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巨大イカ「ソデイカ(タルイカ)」の釣り方と食べ方とは?美味しいの?

ソデイカ(タルイカ)をご存知ですか?食用最大の巨大イカであるソデイカ(タルイカ)の魅力を、生態から釣り方、そして食べ方に至るまで動画と画像を取り入れながら余すところなく説明します。定番のおすすめレシピもあわせて紹介しますので、今日の献立はイカ料理で決まりです!
更新: 2024年3月8日
石倉
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ソデイカ(タルイカ)とは

ソデイカ(タルイカ)とは食用最大の巨大イカ!

ソデイカ(タルイカ)とは、主に太平洋側の暖かい海流に乗って、沖縄から本州で見られる大型のイカです。ソデイカの名前の由来は、まるで服の袖のように手に広がるヒレにあると言われています。

鳥取県や福井県などでは、タルイカの呼称で呼ばれており、スーパーなどの小売でも、タルイカと表記されて販売されることが多いため、この名前で言われたほうがピンとくるという人も多いでしょう。

どのくらいの大きさなの?

ソデイカ(タルイカ)は、食用にされるイカのなかでも、最大級の大きさだとされています。その大きさたるや、成体のもので胴体部分だけを測定して100cm、つまり1m以上の固体も発見されているほど。

時たまアオリイカ狙いの釣り人の針にかかり、その異常に重い引きに驚かされるほどの大きさ。加えて重さも何と20キロにもなります。ダンベル並みの重さですね。

ソデイカ(タルイカ)は別名がたくさん!

ソデイカ(タルイカ)は、暖かい海流を好み、太平洋側の海の流れに乗って、沖縄から果ては本州にまで上り、珍しい例では、北海道での捕獲証言もあるほど、広く日本中でみられるイカです。たまに日本海側の海にも迷い込みます。

そのため、地方によってさまざまな別名を持っています。例えば、ソデイカの別名として紹介したタルイカという呼称以外にも、有名なもので「アカイカ」という名前があります。

正式な真アカイカは実は別にいるのですが、あまりにインパクトのある巨大なイカなので、アカイカと言われたら真アカイカよりこのソデイカを思い浮かべる人もいるほどです。

愛し愛され夫婦イカ

ソデイカ(タルイカ)は、アカイカ以外にもたくさんの名前があります。セーイカ、ダライカ、そしてウシイカなどなどなど。その中でも特に面白い名前がメオトイカです。

このイカは群れを作ることなく、オスメスのツガイで生活を営むイカだと言われています。その習性に由来してか、つけられた名前がメオトイカです。体の大きさだけではなく、愛情の大きさも、イカ界でナンバーワンなのかもしれませんね。

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ソデイカ(タルイカ)は子作り上手!

魚もイカも他の生物にも、産卵に適した期間というものがありますね。俗に言う繁殖期、産卵期と呼ばれる期間です。産卵期のために、他の期間は餌を豊富に食べて体力を蓄えていきます。ただ、その点でソデイカ(タルイカ)は、他の生物や脆弱軟弱なタコイカたちとは一線を画す存在です。

ソデイカ(タルイカ)の産卵期は、1年のうちの365日。エブリデイ産卵期です!しかもソデイカ(タルイカ)は、卵をプルプルのゼリー状の膜でつつみ、一度に約7万から8万個の数を出産します。

ソデイカ(タルイカ)って何を食べてるの?

ソデイカ(タルイカ)が、何を食べているのかに関する情報は少ないのですが、知られているものでは、小型のイワシやタイやエソなどの魚たち。その他に、何とイカやタコなどの軟体類を食べていた例が発見されています。大きさがあるだけに、食べるものもバリエーション豊かで食欲も旺盛です。

ソデイカ(タルイカ)って美味しいの?

ソデイカ(タルイカ)は非常に美味しい!

一般に大きすぎるものは、魚も野菜も味が大味で美味しくないとされていますが、ソデイカ(タルイカ)に限っては違います。このイカが食用とされているのは、何もその大きさだけが理由というわけではありません、味も本当に美味しいイカなんです。

加えて食べ方をとってみても、生でよし、焼いてよし、揚げてよし。パスタに加えたり、アレンジしても調和するという、至れりつくせりなオールマイティーな活躍が可能な優秀な食材、それがソデイカ(タルイカ)なんです!

ソデイカ(タルイカ)の旬はいつ?


旬は、一般には秋ごろだと言われていますが、ソデイカ(タルイカ)は、基本的に市場に出回るときには、冷凍されているものが多いです。そのため、普通の魚やイカなどと違って、これと言った旬は特定しにくい食材かもしれません。

味も通年で安定して美味しいですし、いつでも求めれば手に入ります。なので、「一般的には秋だけど年中美味しいイカだ」と覚えておきましょう。

冷凍しても美味しいソデイカ(タルイカ)!

マグロは冷凍ものよりも、鮮度抜群の取れたてで新鮮な方が美味しいとされていますが、ソデイカ(タルイカ)に関してはむしろ逆です。このイカは新鮮な状態だと赤いのですが、少し時間を置くと身がどんどん白くなっていきます。

少し白くなってからの方が甘みが増して、独特の食感がさらに増し美味しく食べられます。そして一度冷凍してから、解凍して調理したものは、さらに食感がよくなり、さらにより美味しく食べられます。この性質も、ソデイカ(タルイカ)が食用として利用されてきた理由の一つです。

ソデイカ(タルイカ)の釣り方1/3:基本編

ソデイカ(タルイカ)の釣り方は他のイカ釣りと同じ

ソデイカ(タルイカ)は、一般に他のイカ釣り、例えばアオリイカ釣りなどの外道です。他のイカ釣りの仕掛けでも同じように狙えるので、基本的にイカ釣りをしたことのある人なら難なく釣り方も分かることでしょう。

ただ、あえてソデイカ(タルイカ)を狙うのなら、100cm以上の大型イカを釣るのに適した、ハリや仕掛けにした方がよいのは言うまでもありませんね。

あとは心構えも大事!

前述したように、ソデイカ(タルイカ)は滅茶苦茶大きいです。そして重い。特に日本海側で、アオリイカやマイカ釣りの経験がある中級者以上のベテラン釣り師でも、ソデイカ(タルイカ)は釣ったことがないという場合が多々ありますが、絶対に初見では「これがイカの引きか!?」と驚くことは確実です。

重さも20キロありますよ、20キロといったら、小学1年生がハリに掛かっているようなものです。きちんと覚悟して釣り糸を垂らさないと、腰が抜けて海に落ちますよ!

ソデイカ(タルイカ)の釣り方2/3:エギング編

エギングとは

エギングというのは、ごくごく簡単にいえば「ルアー」の一種です。歴史と由緒ある釣り道具で、エギングで狙うとなると、基本的にはイカが対象になります。エギングを使用する釣り方は、釣り界の中ではもはや常識中の常識で、知らない人の方が少ないレベルにまで浸透しているほどメジャーな釣り方です。

エギング釣りに必要な道具は

簡単に必要な道具を紹介しますと、まずエギングは3.5号から4号のものを。そしてロッドとリールです。エギングは専用の釣具が販売されていますが、想定されているのは主にアオリイカやマイカで、ソデイカ(タルイカ)に対応するものとなると、大物用のエギングロッドが必要になります。

ただロッドは、別にエギング用でなくても、シーバスなどの大型魚対応のロッドでも問題はありません。ただ、なにぶんソデイカ(タルイカ)は大きさがあって重いので、対応できる強度のロッドでないと簡単に折れます。20キロクラスの重さに耐えられるロッドにしましょう。エギングリーダーも、できるだけ頑丈なものを選ぶとよいでしょう。

ラインのおすすめはナイロンよりPE

エギング用のラインとなりますと、ナイロン糸とPEラインがありますが、基本的にナイロンラインは安価であることがメリットで、PEラインのほうがクオリティは高いです。

エギングの釣り方ですと、ラインの太さは大体0.6から1.0になります。しかし、ソデイカ(タルイカ)を狙うのなら、1.5から2のラインまで選択肢に入ります。もちろん丈夫さを求めるのなら、太いラインがおすすめです。

ただラインの太さは、エギング釣りの動作に関わりますので、丈夫さと利用しやすさを求めて、自分に合った太さを探すとよいでしょう。とにかく切れにくくしたいのなら、太いラインを使えば安心です。

エギングを動画で見よう

エギングの釣り方実践


エギングは簡単な釣り方で有名ですが、シャクリや二段シャクリにエギングを沈める動作、底に沈めたエギングを止めておく動作などなど、意外にやることは多いです。

一つ一つの動作は難しくないので、一度きちんと覚えてしまえば、あとは実践あるのみです!お手本となる動画をいくつかピックアップしておきましたので、ぜひ動画でイメージを掴んでエギング釣りに挑戦してみましょう!

ソデイカ(タルイカ)の釣り方3/3:ジグ編

ジグとは

ジグもエギングと同じで釣りに利用される「ルアー」の一種です。もともと金属の塊に魚が群がる様を見た漁師が考案したとされ、エギング同様に歴史の古い釣具となります。

ただ、エギングが主にイカ釣りに用いられる釣具なのに対して、ジグ釣りの場合はブリなどの比較的大きな魚を狙うためにも利用されます。ただ、イカを釣るという目的で利用するのなら、基本的にジグもエギングと同じ釣り方で問題ありません。

ジグ釣りに必要な道具は

ロッドとリール、ラインについては、エギングとほぼ同様の内容となるので省略し、ジグについて解説します。ジグは、200グラムのものがおすすめです。

ジグの釣り方の場合には、タルイカ用とされたソデイカに対応した釣具が一通り全て揃っているので、そちらで全て揃えても安心です。ジグとラインを結ぶリーダーについても、ソデイカ対応のものを求めるとよいでしょう。

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ジグの動きを動画で見よう

ジグの釣り方実践

ジグの釣り方もエギング同様に動作の多い釣り方ですが、他の疑似餌を使ったバスフィッシングと難易度はそう変わりません。動作の仕方さえ覚えてしまえば、あとはもう実践あるのみです。参考動画をいくつかピックアップしておきましたので、参考にしてから次の休日はジグでイカ釣りに行きましょう!

ソデイカ(タルイカ)の食べ方

刺身で美味しい

「ソデイカは刺身が一番美味い!」と太鼓判を押す人が全国にたくさんいます。イカの刺身というと、コリコリの食感であるとか甘みがあってだとか、テンプレート的な褒め文句が溢れかえっていますが、ソデイカ(タルイカ)の場合は、他のイカの刺身とは明確に違う美味しさがあります。

このイカの刺身の「コリコリ」ではない、「ネットリ」とした食感は、舌に乗せるとしっとりと馴染み、独特の風味を口全体に染み渡らせてくれます。

加熱しても美味しい

生で美味しいソデイカ(タルイカ)ですが、加熱するとその味わいは一気に変貌を遂げます。ネットリした食感は、太平洋に置いてきたと言わんばかりの驚きの噛みごたえ!

歯に心地よく反発しては、サックリとほどける食感は、他の加熱したイカとは全く違った味わいです。焼いても揚げても煮ても、抜群に調和する美味しさは、是非食べたことのない人にこそおススメします!


ソデイカ(タルイカ)のおすすめ食べ方レシピ1

刺身をさらにアレンジしてユッケ丼に!

刺身で美味しいソデイカ(タルイカ)ですが、さらに美味しくなるレシピがあるんです。それは何を隠そうユッケ丼なんです!

醤油ベースに、コチュジャン、ごま油、みりんか日本酒少々と砂糖で味を調えたら、しょうがやにんにくなどを香りづけに!これを細く切ったソデイカ(タルイカ)にあえたら、少しだけ我慢して冷蔵庫に置きましょう!

10分たったらアツアツのご飯にトロリとイカをかけて、お好みで卵とネギ、そしてゴマを散らせば、舌もうなるほどのユッケ丼の出来上がりです!

ご飯に乗せずにお酒のアテにしても最高!

お酒をたしなむアダルトな人ならピンと来たはずです。イカユッケはご飯にのせずに、そのままお酒のアテにしても最高ですよ!

ソデイカ(タルイカ)のおすすめ食べ方レシピ2

おすすめは絶品イカステーキ!

ソデイカ(タルイカ)は、ステーキもおすすめです!ポイントとしては、表面に少しだけ切り込みを入れてあげることです。そうするとより美味しいイカステーキになります。

フライパンにサラダ油を入れたら、ニンニクを投入して香りが出たら、イカを焼き上げましょう!ソースは、市販のものでも十分美味しいですが、わさびと醤油や大根おろしで和風ソースを自作しても絶品ですよ。

ソデイカ(タルイカ)のおすすめ食べ方レシピ3

定番レシピ!楽しい食感イカフライ!

もはや言うに及ばぬ、定番中の定番レシピがイカフライです。皆さん、イカのフライって言われたら、リング状のイカリングを思い浮かべるのではないですか?

ソデイカ(タルイカ)のフライを一度食べてしまえば、イカフライに対する認識が変わりますよ。イカフライはリングではなく、板状の分厚いものが定番であると、考えが変わること間違いなし!とんかつソースをかければ、ご飯のお供にメインをはれる存在へと進化します。

まとめ

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釣りのターゲットとしてはもちろん、食材として見ても、このイカは素晴らしいものです。今回は刺身などの食べ方について簡単に解説し、レシピも代表的なものだけに絞りましたが、まだまだ美味しい食べ方はたくさんあります。釣り人は釣って楽しみ、料理をする人は調理で楽しみ、ソデイカ(タルイカ)を心ゆくまで堪能して下さい。