易度は登山口までの様子や歩く距離などからの、個人的な意見の難易度設定となっています。実際に登ってみて「そんなに難しくなかった」などという意見、またはその逆の意見もあるでしょう。あくまでも個人の意見として見ていいだければ幸いです。違う登山口から登るコースを3つご紹介しますが、どれも片道2時間から2時間少しといったルートになります。すぐに登山道に入れるところと、駐車場から長い林道を歩くコースがありますので、お好みのコースで楽しんでみてはいかがでしょうか。

①子持村登山口コース【難易度:上級】

渋川市の子持村側から登る登山道で、車でいく場合駐車場から登山口までの距離がながく歩く距離が長いコースです。このコースで周ると子持山の木々と獅子岩や山頂と色んな景色を頼むことができる登山道となるので、難易度は高いですが楽しいと感じる人が多いコースです。いくつか山頂まで向かう登山道の分岐がありますが、選び方によっては長距離コースになってしまうので、初心者、中級者は登山上級者の人と一緒に登ることをおすすめします。進入禁止の登山道があった場合の他ルートへの変更などが必要な場合があるからです。

②県道側登山口コース【難易度:中級】

県道側からの登山口は天文台登山口となります。天文台駐車場に車を停め、まずはNTTの電波塔に向かいます。そこから子持山山頂へ向かう片道2時間少しの登山道を進むコースです。電波塔までの距離が長く、電波塔についてしまえば、そこから山頂までは登山道を歩き、40分程度で到着します。獅子岩をを眺めることが出来る登山道です。地図での直線距離は短いものの、まがりくねった登山道を進むことになりますので歩く時間は2時間以上かかってしまいます。

③沼田側登山口コース【難易度:中級~上級】

沼田川にあるのは小峠登山口です。ここからの登山道はあまり景色の変化がなく、山道をひたすら山頂に向かうコースとなっています。小峠登山口近くに少しだけ車を停めるスペースがありますので車の場合そこを利用してすぐに登山道に入ることができるので比較的林道を歩く距離が短く、登山だけを楽しみたい人にはこちらもおすすめできます。

各登山口までのアクセス

各ルートによって登山口が変わってきます。それぞれの登山口までのアクセスをご紹介します。数字はルートの数字と対応していますので、例えば①のルートなら①のアクセスをご覧いただければわかりやすいです。


①子持村側からのアクセス

子持村登山口にアクセスするには関越道を「渋川・伊香保IC」で降ります。まずは一つ目の駐車場がある「子持神社」へ向かいます。子持神社の他、その先にも数台車が止められますので、もう少し上まで車で行くことも可能です。道路が通行止めになることも度々ありますので、用心のため子持神社駐車場を利用することをおすすめします。「奥の院」を経由して登山口に到達します。

②県道からのアクセス

県道からのアクセスは「渋川下仁田線」を中山峠で右折します。その先に「県立ぐんま天文台」があり、その駐車場が登山の時の駐車場として便利に利用できます。ここまで車で来ることができ、そこから車道のわきに斜めに二股になっている「登山道入り口」を入って林道を歩き子持山頂上をめざします。この先も車で入ることができることもあるようですが、渋川市の通行止め情報では天文台駐車場を使ってその先は歩くことをすすめているので、こちらも用心のため登山口の少し先に車を停めるとよいでしょう。県道からのアクセスは運がよければNTTの電波塔まで車で入れることもあります。

③沼田側からのアクセス

最後の沼田市側の登山口は国道145号から林道にアクセスするルートです。林道は通行止めになっていなければ小峠の登山口まで車で行くことができます。駐車場も小峠の登山口に6台停めることができるので、車でのアクセス方法としては一番登山まで近いルートといえるでしょう。

子持山付近のおすすめ温泉

群馬といえば温泉も有名なところです。子持山の近くには、温泉で有名な群馬の中でも特にメジャーな「伊香保温泉」があります。

子持山付近おすすめ温泉

子持山にいったときに立ち寄って欲しいおすすめの温泉といえば、何といっても伊香保温泉郷です。伊香保温泉は草津温泉と並んで群馬のメジャー温泉のひとつです。子持山も休火山ということで、伊香保温泉の水質は「硫黄泉」。リウマチや神経痛などに効能がある温泉です。

石段街

伊香保温泉郷は多くの温泉宿やお土産屋からなる観光地です。石段の両側にズラリと色々なお店が立ち並び、ゆっくりと石段を登りながらお店を眺めたり、気になるお店に立ち寄ってみたりと温泉以外にも楽しめます。

伊香保温泉の源泉


石段街の石段を登り終わるとその先には伊香保温泉の源泉があります。その周りは整備されているので、ポコポコと源泉が湧き出している様子を安全に眺めるこどかできますので、温泉に入りにいったついでにここもしっかりチェックすることをおすすめします。

子持山登山と楽しめる神社などの観光施設

子持山近くの神社

渋川や沼田周辺は神社も多いところです。子持山にも「子持神社」がありますし、温泉でご紹介した伊香保の近くにも「水沢観音」があります。子持神社の神さまはコノハナサクヤヒメ。神話の時代の古代の神さまです。天照大神の孫であり、有名な海幸彦・山幸彦の母でもある神さまです。このことから、子持神社がとても古くから進行されている神社であること、富士山を起源とする「浅間神社のながれの神社」であることがわかります。特に有名なご利益はありませんが、風水のパワースポットとして名高い場所です。

子持山付近おすすめ観光地

子持山から伊香保温泉まで行くのであれば、何といっても訪れておきたいのはその先の榛名山を登った先の「榛名湖」です。榛名湖では春~秋はスワンボートに乗ることもできます。よくテレビ番組でもタレントさんが乗っている姿を放送されていますので、訪れた際は記念に写真に収めておきたいポイントです。冬なら、榛名湖で「ワカサギ釣り」も楽しめます。先程の水澤観音の近くの水沢は、うどんで有名なところ。幅が広めで厚みもありもちもちとした食感が独特の「水沢うどん」もぜひ子持山登山の帰りに味わいたい渋川グルメといえるでしょう。

子持山登山の注意点

子持山登山は、山登り初心者の方には難しい険しい目の山です。途中、林道が崩壊している場所や通行止めの場所も多々あります。整備がなっていないわけではなく、層になっていて崩れやすい火山の特徴ですのでこればかりは仕方ありません。子持山登山だけではありませんが、気を抜かず安全に注意して登ることが大切です。起伏も激しい山ですので、装備は十分整えて登山に挑んでいただきたいと思います。はしご場や鎖場もところどころにありますので、すべらないトレッキングシューズで行くのはもちろん、グローブなどの装備もしっかり持参していきましょう。

子持山で登山も観光もエンジョイしよう!

登山としては初心者が気軽にいける場所ではありませんでしたが、林道や火山が生み出した奇岩など見どころも天山しており、何よりも山頂から見られる広々とした関東平野の眺めが素晴らしい場所です。近くに群馬県が誇る温泉地や観光地、神社やグルメも満喫できる一度は訪れておきたい場所でもあります。都内から日帰りでいける山として、一度は子持山登山にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。群馬の素敵なところもたくさん味わってみてくださいね。