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ハトメとは?その種類とハトメパンチを使った付け方!アレンジ例もご紹介!

タグやメッセージカードなどに一つあるだけで立体感とおしゃれ度UPのハトメ。今では100均でも専用工具「ハトメパンチ」を買う事ができます。ここではちょっとハードルの高かったハトメパンチの打ち方(付け方)やその種類、ハトメのおしゃれな使い方などをご紹介します。
更新: 2024年1月27日
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ハトメとは

ハトメとは布や紙などに空けた穴が破れない様、補強するためにリング状の金具でフチ取られたものを言います。「ハトメ」の名前の由来は諸説ありますが、「鳩の目」のように見える「鳩目」という説が一般的のようです。

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一番身近な所で言えば、スニーカーなど靴の紐を通す穴にもハトメが使われていますね。

バッグの持ち手を通す穴に使われる事もあります。

ハトメはそもそも、紙や布に空いた穴が破れないように機能性を考えて付けられていたものですが、現在では「柔らかい素材(布や紙)×固い素材(ハトメ)」と言った異質の素材感のインパクトや、平面のものに少しだけ立体感が生まれるそのおしゃれさから、DIY愛好家やハンドメイド作家さんなどに人気でサイズも種類も豊富。様々な使い方をされているようです。

ハトメの種類

ハトメの素材は真鍮やアルミ、ステンレスなどでできており、色も黒や金、シルバーなど様々な種類があります。また、「片面」「両面」という種類にも分かれており、どんな所にどんなデザインで付けるのか、用途によって選べたり素材や色で付けるものの雰囲気を簡単にガラっと変える事ができるのもハトメが人気の理由です。

ハトメはハードルが高い?

簡単にアイテムの雰囲気が変えられるハトメ。「自分でも色んなものに付けてみたい!!」と思う人もいると思いますが「ハトメを付ける工具が高そう」「工具の使い方やハトメの付け方が難しそう!!」となかなか一歩が踏み出せないようです。

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ここではハトメの種類や付け方、ハトメ専用工具「ハトメパンチ」の打ち方(使い方)、またハトメを使ったおしゃれなアイデアなどをわかりやすく丁寧にご紹介していきます。

ハトメ専用工具 ハトメパンチ

ハトメを付けるには「ハトメパンチ」というハトメ専用の工具があると簡単に付ける事ができます。

専用工具ハトメパンチは手芸店やホームセンター、ネットショップなどで本格的なものが千円代から売られていますが、別途穴をあける工具「ポンチ」を購入しなくてはいけないものや、1サイズの穴しか対応していないものなど様々な種類があり、このあたりがハトメパンチ初心者には少々ハードルが高く感じてしまう原因かもしれません。

また、一言で「ハトメ」と言っても「片面タイプ」のものや「両面タイプ」のものがあったり、ハトメパンチによって打ち方(使い方)が多少異なる場合もあります。このあたりが何を買ったら良いのか迷ってしまう原因のようですね。

でも大丈夫!!今は様々な情報がネットに掲載されていますので、購入前に各メーカーのハトメパンチの評価や使いやすさ、値段などを確認すると安心です。

100均でも買えるハトメパンチ

ハトメ専用工具にいきなり本格的なものを購入する事に抵抗がある人は、100均でハトメパンチを購入し打ち方(使い方)を覚えて様子を見る事もおすすめです。ダイソーでは税抜き価格200円(税込216円)でハトメパンチが売られているようです。工具コーナーや手芸コーナーを覗いてみてください。

ただしダイソーのハトメパンチは他に穴をあけるための工具、「穴あけポンチ」が必要となります。穴あけポンチはハトメ専用じゃなくても、穴の大きさが合い、穴を空けたい素材に使えるものであれば、どんなものでも構いません。

ハトメの目となる「ハトメリング」も100均に売っているので全て100均で揃えてその出来映えや打ち方(使い方)を確認してみると良いでしょう。店舗によってはハトメの取扱いがない場合もありますので、事前にご確認ください。

ハトメの打ち方(使い方)

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ハトメパンチとハトメリング(金具)を用意したらさっそく使ってみましょう。最初は難しく思えるかもしれませんがやってみるとホッチキス感覚で案外簡単です。

初心者向け 簡単な付け方1:サイズを決める

ハトメには様々な大きさがありますので、自分がイメージするサイズを決めましょう。そのサイズによって購入すべきハトメパンチもリング(金具)も変わってきますのでご注意ください。ハンドメイドでは、一般的に4mm〜6mm程度のハトメが多く使われているようです。

初心者向け 簡単な付け方2:片面、両面の違い

ハトメには「片面」と「両面」があります。一般的には「座金」という受けの無いものが「片面」と呼ばれているようですが、今回手芸店で購入した「片面ハトメ」には座金がついていました。

左のシルバーがA社の「座金なし片面ハトメ」、真ん中のくすんだ黒はB社の「片面ハトメ」、右となりはその受けとなる「座金」

そして、「両面ハトメ」と言われている金具がこちら。


一見、「座金付きの片面ハトメ」と変わらないようにも見えますが、両面ハトメの方が「座金」の高さがふっくらとしています。

上の画像は打ったものを裏から見たものですが、左の金色が「片面ハトメの座金あり」、右が「両面ハトメ」です。簡単に言うと「両面ハトメ」の方が、裏面の仕上がりがキレイというメリットがあるようです。ただし、費用で言えばやはり、「片面ハトメ」の方が割安と言えそうです。

ちなみに、座金(受け)なしの「片面ハトメ」の仕上がりは上の画像のような感じで、金具が避けて広がります。金具の避けた部分は座金が無い事によりむき出しになるので、直接肌に触れたりひっかかりやすいものを留める際には不向きかもしれません。用途や好みの見栄えによって、「片面、両面」を使い分けてください。

初心者向け 簡単な付け方3:穴あけ

ハトメを付ける際の穴は正確な丸じゃなくても大丈夫です。ざっくり言ってしまえばハトメの金具が入れば良いのです。穴は少し小さめでも構いませんが、大きすぎるとハトメがはまらないのでこのあたりを注意すれば、穴をあけるための専用工具であるポンチなども必要なく、ハサミやカッター、キリ等で穴をあけても良いのです。

ハトメパンチには穴をあけられるものもあります。工具を持ち変えなくて良いので便利ですし作業性もUPします。画像のようにハトメパンチの上下が記されているものは失敗が少なくなりますね。

初心者向け 簡単な付け方4:ハトメリングを穴に入れる

ハトメの脚が入る穴が空いたらリングになっている方が布や紙など素材の上に来るようにハトメリングを差し込みます。ただし、裏面の仕上がりの方が好みの方は上下を逆さにしても構いません。

画像のハトメは「片面/座金(受け)なし」のものです。ハトメパンチで打つと脚の部分が広がって潰れて素材を挟み込む形になります。

初心者向け 簡単な付け方5:ハトメパンチで打つ

いよいよハトメの打ち方です。ハトメパンチには上下がありますのでそれを確認し、ハトメリングにハトメパンチのデコボコを合わせたらレバーを握り一気に体重をかけ打ち付けます。「一気に体重をかける」これがハトメをキレイにつける打ち方のコツです。

打ち方が甘いとハトメが取れてしまいます。一度でキレイに打てなかった時は、角度を変えるなどして数回に分けて打ってみてください。

ハトメが上手に打てない?!原因は?

ハトメパンチの打ち方(使い方)は比較的簡単ですが、それでも上手に打てない場合があります。そんな時の原因として多いのが「ハトメ(金具)」の固さにあります。ハトメには様々な種類の材質があり、その素材が固いと女性の力では上手に打てない時があります。

固さのおおまかな基準はアルミ→真鍮→鉄→ステンレスとなりますので、あまり力の無い人にはアルミ製や真鍮の金具を使用する事をおすすめします。材質はハトメのパッケージに書かれていますので購入の際には確認してみてください。また、どんな素材であっても色はだいたい金、シルバーのものはありますのでご安心を。

ハトメパンチとリングのサイズが合わないと

数ミリから大きいものだと数センチほどと、様々なサイズ種類があるハトメですが、自分が持っているハトメパンチと違うサイズのハトメしか売り場にない、とか売り場のハトメパンチと金具のサイズが違う、そんな事も結構あります。

なので、今回は5mm用のハトメパンチで4mmのハトメを打ってみました。果たしてこの1mmの差が何か不都合となるのでしょうか。

結果としては、オモテとなるリングがボタンの片方のようにデコっと出てきてしまいました。ですが特別ひっかかるわけでもありませんし、どこかを傷つけるような切れ目もありませんので、「飾り」や「アクセント」として使うにはあまり問題ないように思えます。

売り場に希望の種類が無い時や間違って買ってしまった時はもったいないので使ってみましょう。

ハトメパンチ:人気のメーカー

たくさんの種類があるハトメパンチですが、本格的なものだとコクヨ製のものの評価が高いようです。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%83%A8-%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%81-15%E6%9E%9A-%E7%A9%B4%E5%BE%845mm-%E3%83%92%E3%83%B3-M200/dp/B0012R8QOC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1517554704&sr=8-1&keywords=%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%83%A8+%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%81

購入後、やっと使いました!とても使いやすいです!結婚式のペーパーアイテムの製作で使用。穴も開けられるし、そんなに力を入れずにハトメがきれいに止まりました! 

結婚式の準備で使いました!ちょっと力がいりますが、きれいに仕上がって満足です!!お値段の価値はある! 

5mm穴のものでも1,500円から2,000円代と決して安価ではありませんが、打ち方もシンプルですし仕上がりもキレイなようで、そのお値段の価値はある、と高評価です。

ハトメおしゃれな使い方例:紙編

ハトメの使い方として多いのがショップのタグや、エスコートカード、メッセージカードなど「紙」への取付けです。ここからはハトメを活用したアイデアをご紹介いたします。

タグにハトメ


アパレルショップや雑貨屋さんなどではタグにハトメを活用しているお店も少なくありません。

100均で名刺カードを購入しスタンプを押してハトメをつけるだけで、安価でも存在感のあるオリジナルタグのできあがりです。シンプルなモノクロのタグには金色のハトメが良いアクセントになっていますね。

メッセージカードにハトメ

ハトメはワンパターンになりがちなメッセージカードにも華を添えてくれます。

ハトメを付ける事によって、ひと手間かけた味わいと立体感がプラスされています。ひもを通せるようにもなるので、何かにぶら下げて演出できるのも嬉しいですね。

ハガキサイズの紙にお好みのスタンプを押してハトメをつけ、100均で売っているタッセルを飾れば手作りとは思えないクオリティのメッセージカードができます。結婚式やパーティーのエスコートカードにしても目を引きますし参加者も喜んでくれるのではないでしょうか。

ラッピング:ヘッダーにハトメ

こちらはラッピングの袋にヘッダーを付けハトメを打ちリボンを通す、というアイデアです。

ラッピングのアクセントに使えば手作りのお菓子もまるで売っているもののように豪華になりますね。金色のハトメとグリーン×赤のリボンがクリスマス気分をあげてくれます。

ラッピング:紙袋に直接ハトメ

100均で売っている紙袋に小物を入れハトメを打ち、これまた100均のリボンを通してみました。

紙袋とリボンを同色系にすると大人っぽい印象になり、ベルベット調のリボンがより上品に見せてくれます。ブルー系のカラーにはシルバーのハトメがクールでおすすめです。ハトメをつけただけなのに開けるのがわくわくするラッピングになります。

ラッピング:フェイクリーフ(造花)にハトメ

100均のフェイクリーフ(造花)を一枚切り、白いスタンプでメッセージを書き、ハトメを付けてラッピングタグにしました。

木目柄の紙でプレゼントを包み麻ひもでフェイクリーフをくくりつければ、ネイチャーテイストのラッピングができあがります。ハトメパンチの打ち方(付け方)を覚えれば、100均のラッピングがとても豪華に、そしておしゃれになりますね。

バレンタインやクリスマス、誕生日プレゼントにアレンジしてみてはいかがでしょうか。

ハトメでオリジナルフォトブックカバー

100均で売っているアルバムリフィルに、オリジナルのカバー(表紙)をつけてみましょう。

用意するものは、100均のアルバムリフィル、100均のコルクボード、100均の布または合皮、画用紙、麻ひも、そしてハトメです。アルバムリフィルより少し大きめの画用紙に布または合皮をボンドやグルーガンで貼り、その上にずらしてコルクボードを貼り付けます。

アルバムリフィルと同じ間隔で穴をあけハトメを打って麻ひもを通せば、あっとういうまに、ぬくもりある素材のアルバムカバー(表紙)ができました。表紙にお好きな写真を貼っても良いですね。

こちらは100均で売っているタイル柄の壁紙シートを画用紙に貼ってハトメを付けリボンを通したものです。オリジナルのアルバムカバー(表紙)で写真集を作って結婚祝いや出産祝いに世界に一つしかないプレゼントをお渡ししてみてはいかがでしょうか。

ハトメでオリジナルブックレット

ハトメの打ち方、付け方を習得すれば、オリジナルブックレットもおしゃれで簡単に作る事ができます。画用紙数枚程度であればハトメを打っても、中の紙も自由に動くのでパンフレットやメニューブックにも最適です。お料理の写真とスタンプがあれば、イラストや字を描くのが苦手な人でも素敵なメニューブックがあっという間に完成します。

他にも旅のスクラップブックやショップの紹介ブックレット、美容室のヘアカアタログなど、ハトメがあればアイデアは無限大です。

ハトメおしゃれな使い方例:布編

布にハトメでタグ


ハトメはもちろん布にも使う事ができます。こちらはハギレで作られた荷札風のタグです。

ストライプがおしゃれなタグですね。布にハトメを付けると穴がほつれないので、機能性もUPします。無地の部分に名前を書いてお子様の持ち物に付けてもかわいいですし様々な種類の布でお名前タグを用意しておけば忙しい時にも慌てる必要がありません。ママ友にプレゼントしても喜ばれますね。

ハトメでデニムをリメイク

こちらは古いジーンズを切ってハトメをつけたリメイクタグ。アパレルショップの値札にしても素敵です。

やっぱり布×ハトメの組み合わせはそれだけでおしゃれですね。デニムに限らず、おうちで眠っている古着など様々な素材の布を再利用してタグやストラップにすれば上手に断捨離もできるかもしれません。

ハトメおしゃれな使い方例:レザー編

不動の人気、レザークラフトにもハトメは良く合います。

ブレスレットやストラップのつなぎ目として機能的に使われる事が多いようですが、圧倒的な存在感を放つのでセンスアップの役割も同時に果たしています。キャメルカラーには金色のハトメがおすすめです。

無機質になりがちなカメラストラップも、レザー×ハトメ効果でおしゃれで温かい印象になりました。もちろん耐久性もアップします。レザーもハトメも使い込むほどにいい味が出てきます。

ハトメおしゃれな使い方例:ガーランド編

先ほどラッピングで使ったフェイクリーフ(造花)を麻ひもで繋げてリーフガーランドを作ってみました。

フォトジェニックなフェイクリーフ(造花)のガーランドは屋外イベントにも相性抜群です。グリーンと金のハトメが可愛らしい印象で存在感も大。

アイビー系もまた雰囲気が変わります。もちろんガーランドは布や紙でも作る事ができます。ハトメをつければ手作りガーランドもよじれにくくなるので、見た目も機能性もアップします。ハトメを付けた、ちょっとだけ格上のガーランドでお部屋やイベント会場を華やかにしてみませんか?

ハトメは異素材と仲良し

このように、ハトメは穴をあける事ができる素材であれば布、紙、レザーなど様々な種類のものに付ける事ができる万能アイテムです。思いもよらなかった素材と組み合わせてみて、オリジナリティ溢れる小物を作ってみませんか?

ハトメパンチがなくても打てる

ハトメをつけるための専用工具「ハトメパンチ」の使い方をご紹介してきましたが、実はハトメパンチが無くても「手打ち」という方法でハトメをつける付け方もあります。

ですが、ハトメを手打ちするには「打ち棒」と「打ち皿」「かなづち」が必要になります。いずれも100均や手芸屋さんで購入する事ができますが必要な工具が増える事や、かなづちで打ち付ける際に大きな音がでるので、ハトメの打ち方(付け方)としては初心者には不向きかもしれません。

ハトメは平面を立体にしてくれるアイテム

いかがでしたでしょうか。ハトメは「平面」だったものを一瞬にして「立体」にしてくれる優秀アイテムです。様々なものにハトメを付けてラッピングやお部屋の雰囲気を簡単に、より華やかにしてみませんか?

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